レディントンの身内についての情報が皆無な件
さて、シーズン8まで来ても、「本物のレイモンド・レディントンの親族」が、誰ひとり出てこないということは、誰がどう考えても、相当に変なことである。もちろん、妻子(ナオミとジェニファー)は別として。
レイモンド・レディントンというのは、指名手配犯なのだから、その親族というのは、一番に当局のマークの対象になるはずなのに、これまで一度も、本当に一度も「家族関係」が明らかになったことは、ないのである。
これは、「たまたま」ではなく、わざとそうなっていると考えるしかない。
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以下ネタバレあり、未見の方は注意
- シーズン6でレスラーが「キミの祖父を見つけた」と言ったときに、リズが「レディントンの父親を見つけたの?」と言ったこと
しかし「これしかない」というのは、すごいことだけれども、本当にこれしかないのである。
「レディントンの父親を見つけたの?」からわかること
- レディントンの父親については、死んだという記録はない。
- リズはこれまで、レディントンの父親について調べたくてもなんの手がかりもなかった。
- 当局も同じということになる。
死んだという記録はない
死んだという記録があったなら、リズのセリフは「レディントンの父親は死んでいるはずよ」とならねばならない。リズはまったく手がかりを持っていなかった
リズは、ジェニファーとの調査で、調べられることは調べているはずで、それはジェニファーが個人的に知っている内容も含めて、のはずである。となると、
- ジェニファーからは、レディントンの父親について、なんの情報も得られていなかった。
- 公式の記録からも、レディントンの父親についての情報は、得られなかった。
当局
当局も、指名手配犯の親について、なんの情報も持っていなかったと見るしかない。施設育ちである
となると、妥当な答えは、トムと同じように「捨て子」のような状態であり、自分の名前も言えないような幼児のころに保護されて、施設で育ったと見る以外には、方法がないのである。それが本当だったのか、それともレディントンとしての経歴をこしらえるための「創作」だったのかは、わからないが。
そして、トムとは違って、里子には出されず、施設で育って、そのまま海軍学校に入った、と見るほうが妥当であり、それは里子に出ていたのであれば、里親も当局のマークの対象になっていたはずであり、さらにリズの調査の対象にも、なっていたはずだから、である。
レディントンの素性はもともと不明
するとリズが「レディントンの父親を見つけたの?」と言ったことは、「保護児で、どこの誰だかがわからなかったレディントンの生みの親が判明したの?」という意味になる。現段階では、それ以外に説明のしようがない。
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