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2019年08月11日
過去でも未来でもなく「今」が大切
「日々是好日」 にちにちこれこうじつ
禅の言葉でウィキペディア(Wikipedia)では、表面上の文字通りには「毎日毎日が素晴らしい」という意味。またはそこから、「毎日が良い日となるよう努めるべきだ」と述べているとする解釈や、さらに進んで、「そもそも日々について良し悪しを考え一喜一憂することが誤りであり常に今この時が大切なのだ」などとする解釈がなされていると書いてあります。
保坂サイコオンコロジー・クリニック院長で聖路加国際病院 診療教育アドバイザーでもある保坂隆先生のお話で、人間の脳はとても根暗で過去への後悔、未来への不安などつい悪いことを考えてしまうと言います。脳で考えることは気持ちとも直結していますから、自分の気持ちは脳に支配されているように思います。でも脳とは臓器。胃や腸と変わらない臓器の一部なのです。ストレスが溜まってあれ?今日は胃が痛いな、お腹の調子が悪いな?というのと同じようにあれ、今日は脳が変なこと考えているな?と切り離して考えてみるといいと思います。
頭にネガティブなことが浮かんだ時、「私の脳がまた変なことを考え出したぞ!ホント根暗だなぁ〜。」とつぶやいてみてください(笑)いっそ自分の脳にニックネームをつけてもいいですね。「はいはい、もう暗い話はいいからしばらく休んでください!」と言ってあげましょう。
癌や病気にならなくてもこの「日々是好日」という考え方はとても大切だと思います。
大切なのは「今」
そう思うことでネガティブな感情から解き放されていくだけでなく、いま自分に大切なのは何かが見えてくると思います。断捨離のやましたひでこさんは、「断捨離はただの片付け術ではありません!」と強く主張しています。断捨離は一般的には片付けの代名詞のように使われていますが、断捨離とはまさしく今を見つめ、いまの自分に本当に必要なものは何かと問いただす作業だと思います。
やましたひでこさんのセミナーに参加した時にいただいたサイン。いつも
「日々是ごきげん 今から ここから」
と書かれています。毎日を機嫌よく生きる。それは準備したりお金をかけたりしなくても出来ることです。そして豪華な家に住むことや旅行に行ったりしなくても、いま自分に必要なものとお気に入りの物に囲まれた空間ならば、今からここから機嫌よく暮らすことが出来るという意味だと思います。
すぐには無理かもしれませんが、癌になり少しずつ受け入れられたらぜひ「日日是好日」。どうか癌になった原因を過去に探したり、再発するか転移するかわからない未来を不安に思うより、生きている「今」に幸せを感じて欲しいと思います。
禅の言葉でウィキペディア(Wikipedia)では、表面上の文字通りには「毎日毎日が素晴らしい」という意味。またはそこから、「毎日が良い日となるよう努めるべきだ」と述べているとする解釈や、さらに進んで、「そもそも日々について良し悪しを考え一喜一憂することが誤りであり常に今この時が大切なのだ」などとする解釈がなされていると書いてあります。
保坂サイコオンコロジー・クリニック院長で聖路加国際病院 診療教育アドバイザーでもある保坂隆先生のお話で、人間の脳はとても根暗で過去への後悔、未来への不安などつい悪いことを考えてしまうと言います。脳で考えることは気持ちとも直結していますから、自分の気持ちは脳に支配されているように思います。でも脳とは臓器。胃や腸と変わらない臓器の一部なのです。ストレスが溜まってあれ?今日は胃が痛いな、お腹の調子が悪いな?というのと同じようにあれ、今日は脳が変なこと考えているな?と切り離して考えてみるといいと思います。
頭にネガティブなことが浮かんだ時、「私の脳がまた変なことを考え出したぞ!ホント根暗だなぁ〜。」とつぶやいてみてください(笑)いっそ自分の脳にニックネームをつけてもいいですね。「はいはい、もう暗い話はいいからしばらく休んでください!」と言ってあげましょう。
癌や病気にならなくてもこの「日々是好日」という考え方はとても大切だと思います。
大切なのは「今」
