おはようございます。あるへです。
本日はこちら「スプリームコマンダー2」のレビューです。
大昔、GwGで無料配信された時に、フレンドのききょーさんと談合してオンライン関係の実績だけを取ったきり、今の今までHDDの肥やしになっていました。
というのも私はRTSというジャンルには苦手意識があって、つーか触ったことが無かったので敬遠してました。
もうね、情報もほとんどないしね、手探り状態でした。
操作方法を会得するまでが結構しんどかったです。
チュートリアルはありますが、肝心なことは教えてくれなかったりします。
味方ユニットを輸送機に乗せて運ぶ方法とか、本編ミッションで必須になるのにどうすりゃいいんじゃあーだこーだ。
RTを引きながらの指示で行動の予約が出来るとかいう便利機能、ストーリークリア後に初めて知りました(笑)
終盤になるほど余ってくる余剰エネルギーを、常にカツカツなマス鉱石に変換できる「マス変換施設」、手動じゃないと変換できず、一個あれば十分なことも知らずにストーリー中はめっちゃ建てまくって「よーしこれでマス不足ともお別れだー」なんてはしゃいでました(笑)
しかも周回が面倒くさくなって初見からハードでやったもんだから一周クリアするのもえらい苦労しました。
でもそんな四苦八苦が逆に良い思い出になったりね(笑)
とにかくこの手のゲームは初手がすごく大事なので、ステージの流れが書いてある攻略サイトにはお世話になりました。
敵がどのように攻めてくるのかさえわかれば、案外何とかなるものです。
こうして、荒業ですが一番きついところを乗り越えた上で、イージー難易度に戻して取り逃した目標を潰したり、スカーミッシュで遊ぶのは思いのほか楽しかったです。
昔懐かしいコテコテの中の光るアイデアとでも言うのか、面白さのエッセンスが詰まっていて、頑張って攻略して良かったと思いました。
素早く自軍を固めて大群を作り、送り込む。その大群に、同じく時間をかけて作り上げたであろう基地を破壊される様子を見ていると、他人ながら同情の念がこみ上げてきます。たぶんコレRTSの醍醐味でもあると思います(笑)
対AI戦のスカーミッシュはマップの種類が豊富なものの、作業感は否めません。というのも、ある程度解き筋が決まっていてパズルめいた面のある本編とは違って何でもありなこの対戦モードは、AIが賢くなればなるほど「核」ゲーになります。
序盤から研究を重ねていかにはやく核を撃つか、そしてその核を迎撃するかの勝負になって、あんまり駆け引きやら大群同士のぶつかり合いとかが楽しめないんですよね。
そのくせAIは核を撃つことばかりにこだわって核迎撃基地は作っても肝心の迎撃ミサイルは作らないので、こちらが撃てばそこでゲームセットです。
スカミもしくはオンライン限定の撃破数実績や建造数実績などがあり、効率よく稼ぐ手段はありますが、その中にどうしても切り詰められない「24時間プレイ」実績がありますから、だるかったです。
しかしながらいくら対AIで鍛えたとしても対人とは似て非なるもの。
本作のオンラインは過疎を通り越して廃墟ですから関係ありませんが、RTSの面白さを見出せたとしてもやっぱり対人マッチには苦手意識が残ります。
いやいや、結構慣れてきたので案外やってみると楽しめるかも?
まま、今回の一番の収穫は自分の知らなかった新しいジャンルを開拓できたこと、でしょうね。
ミッションと操作とわからん殺しのオンパレードをなんとか克服できれば、その後はかなり没頭できる作品ですよ。
二つあるチュートリアルで基本操作を確認したら、オプションの中の操作一覧にも目を通しておくことをお勧めします。
あとは実際に作ってみて、いじってみるのが一番良いですね。LTもしくはRTを引きながらで別のコマンドがあったり、空母となってその中でユニットを建造出来たりもします。
巡回のルートを指定出来たり、思った以上に痒いところに手が届く作り込みなのですが、GwG入手ゆえ説明書がなかったのが不幸だったってところでしょうか。