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2017年11月16日

鎖塚を彷徨う囚人たちの亡霊

過酷な労働で亡くなった人々の苦しみ

北海道北見市 鎖塚1.jpg

〔場所〕北海道北見市
〔出現時間帯〕一日中
〔霊タイプ〕歴史霊
〔姿形〕人型
〔目撃情報等〕
明治時代、林を切り開いて造られた北海道の中央道路。工事をしたのは、罪を犯し、刑務所に入れられていた囚人たちだった。逃げ出せないよう足に鎖を付けられ、朝から晩まで厳しい作業をさせられていた。絶望と飢え、寒さのために、200人以上が命を落としたという。このときの死者を鎖と共に埋めていた場所が、今も「鎖塚」として祀られており、霊の目撃談が後を絶たない。幽霊たちは何か言おうと口を動かすが、話すことは出来ず、悲しい目で訴えかけるばかり。鎖塚に近付くと、足の痺れや、夏場でも異常な寒さを感じる人がいるそうだ。

北海道北見市 鎖塚2.jpg


posted by 麻生祇燐 at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 心霊

2017年11月15日

足売り婆さん

子どもの足をもぎ取って売りつける

足売り婆さん.png

〔場所〕全国各地
〔出現時間帯〕
〔霊タイプ〕浮遊霊
〔姿形〕老人型
〔目撃情報等〕
N君が友達と歩いていたとき、友達が、こんな噂を教えてくれた。なんでも、大きな風呂敷包みを背負った婆さんが通学路に現れて、「足いらんかえ〜」と尋ねてくるという。そのときに、「はい」とも「いいえ」とも答えてはいけない。何故なら、「はい」と答えれば余分な足を一本付けられ、「いいえ」と答えれば足をもぎ取られるからだ。話が終わって、N君は友達と別れ、一人で歩いていた。すると、後ろから声が聞こえてきた。
「足いらんかえ〜」
(足売り婆さんだ!)恐怖で声を出せずにいると、「いらないから、他の人のところへ行け!」と叫び、友達がやって来た。残念そうに去る婆さんを睨み、友達がこう言った。「出会ったときは、こう答えれば助かるのさ。」

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2017年11月14日

ゾンビ看護師

車椅子を押しながら追いかけてくる

nurse zombie.jpg

〔場所〕全国各地
〔出現時間帯〕
〔霊タイプ〕浮遊霊
〔姿形〕人型
〔目撃情報等〕
「なんで忘れちゃったんだろう…」
時刻は夜9時。J君は学校に忍び込んでいた。宿題のプリントを忘れてしまったからだ。暗い廊下を歩いていると、車椅子を押してこちらへやってくる、白衣姿の人影が見えた。
「ヤバイ! 隠れなきゃ! こんな時間に誰だろう。しかも、空っぽの車椅子を押してるなんて…」
近付いてくる人影をよく見ると、それは顔が潰れたゾンビだった! 慌てて逃げてトイレの個室に駆け込んだけど、少しずつゾンビが近付いてくる足音が聞こえる…。やがて足音が消えて、助かったと思ったその時、ふと上を見上げると、壁の上からゾンビが顔を覗かせてこう言った。
「ミツケタ…車イスニ ノセナイト…」
警備員のおじさんが来なかったら、僕もゾンビにされていたと思う。

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2017年11月13日

トイレの花子さん

おかっぱ頭の少女が異世界に引きずり込む

トイレの花子さん.jpg

〔場所〕全国各地
〔出現時間帯〕一日中
〔霊タイプ〕地縛霊
〔姿形〕女性型
〔目撃情報等〕
Tちゃんの学校にはこんな噂があった。「3階の女子トイレで、入り口から3番目の扉を3階ノックすると、返事がして、赤いスカートをはいた花子さんという幽霊が出るらしい。」
友達のいないTちゃんは、幽霊を見つけたら友達との会話に入れるかな…と思って、勇気を出して、放課後その扉をノックした。すると…花子さんが本当に現れた。
一緒に遊ぼうと言ってくれたので、それから毎日、Tちゃんは花子さんと遊んでいた。ある日、いつものように放課後、花子さんと遊んでいると、花子さんが「私と本当の友達なら、私の世界に来て。」と言った。本当の友達になれるならと思って、Tちゃんはトイレの中に入っていった。その日から、Tちゃんの姿を見た人は誰もいない。

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2017年11月12日

鳴子温泉の廃ホテルの怨霊

有名観光地の片隅に今なお残る恐怖

ホテルニュー鳴子 霊.jpg

〔場所〕宮城県大崎市
〔出現時間帯〕一日中
〔霊タイプ〕地縛霊、怨霊
〔姿形〕霊魂型
〔目撃情報等〕
宮城県を代表する温泉地・鳴子には、過去の火災で多くの死者を出し、営業が出来なくなったというホテルの廃墟がある。明るく賑やかな温泉街を離れ、一歩この廃墟に足を踏み入れると、急に気分が悪くなったり、何かに取り憑かれたかのように「死ぬ!」と叫んだりする心霊現象が続出。体が燃えているかのような熱さや煙を感じることもあるそうだ。全身が焼けただれた姿の幽霊を見た人や、「熱いよ、助けて!」という叫び声を聞いた人もいる。その怨念は、有名な霊能力者でもどうすることも出来なかったという。

