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ウイリー・カーティスとドナルド・ランドルフ

 最近、何度か繰り返し聴いているアルバムがあります。
 はっきりいって、さほど気に入っているわけではありません。
 それでも、そうしてしまう理由があるのでした。


Music For Dancing The Twist
Kig Curts featuring Don Covay

1. Jersey Bounce
2. Twistin' Time
3. Honeysuckle Rose
4. Peppermint Twist
5. The Hucklebuck
6. The Arthur Murray Twist
7. Stompin' At The Savoy
8. The Twist
9. 12st Street Twist
10. Lets Twist Again
11. Alright Okay You Win
12. The Fly

 このアルバムは、61年にリリースされたもので、タイトルから言っても、ツイスト・ブームに合わせて出されたものだと思います。
 
 キング・カーティスといえば、アトランティックで、コースターズのバックを始め、さまざまな素晴らしい演奏を残した人という印象が、まず最初に思いつきます。

 そして、アポロ・シアターでオーティスほかのバックを務めたライヴ盤、それにサム・クックのハーレム・スクエアのライヴでしょうか。
 フィルモアのライヴもありましたね。

 さて、私がこのアルバムを手に入れた理由、そして何度か聴いている理由は、ドン・コヴェイがフィーチャリングされているからです。
 私は、昔からドン・コヴェイが好きなのでした。

 アトランティック関連のものはもちろん、マーキュリーのファンキーものも、ジェファーソン・レモン・ブルース・バンド名義のものも全て大好きです。

 このアルバムが気になるのは、他にも2人のボーカリストが参加していて、いまいちコヴェイの声が特定できないからなのでした。

 ここでは、あのミック・ジャガーそっくりの(もちろん逆ですが)ボーカルを、はっきりと聴きとることが出来ません。
 それが何度も聴いてしまう理由なのでした。
 
 カーティスは、どちらかと言えば、スコアばっちりでタイトな演奏をする人のイメージです。
 でもこのアルバムでは、わりとラフに自由やっているように感じます。

 レパートリーのせいもあるんでしょう。
 ツイスト・ブーム便乗もののように見えて、実は中身は古くからあるジャンプ中心の選曲になっています。
 カウント・ベイシーとか…。

 とりあえず、また聴いてみることにします。
 コヴェイのポニー・タイムとか、初期のコンプリート集の正規リリースを強く望みます。








スイングとジャンプで部屋一杯

 今日は、朝から探し物をしていたのですが、いまだに見つかっていません。
 探しているのは、私が今年の支出の記録を残すために整理してるノートです。

 中身は、領収書、納品書、請求明細書などを、時系列にペタペタと貼っているだけのもので、決して支出の傾向を精査して来年に生かそうとか、そんな大それた目的のためのものではありません。
 単に残しているだけです。

 ノートは4冊目に突入しているのですが、その2冊目が見つからず、無駄な時間をかけたという訳です。
 ほとほと疲れた私は、疲れを癒してくれる自分にとっての癒しの音楽を聴くことにしました。


Swingin' & Jumpin'
Roomful Of Blues

1. Give It Up / N.Watts
2. Jumpin' For Joe / G.Piccolo*
3. Honey Hush / L.W.Turner
4. He Was A Friend Of Mine / H.Crawford**
5. That's The Groovy Thing / E.Bostic**
6. Red, Hot, And Blue / T.Smith
7. Take It Like A Man / C.Willis
8. Street Lights / E.Davis**
9. That's My Life / C.Willis
10. House Of Joy / D.Newman**
11. Cocka-Doodle-Doo / J.Turner*
12. Duke's Blues / D.Robillard


 このアルバムは、99年にリリースされたもので、大ベテラン・バンドRoomful Of Bluesの初期の3枚から12曲をチョイスした編集盤です。

 のちに1stのオリジナル・アルバムを手に入れたりしましたが、このアルバムこそ、私にこのバンドの良さを教えてくれたアルバムなので、とても愛着があるのでした。

 私とルームフル・オブ・ブルースとの出会いは、アール・キングとの共演盤が最初だったと思います。
 あるいは、別のアルバムだったかも知れませんが、とりあえず、ギターがロニー・アール時代のものがファースト・コンタクトでした。

