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フィレンツェにて 〜 夕食の友Tiiaとの出会い 〜 by リサイクルプロショップ (05/01)
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2017年07月14日

のんのん、一夜限りのスターになる?! 〜 ダンホステルのキッチンにて 〜 デンマーク・オーフス

海からダンホステルに戻り、3日ぶりに自炊をしようとキッチンに行った。

北欧初のキッチンだ。

広々としていて、たいていの道具はそろっている。ただ、ガスコンロがなくて、電気コンロのみなのが少し残念。

DSCN4513.JPG


 今日のメニューは、スープシチューだった。

前回イギリスで作った時のようなお魚は手に入らなかったので、ソーセージをメインにして、ジャガイモ・タマネギ・にんじん・マッシュルール・にんにくなどを炒めて、水を入れて煮込む。

 やがて、材料が柔らかくなったところで、塩・コショウとケチャップで味付けをした。

次の日の朝にも食べられるよう2食分のつもりだった。

 そのキッチンは、すぐ側にイスとテーブルが置いてあり、作ってすぐその場で食べられるようになっていた。
 
いよいよスープができあがり、パンを切って、ピーチネクターとすももをデザートにしてディナーが完成した^^

DSCN4512.JPG


 ではいただきますか〜と、一口・・・甘い^^”

ちょっとケチャップ入れすぎた?

それにマッシュルームがかたいこと・・・もう少しいいダシが出てくれてると思ったんだけど・・・う〜む(><)


 しかめ面をして食べてるまさにその時、ドヤドヤっと子どもを連れた男性が勢いよくキッチンに入ってきた。どうやら、今到着したばかりらしい。

 そしていきなり「ハロ〜!ナイス トゥ ミーチュー!(・∀・)」と、握手してきた。

「ハ・ハロ〜・・・(^.^;」とたじたじとなりながらも、握手を交わす。

 それから、キッチンは一気に明るくはじけた。

どこから来たの?ぼくらはアルゼンチンから船でデンマークへ渡ってきて、今ここに着いたばかりなんだ。
この子は、兄の娘の○○だよ、よろしく!
 あっ、とにかくご飯の用意をしなくちゃ!みんな腹ペコなんだ・・・あれこれ・・・(え?みんな?)

 しばらく経って、次から次とその家族がやってきて、キッチンはおおわらわ・笑

 みんな日本は大好きで、さらに旅の目的などを話した私は、一躍(一夜限りの・笑)スターになってしまって、質問責めだった(;・∀・)

 ちなみにこの親族は、車2台でアルゼンチンから旅をしているとのこと。

一番初めに声をかけてくれた男性は、お医者さんだった。

 子ども達も興味深々で、「いつか日本に行ってみたい(๑•̀ㅂ•́)و✧」と言って目を輝かせていた。

 次の日にフォルケ訪問を控えていた私は、少し早めに部屋にもどったが、それまでの1時間ほど、楽しいひと時を過ごした。

 さあ、明日はいよいよ・・・Ryフォルケ訪問の日だ〜!


(つづく)

もうすぐ夏休み♪
家族でワイワイ、温泉に行こう♪


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2017年07月13日

北欧の青い海を前に 〜 しばし空想のひととき 〜 デンマーク・オーフスにて

素敵なカフェで、やるべきことと美味しいランチを終えて、ユースに戻った私は天気もいいし、裏の森の方へ散歩に出た。

澄んだ空気が心地よかった。

DSCN4498.JPG


平日の昼間(、、、ではなく時間はすでに夕方6時近く)なのに、けっこう散歩している人がいた。

 そして、ほんの10分ほど歩くと、目の前に海が現れた。


「へえ〜こんなに近かったんだ〜」と、海を見るのが大好きな私は、すごく嬉しかった。

 
 旅に出て、初めての海は明るいエメラルドグリーンの地中海だった。

 2度目は、電車から見たイギリス西部の海。


これが3度目に見る海・・・ユラン半島から東に向いた海だから、カテガット海峡よりもずっと南の内海のはずだった。

波は穏やかで、遠くの方にヨットが数隻うかんでいる。

DSCN4508.JPG

DSCN4501.JPG


 足元の岩礁はゴツゴツしていたけど、しばらくそこに座って、遠くをみつめながらぼ〜っとしていた。


DSCN4500.JPG



 ・・・次の訪問が終わったら、どこに行こうかなあ・・・


こっちの海を見れたから、西の方の海とか風力発電の風車が見たいなあ・・・


 次に向かう先を自由に決められるのが、この「放浪の旅」の醍醐味だよなあ・・・


と、ワクワクしながら、さらにその次に向かうであろうスウェーデンの方にも想いを馳せていた。


(つづく)

