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2015年09月23日
《療育に通い始めるまでのこと9》ケントの様子。
2歳の頃のケントに当てはまったこと。
・物を横目で見る。
→ひたすら壁際を横目で歩いたり、部屋の中では頭だけを動かして横目で周りを見ていました。
・回るものを見るのが好き。
→公園の遊具のハンドルのおもちゃや、ミニカーのタイヤをグルグルいつまでも回していたり、とにかく、回るものをひたすら見ていました。
・流れる水が好き。
→水道の水、川の水とか。水が流れる動きをずっと見ていました。
・顔の前で手をヒラヒラさせる。
→ボケーっとした表情で手の動きに見入っていました。
・物を並べて遊ぶ。
ミニカーや積み木、ブロック、絵本などや、箸やスプーン、フォーク…。とにかく本来の遊び方・使い方を無視して、並べて遊ぶのが好きでした。
・ミニカーのタイヤを見て遊ぶ。
→裏返しにしてタイヤを自分で回して遊んでいました。
・本のページをパラパラ。
→私が図書館で借りた小説や電話帳を見ていることが多くて、『文字だけなのに、おもしろいの…?』と思ったら、ページをパラパラめくって、紙の動きに見入っているようでした。
・感覚過敏。
→手が汚れるのを嫌がったり、裸足で外を歩けませんでした。
これは赤ちゃんの時からで、離乳食期、手づかみ食べもせず、早い時期からスプーンやフォークを器用に使って食べていました。
印象深くて覚えている出来事。
ケントが歩くのが少し上手になってきた頃、公園の芝生の上で靴を履かせて歩かせてみたら、数歩あるいて尻餅をついてしまったんです。
「ケント!たっち!たっちして歩いてごらん?」
と声を掛けるも、なかなか立ち上がれない…。
まだ地面に手をつかないと立ち上がれないケントは、芝生を触ることを躊躇しているようでで、立ち上がれない様子。
そのまま様子を見ていたら、ケントは自分の履いている靴の上に手をついて立ち上がろうとしているんです。
『こんなに小さいのに(1歳3〜4ヶ月頃かな。)、手が汚れることを気にしてるの…?』
と、かなりビックリしました。
手が汚れるのが嫌というか、芝生の感触が嫌だったんでしょうね…。
・クレーン現象。
→牛乳が飲みたい時は、私の手をひいて冷蔵庫の前に連れて行って、私の手を冷蔵庫の方に放る…とか。
・偏食。
→初めての食材にかなり抵抗があったり、白いご飯しか食べたがらない時期があったり…。
逆に当てはまらないな…と思った特徴。
・目が合わない。
→目は合いました。目が合いにくいと思ったことはないし、カメラ目線でニコニコしている写真ばかりです。
・人見知りしない。
→かなりしました。
・積み木が積めない。
→上手に積んでいました。
当てはまることもあったり、当てはまらないこともあったり…。
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posted by お母さん at 19:20| 生まれてから療育に通い始めるまでのこと
《療育に通い始めるまでのこと8》発達障害なんかじゃない!
それまでは、
「男の子は発達がゆっくりだって言うしね〜。」
くらいの気持ちでしたが、横目で物を見たりするようになって初めて、発達障害のことを意識し始めました。
まさか…という気持ちで発達障害のことをネットで検索すると、ケントにかなり当てはまるような、全然違うような…。
調べれば調べるほど、わからなくなりました。
そのうち、ケントのことも、発達障害に当てはまるような行動がないか観察するような目で見てしまうようになりました…。
ケントの行動1つ1つに、夫婦で一喜一憂する日々…。
私「名前呼んだらこっち向いたよ?目が合ったよ?大丈夫だよね!」
旦那「うんうん!やっぱり違うよ!」
私「積み木も上手だし!全然発達障害なんかじゃないよね!」
旦那「ケントは大丈夫だよ!こんなにニコニコしてるじゃん!」
こんな日もあれば、
私「今日もお散歩行ったらずっと横目で歩いてて…。」
旦那「うーん…。」
私「家ではずっとミニカーのタイヤ回して遊んでた…。」
旦那「………。」
こんな感じで落ち込む日もあって…。
私は昼間、手があけばスマホで発達障害について検索…。
旦那も仕事から帰ってきたら、ずっとパソコンで情報収集。
2人して、
『ケントは発達障害なんかじゃない!』
と、ケントが発達障害ではないという確信を得たくて、何か情報はないかとネットサーフィン…。
今思えば、そんなことしてないで、目の前のケントに向き合ってあげればよかったと思います。
ネットの情報に振り回されて落ち込んだり喜んだりするより、ケントに声を掛けたり、一緒に楽しく遊ぶ方が大事だったのに…。
