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2017年05月29日
「多動入ってない?」続き
続きです。
私達がその子の話をしていたのが聞こえたのか、周りにいたお母さん達も話に入ってきて、
「うちの下の子と同じクラスでさぁ…。入園式の時も式の間ひたすら走り回ってて、すごかったよ。いつも副担が付きっ切りみたい…。」
「うちはバスが一緒なんだけど、あの子にバスの中で色々されたみたいで、バスに乗りたがらなくなっちゃって…。」
と。
『大変そうだなぁ。女の子であんなに激しい子って、珍しいなぁ…。』
なんて思いながら話を聞いていたら。
1人のお母さんが、
「あの子、多動入ってない?」
と…。
多動って…。
多動性障害のこと言ってるんだよね…??
まさかのワードが出てきてビックリ。
なんだか一瞬、背中に冷たいものが走りました…。
「○○君のママがさ、そういう子供たちが行く施設で働いてたみたいで、入園式とか参観日とか1人で走り回ってるの見て『あの子、多動入ってない?』って言ってたんだよね〜。何か障害あるのかもね。」
「へぇ〜。」
「あぁ〜。」
「ふぅ〜ん。」
みんな返事に困ったのか、曖昧な相槌を打つだけでした。
ただ、あの子をたまに見るだけの保護者が、
多動
とか、
障害
とか、簡単にみんなに言ってしまうんだ…。
そしてみんな『触れてはいけない話題だ。』って否定も肯定もせず曖昧に返事して…。
そしてまた違う相手に、
「○○君のママがさぁ、あの子のこと多動とか障害とか言ってたけど…。」
と話が広がっていってしまうんだな…。
…と思って、なんとも言えない気持ちになりました。
それが現実ですよね。
落ち着きがなさすぎる!と1歳半検診で指摘された次男。
このまま幼稚園に入園して、ちゃんと集団行動できなかったら…。
「あの子、多動入ってない?」
ってヒソヒソ言われてしまうんでしょうか…。
ケントが小さい頃から療育に行っていることもあって、そういう困り感があるお子さんと触れ合ったり、お母さん方と話をする機会が多くて。
色々悩みを話したり、悩みだけじゃなくて普通のママ友のような話もしたり。
私達の間では、我が子がそうであること(療育に行くような状態…って言ったら変かな…?)が普通のこと…というか日常なので、そういう子を見かけたとしてもあまり気にしていなくて…。
でも。
やっぱり、まだまだ世間は、
偏見
というか…。
そういう、一線置いた目で見られてしまうんだなぁ…としみじみ感じた出来事でした。
そして。
次男は来年度年少さんで入園しますが…。
他のお母さんたちにヒソヒソ噂されるくらい、落ち着きがなかったらどうしよう…と、今更ですが怖くなりました。
やっぱり、療育行った方がいいんだろうか…。
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「多動入ってない?」
先週、幼稚園の親子遠足に参加しました。
次男がいると、ただひたすら次男を追いかけ回すだけ…になると思って、予め旦那に休みを取ってもらい、次男と旦那は留守番で、ケントと2人で参加しました。
…とても楽でした。
お友達とお菓子を交換したり、楽しそうにお喋りしたり、遊んだりしている様子をゆっくり見れて、
『ケントも成長したなぁ。よかったよかった。』
と、ホッとしました。
次男も早くケントくらいに、色々理解して行動してくれるようになったらいいのになぁ…と思ったり…。
その親子遠足。
親子レクレーションがあったのですが。
兄弟がいる保護者の方は、上の子のクラスで参加してください!とのことで、年長のケントのクラスのレクレーションに、年中・年少の下のお子さんを連れた方も参加されていました。
そこで目立っていた年少さんの女の子。
目立っていた…というか、完全に悪目立ち状態。
みんな座って、先生からレクレーションの説明を聞いているのですが、話している先生の邪魔をして話がなかなか進まなかったり…。
レクレーションが始まってからも、ルール無視で好き勝手し始めて、みんな困り顔…。
ハンカチ落としをしたのですが、その子がハンカチ勝手に取っちゃうので、ゲームにならず…。
止めると癇癪のように泣いたり、近くにいたお友達が、
「ダメだよ!ハンカチここに置いとくんだよ!」
とその子からハンカチを取ったら…。
顔にパンチ…。
パンチされた子のお母さんも、ヒヤッとしたのか、
「ハンカチ取ったから嫌だったんだね。ごめんね。でも、目はやめてね!」