 このアルバムは、78年の1stから6曲、Eddie Creanhead Vinsonと共演した82年の4thから4曲、Joe Turnerと共演した83年の5thから2曲をセレクトした内容になっています。

 2ndと3rdが外されていることに深い意味はなく、多分レコード会社の系列が違うからだと思います。
 とにかく、中身は「ごきげん」というほかなく、その一言で終わりたい気分です。

 このバンドは、もともとギターのDuke RobillardとピアノのAl Copleyを中心に結成されたようですが、レコード・デビュー前のオリジナル・メンバーには、後にファビュラス・サンダーバーズにも参加した、ドラムスのFran Christinaが在籍していたようです。
 また、1stでベースを弾いたPreston Hubbardも、のちにT-バーズに在籍した時期があるようです。
 
 その後、4thでは、ギターがRonnie Earlに交代し、5thではピアノのクレジットがなくなっています。
 ピアノは、プロデューサーが弾いたのかも知れません。

 プロデュースといえば、このバンドはDoc Pomasとゆかりが深いようで、1stと5thでは彼の名前がクレジツトされています。
 また、ノー・クレジットであっても、初期においては関わりがあったのではないかと思います。

 とにかく、分厚いホーンのユニゾンの鳴りに、ソロが切り込んでくるのが気持ちいいバンドで、初期編成では、アルト、バリトン、テナーの3本のサックスのサウンドがメインでした。

 腕利きのギターリストがいましたが、あまりギター・メインで、ごりごりに弾きまくるヒューストン・ジャンプ系の曲は控えめに抑えています。
 彼らは、テキサスのバンドですが、憧れて大きな影響を受けた音楽が、カンザス・シティ・スタイルだった可能性も考えられます。
 
 クリーンヘッド・ヴィンスンと共演した4thでは、ヴィンスンのアルト・サックスに加え、更にトランペットとトロンボーンが参加して、ホーン6管となっています。
 この編成は、ジョー・ターナーと共演した5thにも受け継がれ、こちらはサックス3本、トランペット、トロンボーンという5管編成です。

 どの曲がどうとかではなく、全ての曲が楽しめます。
 ちなみに、Cocka-Doodle-Dooでは、ジョー・ターナーのボーカルを、He Was A Friend Of Mineでは、エディ・クリーンヘッド・ヴィンスンのボーカルを聴く事が出来ます。
 ターナーの持ち歌Honey Hushを歌っているのは、ギターのロビラードだと思います。

 ジョーの名前をタイトルに盛り込んだJumpin' For Joeは、テナーのグレッグ・ピッコロが書いたインスト・ナンバーで、恐らくはジョー・ターナーに対する敬愛を表した曲なのだと思います。
 素晴らしいスイング、ジャンプ・サウンドと、鋼のような咽喉、これに勝るものはないと言いたい気分です。

 ラストのDuke's Bluesでは、デューク・ロビラードのジャジーなプレイが聴けます。

 チャック・ウィリスを2曲やっているのが眼につきますが、手元にあるアトランティック盤2枚の収録曲ではないようです。
 アトランティック時代は、リズム・アンド・ブルース、ロックンロールに接近した音づくりですので、その前のオーケー時代なのでしょう。
 オーケー時代の日本盤を持っているはずなのですが、いつもながら確認したいときに見つからないのでした。

 デューク・ロビラードのギターは、ソロではジャジー路線だと思うので、攻撃的なスタイルはT-バーズで、そして、ロニー・アールのギターは、彼のプロジェクト、ブロードキャスターズで聴くのがお勧めです。

 このアルバムは、私好みの音がつまっていますが、あえて1曲を選ぶとすれば、ジョー・ターナーの貫禄たっぷりのボーカルが聴けるCocka-Doodle-Dooが一押しです。

