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森崇のニューヨークレポート

森崇のニューヨークレポート http://mori-thisweek.seesaa.net/ 今週の展望 ベアー・スターンズの救済劇はまさにクライマックス的だった。緊急融資を実施、直接救済に乗り出したFRBのスタンスは安心感を市場に与えている。また、ファニー・メイ(FNM)とフレディマック(FRE)の資本規制緩和も大きい。住宅ローン購入が拡大し、住宅ローン市場の安定につながると評価されている。今週号のバロンズ紙には、株式相場の底打ち近しとの記事が掲載されている。 ジェームス・フィヌケーン氏(シカゴ、シティフェル・ニコラウスに長年勤務し、現在はコンサルタント兼株式ストラテジスト。彼は底値予想で抜群の才能を発揮してきた。87年のブラックマンデー後の底値も的確に予想)が以下のように指摘している。 ★金融危機がクライマックスに達した時、買い時期が到来するケースが多い。今回サブプライム問題に端を発した金融危機は、ベアー・スターンズ救済劇でクライマックスを見た。1970年ペン・セントラル銀行破綻、84年コンチネンタル・バンクの破綻、94年のメキシコ通貨危機、98年のLTCM破綻時等がその例である。底値は金融危機と同時乃至は、危機の1ヶ月以内に到来する。 この他、現在の株式市場にはいくつも強材料が存在する。 1.クレジットカード最大手のビザが18日実施した190億ドル以上の規模の新規株式公開(IPO)は、新たな損失に備える米銀の資金補充に寄与した。ビザのクラスB株を保有する6大銀行が今回のIPOで得た資金は30億ドル以上となったもようだ。 2.ニューヨーク外国為替市場ではドルが商品生産国の通貨に対して広範に値を上げた。世界的な景気減速観測が広がるなか、金や原油を含む原材料相場は2日続落した。18日のFOMCでの利下げ幅が0.75ポイントだったことを受けて、商品相場の下落、ドル反発が進んだ。この利下げ幅は1ポイントの予想を下回るもので、インフレ高進に対するヘッジとしての金、原油の需要低下の側面も指摘されている。 更に、ゴールドマン・サックス・グループは20日、原油価格が今春に1バレル=90ドルに向けて下落するとの見方を示した。米成長減速が背景。商品相場は、循環的な軟調局面にあり、景気の状況と高価格が需要の重しとなり、ファンダメンタルズは4月に最低点に達するだろうと言う。7−12月には相場が回復し、年末までに1バレル=105ドルの水準に戻ると予想している。19日に金や原油を含め多種の商品相場が下落したが、下落の原因が投機的なロングポジションの解消であることを示唆していると指摘。 2年間で総額1680億ドルに上る景気対策も注目に値する。今年だけでも1000億ドルを超える見通し。戻し税は早ければ5月くらいから還付される。減税による限界消費性向は通常2割程度と言われており、この効果も無視できないだろう。 相場は相当悪材料を織り込み、下げ渋りを見せており、これからは好材料に反応しやすい地合になるのではないか。

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