麻生祇 燐 の オカルトコレクション

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姿を見せずに祟りをもたらす謎の存在


〔場所〕富山県魚津市
〔出現時間帯〕夜〜深夜
〔霊タイプ〕地縛霊、怨霊
〔姿形〕人型
〔目撃情報等〕
富山県魚津市に、Ｔという旅館の廃墟がある。数十年前、心霊スポットとして知られていたこの廃墟で、事件が起きた。19歳の女性二人が、家族に「肝だめしに行く」と告げて車でＴ旅館に出かけ、それから行方が分からなくなったのだ。警察は周りの山や崖の下まで必死に捜索したが、車も女性たちも見つからないまま、いつからか「二人は霊にさらわれた」または「二人は霊になった」と噂されるようになった。その後も、この場所に近付いた人には、事故や病気などの祟りが起きているという。

悲惨な火災事故が原因？ 幽霊たちの声が響く


〔場所〕東京都千代田区
〔出現時間帯〕夜〜深夜
〔霊タイプ〕地縛霊、怨霊
〔姿形〕人型
〔目撃情報等〕
東京都千代田区のある一画。そこは、30年程前に、33人の命が失われたＮホテルの火災現場である。悲しい事故があったにも関わらず、Ｎホテルは、その後も10年以上廃墟として存在していた。当時、廃墟を警備していた人の話によると、火災が起きた時刻になると、あちこちで霊が叫ぶ声が響いていたそうだ。他にも、タクシー運転手が、跡地の近くで女性客を乗せて走っていたところ、焦げ付くような匂いと共に、その女性客は忽然と消えていたという。突然の事故で、無念の思いを残して亡くなった霊が漂っているのだろうか。


Ｎホテルの火災の後、調査によって、ホテルが火事への対策をほとんどしていなかった事が分かった。そのためか、後に「ホテルの跡地に出た霊は、恨みを持った火災の死者ではないか」という噂が広まった。しかし、実はこの土地は火災事故が起こる以前にも、様々な事件や事故が起きていた。記録によると、この場所には昔料亭が建っていて、戦争中に戦闘機が墜落し、全焼したのだという。その後、跡地に建てられたのがＮホテルなのだが、営業していた当時、ホテルの真下にあったクラブでは、有名なプロレスラーが刺される事件も起きていた。様々な事件が起きた土地に現れた霊だけに、その正体は、Ｎホテルの火事の被害者だと単純に断定することは出来ない。


大事故の現場は、ただでさえ人々に死や霊のイメージを掻き立て易くする。そのためか、Ｎホテルの跡地に新しいビルを造った際、工事中に霊を見たという情報もあったという。しかし、完成して高層ビルが建ってからは、霊の目撃談はパタリと消えた。曰くつきの土地に建ったビルだが、今のところは霊とは無縁のようだ。悲しい事件や事故が積み重なったこの土地の霊が、どのような条件で現れるのか、まだまだ解明できないままのようだ。

得体の知れない何かが廃墟の闇に潜む


〔場所〕東京都中野区
〔出現時間帯〕夕方〜夜
〔霊タイプ〕怨霊
〔姿形〕集合体型
〔目撃情報等〕
東京都中野区のＥ公園は、かつて国立療養所Ｎ病院の廃墟があり、東京でもトップクラスの恐ろしい心霊スポットだった。敷地には、至るところに幽霊や動物の霊が潜んでおり、夕暮れから夜ともなると、女の霊があてもなく庭を彷徨ったり、子供たちの声が何処からともなく聞こえてきたという。それ以上にこの場所が怖いのは、大きな白い顔のように見える得体の知れない何かが、たびたび出たとされる点だ。その何かは幅数メートルにもなり、道を塞ぐほど大きかったという。


太平洋戦争が終わった後、東京都内にあった陸海空の病院は、その多くが国立病院として再出発した。国立療養所Ｎ病院もその一つで、その敷地内には、たくさんの霊が現れたという。それらは結核という重い病気で命を落とした患者の霊や、解剖された実験動物の霊などだろう。白い顔の霊の正体は、それらが一度に現れたときに、顔のように見えたものではないだろうか。現在は、その敷地内に緑豊かなＥ公園が造られたが、ここでも霊が目撃されている。しかし、Ｅ公園に現れるのは女性の霊らしく、療養所に現れた白い顔の霊の目撃談はない。成仏した可能性もあるが、その理由が分からない。どこか違う場所へ行ってしまったのだろうか…。