と言っていて、ちょっと空気が凍り気味。
担任の先生も手が付けられずに困ってる
…だけで、その年少さんの女の子の独壇場。
『あれ…?誰の妹ちゃんかな?お母さんやお父さん来てないのかな…?』
と疑問に思っていたら。
隣にいたチョクチョクお話しする同じクラスのお母さんと目が合って、苦笑い…。
「先生大変だね〜。お母さん来てないのかな〜?」
って聞いてみたら、
「お父さんもお母さんも来てるよ…。何とも思わないのかな。すごいね。」
と。
なんと、お父さんはビデオを回していて、お母さんは他のお母さんと談笑中。
お友達の顔面にパンチしてしまったのも、見ていなかったようでした。
長くなったので、続きます。
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2017年05月17日
モヤモヤ。グルグル。
ケントのことで、毎日モヤモヤ…。
毎日同じようなことを、グルグル1人で考えて、結局わからなくて、またモヤモヤの悪循環。
最近、毎日毎日同じようなことを注意したり、叱ったりしてるのに、何度も繰り返すケント。
ケントにわかりやすいように…と、ゆっくり落ち着いて丁寧に話して、
私「わかった?もうしないってお約束ね。」
ケント「わかった。」
となっても…。
やっぱりする…。
私「さっきお約束したよね?忘れちゃった?」
ケント「わすれてない…。」
私の伝え方が、下手なのかな…。間違ってるのかな…。
何度もこんなこと繰り返してると、こちらもイライラしと穏やかに接することができなくなるので、そうなる前に、視覚優位のケントに伝わりやすいように絵カードを作ったりしてみようと思ってるのですが。
何かと手の掛かる次男が、一日中べったり…。
家事もキチンとできない日々なので、なかなか絵カード作りに取り掛かれず…。
それもモヤモヤです。
家の中に全然いてくれない次男。
朝起きて、ご飯をケントと食べて、幼稚園バスを見送ってから、
私「さぁ、お家に入ろうか!」
次男「やぁーだぁー。」(←最近、「やだ!」が言えるようになりました。)
で、なかなか家に入れず。
近所をお散歩して、やっと家に入れば…。
おやつを要求。
食べたらまた、靴を履いて玄関を指差して…。
で、また外に出て、お散歩したり公園に行ったり。
お昼を食べに家に帰って、食べたらまた、靴履いて玄関を…の繰り返し。
日中は、食べている時とお昼寝の時以外、ひたすら外にいます。
本当、ヘトヘトになります…。
要領の悪い私が次男に振り回されて、全然家事も回らず、ケントのためにやりたいこともできずに、モヤモヤイライラ。
見かねた旦那が、昨日は片付けや掃除をしてくれて、仕事で疲れてるだろうに…と、なんだか申し訳なく感じて。
なんだか最近気分が落ち込んでます。
毎日こんな、答えがでないようなことをグルグル考えてたり、次男にギャーギャー言われたりしていると。
だんだん、頭に靄がかかったような感じで、色々うまく考えられなくなってきます。
疲れてるのかな…。
この靄がスッキリする時が、いつか来るんでしょうか…。
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2017年05月12日
落ち着かない新学期。心配…。
家庭訪問、部屋を綺麗に片付けられるか緊張し、担任の先生とほぼ「はじめまして。」状態だったのも緊張しました。
ここ(新学期。いよいよ年長さん!)に書いたように4月から新しく入った先生で、連絡帳で、
「1年間、よろしくお願いします!」
と挨拶しただけで、バス通園なこともありあまり会う機会がなく…。
先月の役員決めのクラス会の時は、先生もバタバタしていたり、他の保護者の方もたくさんいらっしゃったりで、お話しできず。
新学期、前年同様になかなか落ち着かず、お友達とトラブルを起こしてしまった時は、お電話をくださったり、連絡帳に細かく書いてくださったりはしていたのですが。
面と向かってキチンとお話しするのは初めて。
そして。
『ケントのこと、どこまで把握しているんだろう…。』
という疑問。
『どうお話したらいいのかな…?前の担任の先生から何かお話聞いてるのかな…?』
などなど思案していたら。
「ケント君、何で療育に通っているんですか?」
と、先生から直球な質問が。
担任になった先生からそう直球な質問を受けたのは初めてでした。
多分、今までの先生方は気を遣ってか遠慮してか、聞かれたことはなく。
でも。
療育に通っている
ということだけで、それなりの対応をしていただいていたような…感じがします。
