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2015年10月15日
ロスカット(LC)とは?
こんばんは。
FXで自由を手に入れるためのブログのTakaです。
まずは簡潔にいきます。
「ロスカット(強制決済)」とは、取引に必要な「安全装置」なのです。
証拠金を預けてトレードを開始しますが、意に反して相場が反転し、含み損が証拠金額の50%を超えると、そこで「マージンコール(追証)」が発生します。要は、「このままでは危険だから、トレードを続けるなら証拠金を追加して!」というものです。含み損が証拠金の70%を超えるとロスカット(強制決済)されます。Loss Cut、省略してLCと表記しているFX会社もあります。そしてこのロスカットに手数料を課しているところもあります。詳細はそれぞれ利用しているFX会社のホームページを参照するか、直接問い合わせてみるといいでしょう。
ここからは余談を含みます。
私は以前、商品取引員、つまり商品先物の会社で働いていたことがあります。そこで務めるまでの経緯はいずれ記事にて書こうと思いますが、今回は割愛します。私はこの会社での勤務経験で信用取引の基礎を学びました。そして多くのお客さんから、「追証(マージンコール)」、「信用取引」、「先物」の恐ろしいまでのネガティブイメージも聞きました。法整備の甘さ、法令軽視の取引員による営業活動により、皮肉にも信用取引の信用は地に落ちたのです。
そんな商品先物取引の営業活動をする上で、顧客の不安を取り除かなければ数字は契約は取れません。ですのでいろんな説明を考えるんですね。その中でも、「追証(マージンコール)=怖いもの」というのは必ず解消する必要がある難問の一つです。冒頭で、「ロスカット(強制決済)」とは、取引に必要な「安全装置」、と述べましたが、やはり追証(マージンコール)もまた安全装置のです。
「相場が意に反した動きをした場合、ある一定の基準まで含み損が膨らむと、そこで取引を一回見直しましょうというのが『追証(マージンコール)』なんです。万が一お客さんと連絡が取れなかったら底なしに損失が膨らむなんてことはありません。強制的に決済(ロスカット)されます」とう説明を何度繰り返したことか。
今ではネット取引全盛の時代です。なんともわかりやすいサイトも溢れており、個人が信用取引、ロスカットやマージンコールについて自ら学ぶ場がとても多くあります。いつの間にか追証という言葉も、海外のマージンコールに置き換わっていることを多く見ます。特に若い世代では信用取引に対する心理的ハードルはかなり下がってきているのではないでしょうか。「銀行に預けるだけで資産を守れて、老後も安心」なんて時代は既に過ぎてしまいました。これからは積極的に資産運用のための知識武装が必要な時代であることは言うまでもありません。
バブルを見て育ち、バブルがはじけた後に社会に投げ出された私達の世代は特にそう感じるのです。
それでは!