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2017年07月12日

とあるデンマーク人、母子との出会い 〜 ダンホステルにて 〜 デンマーク・オーフス

2007年5月30日(水)
前回のお話から、時をすこしさかのぼり、その日の朝、、、

 前日の疲れもあって、ぐっすり眠っていた私は、相部屋のデンマーク人母娘が帰ってきたことにも気が付かないまま朝を迎えた。

 カタン、コロコロ・・・という音ではっと目を覚ますと、「ごめんなさい。起こしちゃったみたいね」と、荷物整理をしていた女性が声をかけてくれた。

「ノー・・・」(いいえ)と言いながら上半身を起こすと、8歳か9歳くらいかと思われる金髪の娘さんと目が合った。

「グッドモーニング」と声をかけたが、何を言ってるか分からないという表情で返事はない。

「娘はまだ英語が分からないの」

デンマークでは、高学年になったら英語を勉強するとのこと。母国語を大事にしているらしい。
 
そして、その子はだまって手に持った色とりどりの積み木を積んでいった。

DSCN4477.JPG

私がじっと見ていると、うれしい様子で、少し得意げ・笑


 私はその前年6年生の算数を受け持った時のことを思い出していた。立体の勉強だった。

 教科書にある、サイコロ状の積み木がいくつありますか?

という問題を初めて提示した時、その描かれている奥行きを、きちんと理解していた児童の数があまりにも少なかったのだ。

 今の子ども達は、平面に描かれた立体の奥行きを想像することができない!

それは、正直かなりのショックだった。

 それだけ、実際の生活で立体物に触れる機会がないということなのだろう。

私達の頃は、自分で「ヒミツ基地」などを作ったり、立体物を作りだすという作業は身近な体験だった。

積み木遊びもその一つだった。

 こうなったら、実際に体験させるしかない。子ども達がどんな反応をするか分からなかったが、教具室にあるブロックを片っ端から集め、みがき、授業で子ども達に配った。

 思いがけず、彼らはものすごく喜んだ。喜び過ぎて授業にならないくらいだった。6年生が・・・だ。

「後で、自由に遊ぶ時間を作るから今は、授業に集中しようね」と言って、やっと授業ができた。

 黒板に貼った見本と同じ形を作ってみようという内容。さすがに吸収力がはやい子ども達、すぐになんなくできるようになった。

 しかし、ほんの何回かやっただけでは、まだ平面に描かれた立体を読み取れない子もいた。やはり、もっと幼い頃からの体験が大切だと痛感した。

 そして、目の前で幼い子が楽しそうに積み木遊びをしている。私は興味しんしんだった。

DSCN4480.JPG


そしてお母さんに「いつも、こういった遊びをしているの?」と聞くと、「Yes」とのこと。

 そして、驚いたことに「Are you a teacher?」(あなたは先生?)と聞かれた。

びっくりして「Yes」と答えるとやっぱり・・・という表情・・・するどい^^”

 デンマークでは、幼い頃にこういった遊びや指先を使う体験をさせることがとても大切だと考えられているらしい。

 「ベリーグッド!」(すばらしい!)と言うと、にこっと笑った。

そして、写真を撮らせてもらってもいいかと聞くと、喜んで・・・と答えてくれた。

DSCN4488.JPG


 さらに、明日訪問する予定のRyという町の場所がよく分からなかったので、「Ryって知ってますか?」と聞くと、持っていた詳しい地図を広げて、今いるオーフスと、そこからちょっと西に行ったところにある小さな町を指差した。

