2015年01月03日
天体観測を始めてみて3
さてまた続きですが、今度は
3. 天体撮影の難しさ
を少しお話させてください
いやほんとに難しいのです
他の写真撮影の分野と比べると圧倒的に難しいと感じます
初心者でもホントに綺麗に撮れるのが、
・花 のアップ
です
花ってバリエーションが多いですし、本当に綺麗なのです
それをアップで撮ると普段肉眼で見ているよりずっと大きく花だけの世界になる
あとはやはり自然ですが、
・景色(山、海、田畑・・・)
田舎へ行けばどこでも綺麗な写真が簡単に撮れちゃいます
・朝日、夕日
・花見、紅葉
とか作品みたいになっちゃいます
自分は人物の写真は撮らないのでこの難しさは不明です
あと昔からの趣味で鉄道とか飛行機とかよく撮りますが、まあ初心者でもそこそこの写真は撮れます
少なくても自分で満足するレベルであれば簡単
でも星の写真は簡単ではありません
たいへんな苦労をした挙句につまらない写真が、、と言うことがふつうです
ではその難しさを少しだけご紹介します
3-1. 天気
屋外で撮るものはどんな写真でも晴れた日に綺麗に見えます
コントラストが上がることと、空が青く映ることでしょうか
曇りの日に撮った写真はどんなに構図が良くてもダメです
さて天体撮影ですが、雨や雪は論外ですが、曇りもダメです
綺麗に撮れないのではなく、写真が撮れない(撮りたいものが映らない)のです
基本は快晴であることが必要です
これが天体撮影の最大のポイントでしょうか
でも意外と厳しい条件です
たとえば、昨年(2014年)の夏は7月〜8月は東日本では晴れた日はほんのわずかで11回撮影しましたが満足のいったのはたったの1回でした
でも天体撮影を始めてわかったことがあって、天気=正確には雲の出かた は刻一刻と変化するということです
天気予報はとても気にしますが、それだけでは情報として不足です. 最近は日本気象協会(tenki.jp)で市町村ごとの1時間ごとの予報を見ることが出来ます. たいへん役に立ちますが、実際と違う場合も多いです
ですので、折角出かけて行った先で天気が悪くても諦めないで待つことが必要です
待って、待って、待って・・・やっぱり と言うことも多いですが、、
3-2. 光害
これが2つ目のポイントです. 待つことでは解決できないので、(日本では)1番重要な要素かもしれません
日本ははっきり言って明るすぎます
特に関東、東京の周りはひどい状態です
下の図で白や赤で塗られた部分です
前にも書きましたが東京の明るいところでは肉眼で2等星がやっと見えるかどうかというところです
北極星は赤道儀をセットするときに使いますが、東京の皆さん、北極星が見れますか?
2等星でほぼ真北の方角の水平から35°のところにあります
カシオペアや北斗七星から探す方法はご存じと思いますが、、
なかなか見つからないでしょ!? (ビルで見えないせいもありますが)
ちょっと曇ると全天で見える星の数は両手で足りたりします
悲しすぎますが、これが現実です
私の自宅は千葉県の図の白と秋の境目くらいですが、こんなところでも頑張って観測しています!!(泣き)
まあ、練習でしょうか
本番(?)はやはり暗いところへ遠征します
光害を数字で表すと、
・中野区(たぶん最も光害がひどい)が440
・自宅(千葉県松戸市)が140
・自宅から常磐道+国道を1時間行ったところ(茨城県下妻市)が30
・自宅から常磐道+国道を2.5時間行ったところ(茨城県常陸太田市)が6
という感じです. 数字と明るさがリニアに比例します
この数字は衛星からの測定データを処理したもののようですがやや自信の無いものです. ご参考までです
もちろん同じ地域でもまわりの電灯や家の明かりでこの数字は大きく上下します
球技場の照明などは最悪です
ちなみに、上記の数字は30だとかなり暗いです
6だと自分の手もよく見えません
東京だと夜に雲は白く見えますが、田舎だと雲は見えません. 星の見えない黒い部分が雲だったります
ですので、この図の緑の部分に頑張って遠征します. 関東地方にはほとんど無いことがお分かり頂けると思います
ちょっと日帰りは厳しいです. うちからだと。。
田舎に住みたいです. 本気です. 定年退職したらまじめに考えたいですが、家内は「お一人でどうぞ」と優しく言ってくれます(泣き)
光害マップを掲載させていただきます(どうもありがとうございます)
星天雨読 -星と自然と- http://katakuchiiwasi.blog129.fc2.com/ author:かたくちいわし さん作成
アンドロメダ銀河の写真を載せます
