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1000年に1度、未曾有の大地震来襲
2011年12月31日
地震の謎を探っていたら、「深海探査船・ちきゅう」に行き着いてしまいました。
地震予知では全くダメでしたが、他の分野では思わぬ研究成果を上げていました。

そこで、深海探査船・ちきゅうを運用している、海洋研究開発機構の興味深い研究成果を紹介して見たいと思いました。

今日は、昨日に引き続き「東アジアでは、過去約30年(1971-1996年)、晴天の頻度が増加、しかし豪雨をもたらす巨大積乱雲の頻度も増加」の報告の紹介です


東アジアでは過去約30年(1971-1996年)、
晴天の頻度が増加、しかし豪雨をもたらす巨大積乱雲の頻度も増加

〜「地球温暖化」などの人間活動による影響か(その5)〜
平成18年3月29日
独立行政法人・海洋研究開発機構

4.今後の予定:
今回得た成果は、気候モデルの性能評価を行う際に、ひとつの指標として利用できる。

今後、地上観測データを整備し、同時に静止気象衛星による雲のデータも利用し、より長い期間にわたる雲の出現特性の年々変動及び十年規模変動を明らかにし、また土地利用の変化と雲の出現特性の長期変化との関連性を明らかにしていく予定である



追記今日で2011年も最後となりました。来年は穏やかな年であって欲しいと願わずにはいられません。1年間有難う御座いました












1000年に1度、未曾有の大地震来襲
2011年12月30日
地震の謎を探っていたら、「深海探査船・ちきゅう」に行き着いてしまいました。
地震予知では全くダメでしたが、他の分野では思わぬ研究成果を上げていました。

そこで、深海探査船・ちきゅうを運用している、海洋研究開発機構の興味深い研究成果を紹介して見たいと思いました。

今日は、昨日に引き続き「東アジアでは、過去約30年(1971-1996年)、晴天の頻度が増加、しかし豪雨をもたらす巨大積乱雲の頻度も増加」の報告の紹介です。


東アジアでは過去約30年(1971-1996年)、
晴天の頻度が増加、しかし豪雨をもたらす巨大積乱雲の頻度も増加

〜「地球温暖化」などの人間活動による影響か(その4)〜
平成18年3月29日
独立行政法人・海洋研究開発機構

3.成果(2/2)
過去に比べ近年は豪雨の出現頻度が世界的に増加傾向である。
一般的に豪雨は発達した積乱雲の塊によってもたらされる。

揚子江流域では、積乱雲の出現頻度が減少していたが、同時に豪雨の発生頻度が増加しており、一見すると矛盾している。

しかし、積乱雲の出現時の雲量の増加と、夏季の降水日数の減少を合わせて考えると、積乱雲が出現した際に、過去に比べて積乱雲がより発達し、より強い降水を集中的にもたらしていると解釈出来、必ずしも長期的な変化傾向が矛盾しているとは言えない。

アメリカ大陸では豪雨の発生頻度が増加すると供に、豪雨をもたらすと考えられる積乱雲の出現頻度も増加しており、豪雨の発生頻度と、積乱雲の出現頻度の間の、長期変化の関係が中国とアメリカ大陸では異なる。

この違いは積乱雲の発達する環境が中国とアメリカ大陸では異なる事によると考えられる



☆今日のアジア市場は、前日の米国の上昇を好感し、高い所が多くなった。
中東、北朝鮮問題が急浮上。有事のドル買い相場に擦り寄った格好となっている。

一方、ヨーロッパ市場は、イタリアの国債入札(28、29日)が警戒されていたが、思った程悪く無かったと、受け取られた格好となっているが、年末年始の薄商いの中で、反応が鈍かった事と、、1月には本格的な局面がある為なのかもね。

これは、あくまでもヨーロッパ市場は、親分が握っている事が、またまた明白となった訳だ。
現在は、小幅ながら高い所が多く見受けられる。(現地時間、13時頃)


