2011年04月01日
支援者の善意を悪用する義捐金詐欺、募金詐欺、振り込め詐欺、不安心理につけ込む悪質商法に注意!
未曾有の大災害が東北・関東地方を襲った。着の身着のままで避難せざるを得ず、住居や家財、現金を失い、お金の問題で様々な不安を抱かれている被災者の方も多いと思われる。そうした方々や支援者の方々が今すぐに役立てられるマネーの知識を、独立系ファイナンシャルプランナー集団「生活設計塾クルー」のメンバーが全6回のリレー形式でお伝えする。
チェーンメール、ツイッターでの
デマ情報を見極めるポイントは
この度の東北地方太平洋沖地震で被災し、亡くなられた方々には心から哀悼の意を表します。また、ご遺族の方々、避難生活を送っておられる方々に心よりお見舞い申し上げます。
言葉を失うほどの大自然災害に16年前を思い出す。東京で生活する私だが、実家は阪神淡路大震災の被災地域で、見慣れた街の変わり果てた映像に心が破れる思いだった。今ほど携帯電話やインターネットが普及していない時代だったから、固定電話で連絡をとる努力をするしかなく、家族の無事が確認できるまで生きた心地がしなかったものだ。
今回、つながりにくかったとはいえ携帯電話が普及し、ツイッターや災害用伝言ダイヤル等、安否を確認する手段が格段に増えている。便利になって結構だが、心ない一部の者がネットを悪用しているという現実もあり、要注意だ。
すでに複数のデマ情報が、ツイッターなどを通してバラまかれており、問題になっている。私のところにもすぐに「千葉の製油所の火災の影響で化学薬品の含まれた雨が降る」、「関東の電気の備蓄が底をつくらしく、中部電力や関西電力からも送電を行うらしい」の2通のチェーンメールが来た。
いずれも、「コスモ石油に務める友人のお父さんから教えてもらった」、「関西電力で働いている友人から」とインサイダー情報を装っているため、状況が状況だけに受け取ったほうは本気にしがちだ。またいずれも、「多くの人に知らせて」「情報拡散を希望します」と、転送をうながすよう結ばれている。私に送ってきた2人は、緊急事態を知らせたいと本当に善意で転送したわけで、人の心を弄ぶデマの発信元には怒りを感じる。
「自衛隊で支援物資を受け付け、各県の県庁が窓口」というチェーンメールも出回ったが、これもデマで、16日に防衛省HPに「地方公共団体及び民間からの救援物資の自衛隊による輸送スキームについて」のお知らせが正式にアップされている。
これからは原発事故関連のデマ情報が増えそうだ。すでに「うがい薬(イソジンなどヨウ素を含むもの)を飲むといい」といったデマが出回っており、海外には「日本国外へも放射能漏れ」といったチェーンメールが広まっているらしい。
デマ情報を見極める注意点としては、まず「関係者から聞いた」と信憑性を装っていても鵜呑みにしないこと。他に広める前に、デマ情報として出回っていないか確認する慎重さが必要だ。
グーグルなどで「○○(たとえば福島原発) デマ」と検索してみたら、信じるに値する情報かどうか判断材料が見つかるはず。それに「拡散希望」といった文言があるようなら、もちろん全部がそうではないが、デマ情報のチェーンメールを疑ったほうがいいだろう。
また、企業名を挙げていたらその会社、自衛隊のことなら防衛省というように、大元のHPなどで正確な情報を確認するようにしたい。
義捐金詐欺にだまされないよう
寄付をするなら“確かな”団体経由で
次なるネット悪用は「義捐金詐欺」だ。すでに、Yahoo!から「Yahoo!基金、Yahoo!インターネット募金、Yahoo!カスタマーサービスなどYahoo!の関係者を名乗る者から、東北太平洋沖地震義捐金寄付をその者の指定する銀行口座等に振り込んで欲しいなどの勧誘が電話、メール等の方法でなされているようです。当方はそういった行為は一切行っておりませんので、十分にご注意ください」という注意がなされている。
他にも、義捐金募集を呼びかけるフィッシング詐欺サイトや、義捐金振込先を指定したチェーンメールが出現している模様。ドコモの「エリアメール」を装い、出会い系サイトや商品販売など誘導先のURLを貼り付けたものもあるようだ。
また、被災者支援のためと称して貴金属の提供を求める不審な電話や訪問が、北海道と福岡県で相次いでいるということだ。全く、この状況を利用して金をだまし取ろうとするなんて、そんな知恵があるならもっと良いことに使えないものか…。
エリアメールの場合、着信時の鳴動が一般のメールとは異なり、本文にはWEBサイトへ誘導するようなURLや電話番号などの記載はない。件名が「エリアメール」となっていても冷静に読み、あわててクリックすることがないようにしよう。
