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2017年06月29日
死にかけました(比ゆ的な意味ではなく)その3
 ミニマムサイズの紙パンツをはいた状態で再びベッドに戻ると、カーテンを閉めたうえで「シモの毛、剃りますね」とのお言葉。うむ、ちょっとしたプレイ感覚も悪くはないが、シモの毛を剃られた男性は自尊心の低下により治癒力が落ちるとの持論もあるんでちょっと戸惑ってたら、さらに衝撃の言葉が。

「尿道に管入れますね〜」

 いやいやいや、そんなハードなプレイ、心の準備が!

 有無も言わせず(ってか、すでに息も苦しかったんで、なすがままって感じでしたが)やっと収めた大事なところの先に(たぶん麻酔だと思う)ゼリーを塗られた。いや、急なことなんで実力を出し切れていない(いや、出し切っちゃまずけど)状態のお宝に管が挿入されたのですが…まさに「激痛」という言葉以外が浮かばない。

 「い゛た゛い゛ーーー」とまさに叫ぶも管はズンズンと挿入され「痛そうですねぇ」「前立腺肥大とかありますか?」と。言われたことねぇし!

 完全に白目を剥いてる状態でゴールに達した(?)瞬間にズン!という痛み。この痛い状態でカテーテル手術を受けるのか?と絶望してたところに呼び水の意味合いがあるのでしょうか「生理食塩水、入れます」との言葉とともに下腹部に例えようのない痛み。それまでの激痛の3割増しの痛みに、叫び声を上げました。

 で、「おしっこ、出ませんねぇ?」と。手術中、トイレに行けないんで管を入れたと説明されましたが、たった今(「その2」の終わりを参照)トイレ行ったばかりだし!手術時間は?との問いに「1時間ほどです」と。いや、この激痛とのトレードオフが1時間のトイレ我慢!?

 すでに泡を吹くんじゃないかって状態で「それじゃ、抜きますね」って管を抜かれたんですが、ここもマックスの半分くらいではありますが激痛に見舞われ、すでにグロッキー。ここですっかり忘れていましたが、シモの毛も着実に剃られていた。

 若手の看護師さんが「このくらいで良いですか?」に対し先輩と思われる看護師さんの言葉が「もっとガッツリと…」って、丸ぞりされるわけではないものの、それでも下半身の社会復帰を考えると手加減してほしい。そこに現れた先生、「あぁ、十分!十分!」って…。

 こちらはカテーテル手術で手首から管を挿入するんですが、血管が十分な太さがなかった場合のためとのこと。結果論ですが、トイレは行きたくなるほどの尿意もなく、手首の血管でのカテーテル手術ができたので下半身は何のために蹂躙されたのだろうか、と。

 体調が万全の時なら楽しめたんでしょうが、そもそも万全ならこんな経験をすることもないか。


 結局、今日は下ネタ編って感じになりましたが、次回はまじめに私の症状と治療の話に移ります。予告的に書くと、実は現時点で「いつ死んでもおかしくないよ」と言われている状態。そのへんも含めて次のお話へ。




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