追記:今日は大納会。日本の株式市場も米国の様に、自分でバンバンやらない限りお先真っ暗だね。まずは、1年間お疲れ様でした。














1000年に1度、未曾有の大地震来襲
2011年12月29日
地震の謎を探っていたら、「深海探査船・ちきゅう」に行き着いてしまいました。
地震予知では全くダメでしたが、他の分野では思わぬ研究成果を上げていました。

そこで、深海探査船・ちきゅうを運用している、海洋研究開発機構の興味深い研究成果を紹介して見たいと思いました。

今日は、昨日に引き続き「東アジアでは、過去約30年(1971-1996年)、晴天の頻度が増加、しかし豪雨をもたらす巨大積乱雲の頻度も増加」の報告の紹介です。


東アジアでは過去約30年(1971-1996年)、
晴天の頻度が増加、しかし豪雨をもたらす巨大積乱雲の頻度も増加

〜「地球温暖化」などの人間活動による影響か(その3)〜
平成18年3月29日
独立行政法人・海洋研究開発機構

3.成果(1/2)
中国、特に華北から内モンゴルでは一年を通して、晴天(注3)の出現頻度が年々増加傾向である。
夏季(6月から8月)には揚子江流域から北側で積雲(注4)の出現頻度が減少し、中国南部で積乱雲(注5)の出現頻度が減少している。

つまり大気が安定した状態(注6)である頻度が増加している。しかし、積乱雲が出現したときの雲量は中国南部では増加傾向である。



注3 晴天:ここでは空に雲が存在しない、雲量0(ゼロ)のこと。
注4積雲:垂直に発達した離ればなれの雲。その上面はドームの形をして隆起している
注5積乱雲:垂直に著しく発達している塊状の雲。その上端は山または塔の形をして立ち上がっている。
注6大気が安定した状態:上空に行くほど大気の密度が小さく、上昇気流の発生が抑えられる状態。


☆今日のアジア市場は、ヨーロッパ市場の動きが意外に穏やかな為、総じて高く推移。

一方、ヨーロッパ市場は、イタリアの国債入札(28、29日)が注目されたが、入札で利回りは前回より低下したものの、市場は特に反応しておらず、年末を迎え商いが薄いなか、親分(米国)の経済指標の発表待ちのムードが広がっている。
現在は、高安マチマチとなっている。(現地時間、14時頃)



追記昨日は百人一首などを紹介してしまったので、ついでに季節柄、思わず口ずさむ好きな歌を紹介します。(百人一首を習ったのは、確か小学校か中学校だと思うのだが、今でも出て来ると言うのは、生活の中になじんでいると言う事なのかもね。)

「奥山に 紅葉ふみわけ鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋は悲しき」猿丸大夫

この詩も非常に調子のいい歌で、ついつい口ずさんでしまう。猿丸は三十六歌仙の一人。
花札の「紅葉と鹿」の取り合わせは、この歌が発想の原点である事は有名。

この歌も1300年程前に詠まれた歌だが、この時にも既に鹿も紅葉も存在していた訳である。
命は繋がっているんだよね。













1000年に1度、未曾有の大地震来襲
2011年12月28日
地震の謎を探っていたら、「深海探査船・ちきゅう」に行き着いてしまいました。
地震予知では全くダメでしたが、他の分野では思わぬ研究成果を上げていました。

そこで、深海探査船・ちきゅうを運用している、海洋研究開発機構の興味深い研究成果を紹介して見たいと思いました。

今日は、昨日に引き続き「東アジアでは、過去約30年(1971-1996年)、晴天の頻度が増加、しかし豪雨をもたらす巨大積乱雲の頻度も増加」の報告の紹介です。


東アジアでは過去約30年(1971-1996年)、
晴天の頻度が増加、しかし豪雨をもたらす巨大積乱雲の頻度も増加

〜「地球温暖化」などの人間活動による影響か(その2)〜
平成18年3月29日
独立行政法人・海洋研究開発機構

2.背景
雲は日射を反射する事で地球に冷却効果をもたらす。
それと同時に雲は、下層からやって来た時より、高温の熱放射を吸収し、より低温な熱放射を射出する事で、地球から出てゆく放射を減らし、地球に加熱効果(温室効果)をもたらす。

