2010年11月30日
日本が危ない(198)ベトナム新幹線、導入の行方(29)
@ ベトナム投資は儲かるのか?
2010年10月6日
ベトナムに10年暮らしている日本人の方の話しですが、ベトナムドン/円レートは過去の経験値では、円安での最高が1万円=120万ドン、最高が現在の240万ドンだったそうです。それは、何と、約2倍の開きです。
円建てで給料をもらっているサラリーマンにとっては喜ばしい事です。
又、ドル建ての場合は、ベトナムの場合は一応ドルベック制なので、それ程影響はないそうです。
問題はベトナムに投資している人で、いずれは日本にお金を持ち帰ろう、と考えている人にとっては結構考えさせられる状況といえます。
1年位前は、概ね1万円は150万ドンくらいで安定していました。仮にその当時に1千万を投資して、ベトナムで事業なり(投資事業含め)をしたとした場合、当時の1千万円は15億ドンになります。
投資して現在まで利益がトントンと仮定し、日本にその金を持ち帰るとした場合、15億ドンを今のレートで円に両替しますと、15億ドン÷240万ドン=625万円です。
国際為替というものは恐ろしいものです。1千万円が375万円も目減りして、625万円になるのですから。(まぁ、当然逆になる場合もありますが。)
しかし、今度は手堅く1年前に1千万をベトナムドンで預金したとします。当時ベトナムドン建ての定期預金は年利15%位の利息が付いたそうです。
その利息=2億2500万ドンを加えて合計17億2500万ドン=718万7500円となり、利息を考慮しても、トータル280万円ほどマイナスになります。
元本を増やそうと思って預金をしたのに、1千万円が718万円になってしまったという、何ともトホホな話ですね。
さて、現在1万円が円安の影響もあって、今のレートで233万ドンになっています。
あなたなら、どうします?
A 坂場元日本大使がベトナムのビジネスチャンスについて講演
2010年11 月19 日
前駐ベトナム大使の坂場氏が都内で講演した。その中で、今のベトナムには、あらゆる所に民間企業にとってのビジネスチャンスがあると強調した。
同氏は経済発展が進むベトナムを、列島改造に沸いた日本の1970年代にたとえ、土木工事が随所で行われ、高層ビルも林立するようになりつつあるとその発展ぶりを語った。
特に、インフラ関連や不動産などの産業が活発化しているほか、住宅やオフィスビル、ホテルの建設などで大型プロジェクトが進行していることを紹介した。
また、ベトナムは、共産主義でありながら、権力闘争があまり行われていず、政治的に安定している。このことが、投資ビジネスにとっての魅力になっていると指摘している。
経済協力開発機構(OECD)による今後の成長率見通しでは、ベトナムはASEANの中でも特に高く、高成長が予測されると強調した。
また、日本は対ベトナムのODAの最大の供与国でもあり、国民は親日的だと述べ、日本との経済関係が強化されていくことに期待を述べた。
2010年10月6日
ベトナムに10年暮らしている日本人の方の話しですが、ベトナムドン/円レートは過去の経験値では、円安での最高が1万円=120万ドン、最高が現在の240万ドンだったそうです。それは、何と、約2倍の開きです。
円建てで給料をもらっているサラリーマンにとっては喜ばしい事です。
又、ドル建ての場合は、ベトナムの場合は一応ドルベック制なので、それ程影響はないそうです。
問題はベトナムに投資している人で、いずれは日本にお金を持ち帰ろう、と考えている人にとっては結構考えさせられる状況といえます。
1年位前は、概ね1万円は150万ドンくらいで安定していました。仮にその当時に1千万を投資して、ベトナムで事業なり(投資事業含め)をしたとした場合、当時の1千万円は15億ドンになります。
投資して現在まで利益がトントンと仮定し、日本にその金を持ち帰るとした場合、15億ドンを今のレートで円に両替しますと、15億ドン÷240万ドン=625万円です。
国際為替というものは恐ろしいものです。1千万円が375万円も目減りして、625万円になるのですから。(まぁ、当然逆になる場合もありますが。)
しかし、今度は手堅く1年前に1千万をベトナムドンで預金したとします。当時ベトナムドン建ての定期預金は年利15%位の利息が付いたそうです。
その利息=2億2500万ドンを加えて合計17億2500万ドン=718万7500円となり、利息を考慮しても、トータル280万円ほどマイナスになります。
元本を増やそうと思って預金をしたのに、1千万円が718万円になってしまったという、何ともトホホな話ですね。
さて、現在1万円が円安の影響もあって、今のレートで233万ドンになっています。
あなたなら、どうします?
A 坂場元日本大使がベトナムのビジネスチャンスについて講演
2010年11 月19 日
前駐ベトナム大使の坂場氏が都内で講演した。その中で、今のベトナムには、あらゆる所に民間企業にとってのビジネスチャンスがあると強調した。
同氏は経済発展が進むベトナムを、列島改造に沸いた日本の1970年代にたとえ、土木工事が随所で行われ、高層ビルも林立するようになりつつあるとその発展ぶりを語った。
特に、インフラ関連や不動産などの産業が活発化しているほか、住宅やオフィスビル、ホテルの建設などで大型プロジェクトが進行していることを紹介した。
また、ベトナムは、共産主義でありながら、権力闘争があまり行われていず、政治的に安定している。このことが、投資ビジネスにとっての魅力になっていると指摘している。
経済協力開発機構(OECD)による今後の成長率見通しでは、ベトナムはASEANの中でも特に高く、高成長が予測されると強調した。
また、日本は対ベトナムのODAの最大の供与国でもあり、国民は親日的だと述べ、日本との経済関係が強化されていくことに期待を述べた。
投稿者:がくがく|00:47