年中さんの時の担任の先生は、もう発達障害だと決めてかかっているような感じもして、少しモヤモヤしたりもしましたが、それはそれで、ケントに合わせた丁寧な対応をしていただけてよかったな…と思ったり。
毎日いっしょに過ごす中で、注意深くケントを見ていただいて、どう接したらいいんだろう…と色々思案してくださったのだろうな…とありがたい気持ちでいっぱいです。
新しく担任になった先生は、
「ケント君が療育に通っているって聞いて、『何でだろう?』と気になって。担任になってまだ1ヶ月しか経っていないんですが、お箸も上手に使ってるし、お着替えも1人でできているし…。製作活動もすごく意欲的に取り組んでくれていて、ハサミや折り紙も上手にできていて…。」
と。
ケントは手先は器用ですし、指示をされたことは(聞いていれば…。)キチンと理解して取り組めるので、先生も、
『何で?』
って思ったのかもしれないですね。
なので、
「少し落ち着きがない感じがするし、興味が逸れやすくて、先生のお話をちゃんと聞けなかったりすることがあったり…。お友達との関わり方も、周りの子たちに比べたら幼いかな…という感じもするし…。」
と話したのですが。
『なんだ、そんなことか。』
という感じで、
「そんなの男の子だったら、みんなそうですよ〜!そんな子いっぱいいます〜。」
と返されてしまいました。
そ…そうなのかな…。
私が話し下手だったこともあって、うまくケントのことを伝えられませんでした。
先生が直接私に「なぜ療育に?」と聞いてきた…ということは、前担任からは引き継ぎとかはなかった…ということかな…?
それで、
『大丈夫かな…。』
と心配していたのですが…。
大丈夫じゃないっぽくて、波乱の新学期です…。
もう5月も半ばで、新学期…って感じでもないのですが。
どうしたらいいものか…。
モヤモヤしたり。
イライラしたり。
悲しくなったり。
悔しくなったり。
親として、できることはしてあげたい。
でも、どこまでしてあげていいんだろう…。
どこまで、手を出していいんだろう…。
どこまで、口を出していいんだろう…。
『見守る』
という手段もあるのでしょうが、ケントのような子の場合、それはどうなんだろう…。
新しい療育センターの先生に、相談できないかなぁ…。
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2017年05月09日
ADDっぽい私 vs 家庭訪問。
先日、ケントの家庭訪問がありました。
私は、片付けや掃除が苦手で…。
片付けは、見えないようにすればOK!な感じで棚の中や他の部屋に押し込んで、なんとかできるのですが。
掃除は本当、何していいのかわからないです。
恥ずかしながら、普段は掃除機かけくらいしかしてないです。
しかも、頭の中がこんな状態↓ですから…。
『片付けしなきゃ…。掃除もしなきゃ…。新しい座布団カバーどこにやったっけ?トイレや洗面所も綺麗にした方がいいかな…。とりあえず、キッチン綺麗にしなきゃ…。まず食器を洗おう…。あっ!お茶菓子どうしよう…。どのお皿に入れようかな〜…。あっ、早くしなきゃ!…何からしよう。』
プチパニックです…。
そんな状態で、あっちこっちに手を付けてると、次男も飲み物をくれだとか、お菓子をくれだとか、あれやこれやと要求してくるので、いちいち手を止めて対応していたらまた、
『えーっと…何からしよう…。』
と手が止まり…。
手が止まれば、床の汚れが目に入って気になって、いきなり雑巾がけを始めてみたり。
『あ、雑巾がけしてる場合じゃない…。えーっと…。』
となり、雑巾がけも中途半端に終わり…。
とにかく。
最近、自分はそういう感じで、あっちこっちに中途半端に手を付けて、結局何も終わらない…という性格だと自覚できたので、
『まずはこれをしよう。終わらせてから次のことをしよう!終わるまで他の事に手を出さない!』
と強く思いながら、作業しています。
…他の方たちからしたら、普通のことなのかもですね。
ADDの特徴に当てはまりまくりだなぁ…。
そんなわけで。
家庭訪問が憂鬱すぎてどうにかなりそうな私でしたが。
旦那がわざわざ家庭訪問のために有休を取って、朝から大掃除したり、お茶菓子を買ってきたり…。
淡々と片付けや掃除を終わらせていくのを、密かに賞賛の想いで見つつ、自分は自分のできることをアタフタとしておりました。
『そんなんだったら、どんな汚部屋に住んでるんだ??』
と思われるかもしれないですが、それが!