Ｅ公園に生まれ変わると共に現れなくなった療養所の霊たちは、その近くにあるＴ公園に居場所を変えたのではないか、という噂がある。実はこのＴ公園は、明治〜大正時代に妖怪や幽霊などの研究をしていた人が造った公園なのだ。怪しい天狗の像と幽霊の像が左右に置かれた門があるなど、普通の公園とは言えない雰囲気が漂う場所だ。そのためか、このＴ公園でも「梅の木の所で写真を撮ると心霊が写る」「公園の周りを首なしライダーが彷徨っている」「誰も居ないのに、茂みの奥から女の泣き声が聞こえる」など、霊の目撃談が多い。これだけ霊が多く集まる場所であれば、療養所の霊もここに惹き寄せられていても不思議はない。しかし、多くの体験談がありながら、療養所の霊と似た特徴を持った霊は見つかっていないのだ。つまり、療養所の霊の行方は謎のまま。引き続き調査を続けたい。

得体の知れない何かが廃墟の闇に潜む


〔場所〕東京都中野区
〔出現時間帯〕夕方〜夜
〔霊タイプ〕怨霊
〔姿形〕集合体型
〔目撃情報等〕
東京都中野区のＥ公園は、かつて国立療養所Ｎ病院の廃墟があり、東京でもトップクラスの恐ろしい心霊スポットだった。敷地には、至るところに幽霊や動物の霊が潜んでおり、夕暮れから夜ともなると、女の霊があてもなく庭を彷徨ったり、子供たちの声が何処からともなく聞こえてきたという。それ以上にこの場所が怖いのは、大きな白い顔のように見える得体の知れない何かが、たびたび出たとされる点だ。その何かは幅数メートルにもなり、道を塞ぐほど大きかったという。


太平洋戦争が終わった後、東京都内にあった陸海空の病院は、その多くが国立病院として再出発した。国立療養所Ｎ病院もその一つで、その敷地内には、たくさんの霊が現れたという。それらは結核という重い病気で命を落とした患者の霊や、解剖された実験動物の霊などだろう。白い顔の霊の正体は、それらが一度に現れたときに、顔のように見えたものではないだろうか。現在は、その敷地内に緑豊かなＥ公園が造られたが、ここでも霊が目撃されている。しかし、Ｅ公園に現れるのは女性の霊らしく、療養所に現れた白い顔の霊の目撃談はない。成仏した可能性もあるが、その理由が分からない。どこか違う場所へ行ってしまったのだろうか…。


Ｅ公園に生まれ変わると共に現れなくなった療養所の霊たちは、その近くにあるＴ公園に居場所を変えたのではないか、という噂がある。実はこのＴ公園は、明治〜大正時代に妖怪や幽霊などの研究をしていた人が造った公園なのだ。怪しい天狗の像と幽霊の像が左右に置かれた門があるなど、普通の公園とは言えない雰囲気が漂う場所だ。そのためか、このＴ公園でも「梅の木の所で写真を撮ると心霊が写る」「公園の周りを首なしライダーが彷徨っている」「誰も居ないのに、茂みの奥から女の泣き声が聞こえる」など、霊の目撃談が多い。これだけ霊が多く集まる場所であれば、療養所の霊もここに惹き寄せられていても不思議はない。しかし、多くの体験談がありながら、療養所の霊と似た特徴を持った霊は見つかっていないのだ。つまり、療養所の霊の行方は謎のまま。引き続き調査を続けたい。

血で描かれた絵の祟りで変死者が続出


〔場所〕千葉県館山市
〔出現時間帯〕一日中
〔霊タイプ〕怨霊
〔姿形〕霊魂型
〔目撃情報等〕
千葉県館山市に、廃墟と化した一軒の家がある。かつてＨ家の屋敷だったこの家には恐るべき怨霊が取り憑き、家族を次々に死に追いやったと伝えられている。その死に方も普通ではなく、突然いなくなったり、取り憑かれたように自分で柱に頭を何度も打ち付けたり、家族の葬式で燃えさかる火葬の炎の中に飛び込んだり…。数十年前、ある研究者が、Ｈ家で最後に生き残った老人に話を聞いて調査を始めた。しかし老人も調査中に亡くなってしまい、祟りの正体は今も謎のまま。一説によれば、屋敷の床下に埋められていた、武士の血で描かれた肖像画が原因だというが…。老人は、まるで何かと激しく争ったような姿で床に倒れていたそうだ。

