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キッズ アー アイリッシュ オール モルト

 いやー、どうもです。
 ようやく私も聴きました。

 久々ですね。
 ロックの大御所なら別ですが、ロック雑誌の表紙を飾るような新人(まだ、そうですよね)のバンドを聴いたのは…。
 なにしろ、ティーンネイジャー、それも、やっとこさ中坊終わったような子どもらなんでしょ。
 えっ、17歳くらい?
 どっちにしても若いよね。

 それで、リズム&ブルースが好きで、60年代のビート・バンドや、70年代のパブ・ロックに傾倒しているなんて素敵すぎる。
 オールド・ファン感涙もののksgkたちですね。
 やっぱり、一部のビート・バンド好きたちの間では、結構盛り上がっているのかな?
 
strypes1.jpg
 
Snapshot
The Strypes
 

1. Mystery Man (Evan Walsh, Josh McClorey, The Strypes)
2. Blue Collar Jane (Album Version)(Josh McClorey, The Strypes)
3. What The People Don't See (Album Version)(Josh McClorey, The Strypes)
4. She's So Fine (Josh McClorey, The Strypes)
5. I Can Tell (Album Version)(Elass McDaniel, Huey 'Piano' Smith)
6. Angel Eyes (Josh McClorey, The Strypes)
7. Perfect Storm (Josh McClorey, The Strypes)
8. You Can't Judge A Book By The Cover (Album Version)(Willie Dixon)
9. What A Shame (Josh McClorey, The Strypes)
10. Hometown Girls (Album Version)(Josh McClorey, The Strypes)
11. Heart Of The City (Nick Lowe)
12. Rollin' And Tumblin' (Niall Walsh, The Strypes, Mckinley Morganfield)
13. I'm A Hog For You Baby (Jerry Leiber, Mike Stoller)
14. Monkey (Cris Difford, Glenn Tilbrock )
15. Shot Down (Gerry Roslie)
16. It Ain't Right (Walter Jacobs)(Live At King Tuts, Glasgow/2013)

 今回は、アイルランドのビート・バンド、The Strypesの1stアルバム、"Snapshot"(13年)を聴きました。

 ジャケ写をご覧ください。
 子どもですよね。
 欧米には、(日本でいう)アイドルはいないそうですが、この雰囲気だけを捉えれば、我がクール・ジャパンが輸出する、"Kawaii"じゃないでしょうか。

 でも、このルックスで、Dr. FeelgoodやCount Bishopsみたいな音を出すなんて、天然記念物ものです。
 白人のガキんちょが踏ん張る、青いボーカル(green voice)が好みすぎます。

 さらに、彼らの音からは、60年代ビート・バンドのような、青臭くてもひるまず、ひたすら頑張るR&Bの解釈や、70年代のR&B系パブ・ロック・バンドのような、パンクに通じる性急さ、疾走感溢れるスタイルが容易に連想されます。

 私は、全体の雰囲気から、一部の方が言っている(らしい)意見、「ビートルズの若いころみたい」に、現時点では激しく同意します。
 (彼らのPVを見て、(恐らくは監督の狙いどおり)、見事に感化されました。)

 さて、バンドのメンツ、編成は以下のとおりです。
 ボーカル、ギター、ベース、ドラムスからなる、4ピース・ギター・バンドです。 

Ross Farrelly : lead vocals, harmonica, percussion, guitar on 6,9
Josh McClorry : lead guitar, slide guitar, backing vocals, lead vocals on 4,7
Pete O'hanlon : bass, harmonica on 2, 12, keyboards on 9
Evan Walsh : drums, percussion, keyboards on 9