意外と、スッキリとシンプルな家です。
私もケントと同じように視覚優位なのか、色々ゴチャゴチャと目につくのがすごく嫌なんです。
目が疲れる…というか。
リビングはソファーとテレビボードとテレビのみ。
かわいい小物を飾ったり…とかは、全くしていません。
どうせ埃がたまるし、次男に破壊されるし…。
リビングだけ見たら、今流行のミニマリストみたいです。
日中はおもちゃがあちこちに転がっていますが、寝る前にケントと次男といっしょに片付けて、まっさらにして寝るようにしています。
ケントと次男が、私に似て片付け下手にならないように、どうやって片付けたらいいかとか少しずつわかってもらえたら…とか、お片付けの習慣ができれば…との思いで、始めた寝る前の習慣です。
おもちゃだったら、ただおもちゃ箱に入れて棚に戻すだけなので、私も簡単にできるので…。
そういう風に、目に何も入らないようにしたい…けど、片付けはあまり得意じゃないので、見える部分はスッキリさっぱり綺麗ですが、物が押しこまれた引出しや押入れの中はゴチャゴチャです…。
…本当に、家庭訪問無事に終わってホッとしました。
全然役立たずだったのに、かなり疲れました…。
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療育の個人面談。
そういえば。
3月末に、ケントの療育センターで年度末の個人面談がありました。
新しい療育センターでは、初めての個人面談だったので、どんな話をするんだろう…、どんなことを言われるんだろう…と緊張しました。
……が。
先生と10分〜15分くらい、
「来年度も継続しますか?曜日の希望はありますか?」
とか、
「来年度は年長さんなので、就学前相談の対象になってます。まだちょっと先だけど、頭に入れておいてください〜。」
とか話しただけで、おしまいでした。
個人面談…と言うよりも、来年度の確認?のような感じ。
かなり拍子抜けして、
『もっと色々ケントのこと話せばよかったかな…。』
と思ったりもしましたが、これくらいでもいいのかもしれない…とも思ったり。
前の療育センターは、短くて30分、長くて1時間超、
「ケント君はあんなことやこんなことができなくて…。」
「そろそろ診断受けに行ってみてはどうですか?」
「診断受けないと色々支援が受けられないから、早めがいいですよ。」
などなど言われて、落ち込んでしまうことが多かったので…。
個人面談の帰りの車は、涙が出たり、イライラしてしまってケントに八つ当たりしてしまうことも…。
今回あっさり終わって、ホッとしました。
ただ、まだ通い始めてあまり経ってないので、こんな感じだったのかな…とも思ったり。
次男は旦那と留守番だったため、帰りはケントと2人でゆっくり買い物に行って、好きなお菓子やジュースを買って、車の中で食べながら帰りました。
こんな穏やかな気持ちで帰路につけた個人面談は初めてだ!と、なんだか衝撃でした。
以前は、素人の私にはわからないようなことを先生が指摘してくれることは、すごくありがたいことだと感じていましたが、全部が全部親の私に伝えることもなかったのでは…?と、今は感じます。
どっちがいいんでしょうね…?
色々指摘してもらえたら、見過ごさずに対処できていい部分もあるし…。
でも、言い方をちょっと考えて欲しいな…配慮して欲しいな…と思います。
例えば、幼稚園入園前にこんなことを言われました。
ある先生は、
「ケント君はまだ集団生活は無理ですよ。一斉指示もわからないし、友達とも遊べないですよ。」
と。
違う先生は、
「ケント君には、まだ集団生活はしんどいかもしれないです。指示が通らないと、周りが何をしているのかわからなくて不安を感じてしまったりすることもあるかもしれません。」
と。
どちらも療育センターの先生に言われたことですが、どちらも意味的には、
幼稚園はまだちょっと厳しいんじゃ?
だと思います。
ただ、どちらの言葉が受け入れやすかったか…と言えば、断然後者でした。
後者の先生は、臨床心理の資格を持った先生だったので、お話しする時はいつも、私やケントを悪く言わないような言葉を選んで話されていたような印象でした。
そして、できない事を指摘するだけで終わるのではなくて、
「こうしてみたら、ケント君にも伝わりやすいと思います。」
とか、
「こういう時は、こうやってあげたらケント君にもわかりやすいと思いますよ。」
などアドバイスもくださったりして、とても頼りになる存在でした。
色々悩みがあって療育に通っているんですから、親や子供の気持ちに寄り添えるような先生に、これから先も出会っていけたらいいな…と感じます。
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