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2017年08月01日

310.Quantum Break

Quantum Break



↑私はGonDで購入したので本編のみですが、パッケージ購入だと特典として前作アランウェイク本編+二つのエピソードDLC+外伝XBLAが付いてくるようです。ただし、いずれもダウンロードコードの付属なので中古で買う時は覚悟してください。

 おはようございます。あるへです。
 本日はこちら「クォンタムブレイク」のレビューです。

  本編だけで40GB超、DLC「エピソードパック」が75GB超……。なんだこれは(笑)

 超名作アランウェイクの生みの親レメディ社が世に送り出した作品ということで期待しましたが、正直一周でお腹一杯でした。
 アランウェイクの神っぷりが懐かしいなぁ。本作にもちょろっとそんなネタが差し込まれているのでくすっとしました(笑)

 さて、本作はタイムトラベルを扱った作品です。
 時間モノのストーリーは一定の足掛かりや縛りを設けないと複雑過多な分岐に翻弄され物語が破綻してしまうところが扱いの難しいジャンルですが、この足がかり、あるいは設定上の縛りがきちんと出来ていると不朽の名作になり得る要素を秘めていると思います。

 たとえば「バックトゥーザフューチャー」ではタイム・パラドクスの縛りを設け、未来に起こることへのつじつまを合わせなければならないルールがありました。簡単に言えば「親殺しのパラドクス」です。
 これにもう少し想像力を働かせたのが現在主流の手法、あの神作に倣えば「アトラクタフィールド収束理論」でしょうか。つまり自分がつじつまをあわせるのではなく、世界が自動的につじつまを合わせてくれる、という足掛かりです。
 シュタゲの名句「世界を騙せ」は私の心にも深く深く刻まれています。

 ではでは本作のストーリーはいったいどのような番狂わせを見せてくれるのかと思いきや……、実はこれらの二番煎じでした。
 アランウェイクをいちいち引き合いにだすのもどうかと思いますが、アレをプレイしていた時のワクワク、ドキドキ、ゾクゾク感が今でも忘れられないくらいなので御免なさい。

 実際、本作のストーリーはよく出来ていると思います。タイムトラベルものの名作に既に触れてしまっていて、先やタネがわかってしまった私が悪いのですが、このストーリーをいまいち膨らませきれていない本作の作りにも原因があると思います。

 一つはタイム分岐の盛り上がり不足です。
 本作は意外にも、主人公ジャックではなくそのライバル、ポール・セリーンの選択によって展開が分岐します。
 PR戦略をとって民衆を味方に付けるのか、あるいは目撃者を全員始末して秘密を守るのか、たったこれだけの選択肢を見る限り双方はまったく違った面を見せてくれそうだと大いに期待できるのですが、蓋を開けてみれば、攻略ステージは変わらず、攻略ルートも変わらず、ダイジェスト的にこんなことがあったと報告されるだけで期待したほど大きな変化が表れないのです。
 ニュースやレポート、お助けキャラが変わるくらいで役割そのものは変化しませんし、致命的なのはその次の章に行ってしまうと以前採った選択がほとんど影響しなくなってしまう点です。
 逆に言えばだからこそ俯瞰的に見て整合性が取れているとも言えるのですがかなりがっかりさせられました。
 本編40GB、DLC75GBですよ? 分岐によってまったく新しいステージや、まったく別の実写ムービー、まったく別のエンディングを夢見ても良いデカさだと思いません?(笑)
 おそらくこれも設定上の都合と絡めていることは想像に難くないです。収束理論です。どんな行動を取ろうとも同じ未来へと辿っていくんです。

 それからもう一つが戦闘の大味加減です。
 また引っ張ってきて申し訳ないですが、たとえばアランウェイクでは、敵は闇の衣を纏っており、まず光でその衣をはぎ取らないとダメージを与えられないという戦闘のギミックがありました。
 そのためまず光源を探し、照射し、衣をはぎ取ってから銃を撃ち、敵を撃破する。その余裕がないときは相手をせずに安全地帯に逃げ込むなど、戦略の幅がありました。
 また、武器であるその光は、暗い夜道を照らす心の支えでもあり、またまた昼と夜とのギャップの差に身もだえするほど恐怖したものです。光ひとつがたくさんの役割をこなしていました。
 では、本作はどうでしょうか。
 一定のエリアに足を踏み入れると敵がぽつぽつと現れ、こちらは退路を塞がれます。つまり、戦略は殲滅のみです。
 また、敵を倒すための手順もありません。ただ頭に狙いをつけて撃つか、後ろに回り込んで装置を撃てば皆死にます。
 タイムストップ、タイムドッジ、タイムブラスト、なかなか面白そうなアビリティが揃っているように見えますが、実際は根本的にはどれも似たような効用なのがやっぱりマズいです。
 タイムストップ、タイムドッジ、タイムラッシュ……、当然どれを発動したかによって初動は変わりますが、なんだろ、言い換えてみると、「魔法によって、自キャラの攻撃力を上げて殴るか、敵の防御力を下げて殴るか、自キャラのスピードを上げて二回殴るか」くらいの違いしかなくて、結局同じやんって。汎用ネトゲの豊富な職業(笑)みたいなステータス期待値の統一感。
 本作でプレイヤーが行う「時間操作」は、戦闘の一手段と、特定のオブジェクトを操作する程度の小さな役割しかもちません。
 プレイヤーの持つ時間操作能力は、世界観の想像に寄与しないのです。

