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オール・ユー・ニード・イズ・グッバイ

 記憶の彼方にあった音楽は美しいです。
 かつて、親しい友人には、ブルースやソウルのファンと広言し、日本の曲は聴かないよって言っていた手前、アイドル・バンドが好きだなんてとても言えませんでした。

 でも今なら言えます。
 当時からThe Good-Byeが好きで、テレビに出演したときは、いそいそとブラウン管の前に陣取っていました。


READY! STEADY!! THE GOOD-BYE!!!
The Good-bye

ディスク1
1. TAKE OFF
2. 涙のティーンエイジ・ブルース
3. グローイングアップ・デイズ
4. モダンボーイ狂想曲
5. Midnight Train
6. 浮気なロンリーガール
7. YOU惑−MAY惑
8. LOVE AGAIN
9. にくめないのがニクイのサ
10. 摩訶 WHO SEE 議
11. P.S. LOVE ME DO
12. 素顔のままで
13. とLOVEるジェネレーション
14. 気分モヤモヤ サラサラ チクチク
15. Summer 1963
16. TWO NIGHTS (トゥナイト)
17. GOOD,NIGHT(Hark,the Angels'come)
18. YES!YES!!YES!!!
19. OUT OF THE TIME
20. 僕色に染めて
21. 白夜のREVOLUTION
22. ANOTHER WORLD (SHORT VERSION)
23. Presentにはハムスター

ディスク2
1. 浪漫幻夢 (Romantic Game)
2. のぞいてFeel Me,Touch Me
3. Lonely Night
4. Dear Winston
5. マージービートで抱きしめたい
6. DO YOU LOVE ME
7. 祭り気分で TAKE A CHANCE
8. TAKE MY HEART
9. Good Lovin'
10. Don't Stop Kiss
11. Somewhere in Time
12. 僕らの祈り
13. Faraway
14. 25ans
15. Hong Kong Blues
16. Hey, Girl
17. TRUE LOVE
18. Windy People ~パレード (TAKE OFF)
19. WILD LIFE
20. Forever Friends
21. 気まぐれOne Way Boy


 洋楽ファンなら、くすぐられる仕掛けが一杯入ってて、いつも心をときめかせて聴いていたのでした。

 おおっぴらに好きと言えなかったために、歌番組でシングル曲を聴くことぐらいしかありませんでしたが、いつのまにかテレビから疎遠になっていったのは、内心さびしく思っていました。

 あれからウン年、04年に、この素晴らしいベスト盤CDが作られたとき、私はためらわず購入したのでした。

 グッバイの曲は、1stシングルの83年「気まぐれOne Way Boy」こそ職業作家によるものですが、2ndの「涙のティーンエイジ・ブルース」では、早くもGood-Bye作・編曲となり、3rdの「モダンボーイ狂想曲」以降は、作詞:野村義男、作曲:曽我泰久、編曲The Good-Byeという、ギターの二人が作り、バンド全員で仕上げるという美しい体制が完成し、代表曲のほとんどがこの編成で作られることになります。

 そして、約6年の活動の末、89年の15thラスト・シングル「WILD LIFE」は、作詞、作曲、編曲ともThe Good-Bye名義で締めくくられていました。

 グッバイは、ビートルズやビーチ・ボーイズ、ELO、スベクター・サウンドなどの影響が言われていますが、もちろんメイン・インフルエンスはビートルズです。
 (さらっと書いてしまいましたが、私はELOは電車男で初めて聴きましたし、ジェフ・リンには、デイヴ・エドマンズのプロデュースの件で良い印象を持っていません。それでも、くやしいことにトラヴェリング・ウィルベリーズは買ってしまいましたが…。)

 デイスク2Dに、「マージービートで抱きしめたい」というそそられる題名の曲が入っていますが、この曲に限らず60年代のポップなブリティッシュ・ビートのエッセンスこそバンドの核です。

 ディスク1F「YOU惑−MAY惑」,H「にくめないのがニクイのサ」、M「気分モヤモヤ サラサラ チクチク」など、タイトなメロディとポップな言葉遊びも楽しさ満点です。

 今冷静に聴き返すと、歌謡曲チックなところも確かにあり、無意識に記憶を美化していた部分もあったのかな、と思いましたが、懐かしさだけの存在でないことも確かなのでした。



マージービートで抱きしめたい



YOU惑−MAY惑



にくめないのがニクイのサ



ネオロカが流行っていたことを思わせる、モダンボーイ狂想曲です。




やさぐれだけが人生だ

 今回は、前回の続きです。
 私が持っている、わずかな邦楽CDのうち、ちょっと気にいっているCDがあります。
一時期は、何度も手動でリピートして聴いていたものでした。
 この手動というところがミソでして、寝る前に布団の中で、文庫本を読むんですが、いつも、なるべく聴きいってしまわないBGMを選んでかけています。

 せっかく本の世界に没入しているのに、エルモアとか、ジョン・リーなんかをかけたら、頭がくらくらして気が気じゃないです。曲によっては、気が滅入ったりもします。
 一方で、あんまり好きな曲をかけるのも、はまってしまい、ページをくる手が止まるので、なかなか塩梅というものが大事です。

 そういう場合、歌謡曲などはいかがでしょう。適当に聴き流せて、リラックス出来たりするところが良いです。

 その意味では、今回のCDは、少し濃いですが、いつのまにか終了していることに気付き、しかし、別のCDに変えたりせず、もう一度再生ボタンを押してしまう。そんなCDです。

 Hotwaxという雑誌があります。不定期誌ですが、邦画混迷期のプログラム・ピクチャーや、日本のロックなどを繰り返し特集する雑誌で、私が初めて買った号は、梶芽衣子を特集している号でした。
 「和モノ事典1970’s 人名編」とか、「日本映画名作完全ガイド ~昭和のアウトロー編」なんていうムック本を出したりしています。

 そんな雑誌が、プロデュースして出しているCDがあります。
今回は、そんなキワモノの1枚、「やさぐれ歌謡最前線 みなしごのブルース ユニバーサル編」です。

 「やさぐれ歌謡」の定義は、一言でいいにくいですし、多分、私の解釈は正確性に欠けると思います。 …が、話を単純にするため、乱暴に言ってしまいます。「不幸な女性の人生を歌った暗い歌」です。( 直球すぎてスミマセン )

 このアルバムの収録曲は、みんな一聴の価値があるものばかりてすが、編者の秋山洋介氏の一押しは、アワネ麻里の「みなしごのブルース」です。

〜 どこで生きても かわりはしない あくびがてらの 人生だもの 〜 

…やさぐれテーマを体現する1曲です。
  でも、今回、私のオススメは、次の2曲です。

〜 9時からあとのしあわせが
もう消えていく
とても不幸な朝が来た 〜

とても不幸な朝が来た黛ジュン 作詞・阿久悠 作曲・中村泰士



〜 誰かに会えぬ その夜だけ 私の部屋の戸をたたく
何が欲しいの あなた
私から何もかも奪い去って行った今 〜

欲しいものは梶芽衣子 作詞・阿木耀子 作曲・宇崎竜童



…私の梶芽衣子好きは、前回ご案内のとおりです。

 2曲とも、ストーリー性のある歌詞と、それを無理なく耳に運んでくれるメロディとの相性の良さが群を抜いてます。そして、もちろん歌い手の解釈の素晴らしさは、言うまでもありません。

 久しぶりにヘヴィ・ローテーションしたいアルバムなのでした。

   
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