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2016年11月21日

この世界の片隅に感想

戦争のある日常を素晴らしく表現した映画

題名:この世界の片隅に
公開年:2016年
上映時間:126分

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可愛らしい絵柄で、流れる日々を丁寧に描きつつも無駄な場面は全くないというすごい映画です。戦争にスポットライトを当てるのではなく、あくまで一般人の日常を描いた作品。
素晴らしい映画


◎あらすじ
1944年広島。
18歳のすずは、顔も見たことのない若者と結婚し、生まれ育った江波から20キロメートル離れた呉へとやって来る。
それまで得意な絵を描いてばかりだった彼女は、一転して一家を支える主婦に。
創意工夫を凝らしながら食糧難を乗り越え、毎日の食卓を作り出す。
やがて戦争は激しくなり、日本海軍の要となっている呉はアメリカ軍によるすさまじい空襲にさらされ、数多くの軍艦が燃え上がり、町並みも破壊されていく。
そんな状況でも懸命に生きていくすずだったが、ついに1945年8月を迎える。
シネマトゥデイより


監督は片渕須直氏。
まさか『BLACK LAGOON』シリーズの監督さんだったとは知りませんでした。温度差に風邪引きそうなくらい驚きました。
すずを演じたのは『あまちゃん』で一躍有名になった能年玲奈さん改め『のん』さんです。
事務所とモメて仕事を干されていましたが、契約が切れたことで芸名を変えての再出発。初仕事がこの映画の声優、ということですね。

原作はこうの史代氏の同名漫画です。
全三巻ですが、映画ではカットされている部分も多いみたいですね。
繊細で可愛らしい絵柄は映画で綺麗に表現されていました。

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感想(39件)



買って読みました。4.5頭身くらいのデフォルト絵が可愛らしく、とても良い雰囲気でした。途中出てくる遊郭のりんさん以外のエピソードはほぼ忠実に映画になっていました。

↓予告です。


◎ネタバレしない程度に
予告は戦争映画とは思えないほどのどかで、実際映画本編ものどかなシーンがとても多いです。
戦争をテーマにしながらも日常にスポットライトを当てている珍しい作品でした。
〇年〇月と画面上に出るので時系列が掴みやすく、今何歳なんだ!?とか何年経ったんだ!?とかいちいち気にすることはなく見やすいものとなっていました。

前半は主人公・すずの子供時代〜北条家に嫁ぐくだりが描かれます。
すずのボーっとした憎めない性格を丁寧に表現しており、ほのぼの日常アニメを観ているようでした。
後半はそのほのぼのとした日常に戦争が入り込んできます。ですが、『火垂るの墓』のような暗い鬱展開になっていくわけではありません。内容としては前半と同じくすずを軸にした日常生活です。
この日常に侵食してくる戦争の表現がリアルで、戦争中にこんな平和な日々があると考えたことがありませんでしたが、実際戦争というものが始まったら普段の日常はそのまま流れていくのかもしれないと気付かされました。

広島の原爆投下を描く作品ですが、主人公を広島から少し離れた呉に置くことで、悲劇の当事者ではなく悲劇を近くで経験した者の視点で展開させる新しい戦争映画となっています。
直接的に戦争の恐ろしさを描くのではなく、あくまで『戦争のある日常』を描き切った作品です。
後半はつらい出来事も増えますが、それでも主要人物たちはそれを乗り越え懸命に生き、最終的には希望の見える終わり方をします。

主人公を演じたのんさん。
演技が自然で、とぼけた感じがすずのイメージにぴったりでした。
すずの優しさもやるせなさも怒りも悲しみも全てを的確に表現していて、やっぱり干されてるのは勿体無いと感じました。
本当にすずに命を吹き込んでいると感動しました。

あとオープニング曲の『悲しくてやりきれない』がいきなり涙腺を刺激してくるとんでもない曲でした。
ザ・フォーク・クルセダーズの曲で様々なアーティストがカバーしています。
『この世界の片隅に』ではコトリンゴさんが歌っており、この透き通っていながらも少しかすれた声がホント泣けた。

