店長のＦＸ日記

今日は明け方４時ころからユーロが昨日の流れで売られ始めた。市場の方向性、視点は変化してきたみたいだ。

資源国通貨は米ドルやユーロといった主要通貨の影響を強く受ける。昨日はアメリカがＮＺからのキウィの輸入を停止すると発表した。これを受けてＮＺドルが一時売られた。個人的にはもっと売られるかと思ったが、昨日のうちに値は戻した。

先ごろより、日本は中国からのレアアースの輸入に制限がかかり大々的にメディアで取り上げられてきた。確かにこまる話なのだろうが、ＮＺのキウィの話はその時間は聞かれたが、以降はあまりない様子。日本では、だが。ＮＺ側としてはかなり痛いはずである。主要な輸出資源であるはずだ。

メディアの報道はその国を表すような気がする。他国のことに関しては存外希薄なのだ。取り上げはするものの、希薄なのだ。TPPの協議内容が報道されているが、日本が出遅れたのは農業に対する影響への不安から。

キウィはおそらくレアアース同様に急速な対応が求められるだろう。
先進主要国、との対話ではなく｢世界｣の話を世界でしてほしいものだ。

日本のような工業国は自国通貨が高くて（もちろん困っているが…）もなんとかなりようがあるかもしれないが、資源国にとっての自国通貨高、輸出停止は計り知れないように思う。