また雲の発生頻度や雲量は、降水と強い関連性がある。

気候の予測において最も大きな不確実性をもたらす要因の一つは、この様な効果をもたらす雲であると認識されており、その長期的な変化を明らかにする事は重要な課題とされている。

これまでに個別の雲の種類ごとの出現頻度や雲量(注1)の長期変化について、旧ソビエト連邦とアメリカでは研究が行われていたが、東アジアでは行われていなかった。

そこで本研究では、東アジア地域における26年間の低層雲(注2)の気象台職員による目視観測データを解析し、各季節ごとの低層雲の出現頻度と出現時の雲量の長期変化を明らかにした



注1 雲量: 空全体の中で雲の占める割合の事。
注2 低層雲: 地上から2,000m程度までの高さに出現する雲の事。


☆今日のアジア市場は、欧米各国がクリスマス休場明けとなったが、全体的に様子見の姿勢は変わらず、高安マチマチとなった。

一方、ヨーロッパ市場は、イタリアの国債入札(28、29日)が注目されるが、株式市場は当面、年末年始の薄商いのなかで、反応は鈍そうである。現在は、こちらも高安マチマチとなっている。(現地時間、13時頃)


追記:今頃からの季節の富士の眺めは格別である。
「田子の浦にうち出でてみれば白妙の 富士の高嶺に雪は降りつつ」 山部赤人(新古今集)

非常に調子の良い詩なので、ついつい思い出す。

山部赤人がこの歌を詠んだのは、奈良時代(740年くらい)で、聖武天皇時代の宮廷歌人だったと言われている。
又、作られた和歌から、諸国を旅したとも推測されるとの事。

と言う事は、約1400年前も富士山は立っていた事になる。
ご苦労さん。(でも、未だ爆発しないでね)














1000年に1度、未曾有の大地震来襲
2011年12月27日
地震の謎を探っていたら、「深海探査船・ちきゅう」に行き着いてしまいました。
地震予知では全くダメでしたが、他の分野では思わぬ研究成果を上げていました。

そこで、深海探査船・ちきゅうを運用している、海洋研究開発機構の興味深い研究成果を紹介して見たいと思いました。

今日は、「東アジアでは、過去約30年(1971-1996年)、晴天の頻度が増加、しかし豪雨をもたらす巨大積乱雲の頻度も増加」の報告の紹介です


東アジアでは過去約30年(1971-1996年)、
晴天の頻度が増加、しかし豪雨をもたらす巨大積乱雲の頻度も増加

〜「地球温暖化」などの人間活動による影響か(その1)〜
平成18年3月29日
独立行政法人・海洋研究開発機構

1.概要
海洋研究開発機構 は、長期にわたる地上からの気象台職員による雲の目視観測データを解析し下記を明らかにした。

(1)971年から1996年の26年間に夏季の中国全土で晴天の頻度が増加し、積雲の出現頻度が減少。

(2)中国南部では豪雨をもたらすと考えられる積乱雲の出現頻度は減少。

(3)ところが同地域では積乱雲が出現したときの雲量は逆に増加、すなわち、いったん出現した積乱雲は、発達する傾向が近年、強くなっており、したがって、豪雨をもたらしやすい事を示している。

東アジアについて、このような雲量変動の傾向を明確に示した結果は、本研究が世界で初めてである。
今回得た成果はIPCCなどで議論されている「地球温暖化」を含め、東アジアにおけるエアロゾル増加や、土地利用改変などに関連した水循環過程の変化の、新しい観測事実として重要であり、東アジアにおける気候予測の精度向上に役立てられる事と供に、気候モデルの性能評価を行う際に、ひとつの指標として利用出来る。 