↓『悲しくてやりきれない』byコトリンゴ



長々と書きましたが、語彙力が足らなくて良さが伝えきれてないと思います。
人間がこの世で生きていくということが、残酷ながらも美しくのどかに描かれた素晴らしい作品でした。
是非観ていただきたい映画です。

◎雑談
『この世界の片隅に』はクラウドファンディングで作られた映画なんですよね。
インターネットを通じて不特定多数の人々から資金援助を得て作られた、ということが、作品の価値をさらに上げているような気がします。
大手の出資があると、金を多く出した会社の言うことを聞かなければならないという弊害があります。仕方のないことだと思いますが、大手出資会社の意見が映画をダメにしているとも言われています。
ヒットしやすくした映画、ではなく、ヒットするかはわからないが作るべき映画。
それが『この世界の片隅に』なんだと思います。
現在、少ない劇場数ながらヒットしていることがとてもうれしいです。

◎総評
3回は泣いた。


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2016年11月20日

悪の教典感想

シュールな笑いが起きる映画

題名:悪の教典
公開年:2012年
上映時間:129分

※R15作品です。

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原作の良さも殺していくタイプの殺人映画。サイコパスって言っとけば何してもいいと思っているのか?と思ったが、それは原作もそうかと思いなおしました。
ダメな映画


◎あらすじ
ハスミンというニックネームで呼ばれ、生徒たちから圧倒的な人気と支持を集める高校教師・蓮実聖司(伊藤英明)。
生徒だけでなく、ほかの教師や保護者も一目を置く模範的な教師だったが、その正体は他人への共感や良心を持っていない反社会性人格障害者であった。
学校と自身に降り掛かったトラブルや障害を取り除くために、平然と殺人を犯しては校内での地位を強固なものにしていく蓮実。
しかし、ささいなミスから自身の凶行が知られそうになってしまう。
それを隠そうと悩んだ彼が導き出した答えは、クラスの生徒全員を殺すことだった。
シネマトゥデイより


監督は何でも撮る三池崇史氏、主演は『海猿』などで有名な伊藤英明さん。
その他二階堂ふみさんや染谷将太さんなど若手実力派俳優がご出演してます。

原作は貴志祐介氏の同名小説です。
上下巻あるので結構なボリュームでした。

「ふー!これめっちゃおもろいやんけぇー!!」

と一気読みしたんですが、何が面白かったのかとかどこがどういう風に良いのかとか聞かれると返事に困りますね。
人間の心理描写が凄いわけでも絶望の先に希望が見える話でもないですからね。
ジェットコースターのような興奮を得られる小説、みたいな。
「うわぁぁすげぇえー!!ひゅー!!」
とはなるけど
「この回転の速度と角度が…」
という話にはならないという。
山田悠介氏の上位互換みたいな。
ちょっとどちらのファンからも怒られそうですね、すみません。


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感想(0件)




映画はぼっちクリスマスにDVD鑑賞しました。
ぼっちを紛らわせてくれるかなと思いましたが、そうでもなかったです。


↓予告。


◎ネタバレしない程度に
原作好きな人はぷんぷん丸じゃないかなと思いました。
原作の良いところを削りつついらないオリジナルを入れてみたよ☆という映画でした。
全体的に安っぽい。
なんだその語りかけてくる銃は!?いなかったよそんなの!
なんというか、原作好きで期待してた人はがっかりですし、原作知らない人はバンバン人が殺されていってドン引きだと思います。
予告観ればバンバン死んでいくのはわかるので無理か無理じゃないか判断してからご鑑賞ください。

良かったところは原作に多いセックスシーンがほぼないところですね!
原作だと無駄に多いんですよね。そのセックスいる!?オチに関わってくる!?っていうのが。
話の根幹に関わらないセックス描写が長いと時間の無駄を感じるので、映像化にあたりカットされてるのはうれしかったです。

