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2015年01月12日

望遠鏡屋さん

望遠鏡を売っているお店について初心者としての感想を書いてみます

マニアってどの分野でも独特の匂いというか雰囲気を持っていますが、天体観測という分野もかなりニッチな感じがします
昔、写真の世界もけっこう特殊な匂いがしました. 自分が高校生の頃に写真部というととてもオタクっぽいイメージがありました. ところが最近は非常にポピュラーになってマニアだけではなく老若何女さまざまな人に受け入れられていますね
PCに近い感じですね

つまり写真やカメラはその愛好家の裾野を広げたと思いますが、天体観測天文という分野に関してはあまり変わっていないようです. 数字は不明ですが、衰退していると言っている人もいます
雑誌も少なく、メジャーなものは天文ガイド星ナビという月刊誌2つだけです
自分はさらに鉄っちゃんの端っこの方にも属していますが、さまざまなカテゴリーがある鉄っちゃんより遥かに人口は少ないと思います

さて天体観測を始めるにはふつう天体望遠鏡(それ以外の望遠鏡ってあまり無い気がしますが)が必要ですが、売っているお店は専門店と量販店の両方があります. もちろんネットでも買えます
量販店ではたとえば東京ではヨドバシカメラやビックカメラなどです. 量販店でも小さなお店にはあまり置いてないかもしれません. 国内メーカー(ビクセンとかケンコーとか)を中心に比較的手ごろな値段のものが並べてあります. アキバのヨドバシですと20本ちょっとはあったと思います. 1万円くらいから一番高いものは何と100万円のものも置いてあります. 売れないと思いますけど

触ってみることが出来ますが、天体望遠鏡は実際に星を見てみることは出来ませんので、初めて望遠鏡を買われる方は実際にどんなふうに見えるかわからないで買うのだと思います
たぶんですが、お父さんが小学生の子どもとか買ってあげるケースなどでは、きっとあとでガッカリするんじゃないかな?って思っちゃいます
これは勝手な意見です. ただし自分の子どもの頃を思い出しています
友達と一緒にわくわくしながら星を見て・・・ つまんなかったなって

ちょっと脱線しましたが、実際に使った時のイメージがあまりできないで買う、そういう商品なんですね
もちろんマニアは事前に十分すぎる情報を仕入れて買うので問題無いですが

もし良かったら大型の家電量販店などに行かれたときにこそっと天体望遠鏡も見てみてください
だいたいカメラ売り場のそばにあると思います. 三脚売っているところの隣とか
決して感動は得られませんけど・・・

専門店は敷居が高いです. かなり
正直お店に入るのにちょっとだけ勇気が必要です
お店が小さいですし、他にお客さんが誰もいなかったりします. 何となく雰囲気わかりますよね
プラモデル屋さんに入るより緊張します. 今は少なくなった鉄道模型のお店と似たような感じ

何となく見たいだけでお店に行くことってありますよね. でも店員さんに声を掛けられたときにどうしようかなって思って、少しマニアっぽい質問を用意して行ったりします. そんなこと気にしなくても良いと思いますが、、

メーカーはさまざまで、国産だとタカハシとか決して量販店にはない高級品が置いてあったり、海外のセレストロン(世界最大かな?)とかあまり聞いたことの無いメーカーとかあって、へぇという感じです
システムで100万円〜200万円とかもあります. きっと年季の入ったマニアの方は最低でも50万円とか1つのシステムに掛けられている気がします. だからなおさら初心者には気が引けるのです。。

まあ、専門店も入ってしまえばなんていうことはないのですが・・・

そうそうこれも脱線ですが、天体望遠鏡ってすごくシンプルなんですよね
大きい筒があって、対物レンズが1〜3枚あっておしまい
接眼レンズは別売りだったりする
一眼カメラのレンズって1本のレンズの中に単焦点でも数枚、ズームレンズでは10〜20枚ものレンズが入っています. レンズの中にレンズっていうのも変ですが・・・
望遠鏡はまあ図体がデカいですからレンズだってデカいのでしようがないと思いますが、何か作りが大雑把な感じで割高感があるんですよね
レンズ以外は素人の工作でもある程度出来そうな感じ... いやこれは無理ですね. ウソです

ま、今はネットに情報がたくさんありますので専門店に行って店員にいろいろなことを聞かなくても良いので、無理して専門店に行く必要も無いのですが・・・

ではまた



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posted by FreddieG at 01:03| Comment(1) | TrackBack(1) | 天体

2015年01月11日

邪魔な飛行機

実は飛行機は大好きなのです. 別のブログに書こうとしています。。
ところが天体撮影のときには邪魔なものです

こんな感じです

DSC04447C.jpgDSC04448C.jpg

流れ星だったらどんなに嬉しいことか・・・
流れ星はホントに一瞬ですし、二重線にはならないし、曲がらないし、点滅しないし、、

一度、夏に天の川を撮りに九十九里海岸まで行ったときのことです
昼間は成田空港のそばで飛行機の撮影をしてから夜に九十九里へ移動したのですが、ちょうど南向きに離陸する飛行機の経路の下で撮影をしてしまって、、
初めて撮影に行ったところなので勝手がわからず、しかも夜でようやく見つけた場所で撮影を始めてから気づき、もう場所を移動する元気もなく(言うなればダブルヘッダーですから)、その場で続けました
でもひっきりなしに来るので・・・ 飛行機の撮影の際にはずっと待ってても来ないことが多いのに!!

