松藤民輔氏
転換点
http://blog.ushinomiya.co.jp/economics/2008/04/post_136.html#more
ボブからドル、ユーロの転換点とのお知らせ。NY株の急騰と円安でテクニカルにどうなるのかと考えていたところだった。やはり全世界の通貨の転換点かな?これで本格的なNY株の暴落と金融恐慌の入り口が見えてくる。金融の中心地の金融危機はその通貨を強くする。1989年からの日本の株価暴落が80円の超円高になったように。いよいよ次はドルの番かな?
カナダドルとCRB指数の大きな転換点は3月の第2週に出ている。(過去ブログ参照)ドルに対しカナダドルはこの7年強かった。そのカナダドルと商品、穀物の指標であるCRBは同時に一緒に強くなっていた。この逆流が始まったのだ。専門家やマスコミは原油、金、穀物等への投資も冷えこみとある。金と原油を同じに並べないで。穀物と金を同じ商品と見ないでよ。
NY株は1日400ドルほど上昇。金は883ドルと33ドルの下げ。見事に予測通りに株の上昇と金の急落が始まった。詳しく言えばNY株の今度の戻りは40日移動平均線となる。もう少しで株価の上昇も終わりに近い。金は急な上昇だった分調整も大きい。775ドルから825ドルあたりかな?ついでに為替の変化が見えてきた。為替の変化は本格的な資金の不足を教えている。
ドルが強くなる理由の第一がドル不足。ドルが世界で不足している事であろう。世界の為替市場や債券市場、クレジット市場が正常に機能しているのは東京市場だけである。東京からの資金の移動は問題になっている金融機関へのドル送金。実は日銀総裁がいなくても平静な東京の凄さに世界の金融人は驚いている。
4月15日あたりを転換点とし再び世界の金融市場はパニックを迎える。