追記:「エアロゾル」と言う言葉で、昨日のレジオネラ菌の事が再度、浮かんで来てしまった。

空調冷却水内で増殖した菌が冷却塔(クーリングタワー)から飛散したり、入浴施設の水循環装置や浴槽表面で増殖した菌がシャワーなどで利用されたり、浴槽の気泡装置で泡沫に含まれたりしてエアロゾル(水滴)となり、それが気道を介して吸入される訳だが、最近の研究によると、健常者でも感染してしまう事が確認されたと言う。

それではこんな身近にある自然界の危険から身を守るものは?

そうなんです、やはし自然界に存在する金属の金、銀、銅などです。
銅にはごく微量でもさまざまな雑菌を退治する「微量金属作用」という特別な働きがあり、コインなど多くの人の手に触れるものに銅製品は使われているのはその為です。

また、病院の手摺やドアノブなどにも使われ、院内感染予防にも役立っているのです。

この様に、自然界には天敵が必ず存在するようです。
あなたにもきっと天敵がいる筈です。
ネックレスは、その魔よけかもね。

☆今日のアジア市場は、欧米各国がクリスマス休場明けで、再び警戒感が増し、高安マチマチとなった。
一方、ヨーロッパ市場は、債務問題に関しては、イタリアの国債入札(28、29日)や、格下げリスクが注目される。
格下げに関しては、年末の押し詰まったこの時期に発表があるのかとの見方が、大半のようであるが、警戒するに越した事はない。
現在はこちらも高安マチマチとなっている。(現地時間、13時頃)

米国株式市場は当面、年末年始の薄商いのなかで、欧州動向や経済指標にらみの展開となるが、薄商い故に、意外に値幅が大きくなる可能性も考えられる。













1000年に1度、未曾有の大地震来襲
2011年12月26日
地震の謎を探っていたら、「深海探査船・ちきゅう」に行き着いてしまいました。
地震予知では全くダメでしたが、他の分野では思わぬ研究成果を上げていました。

そこで、深海探査船・ちきゅうを運用している、海洋研究開発機構の興味深い研究成果を紹介して見たいと思いました。

今日は、昨日に引き続き、「地球温暖化による気温上昇量の推定精度を向上」の報告の紹介です


地球温暖化による気温上昇量の推定精度を向上(その6)
平成18年3月 1日
独立行政法人・海洋研究開発機構

5.今後の予定
今回の結果により、温暖化の将来予測に用いられる気候モデルの信頼性が高まったと考えられる。
今後は、気候モデルの結果を用いて、より政策的に有用である気候変化の地域的な分布や、近未来の気候変化の予測とその不確実性を明らかにして行く。

また、この結果を用いてモデルの信頼性を上げる事により、今後、より正確に将来の温暖化を予測できる様になることが期待される。

今回の纏めとして、次の三つに集約されます。
(1)地球温暖化予測では、コンピュータによるシミュレーションモデルが用いられますが、温室効果ガス等の濃度変化について同一のシナリオを与えていても、気候モデルによって、気温上昇量の予測値が大きくばらつくという問題があります。

(2)今回、このばらつきの主因である気候感度(注1)の推定値の幅を統計理論に基づく手法による計算で大幅に狭めることに成功しました。

(3)この結果を用いてモデルの信頼性を上げることにより、今後、より正確に将来の温暖化を予測できることが期待されます



追記この寒さのお陰で、イチョウ、トウカエデ、ムクの木の葉っぱは、ほぼ散った。
これでやっと、道路掃除から開放される。

さほど広くない庭でも、毎年穴を掘って落ち葉、夏みかん、柿、柚子、木の実などを埋めているが、うっかり勝手に掘ると、「そこは猫を埋めている所だよ」と、口だけの兄の指示が飛ぶ。