森の奥に建つホワイトハウスに住むのは誰か


〔場所〕福島県猪苗代町
〔出現時間帯〕一日中
〔霊タイプ〕地縛霊、怨霊
〔姿形〕人型
〔目撃情報等〕
福島県猪苗代町には、全国的に有名な廃墟「お化けペンション」がある。別名「ホワイトハウス」とも呼ばれ、昔はお洒落なペンションだったらしい。事実かどうか確かではないが、かつて経営が苦しくなったことからオーナーが自殺、残された妻は子供たちを殺し、自分も首を吊った…という噂がある。廃墟を見物に行くと、オーナーらしき幽霊が手招きをし、窓からはやつれた妻がこちらを空っぽの目で見つめるそうだ。慌てて逃げると、車の窓ガラスに血塗られた小さな手形が無数に付いていた、との体験談もある。

処刑場の跡地で目撃された怪異


〔場所〕福岡県福岡市
〔出現時間帯〕日中
〔霊タイプ〕浮遊霊
〔姿形〕人型
〔目撃情報等〕
福岡市東区内のＴ中学校でＫさんがそれを見たのは昼間、それも授業中だった。苦手な授業に集中できず、なんとなく廊下に面した扉の方を見ていると、黒い影がボーッと廊下を通って行くのがガラス越しに見える。はっきり分かった訳ではないが、その影はとても人間とは思えない首から上のない姿！　授業が終わり、Ｋさんは笑われるのを覚悟で友人たちに話すと、誰も笑わない。聞けば、彼らの一人が体育館で、やはり首なしの人影を見たのだという。学校のある場所は元々処刑場だったらしいが、そのせいなのか？

異国の地で死んだ霊の無念の表情


〔場所〕神奈川県相模原市
〔出現時間帯〕一日中
〔霊タイプ〕地縛霊、歴史霊
〔姿形〕人型
〔目撃情報等〕
神奈川県相模原市、Ｓ駅前に建っているビルでは、建物の周りやエレベーターの中で、血まみれのアメリカ人兵士の霊が目撃されている。何かをしてくる訳ではないが、無言でこちらを睨む姿は血も凍るような恐怖だとか。相模原市はアメリカ軍との関わりが深く、かつて市内にはアメリカ軍の医療センターなどが建っていた。1960年代、アメリカとベトナムの戦争が激しくなると、医療センターには戦死した兵士の遺体が運ばれてきたという。Ｓ駅前のビルは、実はその跡地に建てられたのだ。自分の国に帰れずに死んだ無念の思いが、今も残っているのだろう。

落ちていたものを持ち帰ると呪われる


〔場所〕北海道小樽市
〔出現時間帯〕夜
〔霊タイプ〕地縛霊
〔姿形〕人型
〔目撃情報等〕
北海道小樽市には、とある病院の廃墟があり、幽霊が棲んでいると噂されていた。夜中に誰も居ない手術室でカチャカチャと器具の触れ合う音がしたり、廊下を歩き回る足音が聞こえたり…。さらに、病院に残されていたカルテや注射器を持ち帰った人には、不気味な事が起きた。真夜中、もう使われていないはずの病院の番号から電話が掛かってきて、「返してください」と一言。それでも返さずにいると電話は毎晩掛かってきて、最後には家のドアが激しく叩かれ、恐ろしい顔の幽霊が飛び込んでくるというのだ！

猛スピードで追ってくる上半身だけの女幽霊


〔場所〕全国各地
〔出現時間帯〕一日中
〔霊タイプ〕怨霊
〔姿形〕女性型
〔目撃情報等〕
Ｇ君は必死に逃げている。いつものように、踏切の近くを通って下校していると、下半身のない女がもの凄い速さで追い掛けてきたからだ。しかも、体を引きずり、「テケテケ」という不気味な声を出しながら…「ハアハア、追い払う呪文があったんだよな…何だっけ…ダメだ、分からない…うわーっ！」　テケテケが、逃げるＧ君の両足を掴んだ。もうダメだ、そう思った瞬間だった。「思い出した！ 地獄に帰れ！」　Ｇ君は道路で気を失っていたらしく、目を覚ますと、家のベッドに居た。その日から、学校ではテケテケが出たと大騒ぎ。でも、騒ぐのは止めよう。テケテケは、噂話をしたその人の元に現れるのだから。呪文を知らなければ、両足をもぎ取られて殺されちゃうんだ。君も気をつけてね。