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2016年05月26日

【王座奪還】 1998 Jリーグ チャンピオンシップ第2戦 鹿島 × 磐田

1998 Jリーグ・チャンピオンシップ 第2戦
鹿島アントラーズ × ジュビロ磐田

スコア:2-1
1998年11月28日 県立カシマサッカースタジアム 観客数:16,991

鹿島、年間王者に返り咲きです。
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【jiji.comより】

kashima.gif 鹿島アントラーズのスタメン(4-4-2)
ボーダー青.gif
GK: 高桑大二朗
4: 名良橋晃 秋田豊 室井市衛 相馬直樹
4: ビスマルク ジョルジーニョ 本田泰人 内藤就行
2: マジーニョ 柳沢敦
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SUB: 佐藤洋平(GK)
阿部敏之 本山雅志 長谷川祥之 真中靖夫
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監督: ゼ・マリオ


iwata.gif ジュビロ磐田のスタメン(4-4-2)
ボーダー青.gif
GK: 大神友明
4: 鈴木秀人 古賀琢磨 田中誠 服部年宏
4: 藤田俊哉 名波浩 ドゥンガ 福西崇史
2: 中山雅史 奥大介
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SUB: 尾崎勇史(GK)
喜多靖 山西尊裕 川口信男 高原直泰
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監督: バウミール・ロールス


第1戦は延長戦の末に鹿島が勝利

1週間前に行われた第1戦は、延長の末2-1で鹿島が勝利。この第2戦は引き分け以上で優勝が決まります。対する磐田は勝利以外に優勝の可能性はありません。

この日の主審はレスリー・モットラム氏。Jリーグの創成期を的確なジャッジで支えてくださった審判員で、日本人審判員の育成にも貢献。Jリーグの恩人の1人だと思っています。

このカードといえば見どころは、ジョルジーニョ vs ドゥンガの闘将対決と、秋田 vs 中山のゴール前の攻防です。とくに後者は毎回熱いバトルが繰り広げられました。
なおジョルジーニョ、ドゥンガともにこの試合を最後に退団が決まっています。互いのチームメートは是が非でも優勝して送り出したいところ。

そしてカシマサッカースタジアムもこの試合が終わったら、2002日韓ワールドカップへ向けての改修工事が始まります。よってこのキャパシティのスタジアムの見納めです。
個人的には旧カシマスタジアムのほうが、スタジアム全体からエネルギーが感じられて好きです。




チェックマーク青.gif 前半
ボーダー青.gif
磐田のキックオフで開始。
立ち上がりは磐田がボールを支配します。しかし最初の決定機は鹿島。左サイドからの内藤のクロスに柳沢が飛び込みましたが、GK大神と接触。

5分、右サイドを突破した柳沢が中央のマジーニョへクロス。しかし、これはわずかに合いません。
17分、磐田に決定機。名波が左足アウトサイドでゴール前の中山へ絶妙なスルーパス。中山はダイレクトでシュートもジャストミートせず。

18分、早くも鹿島の選手交代。DF鈴木との接触プレーで負傷した柳沢がOUT、長谷川祥之IN。

磐田は17分の決定機後からリズムを掴み始め、中盤でテンポよくパスをつなげるように。対する鹿島は集中した守備で対応。両者シュート数は少ないものの、中盤の攻防はなかなかにスリリングです。

磐田の攻勢を凌ぐと、25分過ぎあたりからは鹿島がペースを取り戻し、ボールをキープする時間が増えました。

35分、磐田のチャンス。服部から中山への長いパスが通ります。中山はDF室井の守備にバランスを崩しながらも胸で落とし、走ってきた藤田がシュート。しかしこれはクロスバーを越えてしまいます。

39分、鹿島が先制。右サイドで名良橋がファウルを受けFKを獲得。ビスマルクの精度の高いボールを秋田がヘッドで叩き込みました。1点を追う磐田にとってはダメージが大きい失点です。

さらに直後の41分、鹿島が追加点です。25m弱のFKをビスマルクが直接決めて2-0。磐田はさらに苦しい状況に追い込まれます。しかしベンチのゼ・マリオ監督、そしてテクニカル・アドバイザーのジーコに笑顔はなし。磐田の破壊力を考えれば油断はできません。

43分、名波が左約45度の角度から強烈なシュートを放ちますが、GK高桑が左手一本でセーブ。

追加タイム。中央の名波から左サイドの服部へボールが渡り、ゴール前へ折り返し。中山と奥が飛び込むがシュートは打てません。

前半は2-0で終了です。

...half アイコンブランク.gif time...