 ボーカルのロス・ファレリーの青い声と、ドライブするブルース・ハープ、そして、オリジナルのほとんどを書いている、ジョシュ・マクローリーによる、存在感たっぷりに駆け回るリズムとスライドのプレイが、このバンドの看板です。
 疾走するビート・ナンバーでありながら、メロディックな曲が多いのも特徴です。
 こういうものをこそ、私はポップと言いたいです。

strypes3.jpg


 さて、収録曲ですが、オリジナル、カバーを含めて、とても聴かせます。
 というか、現時点では、オール・オリジナルではなく、この形がベストかな、と感じました。

 (小声で)
 「オリジナルに、まだバリエーションが少ない。
 今なら、粒よりの好曲ぞろいといわれそうだけど…。
 オール・オリジナル(若しくはそれに近い形)で打って出たときの評価が勝負かな。」

 オリジナルで特に耳に残ったのは、現時点では以下の曲です。

1. Mystery Man (Evan Walsh, Josh McClorey, The Strypes)
2. Blue Collar Jane (Album Version)(Josh McClorey, The Strypes)
4. She's So Fine (Josh McClorey, The Strypes)
7. Perfect Storm (Josh McClorey, The Strypes)
10. Hometown Girls (Album Version)(Josh McClorey, The Strypes)

 R&B系パブ・ロックあたりをスタートにして、表面には出ていませんが、その後のロックの発展を消化して血肉にした感じです。

 私は、冒頭の2曲、"Mystery Man"、"Blue Collar Jane"が、本作の顔になる曲ではないかと思います。
 いずれも、オールド・ファンが喜びそうな(私は喜んだ)ハード・ロッキンR&Bです。

 ところで、虚心で選んだのですが、"She's So Fine"と"Perfect Storm"の2曲が、ギターのジョシュのボーカル曲でした。
 ロス・ファレリーの声を「青い」と言いましたが、ジョシュ・マクローリーは、それに加えて「可愛い」です。
 もう一人のボーカルまで「良い」と感じるなんて、これはもうファンになったかも…。
 
 そして、"Hometown Girls"は、ポップな味付けが若干強めな曲です。
 とんがったコーラスの感じなどから、私はThe Knackを思い出しました。

 さて、カバーにも触れます。
 すべて注目といいたいですが、ここでは(これでも)絞り込んで、以下の曲に焦点を当てます。

5. I Can Tell (Album Version)(Elass McDaniel, Huey 'Piano' Smith)
8. You Can't Judge A Book By The Cover (Album Version)(Willie Dixon)
11. Heart Of The City (Nick Lowe) 
13. I'm A Hog For You Baby (Jerry Leiber, Mike Stoller)
14. Monkey (Cris Difford, Glenn Tilbrock )
15. Shot Down (Gerry Roslie)

 ポー・ディドリー関連の2曲、そして、コースターズの"I'm A Hog For You Baby"、さらに、ディフォード&ティルブルックの"Monkey"まで、これらは間違いなく、Dr. Feelgood経由で、彼らのお気に入りになった曲でしょう。
("I Can Tell"では、期待通り、Wilko Johnson風のギターが聴けます。)

 ここからあえて1曲に絞るなら、"Monkey"が(私には)ベストです。
 "Monkey"は、もともと大好きだった曲ですが、ここでの演奏も性急感たっぷりに、突っ込み気味に迫るバンド全体のノリが、オリジナル(82年、"Fast Women Slow Horses"収録、Dr.Feelgood、(gt)=Johnny Guitar)に負けないかっこよさです。

 そして、15曲目の"Shot Down"は、Sonicsのカバーのようですが、1stを2枚持っている(得意のダブリ買い)けれど、2nd以降は持っていない私は、早速検索したのでした。(YouTubeで聴けました。)
 
 今後についてですが、現時点では、オリジナルにこだわらず、本作のようなバランスで、カバーの好曲を交えたアルバム作りをしていってほしいと、おじさんである私は思うのでした。
 


Mystery Man
by The Strypes



Blue Collar Jane
by The Strypes



Got Love If You Want It (Live)
by The Strypes




PS
"I Can Tell"の作者名に、Huey 'Piano' Smithのクレジットがあるのが気になります。

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