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2015年01月04日
赤道儀のレビュー
自分が使っている赤道儀についてレビューしてみました
8か月の使用です
Vixen GP2赤道儀
メーカーはVixen. 日本ではとても有名な望遠鏡や双眼鏡などを製造・販売している会社です
この赤道儀は既にディスコン(製造終了)になってしましました. 代わりに登場したのはAPシリーズです
http://www.vixen.co.jp/product/at/ap/index.htm
さてこの赤道儀は本格的な赤道儀の範疇では最もローエンドのものです
赤道儀には非常に小型で弁当箱より小さなものもありますがこれらは地球の自転をキャンセルするだけの回転する軸が1軸のものです
2軸の回転軸を持ったものはこのような形になることが多く、サイズも大きくなってしまいます
ローエンドではありますが、写真のようなシステム一式で10万円くらいにはなってしまいます
望遠鏡無しでです. ビギナーにはあまり優しくない値段ですよね
システム一式(実際には別々に購入しています)には下記のものが含まれます
・赤道儀(GP2)
・赤経軸モーター(MT-1WT)
・モーターコントローラ(DD-3)
・極軸望遠鏡セット(GP用)
・三脚(SXG-AL130)
・スライドバー
・バランスウエイト
・カメラ自由雲台(Velbon QHD-33)
・ACアダプタ(Anthin 12V3.8A-PSE)
この赤道儀には7kgまでの望遠鏡・カメラを搭載できます
比較的小型の望遠鏡が対象ですが初心者で口径20cm以上の望遠鏡を買う人はあまりいないでしょうから初心者用には十分です. カメラはどんなに大きなものでも載ります
ただし、自動導入機能と言って目的の星に自動的に合わせるものは付いていません. 昔はオプションであったようですが
ローエンドの商品ではありますが、とてもしっかりとした作りになっています
三脚はアルミですが、その他の主要パーツも金属で出来ていて硬く重たいです
デザインはややそのまんま感がありますが機能的で良いです
色は白で綺麗です
毎回使うときに組み立て、しまうときにはバラすことが必要ですが、慣れれば10分もかからないで出来ます
一番時間がかかるのは、三脚の水平を出すことと赤経軸を地軸に平行に合わせることです
自宅のベランダでは場所を決めているのでほとんど時間は掛かりませんが遠征したときはその都度北極星を探しながら水平出しと赤経軸合わせを行います
赤経軸合わせは北極星を極軸望遠鏡(図の右側の青い部分の中に入っています)で合わせるのですが、北極星が真北から約1°ズレているために日時に対して北極星の場所を補正します. 普通の赤道儀では必ず行いますが、やや面倒です
良いと思うのは作りや動作がしっかりしているので、セッティングさえきちんと行えば確実な動作をすることです
もう少し、と思うところは2つあります
・赤経軸のモーターを高速に動かして狙う天体の位置を変えることが出来るのですがいかんせん動きが遅いです
32倍速ですが待ってられず、クランプを緩めて手動で動かします
上位の商品は1,000倍近いスピードであっという間に次のターゲットまで動きます
・モーターの電源電圧が8〜12Vと高く、単1電池が何と8本も必要です. 5Vで電流も少なく出来ればさまざまなスマホ用のバッテリーが使え非常に良いと感じます
あとコメントですが、自分は赤緯軸用のモーターを付けていません. 不要というか持っていても役に立たないと思います
上にも書きましたが狙う天体を変えるためにはこのモーターでは遅くて使い物になりません. 赤経軸用は追尾に必須ですが、赤緯軸用は追尾には不要ですので、使い道が無いと思います
以上ですが、しばらくはこれでいけそうです
ではまた、失礼します
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8か月の使用です
Vixen GP2赤道儀
メーカーはVixen. 日本ではとても有名な望遠鏡や双眼鏡などを製造・販売している会社です
この赤道儀は既にディスコン(製造終了)になってしましました. 代わりに登場したのはAPシリーズです
http://www.vixen.co.jp/product/at/ap/index.htm
さてこの赤道儀は本格的な赤道儀の範疇では最もローエンドのものです
赤道儀には非常に小型で弁当箱より小さなものもありますがこれらは地球の自転をキャンセルするだけの回転する軸が1軸のものです
2軸の回転軸を持ったものはこのような形になることが多く、サイズも大きくなってしまいます
ローエンドではありますが、写真のようなシステム一式で10万円くらいにはなってしまいます
望遠鏡無しでです. ビギナーにはあまり優しくない値段ですよね
システム一式(実際には別々に購入しています)には下記のものが含まれます
・赤道儀(GP2)
・赤経軸モーター(MT-1WT)
・モーターコントローラ(DD-3)
・極軸望遠鏡セット(GP用)
・三脚(SXG-AL130)
・スライドバー
・バランスウエイト
・カメラ自由雲台(Velbon QHD-33)
・ACアダプタ(Anthin 12V3.8A-PSE)
この赤道儀には7kgまでの望遠鏡・カメラを搭載できます
比較的小型の望遠鏡が対象ですが初心者で口径20cm以上の望遠鏡を買う人はあまりいないでしょうから初心者用には十分です. カメラはどんなに大きなものでも載ります
ただし、自動導入機能と言って目的の星に自動的に合わせるものは付いていません. 昔はオプションであったようですが
ローエンドの商品ではありますが、とてもしっかりとした作りになっています
三脚はアルミですが、その他の主要パーツも金属で出来ていて硬く重たいです
デザインはややそのまんま感がありますが機能的で良いです
色は白で綺麗です
毎回使うときに組み立て、しまうときにはバラすことが必要ですが、慣れれば10分もかからないで出来ます
一番時間がかかるのは、三脚の水平を出すことと赤経軸を地軸に平行に合わせることです
自宅のベランダでは場所を決めているのでほとんど時間は掛かりませんが遠征したときはその都度北極星を探しながら水平出しと赤経軸合わせを行います
赤経軸合わせは北極星を極軸望遠鏡(図の右側の青い部分の中に入っています)で合わせるのですが、北極星が真北から約1°ズレているために日時に対して北極星の場所を補正します. 普通の赤道儀では必ず行いますが、やや面倒です
良いと思うのは作りや動作がしっかりしているので、セッティングさえきちんと行えば確実な動作をすることです
もう少し、と思うところは2つあります
・赤経軸のモーターを高速に動かして狙う天体の位置を変えることが出来るのですがいかんせん動きが遅いです
32倍速ですが待ってられず、クランプを緩めて手動で動かします
上位の商品は1,000倍近いスピードであっという間に次のターゲットまで動きます
・モーターの電源電圧が8〜12Vと高く、単1電池が何と8本も必要です. 5Vで電流も少なく出来ればさまざまなスマホ用のバッテリーが使え非常に良いと感じます
あとコメントですが、自分は赤緯軸用のモーターを付けていません. 不要というか持っていても役に立たないと思います
上にも書きましたが狙う天体を変えるためにはこのモーターでは遅くて使い物になりません. 赤経軸用は追尾に必須ですが、赤緯軸用は追尾には不要ですので、使い道が無いと思います
以上ですが、しばらくはこれでいけそうです
ではまた、失礼します
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