チェックマーク青.gif 後半
ボーダー青.gif
磐田は後半頭から選手交代。福西OUT、川口信男IN。攻撃的なカードを切ってきました。

47分、磐田の決定機。古賀がゴール前に送ったパスに中山が反応。ここはGK高桑の飛び出しにシュートを打てませんが、こぼれ球を藤田がシュート。しかし枠を外れます。
51分、川口が右サイドから藤田へ鋭いクロス。しかしシュートはジョルジーニョに阻まれます。磐田は川口に再三ボールを集め、サイドからのチャンスを作ります。

磐田が攻勢のこの時間帯、鹿島は長めのボールで中盤を飛ばすシーンが増えますが、状況によっては本田が鋭い出足でインターセプトし、ビスマルクを軸にショートパスをつないでゴール前に迫る場面も。
鹿島は全体的に引き気味になっていますが、この時点では押し込まれているというより、敢えて磐田にボールを持たせているように見えます。

75分、鹿島にピンチが訪れます。ビスマルクがこの日2枚目のイエローで退場。
鹿島ベンチがすぐに動きます。77分、マジーニョOUT、阿部敏之IN。鹿島はFW不在のメンバー構成に。
78分には磐田の選手交代。ドゥンガOUT、高原直泰IN。磐田の、そしてJリーグでのドゥンガの最後の姿でした。

ビスマルク退場は猛攻への狼煙。残り時間も少なくなり磐田が攻め続ける展開に。ゴール前でのチャンスの連続ですが、鹿島が体を張った守備で凌ぎます。

84分、ついに磐田が1点返します。名波が前線へ浮き球のパス。これを中山が頭で落とし、藤田がループ気味のシュート。反応した高桑の手をかすめてゴールに吸い込まれました。

残り時間6分。さらに磐田の攻勢が続き、ほぼハーフコートマッチ状態。名波、藤田を中心に全員攻撃。
43分、磐田のCKからゴール前の混戦に。同点のビッグチャンスでしたが誰もボールを押し込めず。鹿島DFが執念の守備を見せます。

45分経過。追加タイムは4分。磐田は前線に長いボールを放り込みますが、鹿島が必死に跳ね返します。ジョルジーニョは足を痛めていて、ほとんど走れません。

磐田がロングボールを跳ね返されたところで試合終了。立ち上がりからテンションが高くて熱い試合の行方は鹿島が2-1で逃げ切り、1シーズン制だった96年以来、2年ぶりの年間王者に返り咲きました。

鹿島と磐田の対戦は当時の黄金カードで、まさにナショナルダービーでした。そんな18年前の試合をあらためて見直しましたが、いま見てもじゅうぶん堪能できる好ゲームです。


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チェックマーク青.gif 得点
ボーダー青.gif
39分 秋田豊(鹿島)
41分 ビスマルク(鹿島)
84分 藤田俊哉(磐田)


チェックマーク青.gif その後・・・
ボーダー青.gif
この試合では開始18分で負傷交代となった柳沢ですが、1998シーズンは目覚ましい活躍。当時は入団3年目の21歳でしたが、リーグ戦では22得点で得点ランキング3位でした。
敗れた磐田の中山はシーズン36得点でリーグ得点王を獲得。このシーズンは4試合連続ハットトリックという大記録(珍記録?)を達成します。

1998年のJリーグ・ベストイレブンには、鹿島からは秋田、相馬、柳沢。磐田からはドゥンガ、名波、藤田、田中、奥、中山と、両チームから9人選出。ちなみに残りの2人は、GK楢崎正剛とMF小野伸二でした。



タグ:1998
posted by FBACV at 17:45 | Comment(0) | Jリーグ
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