2021年09月07日
探偵はもう、死んでいる。第10話
BS日ﾃﾚ「探偵はもう、死んでいる。」です斎川にクルーズ船の旅に招かれた君塚と夏凪。船旅を楽しむ３人だったが、かつて君塚の仲間であったシャルが現れる。
シャルは君塚に、何故シエスタの遺志を引き継がなかったと問い詰める。シエスタの心臓を引き継いだ夏凪に対しても、おままごとだと吐き捨てる。
「ごっこ遊びなんかじゃない！この命を貰った事には、必ず意味があるんだ！彼女があたしに託した意味が！だから、その意志はあたしが継ぐ！この心臓に誓って！」
シャルは客船の中に眠るとされる「シエスタの遺産」を調査していた。「で、どうしてマームに代わって探偵になろうとしなかったの？」「あいつは…シエスタは俺に言ったんだ。４年前のあの日…『君、私の助手になってよ』…だから、俺は探偵にはなれない。これから先もずっと名探偵の助手であり続ける。あいつの為に生き続ける」「馬鹿ね…本当にマームに縛られているのは私じゃなくて貴方の方じゃない」
君塚にバーに誘われ、おめかししてやってきた夏凪だが、思っていたのと違った…「どうして夏凪はシエスタの跡を継ごうと思ったんだ？」「あたし、小さい頃から身体が悪かったからさ。丸で鳥籠の様な病室から一生出られないと思ってた。私はこのまま何者にもなれないんだって。それが凄く怖かった。でも、新しい命を貰って、あたしは鳥籠を飛び立つ事になった。だけど、飛び方がさ、分からなかったんだよ。だから、あたしはこの心臓に頼った。彼女の生き方をあたしの生き方にしようって」
翌朝、夏凪が何者かに誘拐された！犯人は「シエスタの遺産」が目当て！
そもそも「シエスタの遺産」が何であるかも分からない…君塚と斎川は夏凪本人を探すが、斎川の《左眼》でも見つからない。
焦る君塚をコンサート前のおまじないで落ち着かせた斎川は…
「君塚さんが名探偵の助手なら、私はその又助手でもいいのかもしれませんね」「名探偵の助手の助手？」「君塚さんの右腕になれるか分かりませんけど、左眼くらいにはなれると思いますから」
約束の時間になった。君塚はデッキに上がると、犯人を…カメレオンを呼び出す！こんな事が出来るのはカメレオンしかいない君塚が「シエスタの遺産」を見つけられなかったと知ると、カメレオンは新たな提案をぶつけてくる。それは…
「この少女の命と、今必死に非難させようとしている乗客たちの命、そのどちらかを選ばせて差し上げましょう」
夏凪は自分を撃てと言う。
君塚が出した答えは…
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