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posted by fanblog

2015年10月19日

パパとムスメの7日間 小説 感想

著者
五十嵐貴久

ジャンル
ファンタジックコメディー

発売日/ページ数
2009/10/06(465P)文庫

物語

イマドキの女子高生小梅16歳

冴えないサラリーマンのパパ47歳

ある日、二人の人格が入れ替わってしまった

小梅になったパパは憧れの先輩との初デートや試験に四苦八苦

パパになった小梅は新商品開発で余計な発言をし、大騒動を巻き起こす

そこへ、二人を狙う怪しい女が現れ

親の愛、家族の温かさを思い出させてくれる傑作長篇

感想
おすすめ度S

この手の入れ替わりの作品は面白い

ドラマを見てから原作を読んだので

想像がしやすくて読み耽りました

ドラマも良かったけど原作もいいです

入れ替わる事で二人の視線の違いの差を楽しみ

苦難を乗り越えていき父娘の絆は深まる

コメディー要素もあるので思わず笑ってしまいます

続編もありますが本作が気に入った方なら楽しめると思います

家族全員の入れ替わりはやはり読んでいて思わずニヤッとします



2015年11月27日

カラフル 小説 感想

著者
森絵都

ジャンル
ファンタジー

発売日/ページ数
2007/9/4 (259P)

物語

生前の罪により、輪廻のサイクルから外されたぼくの魂

だが天使業界の抽選にあたり、再挑戦のチャンスを得た

自殺を図った少年、真の体にホームステイし

自分の罪を思い出さなければならないのだ

真として過ごすうち、ぼくは人の欠点や美点が見えてくるようになるのだが

感想
おすすめ度S

人は誰しも死や生について

一度は考えることがあると思います

この作品は重すぎず軽すぎそのテーマに挑んだ秀作です

少年の心情が綺麗にリアルに描かれています

物語自体も面白いです

いつまでもずっと自分の手元に置いておきたい

そんな作品でした

特に若い世代におすすめな作品です

アニメや実写化もされましたが

それを見たらまた感想を追加します
カラフル (文庫)詳細はこちら


2015年12月29日

夜市 小説 感想

著者
恒川光太郎

ジャンル
ファンタジックホラー

発売日/ページ数
2008/5/24(218P)文庫

物語

妖怪たちが様々な品物を売る不思議な市場「夜市」

ここでは望むものが何でも手に入る

小学生の時に夜市に迷い込んだ裕司は

自分の弟と引き換えに「野球の才能」を買った

野球部のヒーローとして成長した裕司だったが

弟を売ったことに罪悪感を抱き続けてきた

そして今夜、弟を買い戻すため、裕司は再び夜市を訪れた

奇跡的な美しさに満ちた感動のエンディング

魂を揺さぶる日本ホラー小説大賞受賞作

感想
おすすめ度S

ホラーものでここまで幻想的で面白い本を私はまだ出会っていない

本を読むのが苦手な人でもページ数があまり多くないので

ここから慣れていくのもいいかもしれません

内容も魅力的ですらすら読めてしまいます

一応、ホラーですがファンタジー要素が強いので

あまり怖さはありません

ラストの〆は面白く感動的でした

ページ数が少ないが、この本特有の世界観が巧く描かれています

夜市 (文庫)
楽天ブックス 夜市 [ 恒川光太郎 ]

