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オーギー・マイヤースさん、気をつけて

 近々、Augie Meyersの新譜が出ます。
 健康不安が心配だったオーギーですが、元気に新作をリリースするようで、嬉しいです。
 そこで、今回は、おさらいの意味で最近作を聴き返してみました。
 09年発売のこのアルバムです。


Country
Augie Meyers

1. Sometimes *
2. I Can't Believe My Eyes
3. Hey Sarita
4. I'd Be Ashamed
5. The Pain Of Her Leaving
6. I Cried My Last Cry
7. She's Not You
8. Good Chance For Romance
9. Walkin The Back Streets
10. Just Another Day
11. Just Can't Let Myself
12. Here I Go Again
13. Going Back To Tijuana *


 今回、私はこのアルバムを、いかにおざなりに聴いていたか、ということを思い知らされました。
 収録曲は、トラック1と13以外は、全てオーギー・マイヤースが書いた曲です。
 そのようにインナーに記載されています。

 ただ、そのことは推測によるものです。
 なぜなら、クレジットは、このように記載されているのみだからです。
 All Songs Written By Augie Meyers (Except Where Noted)

 つまり、特記のない曲以外は、全てオーギー作であるということです。
 ところが、曲名欄にあるのは、アスタリスク・マークのみなのです。
 このことで、トラック1と13がオーギー作ではないと分かるだけなのです。

 作者名も、楽曲出版社名も一切記載されていません。
 これは、ちょっとどうかと思います。

 実は、セッション・メンバーのバック・コーラスのクレジットのあとに、Gene Thomasの名前が記されてます。
 しかも、そのまま謝辞のような文章が続きます。
 「ジーン・トーマス、あたながどこにいようとも、つねにあなたは私のヒーローです。」
 まるで、故人や遠くへ去った人に対するコメントのようにも思えますが、私の誤訳かも知れません。
 ちなみに、原文は、Gene Thomas : Wherever You Are, Your Still My Hero です。
 Your Stillの箇所がどうも変に思えて、かってに、You're Stillで訳しています。

 そうでした、言いたいことは別にありました。
 このように、謝辞まで載せていながら、1曲目の作者がジーン・トーマスであることを記載していないのです。
 どうなっているんでしょう?

 ジーン・トーマスは、Doug Sahmも、Freddy Fenderもリスペクトしている、テキサスのシンガー、ソング・ライターです。
  
 実は、私はこのSometimesが、ジーン・トーマスの曲とは同名異曲だと思っていました。
 今回、じっくり聴いてみて、初めて歌詞が同じだということに気付きました。

Sometimes I cry when I'm lonely
Sometimes I cry when I'm blue
Right now I'm cryin' 'cause I love you
I`m cryin' 'cause you don't love me too


 私は、英語の歌詞を言葉ではなく、単にメロディにのった音として捉えていたのでした。
 というのも、この曲は、さらっと聴くと全く別の曲に聴こえます。
これは、メロディをフェイクしているというのか、リズムを変えているというべきかも知れません。

 原曲は、哀愁の三連系のバラードです。
 しかし、ここでのオーギー盤は、ツツチャチャ、ツツチャチャという、ミディアム・テンポの8ビートにアレンジされているのでした。
 いつものオルガン・サウンドに和んでしまう、明るいアレンジです。

 正しい例と言えないかも知れませんが、イメージしていただくために、サム・クックのテネシー・ワルツを思い浮かべて下さい。
 ブンチャンチャンのワルツをエイト・ビートでやった、あの曲です。
 まあ、あれ以上に別の曲に聴こえるとご理解ください。

 このアルバムは、オーギー・マイヤースのアルバムとして、平均以上の出来だと思います。
 しかし、このクレジットの不備は、やはりよくないですし、アルバム・タイトルが、シンプルにカントリーとなっているのもよく分かりません。

 自作曲は、改めてカントリーと謳うほどのことはない、いつものオーギーの曲です。
 ただ、全曲にスチール・ギターとフィドルが参加しているので、カントリー風サウンドと言えなくもないです。
 あるいは、ツーステップというか、ポルカをやっていないので、ラテン系のファンに対して、それを伝えるタイトルだったのかも知れません。
 そういえば、アコーディオンを弾いていません!

 というわけで、13曲目、Going Back To Tijuanaの作者は不明です。
 どなたかご存知の方がいらしたら、ご教示ください。
 
 録音メンバーには、ドラムで、息子のクレイ・マイヤースが、ベースでジャック・バーバーが参加していて、いつもながらアットホームな雰囲気の仕上がりです。
 ギターは、Joe Forliniと、トラック13のみ、Chris Holzhausという人が参加しています。
  
 色々と気になることはありますが、演奏内容は、とてもいいアルバムだ思います。






Chris HolzhausAugieが共演している動画です。




 関連記事はこちら  ジーン・トーマスを探して

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