ところで当たり前ですが、飛行機は写真に写りません
映るのは航空灯やストロボなどランプだけです

憎き飛行機。。 そのほとんどは旅客機です
でも夜中になるとかなり減りますけど

ちなみに大好きな流れ星でもUPでターゲットを撮っているときにはその写真はボツになっちゃうことが多いですが、、

それではまた、お休みなさい

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posted by FreddieG at 00:27| Comment(61) | TrackBack(0) | 天体

2015年01月10日

天の川

現代、都会に住む人ってかわいそうだなと思います
自分もですが。。
天の川って見たことが無い人ってたくさんおられるのではないでしょうか!?
もしかすると半分以上の方だったりして・・・ 統計を見たことが無いのでまったく想像ですが、、

自分はこの歳になって(生まれて半世紀も過ぎてから)初めて天の川がどういうものなのか?自分で見て・撮ってわかりました
子供の頃は神奈川の湘南地方に住んでいたので(東京の中心からは50km)、もしかすると見ていたのに気づいてなかったのかもしれません. でも今は同じ場所で見ることは出来ないです

実は30歳になる前だと思いますが、スキーの途中で立ち寄った「アサマ2000」というスキー場で、全天に広がる星空を見て感動したのがたぶん初めて星を強烈に意識したときだと思います. その時は冬ではありますが天の川も見ていたのでしょうが、どれが天の川かまではわからず

2009年と11年に流行ったJIN-仁というドラマの中でよく星空や夕日の場面が出てきましたが、江戸時代は東京じゃなくて江戸でもとってもとっても綺麗な星空が見えたんでしょうね
現代の人の方が幸せだなんて限らないですね
まあ、カメラや望遠鏡には感謝しますが・・・

これは2014年に茨城県で撮ったものですが、世の中にはもっともっと綺麗な写真がたくさんあります
良かったらWebで「天の川」でググって覗いてみて下さい

DSC09444Ret02.jpg

今でも暗いところに行けば天の川は見れます
雲みたいに見える部分もすべて星の集まりなんです. すごいですね

感動は自分の目で見たときが一番ですが、より綺麗なのは写真です
今はデジタルカメラのおかげで人間の目よりずっと感度が高く暗い星まで捉えて映像にすることが可能です
さらに多少の画像処理を施すことによって本当に綺麗で迫力のある写真になります

日本では夏の南側がやはり一番美しいのでまた夏になったら暗いところへ遠征して撮ってきます

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写真素材のピクスタ
posted by FreddieG at 17:06| Comment(48) | TrackBack(0) | 天体

2015年01月05日

カメラ用リモコン(ワイヤード)

今日は赤道儀と一緒に使っているカメラ用のリモコンについてレビューしてみました

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というものです. 何と長い商品名(?)なのか。。

これはスグレモノです. A,B,C で言うと A+ です. しかも安い
無名のメーカーですが、真面目に作っています. 作りも悪くないし、操作性や機能が充実しています
痒いところに手が届くような気配りで作られています
某大手メーカーの単純なリモコンはシャッターを遠隔操作で切るだけ、に近いのでこの商品を見ると笑っちゃいます(失礼)

何が出来るのか一言で言うと、
一眼カメラに接続して、自動または手動でシャッターを切るツール です

もう少し具体的に言うと、
■液晶LCD付き、撮影開始時間、撮影間隔、シャッター開放時間を1秒〜99時間59分59秒までの間で1秒単位で設定可能
■撮影回数は1〜399回または無限の設定が可能
長時間露出撮影用にシャッターボタンをロックする機能を装備
■シャッターボタンの半押しと全押しの遠隔操作可能
■LCDには照明付きで暗いところでも懐中電灯無しに使用可
■1秒ごとのカウントをbeep音で通知
通知音のオフも可能です