ネット上で義捐金を呼びかけているサイト等については、やはり無視するのが一番だ。義捐金を送りたいのであれば、例えば下に挙げたリストにあるような、公的機関や信頼のおける団体を通して行おう。詐欺メールも公的機関などを装っていることがあるが、まともな機関が個人宛に義捐金の呼びかけメールを送ることはない。また、公的機関などを装っていても、アドレスがフリーメールだったり振込口座が個人名だったりするからすぐわかる。よくよくチェックすることだ。
これから出てきそうなのが、被災地の家族を装った「振り込め詐欺」や、耐震性をチェックするなどと称して高額なリフォーム代金を請求したり、水質が汚染されていると脅して高額な浄水器を売りつけたりする「悪質商法」。不安心理が大きくなっている時期だけに、普段なら引っかからない人まで乗ってしまう可能性がある。頼みもしない業者の訪問にはよくよく注意し、家に入れないことだ。うっかり入れてしまっても、「家族と相談してから」と自分はわからないフリをして、絶対に契約書にサインしないようにしたい。
特に、独り暮らしの高齢者は狙われる危険性が大。家族や知人に独居老人がいるようなら、いますぐ注意を喚起してほしい。
義捐金受付先の例(順不同)
日本赤十字社 https://gienkin.jrc.or.jp/
社会福祉法人中央共同募金会 http://www.akaihane.or.jp/
社団法人日本看護協会 http://www.nurse.or.jp/home/saigai/saigai.html
社団法人日本助産師会 http://www.midwife.or.jp/shien.html
財団法人日本訪問看護振興財団 http://www.jvnf.or.jp/
特定非営利活動法人・国境なき医師団日本 http://www.msf.or.jp/donate/index.html
特定非営利活動法人・ピースウインズ・ジャパン http://www.peace-winds.org/
特定非営利活動法人・ジェン http://www.jen-npo.org/
特定非営利活動法人・ジャパン・プラットフォーム http://www.japanplatform.org/top.html
特定非営利活動法人・セカンドハーベスト・ジャパン http://www.2hj.org/index.php/jpn_home
公益社団法人・シャンティ国際ボランティア会 http://www.sva.or.jp/
他人任せにせず御自分の手で愛を届けましょう
チェーンメール、ツイッターでの
デマ情報を見極めるポイントは
この度の東北地方太平洋沖地震で被災し、亡くなられた方々には心から哀悼の意を表します。また、ご遺族の方々、避難生活を送っておられる方々に心よりお見舞い申し上げます。
言葉を失うほどの大自然災害に16年前を思い出す。東京で生活する私だが、実家は阪神淡路大震災の被災地域で、見慣れた街の変わり果てた映像に心が破れる思いだった。今ほど携帯電話やインターネットが普及していない時代だったから、固定電話で連絡をとる努力をするしかなく、家族の無事が確認できるまで生きた心地がしなかったものだ。
今回、つながりにくかったとはいえ携帯電話が普及し、ツイッターや災害用伝言ダイヤル等、安否を確認する手段が格段に増えている。便利になって結構だが、心ない一部の者がネットを悪用しているという現実もあり、要注意だ。
すでに複数のデマ情報が、ツイッターなどを通してバラまかれており、問題になっている。私のところにもすぐに「千葉の製油所の火災の影響で化学薬品の含まれた雨が降る」、「関東の電気の備蓄が底をつくらしく、中部電力や関西電力からも送電を行うらしい」の2通のチェーンメールが来た。
いずれも、「コスモ石油に務める友人のお父さんから教えてもらった」、「関西電力で働いている友人から」とインサイダー情報を装っているため、状況が状況だけに受け取ったほうは本気にしがちだ。またいずれも、「多くの人に知らせて」「情報拡散を希望します」と、転送をうながすよう結ばれている。私に送ってきた2人は、緊急事態を知らせたいと本当に善意で転送したわけで、人の心を弄ぶデマの発信元には怒りを感じる。
「自衛隊で支援物資を受け付け、各県の県庁が窓口」というチェーンメールも出回ったが、これもデマで、16日に防衛省HPに「地方公共団体及び民間からの救援物資の自衛隊による輸送スキームについて」のお知らせが正式にアップされている。
これからは原発事故関連のデマ情報が増えそうだ。すでに「うがい薬(イソジンなどヨウ素を含むもの)を飲むといい」といったデマが出回っており、海外には「日本国外へも放射能漏れ」といったチェーンメールが広まっているらしい。