落ち葉を腐葉土や堆肥にでもすればいいのだろうが、ガーディニングのセンスが不足。
こんな所にも、需要と供給が噛み合わない。

腐葉土、堆肥と言えば、レジオネラ菌が問題となり、素人では管理が難しい。

今年、7月30日の朝日新聞の記事。
全国28都道府県の温泉地にある足湯のうち、125カ所を2009年から今年までサンプル調査。25%にあたる31カ所からレジオネラ菌を検出した。足湯には衛生管理の基準がないが、銭湯やホテル、旅館の浴場など風呂の水に関する厚生労働省の指針では、レジオネラ菌は検出されてはいけないことになっている。

24時間風呂で問題化したレジオネラ菌だが、地中にも多く存在する。
幼児、高齢者、入院患者の方は園芸用堆肥土、腐葉土は極力避ける事が叫ばれているが、自然界は、こんな身近な所でも、なめたらいけないと言う事を示している














1000年に1度、未曾有の大地震来襲
2011年12月25日
地震の謎を探っていたら、「深海探査船・ちきゅう」に行き着いてしまいました。
地震予知では全くダメでしたが、他の分野では思わぬ研究成果を上げていました。

そこで、深海探査船・ちきゅうを運用している、海洋研究開発機構の興味深い研究成果を紹介して見たいと思いました。

今日は、昨日に引き続き、「地球温暖化による気温上昇量の推定精度を向上」の報告の紹介です


地球温暖化による気温上昇量の推定精度を向上(その5)
平成18年3月 1日
独立行政法人・海洋研究開発機構

4.結果:
複数の種類の観測データによる推定を総合した気候感度の推定値の幅として、90%の信頼水準(注3)で1.8℃−4.5℃、70%の信頼水準で2.2℃−3.9℃を得た。

特に、これまでの研究では否定することのできなかった気候感度が、4.5℃よりも高い可能性を、90%という高い信頼性で否定する事に成功した


注3
信頼水準:真の値が推定の幅に入っている事にどれだけ自信が持てるかを表わす値。


追記以前、ロシア・サハ共和国のヤクーツク市水道局では、水を+7℃に温めてから水道管に流し,凍結を防いでいる事を紹介しましたが、日本でも寒さが厳しくなっていますが、現在のサハ共和国の寒さが気になります。

12月25日 ヤクーツク  最高-26℃ 最低-34℃
ベルホヤンスク 最高-34℃ 最低-35℃

ヤクーツク、1月の平均気温はマイナス42.7度である。
年間の降水量は、202o程度。ヤクーツクは、規模の面で永久凍土の上に建設されている世界で最大の都市である。













1000年に1度、未曾有の大地震来襲
2011年12月24日
地震の謎を探っていたら、「深海探査船・ちきゅう」に行き着いてしまいました。
地震予知では全くダメでしたが、他の分野では思わぬ研究成果を上げていました。

そこで、深海探査船・ちきゅうを運用している、海洋研究開発機構の興味深い研究成果を紹介して見たいと思いました。

今日は、昨日に引き続き、「地球温暖化による気温上昇量の推定精度を向上」の報告の紹介です


地球温暖化による気温上昇量の推定精度を向上(その4)
平成18年3月 1日
独立行政法人・海洋研究開発機構

3.方法
既に研究者によって、複数の異なる種類の観測データに基づく気候感度の推定(確率分布)が発表されている。

今回の研究では、20世紀の気温上昇傾向、大規模火山の噴火による気温低下、約2万1千年前の、最終氷期極大期の3種類の観測データの、それぞれに基づく推定を、互いに独立と見なし、統計理論(注2)を用いて数学的に組み合わせる事により、これらの推定を総合した単一の推定値の幅を求めた



