いみじのあんちの徒然なるままに

時代劇専門チャンネルの「怪傑ライオン丸」です。
獅子丸(潮哲也)たちは、額にある「キ」の字の傷跡を手掛かりに木猿の消息を求めて黒森山に向かっていた。だが、途中で小助(梅地徳彦)が激しい腹痛を起こし歩く事が出来ず困り果てていたところ、吹き矢で鳥を仕留める男と遭遇。その男の額に「キ」の字の傷跡が！　小助を男の家で休ませてもらうことに。男の名は佐吉(山下洵一郎)。息子の弥一(内田慎一)と喜蔵老人(高品格)と同居していた。名脇役、高品さん登場です。
特撮では「ロボット刑事」の芝大造刑事があまりにも有名。今回は…
佐吉は、自分が木猿ではないという。小助が動けないので、獅子丸が木猿を単独で探し、沙織(九条亜希子)は小助を介抱する傍ら家の手伝いを始める。すると、弥一が沙織にすぐ懐いて離れない…
喜蔵老人によると「貴女が花を活けているのを見ると死んだ母親の事を思い出すんでしょう。だから、あの子は貴女のそばにいると嬉しくて仕方がないんです」

今回は、沙織の回です。ここでは他のエピソードを割愛して、沙織中心で続けます。
弥一が駄々をこねる。「お姉ちゃん、行っちゃやだ！」「弥一、無理を言っちゃいけない」「佐吉さん。私にはよくわかるんです。弥一ちゃんの気持ちが。私も母親の顔も知らず育ちましたから…うちがあるなんていいものですね。長い旅の暮らしでこんな和やかな気持ちになったの初めてです」
優しく働き者の佐吉に好意をもつ沙織に
「お姉ちゃん、おいらの母ちゃんになっち
ゃいなよ」弥一の一言に戸惑う沙織。「お姉さんも本当はここにいたい。でもね、大事な仕事があるの。それを果たさないと」
喜蔵老人こそ木猿だった！　
額の傷を隠し同じ傷のある佐吉親子の元でひっそり余生を送っていたが、トドカズラに誘き寄せられ重傷を負う。
木猿を追いかけてきた獅子丸がライオン丸に変身するがトドカズラの忍法カズラ縛りに苦戦！　それを救ったのは木猿！…このシチュエーション多いなあ。
その死の直前「ゴースンの正体は…その名を幽斉…」と言い残し木猿は逝く。
「果心覚書」最後の名前だ！

幽斉を求めて再び旅立つ獅子丸たち。沙織の耳に弥一の悲痛な叫びが届く。
駆け寄ろうとするのを止める獅子丸。
「沙織、いたずらに悲しませるだけだ」「でも…」「この世には母のいない子は沢山いるんだ。そんな不幸を作らないためにも、早くゴースンを斃さなければ。さあ、行こう」
沙織は涙をこらえ旅立つのだった…

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