私は天体撮影のために主に3通りの使い方をします

@三脚にカメラを固定した状態でシャッターを切る(シャッターの遠隔操作
三脚に固定するのは1つには ブレない ためですが、カメラ本体のシャッターボタンを押すとスローシャッターでは必ずブレるのでカメラに触らずにシャッターを切る必要があります. リモコンを使わずにカメラのタイマー機能を使うことも出来ますが面倒ですし時間がかかります. カメラを使われる方にはとても当たり前のことですが、三脚を使用する際には必須です. 昔はレリースと言われてました. あのワイヤーの付いたやつです
赤外線リモコン(ワイヤレス)のものもありますが、ワイヤーのあるタイプの方がむしろ使い勝手は良いと思います. 確実に動作するので. 手軽さはワイヤレスですね. 私はシチュエーションによって使い分けています

Aシャッター速度を解放(バルブ)にしてこのリモコンでスタート/ストップさせる
天体撮影には長時間の露光が必要ですが、カメラのシャッター速度の最長は30秒くらいのことが多く、長さとしては不十分です. ですので解放(バルブ)にして露光時間をマニュアルにてスタート/ストップする必要があります
このリモコンでは2通りの方法があり、露光時間をあらかじめ設定してスイッチを1回押す方法と、露光時間を設定せずにスタートとストップの2回スイッチを押す方法です
私は両方使いますが、beep音を出すようしておくと秒単位でのカウントが簡単に出来て非常に便利です
30とか60とかは人間は簡単にしかも正確に数えられるものですね
シャッターが閉じるまでの間、やや手持無沙汰になり、ときどきスクワットみたいな運動をしたりますが、このbeep音はそれにも役立ちます

B流れ星の撮影
流れ星は「○○流星群」と呼ばれる決まった時期にまとまって流れる日に撮影する場合が多いですが、その際には三脚にカメラを固定、あるいは赤道儀で特定の星座の方向を追尾しながら自動で何百枚も撮りまくります
どこに流れるか?いつ流れるか?はまったくわからないので、さすがに何時間もシャッターを押し続けることは辛いですので
通常30秒から2分くらいの露光時間にセットして、あとは可能な限り撮りまくることが多いのではないでしょうか?

普通は寝てしまい、次の朝にカメラの撤収をしてから写真をチェックするのですが、何百枚の中に1枚も流れ星が無いこともあり。。(泣き)
これがこのリモコンで簡単に出来ます

余談ですが、流星群のピークの日に東京の近辺で撮影するより、特に流星群の日ではない時に田舎に行って普通に撮影した方が流れ星を多く撮れる気がします
流れ星って普通によく流れているんですね
この歳(半世紀くらい)になるまであまり流れ星を見たことが無かったです. やや感動ものです
でも静止画の撮影では流れ星の魅力は半減ですね. ただ自分は動画の撮影はしていません
ですので流れ星はリアルタイムに肉眼で見るのが一番良いです!!
で、記録には写真で残す。。

あと注意ですが、カメラ各社のリモコンのコネクタ形状やリモコンコードの仕様は異なりますので、ご自分のカメラメーカー用のものを購入することになります. 主要なカメラメーカー用のものが別商品として売られています
下記はAmazonにて購入したSony(あるいはミノルタ)用のものです

以上ですが何も天体撮影だけでなく、夜景の撮影や花火大会の撮影にも何度も使っていますし、昼間の撮影にも使えると思います. とてもお奨めです

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posted by FreddieG at 23:12| Comment(53) | TrackBack(0) | 天体

2015年01月04日

赤道儀のレビュー

自分が使っている赤道儀についてレビューしてみました
8か月の使用です

Vixen GP2赤道儀

DSC05481C.jpg

メーカーはVixen. 日本ではとても有名な望遠鏡や双眼鏡などを製造・販売している会社です
この赤道儀は既にディスコン(製造終了)になってしましました. 代わりに登場したのはAPシリーズです
http://www.vixen.co.jp/product/at/ap/index.htm

さてこの赤道儀は本格的な赤道儀の範疇では最もローエンドのものです
赤道儀には非常に小型で弁当箱より小さなものもありますがこれらは地球の自転をキャンセルするだけの回転する軸が1軸のものです
2軸の回転軸を持ったものはこのような形になることが多く、サイズも大きくなってしまいます
ローエンドではありますが、写真のようなシステム一式で10万円くらいにはなってしまいます
望遠鏡無しでです. ビギナーにはあまり優しくない値段ですよね
システム一式(実際には別々に購入しています)には下記のものが含まれます
・赤道儀(GP2)
・赤経軸モーター(MT-1WT)
・モーターコントローラ(DD-3)
・極軸望遠鏡セット(GP用)
・三脚(SXG-AL130)
・スライドバー
・バランスウエイト
・カメラ自由雲台(Velbon QHD-33)
・ACアダプタ(Anthin 12V3.8A-PSE)

この赤道儀には7kgまでの望遠鏡・カメラを搭載できます
比較的小型の望遠鏡が対象ですが初心者で口径20cm以上の望遠鏡を買う人はあまりいないでしょうから初心者用には十分です. カメラはどんなに大きなものでも載ります
ただし、自動導入機能と言って目的の星に自動的に合わせるものは付いていません. 昔はオプションであったようですが

