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シェイキーの陽気にいこうぜ

 今回は、Shakin' Stevensの下積み時代の続編を聴きました。
 Shakin' Stevens & The Sunsets名義での3作目に当たるもので、72年に出されたものです。
 聴いたアイテムは、2ndと同じく、オーストラリアのFruitgumという会社から、02年にリイシューされたCDになります。
 かなり不安がありましたが、今作では曲名の誤記はないようです。
 このあたり、何のことをいっているかは、こちらの記事をご覧下さい。


Rockin' & Shakin'
Shakin' Stevens & The Sunsets

1. Roll Over Beethoven : Berry
2. White Lightning : Richardson
3. One Night With You : Bartholoemew、King
4. Hi Heel Sneekers : Higginbotham
5. Tallahassee Lassie : Slay、Crewe、Picariello
6. Yakety Yak : Leiber、Stoller
7. Maybelline : Berry、Fratt、Freed
8. Hearts Made Of Stone : Jackson、Ray
9. Good Rockin' Tonight : Brown
10. At The Hop : Singer、Medera、White
11. Walk On The Water : Shakin' Stevens & Sunsets
12. Rip it Up : Blackwell、Marascalo

 ただ、残念なお知らせがあります。
 インナーが、二つ折りのペラのみで、片面にだらっとした英文が記載されているだけで、録音関係のデータの記載が一切ありません。
 唯一わかるのは、プロデューサー名だけで、こちらも有名人ではないので、特段興味を惹くデータではないです。
 このような愛情のないリイシューには、イライラします。

 笑ってしまうほど、情報過多なブックレットを作る、Bear Familyには、しばしばトゥー・マッチな感じをいだいたりしますが、贅沢すぎる受け止め方だったと反省しました。
 このアルバムのそっけないつくりには、心底がっかりです。
 せっかくレアなアイテムをCD化したのですから、もう少し気合いと愛情が欲しかったです。

 というわけで、最も重要なメンバーの情報がありません。
 2ndでは、7人編成でしたが、変化があったかどうか不明です。

 前作から、メンツに加入したと思われる、Mickey Geeは、どうなったんでしょうか?
 私の聴いた感じでは、どちらとも言えないです。
 もともと、2ndでも、目立ったプレイ(チキン・ピッキング系)がほとんどなかったので、ひたすら困惑です。

 あくまで聴いた印象で言いますと、チャック・ベリー風のバッキングやオブリガードが、少し違った風に聞こえる気がしますので、ギターが交代した可能性を感じます。
 ある情報によると、今作でギターを弾いているのは、Willie Blackmoreとかいう男だという話がありますが、確たるものはないです。

 さて、アルバムを聴いてすぐに思うのは、オリジナルがほとんどなくなって、有名曲のカバー中心になっていることです。
 アンサンブルの印象は、前作とあまり変わらず、サックス、ピアノが中心で、そこへギターが被さってくる感じの50a風ロックンロール・サウンドです。
 選曲のせいもあるんでしょうが、ロカビリーっぽいギター・フレーズはなく、少し寂しく思いました。

 有名曲ぞろいなので、あまりコメントすることがないですが、あえて数曲に触れますと、White Lightningは、ホンキー・トンク・カンリー・レジェンドのGeorge Jonesの59年の初のNo.1カントリー・ヒットのカバーです。
 ただし、サンセッツ盤は、エレキ・ベースの音とか、全くマール・トラヴィスしないギターとか、ものたりないです。

 スマイリー・ルイスのOne Nightは、完全にエルヴィス盤をお手本にしていて、というか、エルヴィスのそっくりさんぶりが顕著です。
 そして、前作でのThat Is Rock And Rollに続き、今作でもリーバー、ストーラー作、コースターズのYakety Yakをやっているのが、大変興味深いです。
 これは誰の趣味なんでしょうか?

 前回も言いましたが、この曲とかAt The Hopとかの選曲は、シャナナやボッパーズを連想してしまいます。…しかし、勇気ある選曲が、私は好きです。

 Hearts Made Of Stoneは、ご想像のとおり、John Fogertyがやった、Hearts Of Stoneのことです。
 同じ曲ですが、パフォーマンスの違いは恐いもので、普通の曲に聴こえます。
このあたりは、伴奏の出来もありますが、Shakyのボーカル・スタイルが未完成なのかな、とも思いました。

 全体的には、グッド・ロッキンなアルバムで、充分楽しめますが、特筆するような非凡さに欠け、また2ndと比べ、選曲の面白みが希薄になったとも思いました。
 シリアスなロックンロールっぽさは増しましたが、2ndが持っていたバラエティに富んだ楽しさが後退しています。

 2ndには、スラッピン・ベースもありましたが、本作ではエレキ・ベースがブンブンいっているのみです。
 実は今、このあたりの印象を再確認するため、2ndを聴き返し始めたのですが、やはりギターリストは別人だと確信しました。
 ベリーのカバーでの伴奏を比較すると、はっきり印象が違います。
ベースも変わっている可能性を感じます。

 両作のサウンドを下支えして、要となっているのは、やはりピアノとサックスだと思います。
 現時点では、前作2ndの方に、私は軍配を上げたいですが、もう少し聴きこむ必要があるかも知れません。

 なお、触れ忘れましたが、Tallahassee Lassieという曲のみ、私には全く未知の曲です。

こちらは、ちょっと迫力に欠ける感じなのが残念です。



こちらは、物まねっぽいてすが、名人級の物まねだと思います。



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