そこには「Ry」と、ちゃんとあった。

そしてペンで印をつけると、「私達はもう使わないから、よかったらあげるわ」と、地図をさしだし、荷物の整理も終わったらしく、

「じゃあ、私達はもう出発しますから・・・」と、笑顔で部屋を出て行った。

私も笑顔で「ありがとう!」と応えた。

 その後を見ると、積み木の入った木箱がちょこんと置いてある。

DSCN4489.JPG

「もしや忘れ物?」と思ってあわてたが、実は、その積み木はユースのどの部屋にも置いてあるものだった。

 ちなみにテレビは、談話室にしか見当たらなかった。

 デンマークらしい^^

(つづく)

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2017年07月11日

優しさと優しさの、つながりからの100分の1の確率の出会い 〜 Ry ホイスコーレ 〜 デンマーク・オーフスにて

さて、デンマークに100校以上あるフォルケホイスコーレ・・・その中で、この旅で「縁」があったのは、オーフスから西へ電車で30分ほどの町「Ry(ウイ)」にあるRyフォルケホイスコーレだった。


 先入観を持ちたくなかった私は、今回の旅の訪問先に関する文献には、あえて目を通さずに、偶発的な出会いをもとめて、とあるネットサービス(mixi)の「北欧留学への扉」というコミュニティで、旅の目的などを説明して、情報を求めた。

ところが、なかなか反応は厳しいものだった。

見学するにはどこどこに申請して書類を何枚も書いて、うんぬん・・・

それからデンマーク語ができない?そりゃ話にならない、

英語のコースはわずかとのこと・・・言葉ができないで見学できるほど甘くはない

・・・などなど・・・(苦笑)

どれも、そ〜ですよね〜・・・とナットクの一言・・・^^”

 正直、少し凹んでいると、そこに心優しい一言・・・

「ちょうど今、デンマークのフォルケに行っている面倒見のいい友人がいます。

それに自分も行ったことがありますが、デンマークのフォルケの先生はたいていが英語が達者だからあまり心配いりませんよ」

と、紹介されたのが・・・当時大学を休学してRyフォルケに通っていたAkiさんだった。

地獄に仏とはこのこと・・・私は大喜びで彼女に連絡を取ってみた。


 とてもしっかりした女の子で、全く面識のない日本からの私のずうずうしいお願いメールにも、甘すぎず・辛すぎず・笑、

適切な対応をしてくれた。

旅に出てからも、メールでやりとりをしていたが、疑問に思うことははきはきと質問してくれ、私の旅の動機や目的も全て打ち明けて、協力をお願いしたところ

、授業内容などの詳しい情報と、フォルケ事務所との交渉や先生との仲介などもしてくれた。

途中、日本語が見れないことも想定して、英語のメールまで添えてあった時には、本当に涙が出そうなほど感動したものだった。


 そのAkiさんに、「31日に行く」ということは連絡してあったものの、何時に到着するかまでは、伝えてなかった。

だから、インターネットができる所をさがして、なるべく早めに電車の時間を調べ、メールしなければならなかった。

・・・がしかし、そのユースにはなかった。

  そこで思い出したのが、昨日食事したカフェだった。

帰り際、トイレに行くときに見かけたのだったが、片隅にひっそりとパソコンが置いてあった。あれを使わせてもらえるかな?

 早速そのカフェに向かうと、昨日のウェイターさんが笑顔で迎えてくれた。

インターネットが使えるかを聞くと、「お茶か食事をした人は無料」とのことだった。

そこでランチを食べることに決め、先にネットを使わせてもらった。


 いつものことだが、日本語での表示はできないし、入力もむりだった。

まずはデンマーク鉄道で、路線検索!  www.dsb.dk

デンマーク語はさっぱり分からなかったけど、なんとなく、どこからどこまで・・・と入力する欄があったので、てきと〜に地名を入れてみると・・・ドンピシャ! 

