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今から10年以上も前、観光地と呼ばれるような場所ではない、

とある地方の街に一人旅したときのことだ。

骨董品店がガイドブックに載っていて、少し興味があったので、覘いてみることにした。

近隣はまだ蔵が多く残る場所柄、骨董品も集まりやすいのだそうだ。

店主であるオバサンとお喋りをしていたら、近所の奥様が回覧板を届けに来た。

「あの奥さんとこお寺さんよ、この後行ってらっしゃいよ、お茶も飲めるのよ」と店主に言われ、

私は京都などの観光地にあるお寺のお茶屋のようなものを想像した。

するとそのお寺の奥さんが「そうよそうよ、いらっしゃいよ、お昼食べた？え？まだ？じゃあ

ちょうど、讃岐うどんの美味しいのがあるから食べていきなさいよ」と言うので、

ずいぶんとメニュー充実なお茶屋さんがあるのだと思った。

お寺の奥さんについて行ったら、「どうぞどうぞ」と上げて頂いたのは、

なんと、ようするに、その寺のお坊さんの自宅だった。

そして、美味しい讃岐うどんを奥さんが作って出してくれたのだ。

薬味の種類は多く、盛り付けも美しく、李朝家具が配されたインテリアも素敵、

そしてその讃岐うどんの味もまた格別だった。

ちなみに「お茶」はお抹茶ではなく、茶店でもなく、お坊さんが煎茶教室を開催しており、

食後にそのお教室に参加させて頂いたのだった。

一人旅は実に面白い出会いをくれる。


じめじめと蒸し暑くなると、あのさっぱりとした喉ごしが恋しくなるのだ。

なんとなく、世の中が、おかしい。

そんな気持ちになるニュースがあった。

アメリカの自爆テロ未遂によって次々設置されている全身スキャナーだ。

安全のためには仕方がないという見方が多勢のようだが、

自作自演が多いアメリカということもあって、どうも信じられない。

理由はどうあれ、あんなものが、すんなり認められるのは本当に不可解だ。


レントゲンみたいなものを想像されるかもしれないが、見えるのは骨じゃない。

はっきり言って裸丸見え。

ブラジャーにいっぱい詰めても実は貧乳バレバレといった具合だ。

微量とはいえ被曝するわけだから、渡航回数が多い人、

既にレントゲン検査を何度も受けている人、妊娠中の人には不安が伴って

当然だ（妊娠に気付いているとも限らないし）。

こんな機械が、とんとん拍子に広まるのは、なんか、なんかおかしい。


実は、全身スキャナーが初めて設置されたのは4月のことだったらしいが、

苦情が多く、とりやめになったそうだ。

それが、今回の件を経て、急速にアメリカ国外にまで広まっている。

日本はどうするのだろう？


今のところ、日本人はおそらく対象にならないだろうけれど、

現在まで空港でのボディチェックを免れたことのない私、いつものように

検査官に手招きされる可能性がなくもない。


とにかく、本当に嫌な世の中になってきたと思う。

新年そうそう、気分が曇る。

気をつけていないと、おかしな方向に、あれよあれよと行ってしまいそうな、

そんな危機感を感じた一件だった。

真実を見極めて、正しい判断をする能力が、

今とても必要になってきていると思う。









　