 既にオリジナル・メンバーは、ひとり残っているかどうかという感じだと思いますが、結成30年を超え、オリジナル・アルバムも20枚に達して、なお元気に活動しているようで、来年1月早々には、新譜が出るようです。



Cocka-Doodle-Dooです。




肉屋のピート

 昔、David Johansonという人がいたらしいです。
この人のことは、私は全く知りませんが、髪型こそ違え、顔がそっくりな人を、私は一人知っていました。

 この人も、現在どうされているのか知らないのですが、少なくとも一時期、私の関心を集めた人ではありました。
 その人は、名前をBuster Poindexterと言います。
今回は、この人の94年作Buster's Happy Hourを聴きたいと思います。


Buster's Happy Hour
Buster Poindexter

1.Brakin' Up The House
2.Big Fat Mamas Are Back In Style
3.Doin' What Please
4.Let Me In
5.I Got Loaded
6.Saturday Night Fish Fry
7.Lavender Coffin
8.Rocket "88"
9.The Worst Beer I Ever Had
10.Who Drank My Beer (While I Was In The Rear)?
11.Rockin' All Nite Long
12. Knock'm Down Whiskey
13.Pink Champagne
14.Drunk
15.I'll Die Happy
16.Butcher Pete (Part1&2)
17.Alcohol

 原曲探求好きの私ですが、さすがにこのラインアップは、かなりの難易度です。
これらの曲を全て知っているという人は、かなり凄いと思います。
 まあ、私を普通レベルと仮定しますと、曲名を見ただけで分かるのは、数曲だけです。

メモリー・オブ・ハニードリッパーズ

 80年代中ごろに、ロバート・プラントがやったHoneydrippersというプロジェクトがありました。
 Ben E.KingYoung Boy Bluesや、Ray CharlesI Got A Woman、そしてRoy BrownRockin At Midnightや、Wynonie HarrisI Get A Thrillなどをカヴァーしたアルバムでした。
 スワンプ・ポップのSea Of Loveは、シングルにもなって、私などは、オリジナルのPhill Phillips盤を聴くために、輸入盤店へ駆け込んで、エサ箱をかき回したのでした。


 そんな、Sea Of Loveとともに、PVも作られたのがRockin At Midnightでした。
 当時は、まだジャンプ・ブルースのリイシューが進んでいず、西ドイツ(当時)のベア・ファミリーが、ルイ・ジョーダンの10枚組LPボックスなんていう、採算度外視のものを出したりしていましたが、もちろん、それは例外中の例外で、とりわけKingレーベルのジャンプ・ブルースは、まともに聴く事は出来ませんでした。

 そんななか、スウェーデンのルート66というレーベルが、Roy BrownWynonie Harrisのリイシューを出し始めたのでした。
 音は、完全にビニール盤から起こしたのがまるわかりのブートレッグでしたが、スクラッチ・ノイズのかなたから聴こえてくる音は、間違いなく私のあこがれの音だったのです。

 それでも、Good Rockin Tonightを収録したアルバムは、すぐ見つかるのですが、目的のRockin At Midnightを収録したアルバムは、なかなか見つけられません。
 I Get A Thrillは、さらにそうで、発見するまで、何度も執念深く輸入盤店に通い続けたのでした。

( こちらが、探していた2曲が収録されているRoute66盤です。)


 こういった状況は、イギリスでも変わらなかったはずですので、ロバート・プラントが、これらの曲をコレクトしていたことは驚きです。

 そんな曲たちも、CD時代になって、英Aceのリイシューなどにより、クリアな音で、簡単に聴く事が出来るようになりました。
 (ちなみに、当時、同じように血眼で探していたのが、Stray Catsが2ndでやっていたWasn't That Goodという曲の原曲でした。こちらは、オリジナルがWynonie Harrisであることすら、当初は全く分かっていませんでした。)