その代わりに原作で一切描写のなかったゲイの絡みはありましたけどね。

まぁでも、ここは良い追加かな…?うーん。
絡みっていうか一人芝居かな…?うーん。
あまり言えませんが、とりあえず俳優さんが良い演技をしていました。

観ていて一番笑ったのが山田孝之さん演じる体育教師です。
原作だともっと出番があったのに大幅カットで訳わからないキャラクターになっています。
女子生徒を脅して手を出しているクソみたいな教師なのですが、山田さんがわりと普段の山田さん(?)で演じているので

(かっこええやん…?なんかクールだし…)

って思ってしまいましたね。
てかほんとに出番少ないし誰がやっても良かったと思う。
手を出してた女子生徒のパンツ嗅ぐシーンは本当に必要だったのだろうか、それだけが疑問です(それだけではない)。

◎雑談
元AKBの大島優子さんが「命が簡単に奪われて涙が出ました。この映画嫌いです」みたいなことを言ったというエピソードがありましたね。
仕事で観てこの感想ですから台本ありきの話題作りと言われていますね。
確かに無名AKBではなくAKB代表が泣いたというところに作為を感じますね。

どっちにしろ出来の良い作品ではないので泣いても笑ってもいいと思います。
私は苦笑でした。

◎総評
山田さんの無駄遣い。


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2016年11月19日

KILLERS/キラーズ 感想

R18とも思えない微妙な…

題名:キラーズ(原題:KILLERS)
公開年:2013年
上映時間:138分

※R18作品です。
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日本とインドネシアの共同制作。R18だからといって警戒するほどでもない。前半はテンポよく面白いが後半になると何したいのかわからなくなってくる。
微妙な映画

◎あらすじ
生活感をまったく感じさせない部屋に女を連れ込んでは殺害し、その様子を余すところなく撮影する野村(北村一輝)。
一方、ジャカルタで政治の腐敗や不正を人々に知らしめようと奮闘するフリージャーリストのバユ(オカ・アンタラ)は、動画サイトにアップされていた殺人映像を目にする。
目を覆いたくなるほどむごいものだが、目を向けずにはいられない美しさを誇る、その映像に魅了され、彼は殺人に手を染めるように。
東京とジャカルタ、遠く離れた場所に暮らす彼らだったが、次第にその距離を近づけていく。
シネマトゥデイより


日本とインドネシアの共同制作のバイオレンス映画です。
監督はモー・ブラザースというコンビのティモ・ジャイアント氏とキモ・スタンボエル氏、主演は北村一輝さんとオカ・アンタラさん。

公開前に観に行こうか悩んでいましたが、北村一輝さんも登壇する舞台挨拶があるというので、急いでチケットを買った作品です。
生の北村さんは顔がめっちゃ濃くて顔力が凄かったですね。
平凡な人生を歩む私のような人間とは、一生生きるフィールドが違う顔してましたね。

まさにご尊顔ですね。

あとでんでんさんも生で観られてうれしかったです。
過激な役が多いですが可愛いおじいちゃん(おじさん?)でした。

↓予告です。割と刺激が強めです。


◎ネタバレしない程度に
R18ですが、そんなに身構えるような内容ではありませんでした。
予告でバイオレンスシーン出切ってますね。

北村さんが女性を自宅の拷問部屋で殺して動画上げてるんですけど、拷問器具めっちゃある割にほぼ殴殺です。
生きたままの解体とかあったらマジ無理だわヤバいわ死ぬわ…。ってビビッてましたがその所は全然大丈夫でした。

というか、その陳列された拷問器具なんだよ飾りか?

インテリアでしたね。
いえ、私としてはインテリアで良かったですが。

観てみたいけどR18だもんなぁ〜怖いなぁ〜と思っているみんな〜!
KILLERSなら(たぶん)大丈夫だよ!