お雑煮が地方や家によって全く異なるのは周知のとおり。

私の実家では父方はいわゆる関東風で、かつおと醤油ベースのおだし、鶏肉が入っており、

母方は醤油は入らないすまし汁で、大根、人参などの野菜とかまばこのみ、

鶏肉は入らないお雑煮だ。お餅を焼いてから入れるのは共通している。

実家の場合、両親とも料理をするので、元旦の朝は母風、昼は父風、というようになっていた。

彼の家のお雑煮はというと、お父さんが新潟出身なので、基本は新潟風のようだ。

新潟のお雑煮は、いわゆるごった煮のような感じで、海の幸、山の幸とお餅をトロトロになるまで

煮込んだもので、お餅なんて殆ど形をなしていないのがいいらしい。

いずれレシピを教わって、作らなくてはならないのだろうが、正直いって出来るか不安、

というぐらい、関東のそれとは違うお雑煮だ。

しかし、彼にとっては、私のお雑煮（特に母風のほうは）パンチにかけて、お腹の足しになら

ないお雑煮ということになり、来年のお雑煮を新潟風に挑戦すべきか悩んでいる。

ところで、昨年、こんなエピソードがあった。

母方の伯父の奥さん（つまり伯母）が亡くなり、従姉妹がお雑煮を作ることになったといい、

伯父いわく伯母は嫁入りの際に伯父の祖母からきちんと作り方を教わっていたそうで、

従姉妹は伯母から生前に作り方を教わっていたとのことだった。

その味を確かめなくてはいけないからと、伯父は従姉妹が作ったお雑煮を食べた。

ちょっと複雑だが、母方の祖父母は離婚しており、伯父は祖父方の味を引き継いで、

母は祖母方の味を引き継いだ。祖父方は千葉の安房勝山藩士だったというから、

関東風のお雑煮と思われ、伯父も「いわゆる関東風だったと思う」と言っていた。

「だったと思う」が、また不思議に思われるかもしれないが、不良な伯父はおそらく

正月を自分の家で過ごしたことがなかったのだ。

伯父の家のお雑煮を伯母に伝授したおばあちゃんというのは、戦時中にも日本髪を結って

いたので、防災頭巾に頭が入らず、空襲警報が鳴ってから髪をほどいて…という、

大層なおひい様ぶりだったそうで、そんな人に厳しく教えられたであろうお雑煮を、

伯母の生前に、伯父は食したことがなかったことを深く反省し、今更ながら

従姉妹に伝えられたお雑煮を楽しみにしていたのである。

ところが、食べたあとの伯父の感想が今一つ腑に落ちない様子で、

「小松菜と鰹節しか入ってなかったんだ、あんなのだったかなぁ」という。

小松菜と鰹節だけのお雑煮なんて、関東では聞いたことがない。

もしや…と思って、伯母の出身地である名古屋のお雑煮を調べたところ、

まさしく小松菜と鰹節だけであった。

一瞬、伯父に対する恨みからか、娘に伝授したのは自分の家のお雑煮だったのか…！？

という疑惑も浮上した一方、さらに「お雑煮」というものを深く調べるうちに、尾張藩を中心として

餅菜という小松菜の一種を「名を上げる」という縁起担ぎでお雑煮に入れる習慣があり、

地方を選ばず、武家にはこの鰹節と小松菜だけというお雑煮が伝わっていることが多い

ことが判明。伯父の家が仕えた安房勝山藩は三河出身の酒井家が藩主だったことを思うと、

尾張風のお雑煮を家来たちが食べていた可能性もなくはないかと…

結局、鰹節と小松菜だけのお雑煮の理由がどちらなのかはミステリーのままだけれど、

伯父としても私としても、後者であって欲しいと思っている。





















　

イベントシーズン到来ですね。

我が家は彼の両親と妹を招いてクリスマスディナーを開催予定でおります。

ホームパーティは楽しいですが、準備はそこそこ大変です。

狭いキッチン、前日から下ごしらえなんてしてはいられません。

優れた食材や調味料があると、同じものを作っても美味しいのは事実です。

そして、パーティでは見た目も重要ポイント、サッと出して「おお〜！！」と言わせるもの

でなきゃ、つまらないというもの。

ハイ、いつも食材と調味料に頼ってます♪

お料理の幅がグンと拡がったり、さっと作ってプロ並みな見た目と味、

手が込んでないのに、お料理上手と思わせちゃう、

そんな常備しておきたいアイテムをラインナップしてみました。



























　