ローエンドの商品ではありますが、とてもしっかりとした作りになっています
三脚はアルミですが、その他の主要パーツも金属で出来ていて硬く重たいです
デザインはややそのまんま感がありますが機能的で良いです
色は白で綺麗です
毎回使うときに組み立て、しまうときにはバラすことが必要ですが、慣れれば10分もかからないで出来ます
一番時間がかかるのは、三脚の水平を出すことと赤経軸を地軸に平行に合わせることです
自宅のベランダでは場所を決めているのでほとんど時間は掛かりませんが遠征したときはその都度北極星を探しながら水平出しと赤経軸合わせを行います
赤経軸合わせは北極星を極軸望遠鏡(図の右側の青い部分の中に入っています)で合わせるのですが、北極星が真北から約1°ズレているために日時に対して北極星の場所を補正します. 普通の赤道儀では必ず行いますが、やや面倒です

良いと思うのは作りや動作がしっかりしているので、セッティングさえきちんと行えば確実な動作をすることです

もう少し、と思うところは2つあります
・赤経軸のモーターを高速に動かして狙う天体の位置を変えることが出来るのですがいかんせん動きが遅いです
32倍速ですが待ってられず、クランプを緩めて手動で動かします
上位の商品は1,000倍近いスピードであっという間に次のターゲットまで動きます
・モーターの電源電圧が8〜12Vと高く、単1電池が何と8本も必要です. 5Vで電流も少なく出来ればさまざまなスマホ用のバッテリーが使え非常に良いと感じます

あとコメントですが、自分は赤緯軸用のモーターを付けていません. 不要というか持っていても役に立たないと思います
上にも書きましたが狙う天体を変えるためにはこのモーターでは遅くて使い物になりません. 赤経軸用は追尾に必須ですが、赤緯軸用は追尾には不要ですので、使い道が無いと思います

以上ですが、しばらくはこれでいけそうです
ではまた、失礼します

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写真素材のピクスタ
posted by FreddieG at 10:43| Comment(96) | TrackBack(0) | 天体

2015年01月03日

天体観測を始めてみて4

さてまたまた続きです

3. 天体撮影の難しさ
の続き

3-3.
以前に書きましたが、月は天敵(?)です
満月はNG
半月は微妙ですが、下弦の月は夜半(0時前後)に東から登るので、早めに作業を終えないといけません
上弦の月は夕方既に天頂にいて夜半には西に沈みます
言うまでもなく天体観測・撮影は夜が活動の時間ですが、夜半までに活動を終えたい人にとっては下弦の月の方が良いかもしれません. 徹夜しても良い人には上弦の月が沈むのを待って夜中に作業する方が光害が少なくて良いです
皆さんがお休みになって電気を消されたあとに活動するするのがベストですね
三日月は問題ありません. たいして明るくないですしすぐに西に沈んでしまいます

3-4. 季節と時刻
星は太陽系に対して固定な位置関係にありますので、星の見える位置は地球の公転(季節)と自転(時刻)によって決まります. スミマセン、当たり前のことですね
具体的には1か月で30°、1時間では15°位置が変わります
夜の間しか星は見れませんので季節によって見える星は違います
ですので、春・夏・秋・冬のそれぞれを代表する星があります
アルクトゥールス、スピカ、プレセベ星団
アンタレス、アルタイル、ベガ、デネブ、M8/M2/M6/M7/M22/M17などの星雲・星団、天の川
フォーマルハウト、アンドロメダ銀河、二十星団
オリオン座(ベテルギウス、リゲル、オリオン大星雲)、すばる、カストル、ポルックス、カペラ、シリウス

ということで、言いたいことは、見たい・撮りたい星は限られたときにしか見れない・撮れないということです

あと、北緯35°前後の日本からは地球の陰で見れない南半球でしか見れないものがあります
南十字星とか大マゼラン星雲とか、、
赤道に近いところからは見えない星は無いのですが

3-5. 星を探す
最初は目的の星がなかなか見つかりませんでした
ガイドブックなどで綺麗な星雲などをチェックして探すのですが、肉眼で見える星雲・星団・銀河はほとんどありません
つまり目では見えないものを探すのです
しかもカメラのファインダーにも映らないのです
長時間露光してようやく見えてくるようなものが多いのです
そうほとんど目印の無いオリエンテーリングというか海や空ばっかりのジグソーパズルのような感じでしょうか
たとえはいまいちですが本当に1つの対象を捉えるまでに時間が掛かるのです