オーフスを8:15くらいに出て、8:49にRyに着く電車があったので、それに乗ることにした。

 そしてこれまた、表示はデンマーク語だが、Yahoo Japanと入力するとワケの分からない文字をともなって、Yahoo Japanのトップページがあらわれた。

手さぐり状態で、メールの受信箱に到着し、Akiさんからのメールに返信する形で
、英語で到着時刻を連絡した。

 ふ〜っと、やるべきことが終わった私は、メニューを見せてもらって、ランチタイム!

img_0.jpg

とても美味しかった^^

 その後、スーパーで夕食の買い物をしてユースに戻った。

ちなみに今の私なら、ヨーロッパ鉄道旅行
のページ(日本語)から路線検索しますけどね^^

(つづく)

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2017年07月08日

出会い、さまざま 〜 森の中のダンホステル 〜 デンマーク、オーフスにて

さて、オーフスの「シティ・スリープ・イン」は、いわばバックパッカー向けのドミトリー形式の宿だった。この時は、相部屋で素泊まり120Dkr(約2880円)であった。

 ちなみに、北欧のユースではシーツを持参していれば1200円ほど安くなるということを知っていた私は、日本から封筒型シーツを持参していたので、とても安上がりだった。(この時も、実際は+45Dkr)

 お腹がすいていた私は、指定された部屋にこっそりと(この時は深夜0時過ぎ)荷物だけ置いて、外に出た。

さっきの二人が言っていたお店はどこだろう?

 少しだけウロウロしたが、分からなかったので(あれは明日の朝のことを言ってくれたのだろう)仕方なく宿にもどり、空腹のまま眠りについた。

 2007年5月29日(火)天気晴れ

 起きてこのホテルの中を散策してみると、中庭に緑があったり、キッチンや洗濯機があったりと、滞在するにはなかなかのものだった・・・が、周りの景色があまり気に入らなかった。

せっかくデンマークに来ているのに、全然そんな感じがしない。

疲れていたし、自然の中に行きたかった。
 
 
そういうワケで、早々にチェックアウトして、郊外にあるユース「ダンホステル・オーフス・ヴァンドレイエム」に向かうことにした。

 荷物を持って、バスターミナルに向かう。円形のターミナルに、パン屋さんがあったので、立ち寄ってみた。

・・・が、あまりの高さにクラクラしてしまった。1番安いのでも12Dkr(約300円)。

 大好きなクロワッサンが12Dkrだったので、買って食べてみたが・・・う〜ん、あぶらっけのない禁欲的な味だった。

クロワッサンといえば、バターたっぷり・・・が好きな私にとっては、ちょっと物足りなかった。
 
 さて、路線図を見て、多分このバス?・・・と思ったバスに乗り込むと、入り口付近に車イス専用スペースがあり、私が乗ったそのバスにも車イスの人が乗ってきた。

運転手さんがさっと飛んできて、サポートする。さすが福祉の国デンマーク!・・・と感動しながら、中にある自動券売機で切符を買う。

 そして座ると、バスは思っていた反対の方向に走りだした。(またかい!)

次のバス停でおろしてもらい、歩いてターミナルに戻る(そんなに遠くはなかった)次に乗ったバスは、ちゃんと思っていた方向に進んでくれた。

オーフスの街の中をゆっくりと走り、最初の印象とはだいぶ違うかわいらしい場所がいくつかあった。

「こんな場所があったんだ〜少しは観光すればよかった〜」と思ったが、やはり疲れていたのだろうおりるまではしなかった。

 やがて右手に森が見えてきて郊外にさしかかり、駅からバスで15分くらいという手がかりをもとに「この辺かな?」「ここかな?」と、気になりながらもそれらしき標識も建物も見あたらないまま、バスは進み、明らかに通り過ぎたような気がしたので、バスをおりた。

 こうなったら人に聞こうと思うが、数人の子どものグループが通り過ぎただけだった。

次に来たのはマラソン中の男性・・・さすがに声をかけるのは気がひけた。

すると遠くの方に自転車で女性がやって来るのが見えた。よしっ

 「エクスキューズ・ミ〜」と勇気を出して声をかけると、その女性は止まって話を聞いてくれた。

「ダンホステルを知ってる?」と聞くと、「Yes」とのこと・・・よかった〜

ところがどうやら私は、そうとう遠くまで来てしまったらしい。

「2kmほど行ったところの森の中」だと、元来た道を指差された。

そして「歩いて行ける?」と聞くと、とんでもないっという顔をされた。

「荷物がなければね〜」という感じ。

「もう一度バスに乗って、ちゃんと運転手さんに聞いた方がいい」とアドバイスをくれた。

 はああ・・・とため息をつきながら、仕方なく向かいのバス停でバスを待った。20分〜30分くらい待っただろうか、バスがやって来た。

 今度はちゃんと運転手さんに、「ダンホステルに行きたい」と伝えた。(最初からこうすればよかったんだよね〜^^”)