2015年12月30日

たんぽぽ娘 小説 感想

著者
ロバート・F・ヤング

ジャンル
SFファンタジー

発売日/ページ数
2015/1/7(400P)文庫

物語

たんぽぽ色の髪が風に舞う、未来から来た女はいった

「おとといは兎を見たわ、きのうは鹿、今日はあなた」

SF作家ロバート・F・ヤングは、生涯で約二百作の短編を遺した

その魅力を日本で初めて紹介した名訳者・伊藤典夫の編集でおくる

甘く切なく美しいヤング傑作選

永遠の名作「たんぽぽ娘」改訳決定版の他、全十三編

感想
おすすめ度S

古い作品ですが、名作は色褪せないって言葉はこのことだ

結論からいいますと、面白いし物語全体がとても綺麗でした

たんぽぽ娘がずっと気になっていました

事の始まりは某あるゲームで

「おとといは兎を見たわ、きのうは鹿、今日はあなた」という台詞があり

何だか不思議で惹かれる言葉だなと思っていました

そして、ビブリアを読んでこの作品が欲しくなり手を取りました

たんぽぽ娘は案外短い物語ながらも、甘くて切ないけど優しい〆

他の短編も悪くはないですが、私はたんぽぽ娘が一番好きです

SF、ファンタジーが好きな方はより楽しめると思います

たんぽぽ娘 (文庫)
楽天ブックス たんぽぽ娘 [ ロバート・F・ヤング ]

2016年02月20日

カレンダーボーイ 小説 感想

著者
小路幸也

ジャンル
SFファンタジー

発売日/ページ数
2010/12/7(387P)文庫

物語

ある朝目が覚めたら、小学五年生に逆戻り!?

社会人としてそれなりの地位を築いてきた二人の男が

眠りについて目が覚めるごとに現在と過去を行き来するようになってしまう

二人は過去を変えることで、ある人を救うことができると気づく

あたたかな切なさに満ちた物語

感想
おすすめ度A⁺

二人の主人公が交互に語り手となります

タイムトラベル系でよくある物語だと思いますが

夢の中で小学生にタイムスリップで

起きると現代に戻るという

設定は新鮮でした

前半、中盤と良く出来ているのに終盤が惜しい

ある事件のことがあっさりしすぎている点や

色々謎の消化不良の場面もありますが

もうすこし詳しく描いてほしかったですね

内容的には面白いです

結末は意外なもので、なんとも切なくなりました

カレンダーボーイ (文庫)詳細はこちら
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2016年03月16日

虹色ほたる 永遠の夏休み 小説 感想

著者
川口雅幸

ジャンル
感動ファンタジー

発売日/ページ数
2010/7/8(287P(上巻)+218P(下巻)文庫

物語

小6のユウタは一人、亡くなった父との思い出の地である山奥のダムを訪れていた

ところが突然の雷雨に襲われ、足を滑らせ気を失ってしまう

やがて目覚めたユウタの目の前には、ダムに沈んだはずの村が

タイムスリップした1970年代の村で、ユウタは同い年の少年ケンゾーと

妹のような女の子・さえ子と出会う

失われゆく日本の原風景とともに、少年の最後で最高の夏休みがはじまった!

誰の心にもある永遠の夏休みを描いた、懐かしくも切ない感動ファンタジー、上巻

感想
おすすめ度S

ある日、少年がタイムスリップしてしまうお話

タイムトラベルにありがちな過去を変えて未来救うものでもなく

タイムスリップ先で夏休みを過ごすというもの

文体は読みやすく、物語にも惹きこまれるのですぐ読めます

さえ子の秘密が解ってからは、少し切ないが

ラストのシーンは、ぐっとくるものがあります

夏に読めば世界観をより楽しめるでしょう

そして、ホタルを見たくなる心温まる作品です

アニメの映画にもなりましたが、そちらも中々良かったです


楽天ブックス 虹色ほたる(上) [ 川口雅幸 ]
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2016年03月20日

からくり夢時計 小説 感想

著者
川口雅幸

ジャンル
タイムトラベルファンタジー

発売日/ページ数
2010/12/1(上巻280P+下巻260P)

