2021年10月17日
大正オトメ御伽話 第二話
BS11の「大正オトメ御伽話」です。珠彦に父から速達が届く。父は珠彦を別荘に追いやっただけでなく、兄と姉の縁談に支障があると珠彦を死んだ扱いにした…
父の仕打ちに珠彦は熱を出してしまう！
自暴自棄になった珠彦を夕月は励ます。
「口にするだけで泣きたくなるくらい辛い言葉なら、言ってはいけません。酷い事を言われて、ただでさえ傷ついたのに、何故ご自身で傷を増やすのですか！」
気分が悪くなった珠彦が吐くのを優しく受け止める。
「まるで夢のようです！」元気になった珠彦は、自分の吐しゃ物で夕月の着物をダメにした責任を感じ、夕月を連れ東京にやってきた。
銀座三越で高価な反物を二つも買う！
「この前は悪かった」「いいんです。今はもう、珠彦様が買って下さったこれで頭が一杯！いつかこれは、恋人が初めて買ってくれた物になり、それから夫が初めて買ってくれた物になり、私の人生の中で価値のある物になっていく。いつか、娘や孫にあげる日が来るのですかね」
銀座三越の中を歩き回る二人。夕月の足が止まった？夕月は食堂のアイスクリームに心が奪われる！「んー美味しい！」「外はまだ寒いのに、そんな冷たいのよく食べられるな」「美味しいから食べてみてください。あーん♡」
それを見て周囲の客がざわめく！
この時代、人前でいちゃつくのはダメ！
「まー！はしたない。これだから若者は」
「やめたまえ！人が見てるじゃないか」「す、すみません。つい女学校の時の感じで…」「女友達と同じ扱いするな！」
この当時、着物は自分で仕上げていました一か月後、着物が完成！喜んでいると…
「ご・き・げ・ん・よ・う。珠彦兄様」
やって来たのは妹の珠子！？
「何故、お前がここに？」「うちの別荘に遊びに来たんですわ」「ここはもう、僕の僕の家だ。勝手に来るなよ！」「死人が何言ってるのよ…珠子、今日からここに住んじゃおうかな？ふふふ」
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