上が自宅で撮影したもの、下が茨城県の山奥で撮影したものです. 使用した機材やレンズの倍率は同じです
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3. 天体撮影の難しさ
を少しお話させてください
いやほんとに難しいのです
他の写真撮影の分野と比べると圧倒的に難しいと感じます
初心者でもホントに綺麗に撮れるのが、
・花 のアップ
です
花ってバリエーションが多いですし、本当に綺麗なのです
それをアップで撮ると普段肉眼で見ているよりずっと大きく花だけの世界になる
あとはやはり自然ですが、
・景色(山、海、田畑・・・)
田舎へ行けばどこでも綺麗な写真が簡単に撮れちゃいます
・朝日、夕日
・花見、紅葉
とか作品みたいになっちゃいます
自分は人物の写真は撮らないのでこの難しさは不明です
あと昔からの趣味で鉄道とか飛行機とかよく撮りますが、まあ初心者でもそこそこの写真は撮れます
少なくても自分で満足するレベルであれば簡単
でも星の写真は簡単ではありません
たいへんな苦労をした挙句につまらない写真が、、と言うことがふつうです
ではその難しさを少しだけご紹介します
3-1. 天気
屋外で撮るものはどんな写真でも晴れた日に綺麗に見えます
コントラストが上がることと、空が青く映ることでしょうか
曇りの日に撮った写真はどんなに構図が良くてもダメです
さて天体撮影ですが、雨や雪は論外ですが、曇りもダメです
綺麗に撮れないのではなく、写真が撮れない(撮りたいものが映らない)のです
基本は快晴であることが必要です
これが天体撮影の最大のポイントでしょうか
でも意外と厳しい条件です
たとえば、昨年(2014年)の夏は7月〜8月は東日本では晴れた日はほんのわずかで11回撮影しましたが満足のいったのはたったの1回でした
でも天体撮影を始めてわかったことがあって、天気=正確には雲の出かた は刻一刻と変化するということです
天気予報はとても気にしますが、それだけでは情報として不足です. 最近は日本気象協会(tenki.jp)で市町村ごとの1時間ごとの予報を見ることが出来ます. たいへん役に立ちますが、実際と違う場合も多いです
ですので、折角出かけて行った先で天気が悪くても諦めないで待つことが必要です
待って、待って、待って・・・やっぱり と言うことも多いですが、、
3-2. 光害
これが2つ目のポイントです. 待つことでは解決できないので、(日本では)1番重要な要素かもしれません
日本ははっきり言って明るすぎます
特に関東、東京の周りはひどい状態です
下の図で白や赤で塗られた部分です
前にも書きましたが東京の明るいところでは肉眼で2等星がやっと見えるかどうかというところです
北極星は赤道儀をセットするときに使いますが、東京の皆さん、北極星が見れますか?
2等星でほぼ真北の方角の水平から35°のところにあります
カシオペアや北斗七星から探す方法はご存じと思いますが、、
なかなか見つからないでしょ!? (ビルで見えないせいもありますが)
ちょっと曇ると全天で見える星の数は両手で足りたりします
悲しすぎますが、これが現実です
私の自宅は千葉県の図の白と秋の境目くらいですが、こんなところでも頑張って観測しています!!(泣き)
まあ、練習でしょうか
本番(?)はやはり暗いところへ遠征します
光害を数字で表すと、
・中野区(たぶん最も光害がひどい)が440
・自宅(千葉県松戸市)が140
・自宅から常磐道+国道を1時間行ったところ(茨城県下妻市)が30
・自宅から常磐道+国道を2.5時間行ったところ(茨城県常陸太田市)が6
という感じです. 数字と明るさがリニアに比例します
この数字は衛星からの測定データを処理したもののようですがやや自信の無いものです. ご参考までです
もちろん同じ地域でもまわりの電灯や家の明かりでこの数字は大きく上下します
球技場の照明などは最悪です
ちなみに、上記の数字は30だとかなり暗いです
6だと自分の手もよく見えません
東京だと夜に雲は白く見えますが、田舎だと雲は見えません. 星の見えない黒い部分が雲だったります
ですので、この図の緑の部分に頑張って遠征します. 関東地方にはほとんど無いことがお分かり頂けると思います
ちょっと日帰りは厳しいです. うちからだと。。
田舎に住みたいです. 本気です. 定年退職したらまじめに考えたいですが、家内は「お一人でどうぞ」と優しく言ってくれます(泣き)
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