でも最近はうまい方法をつかみました
星には固有の座標があり2次元の数字により表されます
赤経と赤緯というものです
赤経は時間で、赤緯は角度で表現され、たとえば赤経00h43m、赤緯+41°21′のように(これはアンドロメダ銀河です)
どうして両方とも角度で無いのか不思議です. しかも両者の「分」は同じ呼び名なのに大きさが違います
ま、それは良いとして、これらの値は地球の公転や自転に依らないものです
地球から見たものには違いないのですが(宇宙レベルの座標とはとても言えない)

ですので、最初に絶対に間違えない明るい星を捉えます
そこで、赤道儀の赤経と赤緯のスコープの目盛をその星の固有の数値に合わせます
そのあとで、自分の見たい星の赤経・赤緯の数字になるように赤道儀を動かします
そうするとそこには狙っている星があるというわけです
300mm(フルサイズ換算で450mm)くらいの望遠レンズでもだいたい捉えることが出来ます

ちなみに自動導入機能といって赤道儀などの操作パネルで目的の星を選ぶだけでそこへ望遠鏡を向けてくれるものもあります. 自分はそのような高級品は持っていませんが、、

3-6. 撮影
デジカメは何枚でも撮れますし、何度失敗しても平気です. 余計にお金は掛かりません
しかもその場ですぐに見えるというのが一番のメリットかもしれません
昔の銀塩フィルム時代は本当にたいへんだったと想像されます
それでもいろいろ失敗はします
適正な露出をする(ISOナンバーと露光時間の設定)ことにもやや手間が必要ですが、よくやる失敗はピンボケです
オートフォーカスは効かないのでマニュアルで合わせますが、合わせたつもりで少しズレている場合や最初は合っていたのに途中でズレてしまうことがあります
その場でカメラのファインダーや液晶ディスプレイでは簡単に確認が出来ない場合が多いです
あとでPCのモニタで見て、「あっ、ボケてる」ということがあります
痛恨のミスです
言うまでもないですが、ボケた写真とブレた写真は写真としての価値はありません. ゴミ箱に行くだけです
どうして無限遠へボタン一つでフォーカスを合わせられないのでしょうか?カメラの技術屋さんしっかりしてほしいと思います. 工夫すれば出来ると思います. 天体撮影で必要なフォーカスは「無限遠」ただ一つです

天気のところで述べましたが、途中から雲が出る場合もあります
流れ星を撮るときには自動で何百枚もシャッターが切れるようにして ほっぽらかし にて撮影しますが、あとで見て雲ばっかり撮っていることもざらです

あと、寒い時期は本当にたいへんです
夜の8時から朝の4時までとかざらにやりますが、寒さは堪えます
いくら防寒しても・・・ 冬は湿度が低く空気が澄んでいるので観測・撮影には良い季節なのですが、、

も1つやや小さいことですが、晴れていても結露でレンズが曇ることがあります
気づけば対策出来ますが、気づかずにいると悲惨です
なんか撮った画がくすんでいるような、、
ホッカイロは役に立ちません
昔ながらのハクキンかいろ(Zippoもある)が良いことが有名です
自分も使っています
腹巻風ホルダ(?)に入れてこれをカメラのレンズの下から巻きつけます
完璧に曇りません
最近は電気式のヒーターが流行っているようですが、大容量のバッテリーが必要なのは言うまでもありません
ハクキンかいろはコストパフォーマンス上ベストと感じます

3-7. 編集作業
一般的なカメラの撮影でも選定や編集は行いますが、天体撮影ではやや過激な画像編集作業を行うことが多いようです

実際上の写真がオリジナルでこれを編集したものが下になります
明るさやコントラストやトーンカーブの調整、ホワイトバランスの修正、トリミング、複数枚の合成などたいへんに手間のかかる作業を行います
たぶん、ハイアマチュアの方ほど この画像編集作業の方により時間を掛けられるのではないでしょうか

DSC09352.JPG

アンドロメダ銀河

以上が、天体撮影の難しさ ですが、時間が掛かっても難しくても良い写真が出来れば大丈夫です
たいへんな時間を費やしたあとで、ろくな写真が出来ない場合もあります
時間だけでなく、遠征をしているのでお金も掛かっています
これが難しいと言う理由になります

でも最近またわかってきたことがあって、
自然を相手にしているので思うようにいかない、なかなかうまくいかない
というところこそが魅力なのではないか、と
誰でもいつでも簡単に出来ることには大きな価値は無いのかと、、
長く天体をやられている方はみなよくわかっておられるので、天気が悪くてろくに観測も撮影も出来なくても妙に飄々としておられる
本当に超偉大な大自然と戯れることによって、イライラしたり怒ったり嘆いたりしなくても済むようになっているのではないのかと感じています

ではまた、失礼します

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posted by FreddieG at 19:19| Comment(49) | TrackBack(0) | 天体