そう思うことでネガティブな感情から解き放されていくだけでなく、いま自分に大切なのは何かが見えてくると思います。断捨離のやましたひでこさんは、「断捨離はただの片付け術ではありません!」と強く主張しています。断捨離は一般的には片付けの代名詞のように使われていますが、断捨離とはまさしく今を見つめ、いまの自分に本当に必要なものは何かと問いただす作業だと思います。
やましたひでこさんのセミナーに参加した時にいただいたサイン。いつも
「日々是ごきげん 今から ここから」
と書かれています。毎日を機嫌よく生きる。それは準備したりお金をかけたりしなくても出来ることです。そして豪華な家に住むことや旅行に行ったりしなくても、いま自分に必要なものとお気に入りの物に囲まれた空間ならば、今からここから機嫌よく暮らすことが出来るという意味だと思います。
すぐには無理かもしれませんが、癌になり少しずつ受け入れられたらぜひ「日日是好日」。どうか癌になった原因を過去に探したり、再発するか転移するかわからない未来を不安に思うより、生きている「今」に幸せを感じて欲しいと思います。
posted by マロン at 18:22
| 心に響いた素敵な言葉
2019年08月09日
「勝ち組」という気持ちのいい響きに惑わされない
「勝ち組」という言葉が以前流行りましたが、一般的に社会的に成功している人、収入の高い人のことを言いますよね。勝つ、負けるという表現はあまり好きではありませんが、人生とは勝ったり負けたりの繰り返し。勝ち続けることなんてありえない。長い人生の一部分だけに焦点をあてて評価すのは違うような気がします。
癌になった方は「癌に勝ちます」という表現をされる方もいますが、私は癌は勝つものではないと思っています。勝つ=完治と捉えると再発した時は負けになってしまうし、常に癌に勝たないといけないと思うことはストレスにもなります。癌と共存して生きていくという考え方も否定されてしまうような気がします。
また勝ち負けは人と比べるから勝負がつくわけですから、常に人と比較しているわけです。でも人生って人と比べるものではないですよね。人からの評価ではなく、自分がどう感じるか。自分の人生の価値は自分で決めるもの。
「勝ち組ではなく価値組になる」
人に勝つための人生ではなく、価値のある人生を生きたいと私は思っています。そして、癌になったことも私の人生に価値のあるものにしたと思いたいです。
posted by マロン at 14:10
| 心に響いた素敵な言葉
2018年04月02日
自分は自分!人とは絶対比べない
「人は人!私は私!」
癌になると同じ病気の方に出会ったり、ブログで日記を読んでみたりと同じ癌の方との接点が増えます。そして中には残念ながら亡くなられてしまう方もいらっしゃいます。
私も癌とわかってから、同じ後腹膜の平滑筋肉腫の方のブログを探し、闘病生活や治療方法などを読んでいました。そして必ず確認するのが最新の投稿。まだ元気でいらっしゃるか。
私が見たブログのほとんどが、最後の投稿でご家族の方が亡くなられたことの報告と御礼です。そして、申し訳ないですが「やっぱり」と落ち込んでしまう私。だったら見なければいいのに、確認せずにはいられないのです。
特に私の平滑筋肉腫は予後が悪いので、生存率の数字やブログの方の訃報に本当に気分が落ち込みました。今思えば、これは本当に良くなかった行為です。自ら自分は治らないと思い込んでしまい、精神的にダメージが大きかったです。
その後、後腹膜の平滑筋肉腫の方で癌を克服されてた方のブログを2つ見つけ、本当に励まされました。また、癌の種類は違いますが、癌を寛解された方、中には末期がんから克服されたり、癌が消えた方などを本やネットで知りとても心強く思えました。
亡くなられた方には本当にお悔やみ申しますが、癌も体質も生活習慣も人それぞれ。必ず同じではありません。だから、生存率や余命の数字、同病者の訃報に怯える必要はありません。
人は人、自分は自分なのです。そう思うことは先に旅立たれた方に失礼なことではないと思います。その方も必死に生きた。そして、自分も今、必死に生きているのです。また、癌で亡くなられた方は決して不幸な人生なのではありません。癌になることはもちろん辛い事ですが、人生が不幸なのではありません。
それ以外でも代替医療や食事療法をしていると、他の人の治療法が気になります。その気持ちは私もとてもわかります。食事療法などは肉がいいのか悪いのか?玄米はいいのか、糖質は悪いのか?