ハロウィンの飾りが目につく今日この頃、数年前までのハロウィンを思い出した。

昔、私は週に3日は飲みに行くほど、けっこうよく飲んだ。

行きつけの店で、仮装パーティをやろうということになり大盛況、

以後何度か同様のパーティを経験した。

ある店の時は、バーテンの若い男の子が酔っぱらって行方不明に。

赤い全身タイツが目印だ。緑の全身タイツの先輩バーテンダーを筆頭に、皆で捜索に出た。

仮装パーティの怖さは目が慣れると自分がおかしな格好だということを忘れてしまうことだ。

次々と店を出る、緑タイツ、ペンギン、女子高生、犬、カウボーイetc…

近所の交番で「すみません、これの赤見ませんでしたか？」と緑のタイツが真顔で聞いた。

赤いタイツは本人は覚えてないらしいが徒歩30分はかかるであろう自宅に帰っていた。

何度か経験する中で、より仮装パーティを楽しむルールが出来た。

「家から仮装して来ること」

こんなルールが出来て、私はクマのプーサン、彼はティガーになって出かけたが、

なんせ自宅マンションの１Ｆがそのバーなのだから、私たちは皆にずるいと言われた。

近所の歯科医の先生は、家族にその格好で出るのを見られるのは嫌だからと

診療所で着替え、車で帰宅し、駐車場から歩いてきた。

泥棒柄全身タイツに大仏のかぶり物、オモチャの包丁片手に運転していたら、運悪く

検問をやっていたそうだ。もちろん止められて、お巡りさんに「何それ」と言われたそうな。

こんなおバカなパーティは、しばらくご無沙汰だ。

仮装パーティはいい大人が自由になれる？そんな素敵な時間なのだ。















　

なぜでしょうか。

夏の疲れが出てきたのでしょうか。

甘酸っぱく、フレッシュで、ジューシーなフルーツ、そして、

甘〜いカスタードクリーム、さっぱりとした生クリーム、

サクサクどっしりした台、

そう、フルーツタルトが無性に食べたくなりました！！

台風の影響で、急に涼しくなった一日でした。

寒がりの私は、秋物をひっぱり出して着ていました。

こう涼しくなると、暑かった間食べなかったものが急に恋しくなります。

博多は、修学旅行で行った以来、行っていないのですが、

一度食べたらやめられないのが、コレ、もつ鍋です。

東京の、味噌や醤油味も美味しいのですが、博多もつ鍋、侮れません。

東京のそれより、具材の旨みが浸みた感じで、どちらかといえば女性好みかもしれません。

もちろん、コラーゲンたっぷりで、そういう意味でも女性に嬉しい一品。

鍋の最後は、雑炊ではなく、ちゃんぽんが定番です。

食べたことがない方、是非チャレンジを。

大家さんの話はこうでした。

「女の人で、病気でもない限り、よその家の中を覗くようなことはないでしょう？

でも、中にはお風呂に入ったら外に誰か立ってたとか、トイレで座ったらこっちを見てたとか、

台所で炊事していたら目があったとか、言う人がいるんですよ。

そういうことがあるので、心に留めておいて頂ければと思います。」

え？女の人が覗くんですか？

「いえね、そんなことはないと思うので、覗かれているって言う人が気にしすぎであって、

気のせいだと言ったんですけど…見られると嫌だから大きい木を植えてくださいとか、

とにかく気になるらしいんですよ」

いずれもここの住人…

「…いや、もう、昔の話で、そのお宅はいずれも取り壊しました」

え？で、なんで今その話をする必要があるの…ｸﾙｸﾙｸﾙ(゜-゜)？？

それは、うちに覗かれているとか、

うちが覗かれないように気をつけてくださいってお話ですか？

「いえいえ、お宅には…１００％…関係ありません。ただ、そういうことがあるので、

気をつけてくださいということです」


ｼﾞｪﾝｼﾞｪﾝﾜｶﾘﾏｾﾝ(´・ω・)？？故意に女性が覗きこむのはあまり考えられないので、

むしろ覗かれていると言っている女性がオカシイと思われ、

でも今は覗いた方も覗かれたほうも住んでいない人らしい。

…だったら、気をつけなくていいし、心に留める必要もないような…


結局、何度聞き返しても、お宅には関係ないと言う一方

「個人情報ですからあまり詳しくは言えません」
「私も修繕で入るときは電話で日取りを言って大声で入りますと言ってから入るように
しています」
「ということなので、気をつけてください」と


現在進行形でもあり、どうも大家さんの歯切れがよくなく、シドロモドロです。

これってもしかして…↓↓↓


私に覗かれているって苦情を言ってる人がいるってこと？
…(･ω･｀lll)ｽﾞｰﾝ


そりゃー、よくよく思い返せば、

・よく外でタバコを吸っている
・庭をどうしようか考えるために、よく庭を眺めている
・庭に来る鳥や蜂、蛙を観察している
・お向かいはトイレもお風呂も窓を開けて入ってるようで
　スダレや囲いで中は見えないが、タバコを吸っているときに、
　お風呂の音やトイレの音が聞こえたことはある
・お向かいとの境にお花を植えるので、お向かいの台所前をウロウロしていた