注2 統計理論
ここでは「ベイズ理論」を用いて2つ以上の推定を結合した。
ベイズ理論とは、「条件付確率」の考え方を用いて、事前に持っている推定(事前確率)に対して、新たな情報を付加する事によってこれを更新し、より良い推定(事後確率)を得るための統計理論。


追記地球温暖化の原因の一つに水蒸気 がある。
二酸化炭素やメタンに比べ、水蒸気は大気中に存在する量も、赤外線の吸収量、共に桁違いに多い。
二酸化炭素の吸収できる赤外線の波長域は限られているが、赤外線の吸収率から言えば、メタンは二酸化炭素の40倍以上であり、水蒸気はさらに高い。

その一方、水蒸気は地上付近で熱を奪って蒸発し、雲となって日光を遮るなど、温暖化を強く抑制する働きも持つ。代表的な例としては、下記の様なものがある。

・高空で凝縮する際に放熱し、雨や雪氷の形で地上に戻るサイクルを通じて宇宙空間への放熱を促進する。
・雲が増えることで太陽光の宇宙への反射率が高まる。
・二酸化炭素やメタンの場合は、この様な作用が無い。

この様に、水蒸気は温暖化に関して、互いに相反する作用を併せ持つ。この為、水蒸気の影響の評価には、雲や降雨を含めた大規模な数値シミュレーションが必要となる。


☆今日もしっかり寒い1日となった。
明日から地震注意報の1ヶ月間に入る訳だが、以前の研究者・串田氏の早とちりの1件もあり、結果は五分五分と見たい。
又、新年の時期にも当る為、各種行事も多く、外れる事を願わずにいられない。













1000年に1度、未曾有の大地震来襲
2011年12月23日
地震の謎を探っていたら、「深海探査船・ちきゅう」に行き着いてしまいました。
地震予知では全くダメでしたが、他の分野では思わぬ研究成果を上げていました。

そこで、深海探査船・ちきゅうを運用している、海洋研究開発機構の興味深い研究成果を紹介して見たいと思いました。

今日は、昨日に引き続き、「地球温暖化による気温上昇量の推定精度を向上」の報告の紹介です


地球温暖化による気温上昇量の推定精度を向上(その3)
平成18年3月 1日
独立行政法人・海洋研究開発機構

2.背景(2/2)
世界で最初に示された地球の気候感度の推定値の幅は、1979年に米国の科学アカデミーにより報告された1.5℃−4.5℃である。

しかしこの幅は、当時の数少ない気候モデルの結果と、専門家の判断により決められた主観的なものであった。

ところが、以降の気候モデル研究の進展にもかかわらず、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の1次(1990年)、2次(1995年)および3次(2001年)の評価報告書においても、この幅は縮まる事がなかった。

近年、観測データと網羅的なモデル実験に基づく、気候感度の客観的な推定の研究が進んでいる。
しかし、これらの研究では気候感度が4.5℃よりも高い事を否定する事が出来ないどころか、10℃にもなる可能性を示す研究もあり、気候感度の推定値の幅は逆に広がった。

大気中の温室効果ガス濃度を何ppm以下にすれば、気温上昇が例えば2℃以下に抑えられるのかを知る為に必要な量が気候感度である。

従って、気候感度の推定の改善は、科学的な観点からのみならず、将来の温室効果ガス排出削減目標を検討する上で、早急に解決すべき極めて重要な問題とされていた



追記地球上に排出、または発生するメタンガスは、野牛や家畜の牛・羊などによる呼吸だけで25%を超え、他に肥料、天然ガスや水田、ゴミの埋め立て、化石燃料の燃焼などで年に2億5千万トンが放出されている。

2006年の報告では、メタンガスの37%が畜産から発生しており、主に反芻動物の消化器官から発生している。
そのため現在、家畜においては、バイオテクノロジーによる飼料の開発が進められている。

海底から噴出するメタンに限定するなら、単体のメタン同様、近年、海底内に大量に存在することが発見されたメタンハイドレートによる影響も、少なからずあるとの主張も出てきている。