物語

時計店の息子・小6の聖時は、幼い頃に交通事故で母親を亡くし

今は父と年の離れた兄との3人家族

冬のある日、厳格な兄と大喧嘩をして店の作業部屋へ逃げ込んだ聖時は

そこで不思議な鍵を発見した

その鍵を古い壁掛け時計に差し込むと

突如時計の針が反時計廻りに回転!気付くと

聖時の目の前には兄の面影を残す少年が、そして夢にまで見たお母さんがいて

タイムスリップした過去で刻まれる、かけがえのない時

やさしく心あたたまる感動ファンタジー、上巻

感想
おすすめ度S

タイムトラベルにありがちな過去改変することはなく

「虹色ホタル」みたいに忘れてしまうが、温かい物語

兄が何故、執拗に聖時に厳しいのか

それが過去の世界で解った時は、とても良かった

過去の家族と別れるシーンは、ぐっときます

家族との繋がり、温かさがこの小説には詰まっています

児童書っぽいですが、大人でも十分楽しめる作品です

虹色ホタルが好きだった人には、こちらもおすすめします


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2016年07月31日

そのときは彼によろしく 小説 感想

著者
市川拓司

ジャンル
恋愛ファンタジー

発売日/ページ数
2007/4/6 (512P)文庫

物語

小さなアクアプラント・ショップを営むぼくの前に

ある夜、一人の美しい女性が現れる

店のドアに貼ってあったアルバイト募集のチラシを手にして

採用を告げると彼女は言った

「私住むところがないの。ここに寝泊まりしてもいい?」

出会うこと、好きになること、思いやること、思い続けること、そして、別れること

この小説に書かれているのは、人間の持つ数多くの優しさと心の強さです

ミリオンセラー『いま、会いにゆきます』の著者による、最高のロマンチック・ファンタジー

感想
おすすめ度S

優しい世界の心温まる恋愛ファンタジー

恋愛もので500Pとは途中で飽きそうではあるが

この作品にそんな心配は不要でした

純愛っぽくて綺麗すぎるけど

人が人を思い続けることって素敵だと思わせてくれます

タイトルも文中に出てきますが

その意味を知った時は、感動しました

映画とは、けっこう違う部分もあるが原作が好きです


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2016年08月02日

ふたり 小説 感想

著者
赤川次郎

ジャンル
学園青春ファンタジー

発売日/ページ数
1991/11/28(304P)文庫

物語

お姉ちゃんは高校二年までしか生きなかった

でも、私が来年高校一年になり、二年になり

三年になったら、私はお姉ちゃんの歳を追い越してしまう

それでもお姉ちゃんは、ずっと私の中にいてくれる?

死んだはずの姉の声が、突然、頭の中に聞こえてきた時から

千津子と実加の奇妙な共同生活が始まった

妹と十七歳で時の止まった姉

二人の姉妹のほろ苦い青春ファンタジー

感想
おすすめ度S

ある日、死んだはずの姉の声が聞こえるようになるファンタジー

内容は重く暗い話が多いが

何故かサクサク読める不思議さです

次々と起こるアクシデントを姉と一緒に乗り越え

美加自身も成長していく姉妹愛が素敵

私は、ドラマで見てから好きになり

しばらくしてから、原作を読み感動した一冊です

古い作品ですが今読んでも色褪せない名作です

映画化にもなりました

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2016年09月02日

もう一度デジャ・ヴ 小説 感想

著者
村山由佳

ジャンル
恋愛ファンタジー

発売日/ページ数
1998/2/20(191P)文庫

物語

テレビに映し出された風景に僕は覚えがある

行ったことはないのに、確かにこの情景を僕は知っている

高校2年生の矢崎武志に起こったのは既視体験デジャ・ヴ

彼は意識を失う度に、はるか昔、生まれる前の世界を体験する

その世界で彼は戦国の忍びの一族だった

前世で何があったのか、なぜ過去を追体験するのか

運命の人に再び出会うため

時空を超えて駆ける永遠の恋のリフレイン

感想
おすすめ度A

村山ファンが読めば異色な感じがする一冊

200年前に結ばれずに死をとげた二人が

現世で転生した二人が再び出会うラブロマンス

過去と現代二つが同時に進行していきます

ページ数は少ないのでさくさく読めます

著者にしては、珍しくハッピーエンドです

前世、運命、ラブロマンス

この言葉にピンときたら楽しめるでしょう


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