 他にも、攻略ルートがほんとに一本道で、コレクティブルを探す楽しみすらないことや、本編の軸にある実写ムービー部分には字幕はあれど、クォンタムリップルによって追加したシークレットムービー部分や、テレビ、ラジオなどの音声コレクティブルには字幕がついていなかったり。特に実写ムービーは選択の分岐やシークレットムービーの挿入によって違和感が出ないように徹底的に作り込んであるので、今まで字幕出てたのに突然でなくなった! とか慌てることすらあります(笑) 散々言われていることですが、ストーリー命な本作において、字幕翻訳が不完全なのは致命的です。本筋だけはしっかり付いてるのはまだ良心的でしょうか(でもクローズドキャプションって……)
 でも展開によって実写ムービーに違和感がでないように切り貼りしてるの普通にすごいと思いますけどね。

 そんなこんなで序盤に敷かれた伏線が、終盤で次々と回収されていく爽快感、この会社お得意のドラマ性と相まってサスペンスアクションとして一周目だけは素直に楽しめました。
 実写ムービーすっげぇ長い!!!(褒め言葉)

 しかし二周目になると、別の分岐を選んでもゲーム的にはほんの小さな変化しか現れず、選んだ選択肢が次の次の章あたりではほとんど意味をなさないほど影響力が低下しており、時間モノの醍醐味バタフライエフェクトも影を潜め、タネも明かされてるのでさしたる新鮮味も感じず、戦闘は大味で、ステージはただ通過するのみ、割と苦行でした(もう一つ言えば総戦闘数、総敵数のこともあって難易度の差が感じられない)。

 時間が崩壊する=世界どころか宇宙がやばいって話はわかりますが、そのわりには歩き回るのは地元の街周辺だし、その宇宙規模というのがギャップがありすぎていまいちヤバイ感が伝わってこないのは、時間モノのちょっとした宿命かもしれません。
 時間が複数重なり合って、過去の輸送船と未来の跳ね橋(橋が下がってる時間)が衝突するシーンとか、もう少し時間をかけて描写なり説明すれば時間の崩壊についてもう少し危機感が持てたと思うのですが。
 ゲーム的にはプレイヤーはいつだってポーズなり、ゲーム終了なりで時間を止められますし、製作者の配慮からか本編中は例えば「ここもうすぐ爆発するから急いで脱出しろ」的なリアル時間に追われるようなシーンが一切無いのも、逆にこのゲームに関してはミスチョイスな気がします。
 普遍的すぎる時間という概念をゲームの世界観として実感(笑)、意識するには歓迎できないかもしれないけどリアル時間に追われたりして、操るだけじゃない牙を剥かれているという実感が必要だったりするんじゃないでしょうか。
 個人的にはそういうゲームオーバーが後ろから迫ってくるような構造は嫌いなんですけどね。

 おそらくレメディさんが力をいれたのは「貴重な最初の一周目の興奮」だと思います。
 連戦で興奮させるのではなく、逆に探索の息抜きとしての戦闘パートや、長い実写ムービーで海外ドラマを見ているかのような没入感、そしてその実写ムービーの、どの選択肢を採ったとしても違和感のない繋がり。これらが如実に語っています。
 確かに一周目は、「別の選択肢を選んでいたら、どこがどう変化するんだろう」というようなことも考えながらムービーなり、シーンなりを眺めていましたが、どこが区切りなのかが本気でわからず、従ってまったく別のステージなどを妄想してしまったわけです。
 それくらい、本作は物語の自然な繋がり、流れに意識を置いていると断言できるでしょう。この辺はさすがレメディ社。次はゲームとして、もっと意欲的な作品を期待したいですね。

*75GBもあるDLCエピソードパックですが、実は実績をコンプするまで使い方や恩恵がまったくわかっていませんでした(笑) 何のためにダウンロードしたんだと常に不思議に思っておりました。
 後で調べたところ、本作の実写ムービーは本編ディスクあるいは本編コンテンツには収録されておらず、実写ムービーパートに入るとストリーミングという形でサーバーから読み込んで放映する仕組みになっているそうです。
 そのため読み込み時間や画質の劣化が生じるので、あらかじめ実写ムービーコンテンツを本体内に記憶しておけるようにしたのがこのDLCというわけですね。
 お陰様で綺麗なムービー(ストリーミングとどれくらい差があるかはわかりません)でストレスもなく没入できました。


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