深海部の平均水温が2-3℃上昇すると、海水に接しているメタンハイドレートが一気にメタンガスに変わり、メタンハイドレートの160倍以上のメタンとなるとされる。

さらに、海底部の水温が上昇する環境下では、海水全体の温度が上昇し、二酸化炭素同様、メタンが水中に溶けきれず、空中に放出されてしまう。

☆今日は地球温暖化に逆行するほど寒い。
いつもだったら、通りから子供達の声も聞こえるのだが、さすがに今日は聞こえて来ない。
そのせいか、今日でイチョウの葉が殆ど散っってくれた。
しかし、去年の方が落ち葉の量が多く感じたのだが気のせいか?













1000年に1度、未曾有の大地震来襲
2011年12月22日
地震の謎を探っていたら、「深海探査船・ちきゅう」に行き着いてしまいました。
地震予知では全くダメでしたが、他の分野では思わぬ研究成果を上げていました。

そこで、深海探査船・ちきゅうを運用している、海洋研究開発機構の興味深い研究成果を紹介して見たいと思いました。

今日は、昨日に引き続き、「地球温暖化による気温上昇量の推定精度を向上」の報告の紹介です


地球温暖化による気温上昇量の推定精度を向上(その2)
平成18年3月 1日
独立行政法人・海洋研究開発機構

2.背景(1/2)
将来の人為的な温室効果ガスの排出による地球の温暖化を予測するためには、コンピュータによるシミュレーションモデル(気候モデル)が用いられる。

ところが、複数の異なるモデルを用いて予測を行うと、温室効果ガス等の濃度変化について同一のシナリオを与えていても、気温上昇量の予測値が大きくばらつくという問題がある。

その主要な原因が、気候感度(注1)がモデルによって異なることである。

気候感度は、将来の温室効果ガス排出削減目標を検討する際に極めて重要な量であるにもかかわらず、これまでの研究による推定値には大きな幅があり、特に4.5℃よりも高い可能性が否定されていなかったため、その幅をいかに縮めるかが重要な課題の一つとされていた



追記温室効果ガスの中で、水蒸気とオゾンを除いたほぼすべての温室効果ガスは、炭素原子を含む物質であり、温室効果ガスの濃度を考える上で、地球上での炭素循環のシステムを理解する事が重要とされる。

また複数の温室効果ガスを合算して取り扱う際は、二酸化炭素※、又は炭素の量に換算する場合が多い


※ 二酸化炭素
温室効果係数が小さいながらも、環境中での寿命が長い事、地球放射スペクトルに対する吸収波長の重なりが大きい事から、放射強制力が大きいとされる。

二酸化炭素量は、石炭を用いた火力発電や自動車の排気ガス、工場の排気など化石燃料の燃焼がもっとも多い。

熱帯雨林を破壊する焼畑農業も主要な原因であると考えられている。

また火山活動や山火事など、自然現象によっても発生する。又、二酸化炭素の9%が畜産から発生しており、交通から発生するよりも多い。

今後、2030年までに、アマゾン熱帯雨林の60%が破壊され、この影響で二酸化炭素の排出量が555億トンから969億トンに増える可能性がある事が問題視されている。

☆今日のアジア市場は、米国がクリスマス休暇に入った事で動きが鈍く、総じて安い展開となった。
一方、ヨーロッパ市場は、悪材料満載ながら、ECB(欧州中銀)が21日、信用収縮の予防を目的に貸出期間を最長3年(従来1年)として、ユーロ資金を担保の範囲で無制限に融資するという、3年物資金供給オペ(LTRO)を実施。

域内523の金融機関から4890億ユーロ(約50兆円)の応札があり、市場予想(2500億−3500億ユーロ)を大幅に上回った。

この結束力を評価してか、現在は全面高で推移。(現地時間、14時頃)













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