デマ情報を見極める注意点としては、まず「関係者から聞いた」と信憑性を装っていても鵜呑みにしないこと。他に広める前に、デマ情報として出回っていないか確認する慎重さが必要だ。
グーグルなどで「○○(たとえば福島原発) デマ」と検索してみたら、信じるに値する情報かどうか判断材料が見つかるはず。それに「拡散希望」といった文言があるようなら、もちろん全部がそうではないが、デマ情報のチェーンメールを疑ったほうがいいだろう。
また、企業名を挙げていたらその会社、自衛隊のことなら防衛省というように、大元のHPなどで正確な情報を確認するようにしたい。
義捐金詐欺にだまされないよう
寄付をするなら“確かな”団体経由で
次なるネット悪用は「義捐金詐欺」だ。すでに、Yahoo!から「Yahoo!基金、Yahoo!インターネット募金、Yahoo!カスタマーサービスなどYahoo!の関係者を名乗る者から、東北太平洋沖地震義捐金寄付をその者の指定する銀行口座等に振り込んで欲しいなどの勧誘が電話、メール等の方法でなされているようです。当方はそういった行為は一切行っておりませんので、十分にご注意ください」という注意がなされている。
他にも、義捐金募集を呼びかけるフィッシング詐欺サイトや、義捐金振込先を指定したチェーンメールが出現している模様。ドコモの「エリアメール」を装い、出会い系サイトや商品販売など誘導先のURLを貼り付けたものもあるようだ。
また、被災者支援のためと称して貴金属の提供を求める不審な電話や訪問が、北海道と福岡県で相次いでいるということだ。全く、この状況を利用して金をだまし取ろうとするなんて、そんな知恵があるならもっと良いことに使えないものか…。
エリアメールの場合、着信時の鳴動が一般のメールとは異なり、本文にはWEBサイトへ誘導するようなURLや電話番号などの記載はない。件名が「エリアメール」となっていても冷静に読み、あわててクリックすることがないようにしよう。
ネット上で義捐金を呼びかけているサイト等については、やはり無視するのが一番だ。義捐金を送りたいのであれば、例えば下に挙げたリストにあるような、公的機関や信頼のおける団体を通して行おう。詐欺メールも公的機関などを装っていることがあるが、まともな機関が個人宛に義捐金の呼びかけメールを送ることはない。また、公的機関などを装っていても、アドレスがフリーメールだったり振込口座が個人名だったりするからすぐわかる。よくよくチェックすることだ。
これから出てきそうなのが、被災地の家族を装った「振り込め詐欺」や、耐震性をチェックするなどと称して高額なリフォーム代金を請求したり、水質が汚染されていると脅して高額な浄水器を売りつけたりする「悪質商法」。不安心理が大きくなっている時期だけに、普段なら引っかからない人まで乗ってしまう可能性がある。頼みもしない業者の訪問にはよくよく注意し、家に入れないことだ。うっかり入れてしまっても、「家族と相談してから」と自分はわからないフリをして、絶対に契約書にサインしないようにしたい。
特に、独り暮らしの高齢者は狙われる危険性が大。家族や知人に独居老人がいるようなら、いますぐ注意を喚起してほしい。
義捐金受付先の例(順不同)
日本赤十字社 https://gienkin.jrc.or.jp/
社会福祉法人中央共同募金会 http://www.akaihane.or.jp/
社団法人日本看護協会 http://www.nurse.or.jp/home/saigai/saigai.html
社団法人日本助産師会 http://www.midwife.or.jp/shien.html
財団法人日本訪問看護振興財団 http://www.jvnf.or.jp/
特定非営利活動法人・国境なき医師団日本 http://www.msf.or.jp/donate/index.html
特定非営利活動法人・ピースウインズ・ジャパン http://www.peace-winds.org/
特定非営利活動法人・ジェン http://www.jen-npo.org/
特定非営利活動法人・ジャパン・プラットフォーム http://www.japanplatform.org/top.html
特定非営利活動法人・セカンドハーベスト・ジャパン http://www.2hj.org/index.php/jpn_home
公益社団法人・シャンティ国際ボランティア会 http://www.sva.or.jp/
他人任せにせず御自分の手で愛を届けましょう



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