2018年10月16日
教室まで後少し…。
今朝、起きてきて、
「お腹が痛い…。吐きそう…。」
と言うケント。
お腹を壊した…?胃腸炎…?
何かはわからないけど、とりあえずトイレに行かせて、
「今日は学校お休みしようか?」
と聞くと、
「いや…。行く…。」
と弱々しく答えました。
えー…??
そんな状態では行かせられないことを話しましたが、
「行く!!」
と言って聞かず大騒ぎ…。
1つ前の日記に書いた、学校に行きたがらない子の話を聞いたばかりだったので、
『みんなそれぞれだなぁ…。』
と不思議な気持ちになりました。
とりあえず、学校にはお腹の調子が悪くて遅れることと、もしかしたらお休みするかも…と連絡して、ケントの様子を見ていたら。
ちょっと緩いウンチをしましたが、お腹の痛みや吐き気は治まったようで、すっかり顔色もよくなり、元気になりました。
それから朝ごはんを食べて、次男を幼稚園に送っていく時間に一緒に小学校まで送って行くことに。
結局、1時間目が半分くらい過ぎた頃の到着になりました。
ウロチョロする次男を連れて校内に行くのが面倒で、校門でケントだけ下ろそうか迷いましたが、担任の先生にご挨拶?というか、遅れた経緯を詳しく説明しなきゃかな…?と思い、次男も一緒に教室までケントを送っていくことに。
下駄箱で靴を脱いでいると、何やらお話している声が…。
目を向けると、下駄箱の少し先の廊下に男の子が座り込んでいて、先生と、先日の懇親会で、
「子供が学校に行きたがらないんです…。」
とお話していたお母さんがいました。
先生「ね!ここまで来たんだからがんばろう!教室まであと少しだよ!」
お母さん「ママも教室まで送っていくから、一緒に行こう?」
男の子「…………。」
と、一生懸命話し掛けていましたが、男の子は廊下に座り込んで、俯いたままだんまり…。
会釈をして横を通り過ぎ、ケントを教室まで送り届け、帰ろうと下駄箱に向かうと。
同じ場所で、
先生「せっかくここまでがんばって来れたんだから、あと少し!がんばろう!みんな待ってるよ〜。」
お母さん「またお迎えにくるから、がんばって。」
男の子「…………。」
と…。
また会釈をしただけで、そそくさと通り過ぎましたが…。
あのお母さん、毎朝こんな感じで大変なのに、あんなに笑顔でお話しされてたんだなぁ…と。
すごいなぁ…。と思いました。
そして。
教室まで後少し。
後少し…のところで先に進めなくなり、葛藤しているだろう小さな男の子の気持ちを思うと、関係ない私まで切なくなりました…。
色々考えてるんだろうな…。
ここまで来て偉いな…。
がんばってるんだね…。
下駄箱で靴を履きながら、心の中でエールを送りました。
靴を履いている間もずっと、
先生「お家からここまですっごくがんばって来たから、疲れちゃったね。ちょっと休憩してから行こっか〜!先生も横に座っていい?」
とか、
先生「今日の給食何だろうね?○○君は何が好きなんだっけ?○○君が好きなのだったらいいね〜。」
と、一生懸命先生がその子の気持ちを盛り上げようと声を掛けているのが聞こえてきて、
『今時の先生は優しいなぁ…。』
と思ったり。
私が小学生の頃は、そんな感じの子がいたら、
「甘えてんじゃない!さっさと教室に行きなさい!」
と一喝されていたような…。
今は支援員の先生がいたり、支援学級も1つだけじゃなくて、特性に合わせて分けられていたり、手厚くなってるなぁ…と感じます。
あの男の子が廊下に座り込んでいていた時間帯は授業中だったので、担任の先生は教室で授業をしなければいけないし、一生懸命話し掛けていたのは支援員の先生じゃないかと思います。
担任の先生は、教室に残された子たちのこともあるし、廊下にいる1人の子にゆっくり対応してあげられないですもんね。
ただ、支援員の数が全然足りなくて…というお話しもよく聞くので、こういう風に1人1人の困り事にちゃんと向き合えるように、もっと増やして欲しいなぁ。
早く、あの男の子が安心して学校に通えるようになりますように。
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image