 そして、さっき通り過ぎた森の前のバス停で「ここから少し森の中に入ったところだよ」と教えてくれた。

 お礼を言って、バスを降りて森の入り口に立った。

そこから見るかぎり、建物は見えない。でも標識はちゃんとあったので、ひとまず行ってみることにした。

 久々の森の中、空気が冷たくて気持ちよかった。


ほどなくして、道は二つに分かれ、標識は左をさしていて、そのすぐ先に緑の芝生や木々のある感じのいい建物が見えてきた。

Fotor_149942739323459.jpg

DSCN4497.JPG
 
 ああ、やっぱりこっちにしてよかった!と、1人でテンションが上がったが、建物には人っ子1人いなかった。

「まさかお休み?!」

ここまで来てそれはないだろうと、ウロウロしてみたら、どうやらフロントらしき場所をみつけた。

入り口はあいているが、そのさらに中は、シャッターみたいなものがしてある。

 どうやら、チェックインまでは閉まっている感じ。多分3時くらいだろう。

そしてガイドブックをチェックすると、

「北欧のユースは、チェックアウトからインまでの間は閉まっているところが多い」

と、ちゃんと書いてあった。

 ちょうどお昼過ぎ、お腹がすいたが、その周りには何もない。
 意を決して、貴重品だけ持って散歩に出ることにした。

朝から、クロワッサンとバナナくらいしか食べていなかった私は、モーレツにお腹がすいていた。・・・とはいえ、その辺りに食事ができそうなところは全く見当たらなかった。

 ひとまずバス停まで歩き、バスで街に出るか、その辺りを散策してみるか迷ったが、ちょっと歩けばスーパーでもありそうな住宅地的な雰囲気だったので、近くをさがすことにした。

(あまりお金は使いたくないし、バスはこりごりという気持ちも・・・^^”)

 バス通りを横切って、まっすぐ下っていくと、花が植えてあるレンガ造りの家が並び、やっとデンマークに来たという実感がわいてきた。

 しかし、家ばかりでお店らしきものは見えない。
通りがかった紳士に「この近くにスーパーマーケットはありますか?」と尋ねると、この一筋向こうの通りにあって、すぐ近くだと教えてくれた。


img_3 (5).jpg

 言われた通り、その通りにはスーパーはあったし、カフェやデリバリーなどの飲食店、それに銀行やおしゃれなお店、日用雑貨や金物屋さん、などなどがあった。

デンマークの通貨がなくなってきていたので、銀行のATMで1000Dkr(約24000円)引き出した。 

これでひと安心^^

 まずは、いつものようにスーパーに入って値段帯をチェック。

昨日の印象の通り、物価はかなり高い。(税金の関係もいろいろあるのだろうが)

そういえば、ユースにはキッチンがあるのかな?まだ分からない・・・。調味料だって・・・今は、下見だけにしておいた方が無難かな。

 急がないと、ランチが終わってしまう・・・と、お客さんがたくさんいる、北欧らしい照明や木材を使った感じのよいカフェに入ってみた。

 日本人女性が1人でお店に入ってきた時の、お客さんやスタッフの反応は、その国によって色々だったが、デンマークでは、どこに行っても「無反応」というのが印象的だった。

・・・といって、無視されるわけでもなく、困っていたら親切に助けてくれる。

デンマークをよく知ってる人から言わせれば「デンマーク人はシャイだから・・・」ということらしい。

 メニューを持ってきてくれたのは、背が高くグレイの瞳をした好青年だった。

当たり前だが、メニューはデンマーク語・・・さっぱり分からない^^”

「これはどんなもの?」とデンマーク語が分からないということを伝えると、奥に行って、別のスタッフを呼んできた。

 そしてそのスタッフはメニューにのっているものを英語で説明してくれた。

一番安いものでも1200円くらいというメニューだったが、昨日が、プチ断食デーだったから少しは贅沢してもいいかな〜デンマーク初の外食だし・・・と、55Dkr(約1350円)のランチを頼んだ。