ホテルニュー鳴子.jpg


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2017年11月11日

温泉跡を彷徨う霊の群れ

廃墟となったホテルは浮遊霊の集会場

1.jpg

〔場所〕秋田県男鹿市
〔出現時間帯〕一日中
〔霊タイプ〕浮遊霊
〔姿形〕集合体型
〔目撃情報等〕
秋田県の男鹿半島には、県内で最も有名な心霊スポット「男鹿Pホテル」の廃墟がひっそりと建っている。元は大きな温泉旅館だったが、経営が上手くいかず、営業を止めたところへ様々な浮遊霊が集まり、とんでもない場所になってしまったようだ。特に、ホテル4階の大浴場跡には数え切れないほどの霊が渦を巻いて漂い、霊感がない人でも頭痛や吐き気に襲われるほど。カメラを向ければ至る処に霊が写り込み、慌てて外へ飛び出して振り返ると、4階の窓には名残惜しそうに手を振る女の霊が見えたという。

2.jpg

過去、これといって大きな事故や事件の記録がない男鹿Pホテル。それでも多くの浮遊霊が集まるのは、どうやらホテルの立地にも原因があるようだ。海に突き出した男鹿半島の地形は、海から吹いてくる風をまともに受けることになるが、この海風は海で死んだ事故死者の霊を陸へと運んでくる。また、遥か昔の日本では、亡くなった人の遺体を海や川に沈めて弔う水葬が行われることがあった。このときに流されて漂っていた霊なども、風に乗って陸へ寄せられ、居場所を求めてPホテルのあった辺りの土地に集まっていたのだろう。

3.png

こうして集まった霊たちは自然に、ホテル内でも水辺と繋がりの深い大浴場跡へ流れていったようだ。しかもこの大浴場跡があるのは、よりにもよって不吉な4(死)階。死んで自分の意思を失った霊には、昆虫が光に誘われるように、こうした不吉な数字や名前、場所へ向かって集まる性質がある。それはまた、「不吉なイメージの場所では悪い事が起こるはず」という、人々の密かな期待が呼び寄せるものでもあるのだ。

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2017年11月10日

ガス爆発の家に残る地縛霊

体に火が点いたように熱くなることも

鹿児島市 ガス爆発 霊.jpg

〔場所〕鹿児島県鹿児島市
〔出現時間帯〕一日中
〔霊タイプ〕地縛霊
〔姿形〕人型
〔目撃情報等〕
今から10年以上前、ガス爆発で一家が亡くなったという家が、鹿児島県にある。雑草の中に残骸だけが残る状態だが、死者の無念の思いは今だに強いのだろう。そこだけが明らかに空気が澱んで、不気味な雰囲気だ。ガス爆発に巻き込まれて死んだ子供らしい霊の目撃情報が多数あり、自分が死んだ事に気付かず「お父さん、お母さん、どこにいるの?」と尋ねる声や、何もないのにボールで遊ぶような音を聞いた人もいる。霊感の強い人の場合、爆発や火災の熱風で体が熱くなるのを感じる事もあるそうだ。

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2017年11月09日

シスター寮の女幽霊

山道の真っ白い洋館の中には…

シスター寮跡.jpg

〔場所〕長崎県西彼杵郡
〔出現時間帯〕一日中
〔霊タイプ〕浮遊霊
〔姿形〕女性型
〔目撃情報等〕
長崎市内から国道499号線を下り、とある山道に入ると、白く塗られた建物の廃墟がひっそりと建っている。興味をそそられても、絶対に入ってはいけない。というのもここは、もともとキリスト教のシスターたちの寮だったのが、あるとき全員が集団自殺をしてしまい、その後廃墟になったと伝えられている場所。中では、シスターたちの怨霊が待ち構えているという。以前、肝試しでこの中に入った若者たち。4人で来たはずなのに、帰りには何故か5人になっており、彼らにはその後、次々と事故や不幸が降りかかったそうだ。

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2017年11月08日

マンションを彷徨う亡霊

壁をすりぬけて霊たちが歩き回る

大分 マンション 幽霊.jpg

〔場所〕大分県旧大分郡
〔出現時間帯〕一日中
〔霊タイプ〕怨霊
〔姿形〕人型
〔目撃情報等〕
数多くの幽霊目撃談がある大分のマンション。元はホテルが建てられていたが、経営が苦しくなって社長が自殺。その後も、大浴場で少女が溺れて死ぬ事故があったり、死んだ社長らしき白い人影が目撃されたりしたため、閉鎖されたという。マンションに建て替えられた後も、死んだ少女と思われる霊や、壁をすりぬけて後ろから付いてくる男性の霊が多く目撃されていた。その他にも様々な霊の目撃情報があるが、このマンションの裏手の山が自殺者の多い場所として有名らしく、多くの霊がこの辺りを行き来しているのかもしれない。

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2017年11月07日

レジャーランドで群れ遊ぶ幽霊

無人の園内で、動くはずのない観覧車が回る

観覧車.jpg

〔場所〕中国地方
〔出現時間帯〕一日中
〔霊タイプ〕浮遊霊
〔姿形〕人型
〔目撃情報等〕
中国地方の山奥にあったレジャー施設。かつては多くの人で賑わっていたが、閉園後は廃墟になったまま、数々の心霊現象の噂がたっている。「誰も乗っていないはずのゴンドラに、いくつもの黒い人影が…」「動くはずのない観覧車が、人を乗せて回っているのを見た」など。何か居るのは確かなようだが、この施設では、霊を呼ぶような大事件や事故は起きていない。怪現象は何者の仕業なのか? 真相は謎だが、かなりの山奥にあることから、周りの険しい山奥で亡くなった人々の霊が彷徨い出て来るのかもしれない。

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