逆にR18に期待していた方々は拍子抜けだと思います。
恐怖とかグロさとか痛みとか、そういったものはあまり感じられません。
共感できる部分と言えば、北村さんに誘われて自宅に行きたくなる女性の気持ちだけはわかりました。

殺人動画に影響されてジャカルタの人が殺しを始めるとかいうストーリーですが、ジャカルタの人の殺人動機は復讐ですし根本的に北村さんとは違います。
「俺と同類だ」と北村さんは言ってるけど一回も同類だなと思えなかったというか。
物語が進むにつれてどんどん大味になっていくんですよね。

何かもう北村さんはなんでジャカルタ行ってんのかわからないし、でんでんさんが登場する必要があるのかもわからない。
途中で殺した女性の肉食べてるみたいなシーンもありますが、食人が主題でもないんですよね。
ジャカルタの方は復讐っていうテーマがあってわかりやすいんですけどね。
北村さん何したいんだっていう。

主題なんて関係ねぇ、人殺しがテーマだよ!って言われたらまぁ、確かに…っていう。

でも、だったらもっと人殺しを楽しんでいる描写があった方がいいかなぁって思いました。
オチもコメディみたいな感じで(え?結局何なんだったんだ?)っていう。
後半どんどん微妙になっていきますね。
北村さんを生で観られるなら別ですが、基本DVDレンタルで十分な作品だと思います。

◎雑談
ジャカルタの方の主人公が途中強姦の被害に遭うんですが、抵抗するジャカルタ主人公に強姦犯が

「ここはジャカルタだぜ!!!」

って言いながら襲うんですよ。
強姦に遭う原因が「ここがジャカルタだから」っていう。
ジャカルタ怖すぎて意味わからないなって思いましたね。

◎総評
北村さんはカッコいいです。

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2016年11月12日

ミュージアム感想

日本版セブン

題名:ミュージアム
公開年:2016年
上映時間:132分


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轢かれようが何されようが立ち上がる主人公がタフ過ぎる映画。和製セブンだけどやっぱりセブンの方が面白い。割とすぐ犯人が顔を出すので、犯人の不気味さよりも人間臭さが目立ったのが残念だった。
まぁまぁな映画

◎あらすじ
現場に謎のメモが残される猟奇殺人事件が矢継ぎ早に発生するが、その事件は雨が降る日のみ起こっていた。
一連の事件の関連性を察知した沢村久志刑事(小栗旬)は、自分の妻子が狙われていることを知る。
やがて、カエルのマスクをかぶったカエル男の存在が浮かび上がり、犯人に近づいていく沢村だったが、カエル男の仕組んだわなにはめられ窮地に陥り……。
シネマトゥデイより


監督は『るろうに剣心』の実写版で有名な大友啓史氏、主演は小栗旬さんです。
原作は巴亮介氏による同名漫画です。
カエルの被り物をした男が手間のかかる人殺しをしていく話です。語弊はあります。

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この作品、私は試写会で鑑賞しました。
普通の試写会ではなく、「他言するべからず」のような内容の文書を読んで署名するタイプの試写会で、試写会に参加したことすら他言禁止というものでした。
公開前に観客の評価を調べるためのもので(たぶん)、長いアンケートに意見を殴り書きました。

公開したら他言して良い(というような誓約書内容だったはず)ということで、何か月も前の記憶を引っ張り出してレビューしたいと思います。
(何らかに違反していた場合は速やかにレビューを削除致します。)

↓予告です。ワンオクのテーマ曲カッコいいですね。


◎ネタバレしない程度に
原作漫画は読んでいません、すみません。
あと公開するものと内容が変わっている可能性もある試写会だったので、もしかしたら齟齬があるかもしれません。
ご了承ください。

試写会のときは15歳以上という指定があったので、てっきりR15作品だと思っていましたがどうやらそうではない様子。
結構グロいなと思ったのですが、PG12ですらないようで驚きました。
エロさが全然ないからか…??
何の指定もないからと気軽に観るのはキツイかもしれません。
身体的責苦は大してありませんが、精神的責苦はかなりある作品です。