 しばらくして、女性スタッフがひかえめな笑顔をたたえながら、食事を持ってきてくれた。残念ながらどんなものだったか、記憶にないのだが、とても美味しかったことだけ覚えている。

 それに居心地がよく雰囲気もとてもよかった。

ご馳走様とお礼を言って、カフェを出て、スーパーでパンや果物などをちょこちょこと買い物して、2時半くらいだったろうか、ユースに戻ってきた。

 フロントに入ると、若い男性が「やあ」という感じで座っていた。

スタッフではなく、私同様お客さんらしかった。

黒い髪に、少し色黒の肌、雰囲気的に日本でもよく見るカレー屋さんのインド人男性みたいな感じだった。
 
軽く会釈して、荷物のそばに行くと「その荷物は君の?」と英語で話しかけてきた。

「ちょっと早く着き過ぎちゃったみたいだね」ととてもフレンドリーな感じ。

 まだ時間があって、ひまだったのでそのまま色々と話をしていた。

彼は、やはりインドからの留学生で近くの大学の医学生だった。

今日は、宿泊ではなく何かの手配でここに来たが、まだフロントが閉まっていたので待っている、とのこと。

専門は、なんと心理学だった。(私も一応大学で心理学をかじったことがあった)
 
・・・とはいえ、そんな学術的な話ができるほど英語力はない。

それよりデンマークの大学のことを知りたかったので、そっちの方を聞いてみた。

 どうやら彼のようにデンマークに留学してきている外国人はたくさんいるたしく、「日本人もいるよ」とのことだった。

 そうこうしているうちに、チェックインの時間になり、受付の窓が開いた。

彼は、スタッフと話を終えると「じゃあね、よい旅を!」と言って、去っていった。

 さて、緑のたくさんある広い敷地の中であてがわれた部屋は、

DSCN4495.JPG

img_1 (5).jpg


木製の二段ベッドが二つある4人部屋だった。

img_2 (5).jpg



荷物を置いて、あちこち散策してみると、キッチンもランドリーもあった。

 洗濯物がたまっていることを思い出した私は、フロントにいくらか聞きに行くと、35Dkr(約840円)で洗濯と乾燥までできるとのこと。悪くない。

 さっそくたっぷりと洗濯物を持ってランドリー室に向かい、洗濯機に放り込み、ふ〜やれやれ・・・とそのままそすぐ側のベンチに腰掛けた。


 すると、目の前に自転車がある。それもいかにも何日も旅してますといった感じの荷物がくくりつけてあった。

 さらに、そのすぐ横にマラソンランナーのような感じの若い男性が座って、整備をしていた。

見たところ、デンマーク人ではなさそうな雰囲気だった。

 私の視線に気がつくと、彼は「やあ、どこから来たの?」と聞いてきた。

「日本から・・・あなたは?」

「ドイツから」

 ええ?!自転車で?!

と聞くと、彼はうなずき「だいたい1000kmくらい走ったかな」とのこと。

行き先は、デンマークの北端らしい。

 帰りも自転車で?と聞くと、いやいや電車で帰るとの返事。

 ヨーロッパの電車は、自転車も乗ることができるので、旅行者にとっては動きやすい。うらしましいかぎり・・・。

 ・・・と、こうしている間に洗濯が終わって、部屋に戻るとあらたなお客さんがいた。

金髪のかわいらしい女の子と、その母親の二人だった。

 私を見ると、特に驚く様子も見せず軽く会釈して部屋を出て行った。
 
 昼に贅沢したので、夜は質素に・・・キッチンに行って、買ってきたパンとスープなどで軽く夕食をすませ、シャワーを浴びると、早々に眠りについた。

 そういえば、明日はインターネットができるところをみつけて、次の訪問先と連絡を取らないと・・・


(つづく)

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2017年07月07日

あこがれの北欧へ! 〜 深夜の天使たち 〜 ロンドンから、デンマーク・オーフスへ 

2007年5月28日(月)

〜夜8時・ロンドンSTN空港からデンマークのオーフスへ向けて出発した飛行機の中での記録〜

正直私はかなりぐったりだった。その日は朝4時起きだったし、気持ち的にもかなりブルーだった(;_;
(*なぜかは、前回の記事を参照ください)