天体観測を始めてみて3

さてまた続きですが、今度は

3. 天体撮影の難しさ

を少しお話させてください

いやほんとに難しいのです
他の写真撮影の分野と比べると圧倒的に難しいと感じます

初心者でもホントに綺麗に撮れるのが、
・花 のアップ
です
花ってバリエーションが多いですし、本当に綺麗なのです
それをアップで撮ると普段肉眼で見ているよりずっと大きく花だけの世界になる

あとはやはり自然ですが、
・景色(山、海、田畑・・・)
田舎へ行けばどこでも綺麗な写真が簡単に撮れちゃいます
・朝日、夕日
・花見、紅葉
とか作品みたいになっちゃいます

自分は人物の写真は撮らないのでこの難しさは不明です

あと昔からの趣味で鉄道とか飛行機とかよく撮りますが、まあ初心者でもそこそこの写真は撮れます
少なくても自分で満足するレベルであれば簡単

でも星の写真は簡単ではありません
たいへんな苦労をした挙句につまらない写真が、、と言うことがふつうです

ではその難しさを少しだけご紹介します

3-1. 天気
屋外で撮るものはどんな写真でも晴れた日に綺麗に見えます
コントラストが上がることと、空が青く映ることでしょうか
曇りの日に撮った写真はどんなに構図が良くてもダメです

さて天体撮影ですが、雨や雪は論外ですが、曇りもダメです
綺麗に撮れないのではなく、写真が撮れない(撮りたいものが映らない)のです
基本は快晴であることが必要です

これが天体撮影の最大のポイントでしょうか
でも意外と厳しい条件です
たとえば、昨年(2014年)の夏は7月〜8月は東日本では晴れた日はほんのわずかで11回撮影しましたが満足のいったのはたったの1回でした

でも天体撮影を始めてわかったことがあって、天気=正確には雲の出かた は刻一刻と変化するということです
天気予報はとても気にしますが、それだけでは情報として不足です. 最近は日本気象協会(tenki.jp)で市町村ごとの1時間ごとの予報を見ることが出来ます. たいへん役に立ちますが、実際と違う場合も多いです
ですので、折角出かけて行った先で天気が悪くても諦めないで待つことが必要です
待って、待って、待って・・・やっぱり と言うことも多いですが、、

3-2. 光害
これが2つ目のポイントです. 待つことでは解決できないので、(日本では)1番重要な要素かもしれません
日本ははっきり言って明るすぎます
特に関東、東京の周りはひどい状態です
下の図で白や赤で塗られた部分です
前にも書きましたが東京の明るいところでは肉眼で2等星がやっと見えるかどうかというところです
北極星は赤道儀をセットするときに使いますが、東京の皆さん、北極星が見れますか?
2等星でほぼ真北の方角の水平から35°のところにあります
カシオペアや北斗七星から探す方法はご存じと思いますが、、
なかなか見つからないでしょ!? (ビルで見えないせいもありますが)

ちょっと曇ると全天で見える星の数は両手で足りたりします
悲しすぎますが、これが現実です

私の自宅は千葉県の図の白と秋の境目くらいですが、こんなところでも頑張って観測しています!!(泣き)
まあ、練習でしょうか
本番(?)はやはり暗いところへ遠征します

光害を数字で表すと、
・中野区(たぶん最も光害がひどい)が440
・自宅(千葉県松戸市)が140
・自宅から常磐道+国道を1時間行ったところ(茨城県下妻市)が30
・自宅から常磐道+国道を2.5時間行ったところ(茨城県常陸太田市)が6
という感じです. 数字と明るさがリニアに比例します
この数字は衛星からの測定データを処理したもののようですがやや自信の無いものです. ご参考までです
もちろん同じ地域でもまわりの電灯や家の明かりでこの数字は大きく上下します
球技場の照明などは最悪です
ちなみに、上記の数字は30だとかなり暗いです
6だと自分の手もよく見えません
東京だと夜に雲は白く見えますが、田舎だと雲は見えません. 星の見えない黒い部分が雲だったります

ですので、この図の緑の部分に頑張って遠征します. 関東地方にはほとんど無いことがお分かり頂けると思います
ちょっと日帰りは厳しいです. うちからだと。。
田舎に住みたいです. 本気です. 定年退職したらまじめに考えたいですが、家内は「お一人でどうぞ」と優しく言ってくれます(泣き)

光害マップを掲載させていただきます(どうもありがとうございます)
星天雨読 -星と自然と-  http://katakuchiiwasi.blog129.fc2.com/ author:かたくちいわし さん作成

001.gif

アンドロメダ銀河の写真を載せます
上が自宅で撮影したもの、下が茨城県の山奥で撮影したものです. 使用した機材やレンズの倍率は同じです

DSC08353Ret1.jpg

アンドロメダ銀河

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写真素材のピクスタ
posted by FreddieG at 17:18| Comment(1) | TrackBack(0) | 天体