私たちがスマホやパソコンにかじりついてる間、1人で部屋の隅でミニカーのタイヤを回して遊ぶケントの後ろ姿を思い出すと、切なくて胸がいっぱいになります。
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posted by お母さん at 17:29| 生まれてから療育に通い始めるまでのこと
《療育に通い始めるまでのこと7》不思議な行動。
そして、2歳のお誕生日のすぐ後。
ケントが不思議な行動をよくするようになりました。
まず、
『んっ?おかしいな…。』
と思ったのが…
横目。
物を横目で見ることが度々ありました。
最初は家の中でだけだったので、
『なんか不思議なことしてるなぁ…。』
くらいの感じでしたが、だんだん頻度が増えて、外に出るとひたすら横目で壁を見ながら歩いてるようになり…。
お散歩すれば、周りの家のブロック塀や垣根を横目で見ながら歩き回る。
スーパーに買い物に行けば、陳列棚を横目で見ながら歩き回る。
異様に感じました…。
母や義母に、
「散歩してても、ひたすら横目で壁とか見ながら歩いていくんだよ?変じゃない?」
と言っても、
「遊んでるだけでしょ?」
「え〜?みんなするんじゃない?」
と、相手にされない。
いや…。
こんなことしてる子見たことない。
視力に問題があるのかと気になって『横目 幼児』などでネットで検索すると…。
出てきたのは、
発達障害
とか、
自閉症
の文字…。
『あぁ…。なんか最近よく聞くな…。』
くらいの認識でしたが、色々なページを読んでいくにつれて、
『あれ…。ケントのこと…?』
と思うようなことがたくさん…。
心臓がドキドキしました…。
もしかして、ケントは…
発達障害!?
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posted by お母さん at 17:02| 生まれてから療育に通い始めるまでのこと
2015年08月31日
《療育に通い始めるまでのこと6》旦那が心配し始める。
2歳になる頃には少しずつ言える単語が増えてきました。
10〜15語くらいだったかな?
でも、2歳って2語文を話し出すらしいし…。
旦那が少しずつ心配するようになってきました。
旦那「発達相談行った方がいいんじゃない?」
私「うーん…。」
旦那「人見知りもどうにかした方がいいよ。」
私「そうなんだけど…。」
旦那「児童館とか連れて行って、同じくらいの歳の子と遊ばせた方がいいよ。」
私「そうだけど…。ケント泣いてるだけで遊べないよ。」
旦那「そんなこと言って連れて行かないから、いつまでも人見知りするんだよ。」
私「泣いてるのに無理矢理連れて行ってもかわいそうだよ。ストレスになるよ。」
旦那「過保護すぎる!」
私「じゃあ自分で連れて行ってよ!」
…こんな感じで口論になることもありました。
ケントの赤ちゃんの頃からの激しい人見知りと場所見知りはこの頃にもまだ治まらず、知らない人と目が合っただけで泣くくらいになっていました。
今思えば、初めての人や場所に対して、人一倍不安感があったのでしょうね…。
泣きわめくだけの子を児童館に連れて行ってもしょうがないし…。
まさに、母子2人での密室育児でした。
このままではいけないと思ってはいても、どうしたらいいのかわからなかった…。
そんな頃、保健師さんから電話がきました。
「その後、ケント君の様子はどうですか?元気に過ごしていますか?」
発達相談に行かなかったことを何か言われるんじゃないかと思ったら、そんな話はなく、ただ、
「お母さんがケント君の言葉が出てないことを気にされていたみたいだったから、気になってて…。」
と。
健診の時の保健師さんとは別の方で、すごく優しく言葉を選んで話してくださる方でした。
この保健師さんが、後にケントと療育を結び付けてくださった方です。
少しずつだけど言葉が出てきていることを話したら、とても喜んでくださいました。
そして、
「市役所の子育て広場に遊びに来ませんか?」
と誘ってくださいました。
正直、行きたくないな…という気持ちの方が大きかったけど、せっかく声をかけてもらったし…とか、私自身もどうにかしないといけないとは思っていたのもあって、参加してみることに。
行ってみたらやっぱりケントは泣いて私にしがみついているだけ…。
ケントのためになっているのか、なっていないのかわからないまま、気が向けば週に1〜2回連れて行っていました。
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posted by お母さん at 21:05| 生まれてから療育に通い始めるまでのこと
《療育に通い始めるまでのこと5》発達相談行きたくない…。