前半パートはカエル男が様々な人間を手間のかかる方法で殺していき、後半パートは主人公の刑事小栗旬とカエル男の対決が描かれます。

前半パートは流れが良く、どんどん引き込まれていきました。
撮り方や色作りも暗くて作品に合っています。
カエル男誰だ〜?と役者を当てたくて仕方がなかった。
松山ケンイチさんか妻夫木さんかなと思っていました。正解は妻夫木さんでしたね。

面白さはもちろんありますが、前半パートはフィンチャー監督の『セブン』を彷彿とさせるというか

(これはセブンやな…)

といった感じ。

和製セブンですね。
殺人の意味や意義についてはセブンの方がしっかりしています。
いや、全てにおいてセブンの圧勝なのですが、それは仕方のないことです。
越えられない壁というものが何事にも存在します。

安心してください、普通に面白いです。

で、後半パート。
小栗さんと特殊メイク妻夫木さんの対決です。
前半と比べると失速感がありますが、全パート緊張感は常にあり、後半は緊張のピークとなります。
ずっと手に汗握る展開でした。

アクションシーンもわりとありますし、そういうところも楽しめます。
小栗さん演じる主人公タフ過ぎますけど楽しいです。

それから役者陣の叫びがとても良かったです。
小栗さんと尾野さんのお二人は慟哭と叫び声が鬼気迫るもので素晴らしかった。
喉潰れますよ!?と心配になりました。
小栗さんなんて大体ブチ切れてるので本当に血管切れないか不安でした。
藤原竜也さん以外で血管を心配したのは初めてです。

もっとエピソード深掘りしてほしいなというところや案外あっさりしてるなと思う場面もありましたが、ラストシーンは不安になる素敵なものでした。
主人公が追いつめられる映画が好きならおススメです!

◎その他雑な感想
予告にもあるシーンで、カエル男が山崎賢人さんのネクタイ掴んで「ビルから落ちちゃうよ〜?」ってやってるところ、

そのカエル手袋、物凄い吸盤でもついてるのか?

ってくらい滑らないのが気になりました。
腕力と握力が凄すぎない?
原作通りなら仕方ないですけどね!

◎総評
なかなか良い追いつめられ邦画。

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2016年11月08日

地獄でなぜ悪い感想

血飛沫コメディ

題名:地獄でなぜ悪い
公開年:2013年
上映時間:129分


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娘を女優にしたい組長と平凡な巻き込まれ青年と映画狂いの男が繰り出す血みどろヤクザコメディー。首とか腕とか飛ぶけどR指定ではないところに映倫の判断力を感じる。
なかなかいい映画

◎あらすじ
とある事情から、激しく対立する武藤(國村隼)と池上(堤真一)。
そんな中、武藤は娘であるミツコ(二階堂ふみ)の映画デビューを実現させるべく、自らプロデューサーとなってミツコ主演作の製作に乗り出すことに。
あるきっかけで映画監督に間違えられた公次(星野源)のもとで撮影が始まるが、困り果てた彼は映画マニアの平田(長谷川博己)に演出の代理を頼み込む。
そこへライバルである武藤の娘だと知りつつもミツコのことが気になっている池上が絡んできたことで、思いも寄らぬ事件が起きてしまう。
シネマトゥデイより


監督は『冷たい熱帯魚』で有名な園子温氏、主演は國村隼さんというか堤真一というか星野源さんというか長谷川博己さんというか、みんなが主人公だぜ!みたいな映画です。

園子温監督作品は賛否両論なものが多いですね。
地獄でなぜ悪いは評判いい方の映画ですが、それでも賛否両論です。

私は映画館で大爆笑して涙止まらなくてお腹痛くなってたんですけど、笑えない人はクスリともしないのかもしれません。
「サイコー!!超面白かった!!!」というタイプと「…はぁ?」というタイプに分かれると思います。
自分と好みの似ている人にしかおススメできない映画ですね。

↓予告です。私は二階堂さんが好きです。


◎ネタバレしない程度に
ほんとに映画館で大爆笑して画面観るのつらかったんです。
サイコパス友人のマツダさんとひぃひぃ言いながら観てたんですよ。
でもDVD借りて家で一人で観てたら別に笑えなかったんですよね。
内容を知っているにしても笑ってないな自分、という感じで。

サイコパス友人の力が偉大なのか…?