天体観測を始めてみて2

前回の続きです
初心者として気づいたこと

2. 写真撮影の対象
簡単に言うと「星を撮る」のですが、その星にもいろいろあって、でも分類すると
・月
・惑星
・恒星
です
きっとこの順番にポピュラーなのだと思います

2-1.
月だけは別格で、1個の天体としては地球からは最もしかも圧倒的に大きいものなので力を入れて撮られている方も多いです
言うまでもなく毎日その姿を変えるのでたくさんのバリエーションに富んだ写真が撮れます. 月の満ち欠けです
でも面白い話があって、月は常に地球に同じ側を見せているということです
月は自転しながら地球の周りを周って(公転)いますが、この自転と公転が完全に同期しているのです

Moons01.jpg

1は自分が2013年9月20日に撮影したの中秋の名月です
2-4は別の日に別の場所で撮影されたものです
向きが違っていたり欠けているのもありますが、同じ模様であることがわかります
地球から見る(撮る)限りはこの模様しか見えません

あとは、世間的にもやや騒ぎになる月食でしょうか
これは2014年10月8日に自宅で撮影したものです
理屈抜きに楽しい天体ショーですよね
観ていてわくわくしますが、写真を撮る方としては雲に隠れないかハラハラしどうしです
実際このときも皆既月食になったあと雲に隠れてしまいました. なので前半だけになっています

DSC00283TC.jpg
2014-10-08 Eclipese 001_edited-1.jpg

月は地球から見て0.5°ととても大きいことと、マイナス12等星と とても明るいので撮影は簡単です
望遠レンズさえあれば三脚なしで手持ちでも綺麗な写真が撮れます

月の話をしましたが、残念ながらふつう天体観測に月は嫌われ者です. とてもとても・・・
月の出ている日や時間を避けて観測・撮影します
満月の夜は一晩中 月が出ていますので、マニアは天体観測・撮影しません
見える星の数が半減してしまうからです. 同じ天体を撮影しても良い画が撮れません
月の明かりが地球の大気(雲やチリなど)に反射して星のコントラストを大幅に落としてしまいます

2-2. 惑星
東京の空に見える星はほんの一部の明るい恒星とあとは皆さんご存知の太陽系の惑星たちです
金星火星木星土星が目で見える主な惑星です
恒星たちと比べるととってもちっぽけで自分で光っているわけではないですが、地球から近いので明るく見えます
明るさはそれぞれ最大で、金星は-4.9、火星は-1.3、木星は-2.4、土星は0.3等星と普通の1等星よりかなり明るい場合が多いです
繰り返しですが、東京では21個の1等星と71個の2等星のうちの明るい星が見えるだけで、特に明るい場所や少し曇り気味のときにはほんの数個の星しか見えないことも多く、一番目立つのはこれらの惑星なことが多いと思います

なお水星は太陽に近すぎて見ることが難しく、金星も地球より太陽に近い軌道を回っているので宵の明星とか明けの明星とか言われるように日の出、日の入りの前後にその近くで明るく見えます. 天頂で輝く金星は見ることが出来ません

ただし明るくても目で見る限りはあくまでも 点 ですので望遠レンズで撮影しても点にしか映りません
つまり面白くありません
大きく拡大するためには望遠鏡が必須です
木星とか土星の独特の模様や形にはまっているかたも多いようです
自分はまだです

2-3. 恒星
自分のメインは恒星です. でも一口に恒星と言ってもいろいろな種類があります
惑星のところで述べたように、単に1つの星を撮影しても点にしかならないのでぜんぜん面白くありません
ですので撮影の狙い目としては、
・星座
・星雲/星団/銀河
・天の川
・風景と一緒
などでしょうか

ただ星座と言っても、皆さんがその形まで知っているようなものはとても少なく、
カシオペア座、北斗七星(おおぐま座の一部)、オリオン座くらいでしょうか
写真にしても楽しめるのはオリオン座だけかもしれません. スミマセン、これは偏見ですね
ですので自分がいつも撮っているのは星雲/星団/銀河と天の川です
昨年撮影したものです. カメラと広角あるいは望遠レンズだけです

星座(オリオン座)
DSC09452Ret01.jpg

星雲(オリオン大星雲)
オリオン星雲

星団(すばる)
すばる

銀河(アンドロメダ銀河)
アンドロメダ銀河


天の川
DSC07908Ret.jpg

要するに綺麗なんです
多くの星が集まっていて非常に神秘的で美しくバリエーション豊かなものになっています
ちなみにどれだけ多くの星が集まっているかと言うと、天の川は我々の住む銀河系でなんと2,000億個から4,000億個の星があると言われています. でもどんぶりにも勘定できないところが愉快ですよね. 数える手段が無いのだと思います. 1桁くらいズレているかもしれません. スミマセン勝手な意見です
アンドロメダ銀河については何と1兆個の星があると言われています. 1万×1万×1万ですよ. これもかなり大雑把な数字ですね、、でも地球から240万光年(=24,000,000,000,000,000,000km)離れたところにあるのでよくわからなくてもしようがないでしょう. 今見ている姿は240万年前のものですし。。
でも1個1個が太陽と同じような恒星なのです
宇宙って本当に大きいですよね、、信じられないくらいに