残念ながら正解はありません。ただ、癌を克服している方の共通点はそれを信じ、ぶれずに素直に行動している事です。これだ!という強い信念を持っていらっしゃる方ばかりです。
私も不安に思うことも時々あり、まだまだ強い信念を持ち合わせていませんが、この先やりたい事、夢などワクワクする事を想像して、癌は治る!絶対大丈夫だよ!と自分に言い聞かせていきたいです。
posted by マロン at 14:00
| 心に響いた素敵な言葉
2018年03月22日
癌になった私のこれからの生き方
「正しく生きるより楽しく生きる」
癌になる人はストレスを抱えている人が多いといいます。それって、自分だけの事じゃなくて相手や周りのこと、社会やルールのことを気にしているから。きっと真面目な方が多いんじゃないかなって。
だから、正しい事が大切。間違った事が嫌い。几帳面。そんな方が多いと思います。それはとても大切な事だし、正しく生きることが悪いわけではありません。ただ、癌になった今、1番大切なのは正しく生きることではないと思っています。
良い妻、良いお母さん、良い娘、良い友達。その行動は正しいか?相手がどう思うか。そう考える事がいままでたくさんあったけど、今の基準は正しいかよりも楽しいか?
例えば子供を叱る時、時間を守らない、お行儀が悪い、片付けていないなど、人にすごく迷惑をかけることでなければあまり叱る必要はないと思えるようになり、家で食事中少しお行儀が悪くても、少しの注意であとはみんなで楽しく食べるように。片付けが出来なければ一緒におしゃべりしながら楽しく片付けるようになりました。
やらなきゃいけない事が出来なかったり、その他それが正しいとわかっていても楽しくなかったり無理をしてするようなことならやらないようになりました。いい意味でいい加減(良い加減)になりました。
私は癌になって会社を辞めました。でも経済的に仕事を辞められない方もいらっしゃると思います。その点、私は夫のお給料でいまはなんとか生活出来ているので恵まれていると思います。そのお陰で自分が楽しめるような時間をつくる事が出来ています。
なかなか時間がないという方もいらっしゃると思いますが、少しの時間でいいので自分が楽しめる時間を持ち、また考え方を正しいことから楽しいことに変えていくことが大切なんじゃないかなと思います。
posted by マロン at 13:23
| 心に響いた素敵な言葉
2018年03月13日
いまは相手や周りではなく自分のためだけに生きる!
「いい人をやめる」
「あなたいい人でしょ?」
癌になってある方から聞かれました。決して私は自分をいい人とは思っていませんが、その方が言うには癌はいい人がなりやすいそうです。
いい人、いいお母さん、いい妻、いい社員、いい友達。自分では無理している気持ちはなくても、どこかでストレスを感じているはずだと。わがままな人の方が自分勝手に生きて、人目を気にせず、ストレスなく生きている。それは免疫力に大きく左右することで、癌に限らず病気になりにくいという事です。
私は癌になって良かったと思う事のひとつが、人目を気にしなくなったということです。予後が悪い癌とわかり、あと何年生きられるのかな?と感じてから、とても開き直りました。いままでは相手がどう思うか気にしていた性格から、やりたい事、いいたい事、聞きたい事を遠慮なく言ったり出来るようになりました。もちろん相手に迷惑や嫌な思いをさせるような事まではしませんが!笑
相手を悪い気にさせたいくない、嫌われたくない、褒められたい、笑われたくない・・・。みんな多かれ少なかれ持っている気持ちです。でも今は緊急事態!一番は相手や周りではなく自分なのです。今はいい人をやめて、自分だけのために生きる。やって欲しい事はお願いする。やりたくない事は断る。答えは自分がどうしたいのかだけです。
病気になって申し訳ない、迷惑をかけたくない。そう思う気持ちわかります。でも好きで病気になったんじゃないですよね。周りだって病気になった事を怒っている人なんていません。家事、仕事、こどもの事、付き合い、無理している事、大変な事は誰かに頼んでみてください。今まで、いい人をたくさんしてきた分、いまはちょっとわがままになってもいいと思いますよ。
posted by マロン at 12:01
| 心に響いた素敵な言葉
行動する時はこの言葉で余裕を持つ!