 というわけで、今回も動画を作りました。
 ただし、最初に作った動画は、大人の事情でブロックされてしまいましたので、完成バージョンに手を入れ、問題となっている音源を差し替えました。
 そのため、プラントの画像のシーンに、40年代の素晴らしい音源が引き続き被さっています。
 当初の目的とは違うものしかお見せできませんが、実は、私は先ほど見て、このバージョンが気に入りました。
 ブロックされたNGバージョンを想像しながら、ご覧ください。
 ( ちなみに、原型版は削除していませんので、世界のどこかでは閲覧できるはずです。)
それでは、こちらをどうぞ





マカロニ・ジャンプ

 今回は、マイナーというか、インデイーズ系のバンドで、その名もThe Red Wagons Blues Bandの「Ullalla Boogie」です。
 バンドの詳細は不明で、どうやらイタリアのバンドのようなのですが、やっている音楽は、間違いなく古いアメリカ製のジャンプ、ジャイブで、そのサウンドを単純な言葉で言い表すなら、「ごきげん」「楽しい」です。



Ullalla Bloogie
The Red Wagons Blues Band


 メンバーは、マーク・メウッチ (ピアノ、ボーカル) 、アレッサンドロ・アンジェルッチ (ギター) 、カルロ・ デルカルロ (ドラム)、リチャード・ボニ(バリトン・サックス) 、ロックス・モロッコ (テナー・サックス)、エミリアーノ・ ジッターズ (ベース)という大所帯です。
 更に今作には、ゲストとしてトロンボーンが参加しています。

 04年リリースのこのアルバムが1stのようで、現在2ndを鋭意製作中らしいですが、なにしろ良くわかりません。
 ただ、イタリアであろうが、なんだろうが、ころころと良く転がるピアノと、ヒューストン・ジャンプ系のギター、そしてかっこよくておしゃれなホーン陣と、そのサウンドは、ひたすら「ごきげん」です。

 その音を乱暴に例えてみるなら、Inperial 時代のT-Bone Walkerです。
 T-Boneは、その前のCapitol 時代は、まだリズム隊にジャズっぽさが残っていますが、インペリアル時代になると、アフター・ビートが強調されて、プレ・ロックンロール時代の音だな、などと私などは思います。
 例えて言うなら、そんな感じのサウンドです。

 実際、レバートリーもそういう感じで、Johnny Guiter Watsonの「Telephone Boogie」、「She Moves Me」をやっているほか、Guiter Slimの「Certainly All」、そしてもちろん、T-Boneナンバーをやっています。
 「Strollin With Bones」と「The Hustle Is On」です。

 まず、名刺がわりの一発、「Telephone Boogie」にしびれます。
 曲は、Watsonですが、ギター・スタイルは、完全にT-Boneで、(Watsonのチンピラ・スタイルが好きな人も含めて)、この40年代にタイムスリップさせてくれるサウンドには、麻薬的な快感があり、陶酔の世界へと導かれてしまいます。

 「Strollin With Bones」では、曲の途中で「T-Bone Shuffle」のリフが聴こえてきて、寝転がって聴いていた私は、思わず起き上がって、曲目リストを見返したのでした。

 「The House of Blues Lights」のような、ブギ系バンドの定番曲もあって、選曲のスリルにかける部分もありますが、期待を裏切られることはありません。曲によっては、ブルース・ハープも入りますが、ダウンホームな雰囲気になるかと思いきや、逆に良いアクセントになって、おしゃれだったりします。

 とにかく推薦のバンドです。
 流通の難だけが懸念ですが、私はこまめにチェックして、2ndが出たら素早くゲットするつもりです。
 (ちなみに、6、8、9、12がオリジナルです。私が言及しなかったカヴァー曲で、原曲をご存知の方がいらしたら、ご教示いただけたら嬉しいです。)

1. What is this?
2. Telephone Boogie
3. Let's the Beat
4. The Hustle is on
5. Beautiful girl
6. Flautolence blues
7. Certainly All
8. Ma a te no
9. Ullàlla Boogie
10. She wants to sell my monkey
11. It's obdacious
12. Lo Zio di Frank
13. The House of blue lights
14. Safronia B
15. She moves me
16. Strollin' with bones
17. What is this ? final act






   
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