と言うことで、自分は一生懸命この星雲/星団/銀河と天の川を追いかけています

ではこの続きはまた今度。。

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posted by FreddieG at 14:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 天体

天体観測を始めてみて1

去年(2014年)の春から天体観測を始めました
もともと写真を撮るのが趣味でしたのでその1つのカテゴリーという感じです
初心者ですので、とても基本的なことですがいくつか感じたことがあります

1. 赤道儀
天体観測をされない方はあまりご存じないと思いますが、天体観測を本格的にする場合や天体の撮影をする場合には必須のツールです
三脚の一部という捉え方で良いと思いますが、普通のカメラの三脚とはかなり違うところがあります
普通2つの軸がありますが、普通の三脚だと水平方向に回転する軸と垂直方向に回転する軸があります
赤道儀というものは、1つ目の軸が地球の自転する軸と平行になっています(と言うか平行になるように合わせます)
この回転面が地球の赤道を含む面と平行なのできっと赤道儀と呼ばれているのだと思います
もう1つの軸はこの軸とは垂直になっています

ところが望遠鏡やカメラを目的の星の方向に向けるのが難しいです
直感的には出来ません
なぜなら東京を例にすると北緯35°なので軸が55°(=90-35)天頂から北側に傾いています
普通の三脚を55°傾けて使っているようなものです
試行錯誤を繰り返しながらようやく目的の星へ向けることになります
さすがに半年以上経って慣れては来ましたが

そもそも何で赤道儀が必要かと言うと、地球が自転しているために望遠鏡やカメラを動かさないでいると見かけ上は星が動いて見えなくなってしまうからです
普段は地球の自転は実感するのが難しいですが、望遠鏡で見るとこのスピードはかなりの速さです
50倍の望遠鏡で見ると2〜3分で視野から外れます
あっと言うまです
ですので地球の自転をキャンセルする方向に三脚の上部を回転させます
今はモーターで正確に動かします

あと、写真撮影の場合にはもっと厳しい話があって、星が非常に暗いために長時間の露光が必要になりその間被写体がまったく動いてはいけないというものです
1分とか10分とかの長い時間です
このことにカメラをやってきた人はとても驚いてしまいます
普通は1/500秒とか1/2000秒とか(1msecとも言います)でシャッターを切っているからです
10万倍くらいの長い時間です
普通のカメラの被写体ではありえないことです!信じられません
このためにも被写体をカメラの中で見かけ上固定するために赤道儀の動きは必須です

ただ最近非常に高感度なカメラが安く手に入るようになっています
ISO400,000とか. Sonyのα7S
ISOの数字に比例してシャッター速度を上げられるので、ISO100に対してISO400,000は4,000倍のシャッター速度で同じ露出に出来ます. 時間で言うと4,000分の1で良いというわけです
単純計算ではもう赤道儀はいらない、と言うことになりますが実際には画質の点でまだ課題があります
でもまもなく天体撮影のために赤道儀が不要になってくるのではないでしょうか

これは三脚の上に赤道儀、その上に1眼カメラを載せた図です
自分は主にこの組み合わせで写真を撮っています

DSC09143TC.jpg





続きは次回。。

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posted by FreddieG at 12:15| Comment(62) | TrackBack(0) | 天体

プラトーさとみでの天体撮影

11月22日に茨城県常陸太田市にある プラトーさとみ という宿泊施設に行ってきました
2度目の訪問です
ここは福島県にほど近い茨城県の海抜800mほどの山の頂上にあって、暗いこと が特徴です
わかりやすく言うと、関東地方で最も暗い場所の1つです。暗いということは「光害が少ない」と言うことで、天体観測では最も重要なことの1つの要素です

この日は新月(を選んで出かけます)であることに加え、快晴の天気、さらに12月が近いのにかなり暖かく風も弱く湿度も低く、最高のシチュエーションでした
これは天体望遠鏡を使わずに1眼カメラ300mmの望遠レンズで撮影したものです。ただし、赤道儀は使用して2分ほど露光しています

今回は秋〜冬の有名な星たちをご覧ください
アンドロメダ銀河オリオン星雲すばる です

アンドロメダ銀河
オリオン星雲
すばる

それではまた今度。。

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posted by FreddieG at 01:51| Comment(46) | TrackBack(0) | 天体
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