とも思いましたが、映画として普通に面白い作品です。

もちろん合わない人には全然合わない映画です。
パクチーみたいな映画(うまいこと言えてない)。
簡潔に言えば血糊祭りのグロコメディです。

役者さん各々キャラクターが濃くて面白い。
國村さんはものすごくナチュラルにヤクザですし、堤さんはカッコ可愛いヤクザが新鮮でした。
長谷川さんのキチ〇イ染みたキャラは本当にお似合いで、星野さんの気の弱い巻き込まれキャラは素材の良さを存分に発揮してらっしゃいます。
二階堂さんは若手とは思えない度胸を遺憾なく発揮した啖呵切り、可憐さ、エロさ!
若手女優一、肝の据わった役者だと思ってます。

平凡な青年がなんやかんやヤクザの抗争に巻き込まれ、全く別で進行していた映画狂いの青年たちとのストーリーとリンクしていき、最終的にみんなにスポットライトが当たる。
流れもスムーズで、バイオレンスシーンは多いものの気楽に観られる作品です。

園子温監督作品の中では、頭空っぽで楽しめる数少ない作品ではないでしょうか。
エロシーンも珍しく少ないですし!(多い方がうれしい方は期待しないでください)

とりあえず作品が合わなくとも、星野さんが歌ってらっしゃるテーマ曲はとてもいい曲です。
星野さんの大病を思うと心にグッとくる深い歌となっています。

↓『地獄でなぜ悪い』


◎その他雑な感想
いくらギャグとはいえ、グロいの駄目な人はドン引きだと思います。
腕とか脚とか飛びます。
血糊だな〜人形だな〜と軽い気持ちで観ると楽しいです。
あと二階堂さんがセクシー。可愛い。
友近さんが國村さんの奥さん役で出ています。とてもお似合いな良い役。

◎総評
バカ映画なんで!そういう気持ちで!観てください!

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2016年11月03日

ファイト・クラブ感想

平凡な日常にキツいパンチを

題名:ファイト・クラブ(原題:FIGHT CLUB)
公開年:1999年
上映時間:139分


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不眠症の神経質サラリーマンが謎の女と謎の男に出会い、性格が変わっていく映画。殴り合いの喧嘩に生を感じ、どんどんのめり込んでいく姿がなかなかに気味が悪い。
とてもいい映画

◎あらすじ
不眠症に悩む若きエリートのジャック。彼の空虚な生活は謎の男、タイラーと出会ってから一変する。自宅が火事になり、焼け出されたジャックはタイラーの家へ居候することに。
「お互いに殴り合う」というファイトにはまっていく二人のもとに、ファイト目当ての男たちが集いあうようになる。
そして秘密組織"ファイト・クラブ"がつくられた!
amazonより


チャック・ポーラニック氏の同名小説の映画化である本作。
監督は『セブン』でお馴染みのデヴィッド・フィンチャー氏。
主演はエドワード・ノートンさん(最近では『バードマン』にご出演)と、みんな大好きブラピ(最近ではアンジェと離婚騒動)です。

私はデヴィッド・フィンチャー監督の作品が大好物で、『セブン』と『ゴーン・ガール』は
「うへへへっへへへぇえへへっ」
となりながら観ます。
気持ち悪いですね。

でもファイト・クラブはなかなか観る気が起きなかったんですよね。
あらすじ読んでも興味が出ないというか。

(男同士の喧嘩か…ふ〜ん…)

と後回しにして生きてきたんですが、『ピエロがお前を嘲笑う』を観た後に「ファイト・クラブのポスター出てくるし、意識してるのはわかるけど全然作品が及んでない」というレビューを発見し、

(あれ?ファイト・クラブって脳筋喧嘩ものではないのか!?)