結局、3ヶ月後に発達相談(←保健センターでやっている、育児相談みたいな感じの。)に来てください、と言われて…。
保健師「1〜2ヶ月後でもいいけど、何も変わってないかもしれないしね!3ヶ月後に来て!」
…いちいちグサリ。
すっかり落ち込んで帰りました。
他の子はできていたことが、ケントはできなかった…。
発達相談に来てくださいって言われてしまった…。
ママ友がいないことを、チクチク言われてしまった…。
色々ショックで…。
何で、たった数分、しかもいつもとは全然違う様子のケントを見て、色々ゴチャゴチャ言うんだろ…。
いつもは色々できるのに…。
家に帰ってから母に電話で愚痴ると…
私「…そんなこんなで、発達相談に来てくださいって。」
母「えぇ?それくらいで?大げさな!男の子は喋りだすの遅いのが普通よ。」
私「そうだよね…。」
母「3歳くらいまで何も話さなくても、急にペラペラ話し出すって!」
私「そうなの?」
母「そうそう。気にしなくていいよ。発達相談とか行かなくても心配ないよ。」
私「そうだよね。」
…という感じで。
すっかり保健師さんが苦手になった私は、その後、発達相談にも行きませんでした。
ケントが話さないのも少し気にはなったけど、
『男の子だし…。』
とか、
『首座りやハイハイも遅かったんだから、言葉も遅いだろうな。』
とか思って、
『まぁ、そのうちうるさいくらい喋り出すよね…。』
とあまり悲観はしていませんでした。
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posted by お母さん at 16:09| 生まれてから療育に通い始めるまでのこと
2015年08月29日
《療育に通い始めるまでのこと4》嫌な保健師さん…。
保健師「いつもこんな感じ?」
私「そうですね…。知らない人がいたりすると、泣きますね…。人が多いところとかも。」
保健師「近所に同じくらいの歳の子いないの?遊んだりしないの?」
私「いるとは思いますけど、近所付き合いもないので…。」
保健師「ママ友とかいないの?」
私「子供を通して…の友達はいないです。もともとの友達がママになって…とかなら…。」
保健師「支援センターに遊ばせに行ったりしないの?」
私「してないです。泣くから…。」
保健師「行ってみてごらん。人見知り良くなるかもよ。」
私「そうですね…。まぁ、行ってみます…。(行かないけど…。)」
保健師「今度の月曜日、市がやってる親子教室があるから。来れる?」
私「えっ!」
保健師「お子さんとどんな遊びしたらいいのか…とかヒントにもなるし、来た方がいいよ。」
私「そうですね…。都合が良ければ…。」
保健師「来る?」
…この保健師さん、ぐいぐい来る!
行きたくない私はすっかり困りました。
しかも、当時は車がなく移動も大変だったため…。
私「あ…ちょっと車もないから、移動が難しくて。すみません。」
と断りましたが…。
保健師「誰かに乗せてもらえないの?家はどこ?近所に友達いないの?」
断ってるのに…。
しかも、他の保健師さんを呼んで、
保健師「ねぇ、この人、ママ友もいないって言うし、支援センターにも行ったりしてないって言うのよ…。だから子供が人見知りするんじゃないかと思うのに、車がないから行かないって。」
とか話し出して…。
すっかり変人扱いで、悲しくなりました。
泣きそうでした…。
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posted by お母さん at 13:20| 生まれてから療育に通い始めるまでのこと
《療育に通い始めるまでのこと3》1歳半健診。
初めて引っ掛かったのは、1歳半健診。
・言葉が出ていないこと。
・指差ししない。
・人見知りがすごくてずっと泣いてる。
これらのことが保健師さんは気になったんじゃないかと思います。
指差しについては、私がこの時期の指差しの必要性について全くの無知で、
保健師「指差しはしますか?」
私「指差し?」
保健師「ケント君は自分が知っているものを見つけたりした時に、お父さんやお母さんに教えようとして指を差したりしませんか?」
私「うーん…しないです。」
保健師「えっ!しないですか?」
私「しないと思いますけど…。」
保健師「そうですか…。まぁ、もうちょっとしたらできるようになるかな!ねっ!」
私「はぁ…。(えっ?しないとダメなの?)」
という感じで。
いくつか絵を見せられて、
「ワンワンどれ?」
も、
「積み木で遊ぼっか!ケント君、できるかな〜?」
も、ギャーギャー泣いて聞いちゃいないケント。
他の子たちは機嫌よくしている中1人だけ大泣きで、なんだか居たたまれない…。
『眠いんだろうか…。人がたくさんいて不安なんだろうか…。』
