2016年10月09日
「紳士服の青山」の生き残り
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本日の日本経済新聞において、紳士服販売を事業としている青山商事の今後の計画が発表されていました。
非紳士服を強化し、外食店舗を倍増させるという記事です。
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記事によると、青山商事は焼肉店やラーメン店を運営する「物語コーポレーション」とフランチャイズチェーン契約を結んでおり、焼き肉店「焼肉きんぐ」としゃぶしゃぶ店「ゆず庵」を約25店舗運営しているとのこと。
そして、2年以内に、地方都市の幹線道路沿いを中心に2倍の50店舗に増やすのだそうです。
青山商事が外食産業に進出していたとは、はじめて知りました。
そこでコーポレートサイトを見てみると、2017年の中期経営計画として、次のように書かれています。
【1】コアビジネスにおける「強み」の拡大〜ビジネスパーソン支持率NO.1
ビジネスウェア事業
・レディス強化(レディス売場の拡大、レディスフォーマル等の売上拡大等)
・ビジネス洋品等のシェア拡大(新業態開発、機能商品開発、販促強化等)
・EC拡大・オムニ戦略推進(リアル店舗とのオムニ戦略推進等)
【2】 積極的な事業領域の拡大〜「安定的なビジネスポートフォリオ」の構築
@ カジュアル事業
・「アメリカンイーグル」の成長戦略(地方SC出店加速、EC売上拡大等)
・カジュアル事業の第2の柱(M&Aを検討)
A 飲食事業
・「焼肉きんぐ」等を中心としたFCの飲食事業の売上拡大
B 海外事業
・中国は上海エリアから徐々に出店を拡大
・アセアン地域への出店
C 新規事業
・当社の強みである店舗開発力や顧客データ等を活用した新規事業の立ち上げ等
【3】ステークホルダーに向き合う経営〜「持続的な成長のための改善」の実践
・ガバナンス態勢の高度化、適切な情報開示、人事戦略、CSR活動の拡大など、企業価値向上を図るべく、すべてのステークホルダーと正面から向き合い適切な協働を進める。
飲食事業の他、「アメリカンイーグル」も青山商事が手掛けているのですね。
現在、少子高齢化による労働者人口の減少、スーツを着ない「クールビス」など職場環境の変化などにより、スーツ離れは一気に進み(私も冠婚葬祭時以外は全く着なくなりました)、紳士用スーツ市場は急速に落ち込んでいる状況です。
2007年度の3099億円がピークで、13年度は2183億円に。約3割も縮小しています。
そんな中、幅広く事業を手掛け、面を取りに行くことにより、売上・収益を伸ばすというのは一つの戦略でしょう。
全く畑違いの業界という点が気になりますが、フランチャイズなので「ノウハウを買っている」ということなのでしょう。
個人ビジネスとして考えても、いろいろな事業を手掛けながら、じょじょに「集中と選択」を行っていくことは非常に大切であると考えています。
特に、ネットを活用したビジネスであれば、ほとんどコストもかからないので、一つや二つ失敗しても大きなダメージにはなりません。
青山商事のように私も引き続き様々なビジネスにチャレンジして、金脈を見つけていきます。
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いつもご考察に関心しています。
青山商事はもともと地方からの進出で興味がありましたが、
飲食に行ってるとは知りませんでした。
情報ありがとうございます。