でも、外の景色は濃いブルーが美しかった。夏のヨーロッパは、その時間でも十分明るく、ちょうど日がくれていくところだった。

やっと憧れの北欧に行ける!(・∀・)
そういえば、白夜が見れるかな?
(なんて、実は北欧の中でも白夜が見れるのは北部の方のかなり限られた地域だけだったのだが・・・^^”)

到着予定時刻は、10時40分・・・ということはオーフスの街に着くのは11時過ぎ・・・ロンドンの空港で散々待ち時間があったため、幸いにも宿をさがすことができた。

でもそんな時間(深夜)にチェックインって・・・はああ・・・(*_*)(ユースは相部屋のため、寝てる人を起こすことになる)

そうは言っても仕方がない。なんにしろ疲れた・・・3時間近くあるし、今のうちに眠っておこう(-_-)zzz



・・・と、ほどなくして飛行機は着陸態勢に入った。
外はすでに真っ暗だった。

「あれ?(゜o゜)」

時計を見ると、まだ9時半・・・出発して1時間半しか経っていないのに・・・またどこかに途中寄航?!

???状態のまま、飛行機は着陸し、みんなゾロゾロとおりていく。

時間は、9時40分・・・???

空港の時計を見て、謎が解けた。10時40分。
「そっか〜時差があったんだ〜( ;∀;)」

地図をよくよく見ても、イギリスとデンマークはけっこう近い。3時間もかかる距離ではなかったのだ。


img_3 (4).jpg


それはさておき、オーフス市街に向かうバスが空港の前に止まって待っていてくれた。運転手は、なんと女性だった。(こんな時間に?!)

料金は前払いで80Dkr(1Dkr=約23円:約1840円)高い!Σ(゚Д゚)

ユーロ〜£(ポンド)〜Dkr(デンマーククローネ)ときて、計算が苦手な私は正直通貨の切り替えが少し苦痛になってきた^^”

真っ暗で何も見えない中を、バスは市街に向けて走り、30分ほどだっただろうか街の明かりが見え、さらに15分ほど街の中を走り、駅に到着した。すでに11時はまわっている。

さて予約したユースは・・・運転手さん曰く「歩いて20分くらい」とのこと、他の客はとっくにいなくなっている。暗い中を、地図をたよりに重い荷物を引きつつとぼとぼと歩く。
途中のライトアップされた建物が美しかった(残念ながらこの時撮った写真は、バックアップされておらず消えてしまった)

ほどなく明るい路地から暗い道にさしかかり、周りには誰も人がいない。本当にこの方向でいいのか不安になってきた。
荷物は重いしお腹はすいたし(@_@)(その日は前述した事情でプチ断食)・・・ちょうどそこに公園があり、その辺りの地図が表示されていた。

しかし、なんともよく分からず、それどころか反対方向に歩いてきたのでは?との疑いが湧き起こってきた(TT)誰か〜(つд⊂)エーン

・・・とちょうどそこに、女性2人連れの天使が舞い降りてきた(・・・ように見えた)

どこに行きたいの?と尋ねられ、「スリープ・イン」と答えると、「それならちょうど私たちもその近くの店に行くところだから案内してあげる」とのこと。

正直泣きそうなほど嬉しかった(≧▽≦)

しかも、自転車に荷物を積んでくれた。

ゆっくり歩きながら、どこから来たのか、どこへ行くのか・・・などとたあいもない話をしながら、10分ほど歩くと、大きな道に出て「この道を左に行くと、明るい看板があって、そこがあなたの行きたい所よ」と、教えてくれた。

その上彼女達は「もしもお腹がすいたら、よかったら私達のお店に来てね。」と言ってくれた。

「本当にありがとう!!」と、握手でお別れをし、

「デンマークの人はなんて心優しいんだろう・・・(•ө•)♡」と感激しながら、言われた通り看板をみつけ、無事、チェックインすることができた。

ほぼ12時近かった。

知らない国で、周りも何も分からず、途方にくれている時に助けてもらった時のあの感激は、一生忘れないだろうと思う(*´∀`)

(つづく)

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