泣き続けるケントを抱いて、どうにか泣き止ませようと部屋を行ったり来たり…。
栄養相談とか歯科相談とか発育の検査とか色々回って、やっと最後の保健師さんとの個別相談。
やっぱり泣いているケント。
もう私もクタクタでした。
そこに、保健師さんからの一言。
「お母さん、ケント君はお喋りはまだできないけど、言われたことはわかるんだから、ちゃんと話し掛けてあげて。」
ハッとしました…。
泣き続けるケントにホトホト疲れ果て、無言で無表情でケントを抱いていました…。
普段からも、積極的にケントに話し掛けたりしていませんでした。
「泣いているんだから『大丈夫だよ。怖くないよ。』って言ってあげるだけで、落ち着くかもしれないよ。」
そう言われて慌てて、
「ケント〜!大丈夫だよ〜!怖くないからね〜!」
とか言ってみる私…。
泣き疲れたのか、声かけが効いたのか、ケントが眠って落ち着いて話せるようになったので、良かった…と思いきや、あまり相性の良くない保健師さんだったのか、嫌な思いをしました。
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posted by お母さん at 13:11| 生まれてから療育に通い始めるまでのこと
2015年08月21日
《療育に通い始めるまでのこと2》発達の遅れ。
手はかからない子でしたが、心配はたくさんしました。
とにかく、周りの子や育児書と比べて、何もかも成長が遅かったです。
首座りも、寝返りも、ハイハイやたっちも。
だいたい、普通の発達の2ヶ月遅れくらいでできるようになっていきました。
それくらいの遅れだと検診で引っ掛かることはなかったです。
「ゆっくりさんなんだね〜♪」
みたいな感じで。
そんな感じだったのでケントの発達の遅れを気にして心配することは、だんだんなくなっていきました。
おそらく、
受け入れた
んじゃなくて、
諦めた
とか、
慣れた
とか、そんな心境だったように思います。
育児書の、
『○ヶ月頃には△△ができるようになり…』
みたいなページは、見るのをやめました。
あと、同じような月齢の子たちと接する機会がなかったので、ケントの遅れを実感するようなこともなく…。
そのままにしてしまっていました。
歩き出したのは1歳3ヶ月。
「歩くのも遅かったらどうしよう…。」
と思っていましたが、自分が思っていたよりは早く歩き出してくれて、ホッとしました。
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posted by お母さん at 11:29| 生まれてから療育に通い始めるまでのこと
2015年08月20日
《療育に通い始めるまでのこと1》ケント誕生!
ケントが療育に通い始めたのは、2歳過ぎ。
生まれてからはどんな様子だったのか…とか、なぜ療育に通うことになったのか…など、これまでのことを書いて行こうと思います。
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2011年4月。
ケントは私たち夫婦の長男として誕生しました。
初めての子で、よくわからないなりに、いっぱいいっぱいになりながら一生懸命育児しました。
当時は、
「なんて大変なんだ!」
と思っていましたが、今思えばとても育てやすい子だったと思います。
わけのわからないグズグズに困ったことはほんの数回。
癇癪のようにギャーギャー泣き喚くこともなく、夜泣きもせず、おっぱいを飲んですんなりネンネ。
1歳2ヶ月でわりとすんなり断乳。
それからは夜寝たら朝まで1度も起きずにグッスリ。
1人遊びも上手。
お散歩や買い物に行っても、1人であっちこっちウロウロすることもなく、大人しく私の横をヨチヨチ歩いてついてきていました。
女の子のような見た目で、大人しいので、
「かわいい〜!」
と声を掛けてもらえることが多かったです。
イヤイヤ期真っ最中の子を、
魔の2歳児
と言ったりしますが、ケントは2歳になってもイヤイヤ言うこともありませんでした。
周りのママたちが、
「もうイヤイヤ期で大変で!」
「わかるー!一緒に買い物なんて行ったらもう大変!」
「ご飯もイヤ!お風呂も着替えも寝るのもイヤ!って。いちいち反抗してくるの!」
「そうそう!イライラするよね!」
とか話してるのもあまりピンと来ず、
『ケントは大人しいからなぁ。よかった…。』
なんて思っていました。
ただ、自己主張ができなかっただけなんですね…。
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posted by お母さん at 14:32| 生まれてから療育に通い始めるまでのこと