2021年11月12日
世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する 第６話
BS日テレの「暗殺貴族」です。商業都市ムルテウの一角で、貧しいながらも、たくましく生きていく少女たちがいた
住む所もない彼女たちだが、観光案内で生計を立て楽しく生きていた。
しかし、そんな彼女たちを捕らえて、強制的に収容する孤児院が現われる。補助金目当てのその孤児院は、ロクな食事も与えず少女たちを働かせるばかりか、夜の客まで取らせて儲けていた…
その中に、魔力持ちのマーハがいた。
それから二年後…院長は十二歳になったマーハにも客を取らせようとしていた。絶望したマーハの前に、その人が現われた。その人はバロール商会の御曹司イルグ・バロールと言った。彼は自分の右腕となる人材を探していた。他の子に譲ろうと一歩引いたマーハをイルグは選ぶ。
言い値で契約金を支払ったイルグに、院長は三日の猶予を申し出る。夜の客を取らせ、その後は自分が弄ぶつもりだ…
「トラン院長。彼女はもう僕の家族です。その事、お忘れなきよう」
客が決まった。仲間のノインが相手をさせられた男だ。酷い事をする男らしい…「嫌だ。あの人の所に行く前に汚されるのは、嫌だ！」
マーハは隙を見つけて馬車から逃げ出すが、魔力持ちの男に捕まってしまう！
それを救ったのは…イルグ！？
「言ったはずだ。彼女は僕の家族だと」
院長はナイフで襲いかかるが、イルグはナイフを奪って院長の喉元に！
「法の処罰と力の制裁。僕はどちらでもいいんですよ」
トラン院長の証言で不当な人身売買が明るみなり、悪事に加担した双方が逮捕されたそして、孤児院の仲間たちも救いの手が…
イルグはマーハに手を差し伸べる。
「さあ、帰ろう。マーハ」
「はい。連れて行って…王子様！」
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