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シェイキー、霧の中の決末

 Shakin' StevensのCDリリースに異変が起こっています。
 …そうタイプしたのは、3月24日のことでした。
 概略を簡単にまとめます。

 2月発売予定だった新作、Rockin' The Bluesは、発売された形跡がないまま、いつのまにか在庫なし扱いになりました。
 この新作は、シェイキーのオフィシャル・サイトでは発売の告知さえされていませんでした。

 さらに、英ソニーから、内容不明のアルバム4種が今月発売予定となっていましたが、このうち3種が、発売を直前にして入手不可扱いになり、残る1種のみ予約受付中となっていますが、これも発売されるかどうか疑問です。

 こちらの4種も、オフィシャル・サイトでは全く触れられていません。

・Country Blues (取り扱い不可)
・Rocking Rhythm (取り扱い不可)
・Rockin' With Country (取り扱い不可)
・Red Hot And Rockin' (このタイトルのみ予約受付中、3月29日発売予定)

 また、アマゾンUSのオン・デマンド商品(?)として、3種類のCD-Rが発売されました。
 内容は、ソロ独立前のSunsets時代の音源を使用したもので、ジャケット写真は3種とも同じという安易なつくりになっています。 
 

 さて今回は、一連の流れの中の一応の最終回になります。
 Shakin' Stevens and the Sunsetsの怪しいアルバムの第3弾です。

  
Rock Masters : Hop, Rock & Bop
Shakin' Stevens

1. The Georgia Peach (?)
2. Punk (5)
3. Jump Jump Jump (?)
4. Lady Lizard (5)(a)(b)
5. Nightrider (?)
6. Hand Of A Fool (?)
7. My Girl (?)
8. Hop, Rock & Bop (?)
9. Nutrocker (?)(a)
10. California Cowboy (5)(a)
11. Lonesome Town (?)(a)(b)
12. Peggy Sue (?)(a)(b)
13. Too Many Stars (?)
14. Queen Of The Hop (?)(a)(b)
15. Baby I Don't Care (?)(a)(b)
16. Do The Bop (?)
17. Tossin' And Turnin' (?)
 
 今回もおさらいから入ります。
 Shakin' Stevens and the Sunsetsのオリジナル・アナログ盤(LPとEP)は、次のとおりです。
  
LP 
(1) A Legend (70)
(2) I'm No J.D. (71)
(3) Rockin'And Shakin' (72)
(4) Shakin' Stevens & Sunsets (75)
(5) Manhattan Melodrama (75)
(6) C'mon Memphis (77) 
EP
(7) Frantic (75) 5曲入り
(8) Sexy Ways (76) 4曲入り。C'mon Memphisと2曲重複 

その他編集盤(発売年はCD盤による。アナログ盤の存在は未確認)
(a) Sugaree (87)
(b) Outlow Man (不明)

 曲名の最後にカッコ書きで記載した番号が、それぞれオリジナル盤の番号に対応しています。 

 今回も予想外の結果となりました。
 またしても、初出不明曲が多数収録されていることが判明したのです。

 最初に取り上げたRock Mastersは、77年のC'mon Memphisと75年のEP、Frantic収録曲が数曲含まれていましたが、初出不明曲が多数ありました。
 Rock Masters : I Rockedは、さらにその傾向が顕著で、ほとんど初出不明曲ばかりでした。

 そして、今作でも同じ傾向が読み取れます。
 わずかに75年のManhattan Melodramaからの曲が含まれていますが、やはり初出不明曲が多いです。

 シェイキーのソロ成功後に出された、"Sugaree"や"Outlow Man"の収録曲が散見されますが、同様のアルバムが他にもあるのかも知れません。
 私は、内容を把握していませんが、"Tiger"、"Good Rockin' Tonight"といったタイトルのCDが出ているようです。

 そういったアルバムに分散収録されている可能性はありますが、私の知る範囲では、75年のShakin' Stevens & Sunsetsや、77年のC'mon Memphisには、まだ未CD化曲があります。

 そういった曲が含まれないまま、今回のように初出不明曲が多数存在していたことは、軽い驚きでした。 

 正直なところ、Sensets時代の音源は玉石混交というべきで、全てが推薦できるものではありません。
 ないことだとは思いますが、どこかの商売人が、ボツ曲の大量発掘を行ったという可能性も、全くないとは言えません。

 ファンは、好きなあまり、時に全てを欲しがります。
 でも、だめなものも含めて、すべて愛するのがファンです。

 しかし、ごく普通の音楽ファンの中には、今回のアイテムだけを聴いて、シェイキーを知った気になる人がいるかも知れません。
 今回の件は、シェイキー本人はどう受け止めているのでしょう。

 今回も、個別の内容について触れませんでした。
 しかし、2点ほどだけ記しておきたいことがあります。

 今作の中には、シェイキーではなく、サンセッツのメンバー(多分ピアニスト、または兄貴)がリード・ボーカルをとっている曲が複数含まれていると思います。
 そして、これは些事ですが、Jump Jump Jumpと表記されている曲は、一般的には、Mellow Saxophone(または、Everytime I Hear That Mellow Saxophone)として知られている曲でしょう。
 ストレイ・キャッツ時代からのブライアン・セッツァーのレパートリーでもあります。

 さて、3月29日に発売予定だったRed Hot And Rockin'ですが、該当日になって、アマゾンUSのページを確認すると、取り扱い不可の表示に変わっていました。
 予想通りとはいえ、釈然としない思いです。

 私は予約オーダーしていましたが、まだ、アマゾンからの通知メールは届いていません。



少し長いですが、本作のダイシェト動画です。




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