それらの行為が自意識過剰な人にとって覗きと思われる可能性…
あると思います(・∀・)


でも…女に興味はない ヽ(`Д´)ﾉまして６０代のｵﾊﾞﾁｬﾝに


そして…いつもお掃除熱心な大家さんが、うちの付近には数か月来ていないことが今回

判明したわけで…避けているの？うちの辺りを…覗きだって言う人がいるから。

それとも老人ならではの思いつきで語った脈略のない話なの？


結局、芝生の件は、「急がないでいいんです。実は私も病院通いなんで、

向こうの芝をはがすのも、いつになるかわかりません。誰か周りで、もらってくれる人がいたら

とか、そういうタイミングで構いません」とは言われたものの、

どうしてもはがす意向は変わりませんでした。

そのかわり、水で固まる土を敷いて固めても構わないと了承してもらいました。

で、最後にまた、

「前の家との境に大きい木を植えたりするのはイイですよ」

と、言われました。



もう…遠慮していたヤシの木とか植えちまうぞｺﾉﾔﾛｰ！！

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一昨日、彼が久しぶりにお休みだったので、近所のスーパーに彼の実家の犬を連れて、

二人と一匹で出かけました。

なぜか？

彼は「まあ、かわいいワンちゃんねぇ」とスーパーの入口で

皆に言って貰えるのが嬉しいからです…。

行きに、大家さんに会いました。他の貸家のお庭の木を切っていらして、

犬連れで御機嫌だった彼は「暑い中大変ですねぇ」と声をかけていました。



帰宅後間もなく、入居したときの不動産屋が現れました。

不動産屋：　「大家さんに呼ばれてきたんですけど、犬が…」

私　　　　 ： 「あれは、彼の実家の犬です。たまにお散歩で預かりますが、
　　　　　　　　前にも大家さんに彼の実家の犬ですって言ったことありますけど…」

不動産屋：　「ああ、そうですか。じゃあいいんです。
　　　　　　　　それと芝生なんですが、向こう側の
　　　　　　　　元々植わっているのもはがす予定があるらしいので、
　　　　　　　　せっかく生えそろったところで申し訳ないんだけど、
　　　　　　　　はがして貰える？草取りとか、管理が大変らしいんだよね」


(　ﾟдﾟ)ﾎﾟｶｰﾝ 　今何とおっしゃいました？

大家さんも奥さんも、何か月も前からご存じのはずで、芝生をはじめ、いろいろ植えたときに

「きれいですねぇ」ておっしゃてたじゃないですか。

しかも、毎日のように会ってるのに、さっき会ったときも何も言わなかったじゃないですか。

なぜ今？

かなりショック。

当然うちの人はカンカン！！　　　　　　つづく…

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前にもトマトを掲載しましたが、

最近では、好きだから食べる＋老化肌・美白に効く から食べる

…ということになっております。

ところで、トマトの原産地がどこかご存じでしょうか？

トマトを使った料理で真っ先に思い浮かぶイタリアやスペインではなく、南米です。

アメリカ大陸のお土産として、スペイン人がヨーロッパに持ち帰り、

その後一般的に食用となったのは１８世紀ということですから、意外と最近です。

それまでのイタリア料理っていったいどんなものだったのでしょう。

トマトに含まれるリコピンは、今や美容と健康の救世主としてすっかり有名になりました。

リコピンは協力な活性酸素消去力を持っていて、紫外線で活発化する活性酸素を消去、

結果としてメラニンの生成を抑制、シミを予防してくれるというわけです。

リコピンは油に溶けやすい性質を持っているので、イタリア料理のように

オリーブオイルと合わせて摂取することで効率よく体内に吸収されるそうです。

イタリアンマダムがキレイに日焼けしているのは、トマトのお陰なのかもしれませんね。

また、リコピンは悪玉コレステロールの酸化を防ぐ働きをもするので、動脈硬化予防対策にも

なり、まさに夏場の体が求めている食材なのです。