「必ず行動!だけど絶対ではない」
私が最近気に留めている言葉です。癌は必ず治る!だけど絶対ではない!と思った方?違いますよ!!!癌は絶対治る!と思うんです!これは、毎日の生活の中で癌に対して行っている食事や運動、行動についてです。
食事や運動など、癌に良いことをあれこれやっていると、どうしてもスケジュール的に無理な時があります。また、気持ちが落ち込んだり気分がのらない時もあります。そんな時、私は必ず行動は起こすんです。
たとえばスクワット30回なら必ずやるけど絶対30回ではなく10回とか。ジュースを作るのが無理ならお昼は出来なかったけど夜は必ず作るとか。「出来なかった」ことにストレスを抱えたら、それって体に良い事をしていても意味がなくなりますよね?
以前は表を作り、出来た事に〇出来なかった事に×をつけてチェックしていた事があったのですが、1日の終わりに振り返ると出来なかったことの反省ばかりしてました。多分、こういう几帳面な性格も癌を引き寄せたんですよね。だから、出来なかった事よりも出来た事に目を向けて、少しだけど出来た!と気持ちが上がるようにしています。
人間は継続する事が難しい生き物です。これが良いと頭ではわかっていても、なかなか出来なかったりします。1日休むと明日こそは!その次の日は明日こそは!と引き伸ばしてしまいます。だから1日の中で必ずやると決めて毎日実行しています。
しかも、やり始めると意外ともうちょっとやってみよう!と気持ちが変わることも多いいです。気分がのらないから10回だけ、5分だけ、と始めてみるとあともう少し!とやっていることも。ウォーキング、筋トレ、体操、お祈り、瞑想、腹式呼吸、日光浴、びわの葉湿布・・・。体にいいことはたくさんありますが、あまり目くじら立てないで気持ちに余裕を持って取り組むことが大切ですね。癌に対する治療法だけではなく、日々やらなくてはいけないことは少しでも行動する!その積み重ねが、なりたい自分や夢にも近づくような気がします。
posted by マロン at 11:23
| 心に響いた素敵な言葉
2018年03月09日
癌の私が腑に落ちた言葉
すずらんの花言葉 「再び訪れるしあわせ」
【がんは「死になさい」と言っているんじゃない!「変わりなさい」と言っているんだよ!」
この言葉を聞いたとき、ストンと心の中に入って「あ、そうか、そういうことなんだ!」と納得というか、すごく腑に落ちたのを覚えています。「癌」と言うと=「死」をイメージしてしまい、もちろんステージや癌の種類によってはとらえ方は様々ですが、やはり殆どの方が死への恐怖や不安を感じたのではないでしょうか。
もちろん私も死にたくないと毎日泣いていた時期がありました。癌とはなんとも怖いもので、悪いもので、私の体を蝕む恐ろしいもの。
でも、気持ちもだいぶ落ち着き、食事療法や生活習慣を変え始めてからは、癌は外からいきなり私を襲ってきたものではないんだ。私が体の中で作ってしまったものなんだと理解し、そしてこの言葉を聞いて
体の悲鳴が癌として現れたんだ。
私の体が私に変わって欲しいと
メッセージを送っているんだ。
と思うようなりました。癌は告知されて翌日亡くなる病気ではありません。変えなくてはいけないことは、食事なのか生活習慣なのか、ストレスや人間関係なのか人それぞれですが、そういう点では癌は猶予というかチャンスをもらえる病気です。
まず私が1番に変えなきゃと思った事は、「気持ち」。再発するかもしれない、転移するかもしれない、死ぬかもしれない。この気持ちを変えなければ、癌は治らないと思っています。と言っても、ふとした時に不安はよぎりますよね。
絶対大丈夫!と思える事が1番ですが、最初は再発するかもしれないけど再発しないかもしれない。私ダメかもしれない?いや、もしかしたら大丈夫かも!意外と80歳まで生きちゃったりして!と悪いイメージの後は、良いイメージを思い浮かべるだけでも違うと思います!
この先癌がどうなるか、正直お医者さんだって100%わかりません。そんな誰にもわからない不安に怯えるより、今を楽しく!(頭でわかっていてもこれがなかなか難しいんですけどね)
笑いは免疫力アップの最高の薬
私も楽しい!面白い!って毎日笑える生活をしていきたいです。
posted by マロン at 10:15
| 心に響いた素敵な言葉