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2017年05月15日
帝一の國
とても良くまとまっていた!
題名:帝一の國
公開年:2017年
上映時間:118分

生徒会長になれば将来の入閣が約束された男子校で、野心ある者たちが生徒会長の座を奪い合うコメディ映画。人気若手俳優を揃え、それぞれが個性的なキャラクターを好演している。一見おバカ映画のようだが、生徒会長になるためにどの先輩に媚びるかなど、シニカルな作戦が深みを出しており、感動的な場面もしっかりある。
とてもいい映画
◎あらすじ
国内屈指の名門校である海帝高校で生徒会長の座に就いた人物には、将来の入閣が約束されていた。首席で入学を果たした新入生の赤場帝一(菅田将暉)には、いつか総理大臣になって己の国を作り上げるという大きな野望があった。彼は2年後に控えた生徒会長選を見据え、全国から集まったトップエリート800人の高校生相手に戦いを挑む。
シネマトゥデイ
監督は永井聡氏、主演は今最も勢いがあると言っても過言ではない俳優、菅田将暉さん。
原作は古屋兎丸氏の同名漫画です。古屋氏と言えばライチ☆光クラブですが、帝一は終始ずっとコメディです。
![]() | 価格:400円 |

原作漫画は14巻で完結しており、私は7巻くらいまで読んでいたような気がします。
ぶっちゃけ、自分には合わなくて脳死状態で読んでいたので(申し訳ありません)、なんとなくの設定しか覚えていませんでした。
友人には原作好きな人も多いので、本当に好みの問題だと思います。
予告↓なんか真面目そうな作品に見える。
◎ネタバレしない程度に
個人的には原作より実写版が好きという稀有な作品です。
原作の良さを実写を通して知ったというか…。
原作では帝一一年生〜二年の生徒会選挙までを描き、学年が上がると個性的な後輩が入学してきたりするのですが、映画では主に一年の時の攻防戦に重きを置き、二年の選挙戦はサラッとやって原作と同じラストを迎えるという流れでした。
私は個性的な後輩が入学してきてキャラが増えたあたりで脱落したので、映画の構成がありがたかったです。
一年の話だけを描いて、ヒットしたら二年の話を作るかみたいなスタンスなのかと思っていたので、潔く原作ラストまで描いてくれたのも嬉しかったです。
とにかく、俳優の皆さんが本当にハマり役で感動でした!
キャスティングにミスがない!演技クソみたいな人もいない!感動!
誰やねんみたいなジャニーズもいない!感動!
帝一は原作からして女性向けで映画も人気若手俳優ばっかり出てきて、女性のメインキャストは帝一の彼女だけなので、男性には向かないかなと思っていましたが、男性でも十分楽しめると思います。
実際映画館には男性客も多く見られました。
原作よりは男同士の絡みが少ないので、接しやすい映画となっております。
生徒会選挙に命を燃やす生徒たちは傍から見たら「なんでそんな頑張ってんの?」という感じなのですが、実際観始めると世界観にのめり込んで「がんばれがんばれ!」と応援してしまいます。
生徒会長の権力者感がツボ。
右翼オーラ溢れる伝統ある男子校の雰囲気が個人的にはとても好きです。
「拍手!やめ!」で行われる素早い拍手とか「架空切腹」とかわけわからんワードにニヤニヤしちゃいました。
主人公帝一の生徒会長にかける熱い思いに隠された気持ちには普通に泣きそうでしたし、ラストの終わり方も普通に(おお〜〜)って思いました。
ただ、エンドロールで帝一の彼女・美美子が曲に合わせて踊るんですけど、
踊るの美美子だけなんかい!!
という気持ちでいっぱいになりました。
ひたすら管田くんが出てくるの期待して観てしまった。
ヒロイン以外は忙しかったのかな…。
◎総評
服装ダサいキャラの帝一も管田くんだとオシャレに見えちゃいますね。
⇒熱い夢を持てる目次

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2017年05月07日
複製された男
途中まではまぁ…。
題名:複製された男(原題:ENEMY)
公開年:2013年
上映時間:90分