期待を胸にファイト・クラブを即行TSUTAYA レンタルしました。
で、観終わって思ったことは

「これ脳筋喧嘩ものだと思って観ないまま何年も過ごしてた奴ただの馬鹿だろ、私です」

↓予告です。字幕が無いのは勘弁してください。


◎ネタバレしない程度に
これはネタバレを知らずに観るのが一番だと思います。

「ふぁっ!?」

という感覚を楽しんでいただきたい作品です。
今となっては観たことのある作風ですが、もう17年前の作品なので第一人者的なポジションなのではないでしょうか。

主人公は不眠症に悩んでいること以外は、平凡な人生を歩んでいました。
しかし、タイラー(ブラピ)との出会いで少しずつ彼の日常は崩れていきます。
最初は変人だと嫌っていたマーラ(ヘレナ・ボナム・カーター)にさえ気持ち悪がられるほどに変貌していきます。

その流れの描き方が絶妙で、日常に侵食してくる非日常がリアルで恐ろしい。
無害だった主人公がこんな部下いたらやだな〜というサラリーマンになっていくのが観ていて怖い。

ファイト・クラブという名の通り、暴力的なシーンや過激なシーンは多いですが、ただの暴力映画ではありません!
公開当時は評価されてなかったどころか、あまりに暴力的だと非難された上に製作費を回収できずにフォックスの重役が何人も解雇されたといういわくつきでした。
その後、多くの社会問題を内包した社会派映画として評価されていきます。
時間の経過とともに再評価された作品なんですね。
カリオストロの城的な。

映画の冒頭に『WARNING』と全文英語で表示される警告文、これも痺れる内容です。

・和訳(合ってなかったら申し訳ない)
警告

『もしこの文を読んでいるのなら、これはあなたに向けた警告です。あなたがこの無駄な警告を読む1秒1秒、あなたの人生の大切な時間が奪われているのです。他にすることはないのですか?この瞬間をより良く過ごす方法を考えることができないほど、あなたの人生は空虚なのですか?それとも、権威を見せつける者なら誰でも信頼し尊敬し感服してしまうのですか?あなたは読むべきものを全て読むのですか?考えなければならないことを全て考えるのですか?欲しいはずだと言われたものを買うのですか?アパートから出ろ。異性と会え。過剰な買い物と自慰をやめろ。仕事を辞めろ。喧嘩を始めろ。生きていることを証明しろ。自分の人間性を主張しないなら、お前は統計の一部になる。警告はしたぞ。タイラーより』

まぁ要するに『こんな無駄な文、読んでんじゃねぇよ』ってことですね。
和訳のために物凄く真剣に読んでしまいましたけどね。
映画を観終わってから深読みすると、主体性を持たない人間への警告であり、無価値な価値観を破壊しろといったメッセージなのかなと思いました。

この作品はサブリミナル効果が活用されています。
ブラピ登場の前に四回ブラピが画面上に現れているという仕掛けがあるのです。
ただのお洒落な演出というわけではなく、ストーリーを補完する意味合いがあるので探してみましょう!

それから、主人公の名前について。
あらすじには「ジャック」と出ていますが、ジャックという名前だという記述は作中一切ありません。
こういう細かい設定もストーリーに関わってくるのですが、ほんとに綺麗に伏線を張ってるなぁと関心します。

◎その他雑な感想
作中一番可愛い顔した彼↓
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癒しフェイスだな〜役名もエンジェル・フェイスだしな〜と思ってたらジャレッド・レトだった。
ジョーカーと顔違い過ぎてわからなんだ。

あとヘレナ・ボナム・カーターさんは阿婆擦れ演じるのがうますぎる。

◎総評
面白いから観てね!

面白い映画が多めな目次


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