自分と同じ顔をしている男を見つけてしまった大学教授が、その男を接触をはかろうとする映画。途中までテンポこそないが、謎は気になる展開。しかし、意味深なシーンが多いにも関わらず、伏線回収が甘くオチも納得できない。
微妙な映画
◎あらすじ
何も刺激のない日々に空虚なものを感じている、大学で歴史を教えているアダム・ベル(ジェイク・ギレンホール)。
ある日、何げなく映画のDVDを観ていた彼は、劇中に出てくる俳優が自分自身とうり二つであることに驚く。
彼がアンソニー・クレア(ジェイク・ギレンホール)という名だと知ったアダムは、さまざまな手を尽くして彼との面会を果たす。
顔の作りのみならず、ひげの生やし方や胸にある傷痕までもが同じであることに戦慄(せんりつ)する。
シネマトゥデイより
監督はドゥニ・ヴィルヌーヴ氏、主演はジェイク・ギレンホールさんです。
原作はジョゼ・サラマーゴ氏の小説のようです。存じ上げずにすみません。
テーマはとても面白いなと思います。
↓予告。
◎ネタバレしない程度に
なんとなく面白そうだからという感覚だけで観た映画です。
結果としてそんなに面白くはありませんでした…。
たまたま観たDVDに自分とそっくりの男を見つけてしまい、気になりすぎて調べまくって男の家に電話までかけてしまう大学教授の話です。
普通にストーカーだし教授気持ち悪いなと思いましたが、そこには目をつむりましょう。
淡々としてる展開に慣れれば、途中まではなんだかよくわからない不気味さがある映画なので結構謎が気になります。
(うわ、このシーンめっちゃ意味深!どういうことなんだろう…)
(このシーン不気味!気になる〜)
とか、思いながら観てたんすよ。
で、最後まで観たんすよ。
そしたら
良くわからない!!
全然良くわからない!!!
あのシーンは何だったの!?
っていう気持ちで一杯になりました。
ほんまぶん投げエンドというか、謎の置き去りエンドというか…。
オシャレ映画なのかなぁ…。
なんか不気味さとオシャレさがある映画ではありますね…。
ネタバレになるので言えないですが…意味深なシーンは多くて気になるけど、
オチは既視感があるし…意味深なシーンは良くわからない…。
頭が文学的なら…わかるのかもしれない…。
◎総評
謎は気になる。
![]() | 価格:2,922円 |

⇒複製された目次

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2017年05月03日
犯人に告ぐ 何となく観た割には
なんだかんだトヨエツを初めてまともに観た
題名:犯人に告ぐ
公開年:2007年
上映時間:117分

過去の失態から左遷されていた刑事が、連続児童殺害事件の解決策としてテレビに出演する映画。劇中に題名を言うシーンがあるのにそのシーンはあまり盛り上がらないのが残念。全体的に緊張感や盛り上がりには欠けがちで、期待して観ると不完全燃焼になるが、BGM感覚だと楽しめる。
まぁまぁな映画
◎あらすじ
川崎で起きた連続児童殺害事件で“BADMAN”と名乗りテレビに脅迫状を送りつけた犯人が、3件目の犯行後、こつ然と姿を消してしまう。
捜査に行き詰った警察は捜査責任者の巻島(豊川悦司)をテレビに出演させ、犯人に直接語りかける“劇場型捜査”を決断するが、犯人を挑発する巻島の発言に報道は加熱し、日本中が混乱に陥る。
シネマトゥデイより
監督は瀧本智行氏、主演は豊川悦司さんです。
トヨエツさんが出てる作品をちゃんと観たことなかったので、借りて観ました。
あとなんか、題名がキャッチーだったので。
原作は雫井脩介氏の同名小説。
映画版はぶっちゃけフツーだなぁと思いましたが、原作小説はとても面白い模様。
今度読みます。
![]() | 価格:198円 |

↓予告。
◎ネタバレしない程度に
なんとなく借りてみたんですが、わりと面白かったです。
原作未読なので、「原作と違う!」と心乱されることもなく平和に鑑賞。
児童誘拐事件の手柄が欲しい主人公が、失態犯して左遷されて6年後に現場に呼び戻される映画です。
全体を通して、ここがダメ!というポイントは特にないのですが、ここが良い!というポイントも特にないという映画です。
何となく借りたにしては面白かったけど、つまりは普通の映画でした。
最初は腰を据えて観ようと思っていたのですが、途中から他の作業をしながら鑑賞していました。
台詞が無いところで重要なシーンがあるわけでもないタイプの映画です(たぶん)。
テレビで現役捜査官の主人公が、犯人を挑発ししっぽを出させるのがストーリーの主軸で、しかしながらそんなにテレビ呼びかけシーンが盛り上がらないのが残念でした。
あと主人公がテレビに出たせいで、自分の番組視聴率が下がりイラついて足を引っ張ろうとする女キャスターが出てくるのですが、この女の演技力がクソ味噌でこっちがイラつきました。
美人が年齢の壁にぶつかって見苦しい働きをする、という役なのにそもそもいい女感が無くて感情移入が出来ない。
あと事件自体は重い連続殺人なのに、作品を通して重さや暗さが少ないのが肩すかしを食らった気分になりました。
もっと泣き喚いたりするシーンが多いと思ってたのに…。
逆に言えば、ライトな気持ちで観られるというプラス面があります。
文句はちょっと出ましたが、全体としては普通、普通に観られるレベルの映画です。
◎総評
作業用映画としては優秀。
![]() | 【4/28 20時から5/9 10時まで★ポイント10倍★☆期間限定】犯人に告ぐ [豊川悦司/石橋凌]|中古DVD【中古】 価格:350円 |

⇒劇場型の目次

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