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2016年08月20日
歌謡 艶漢
歌って踊って何でもアリ!
題名:歌謡倶楽部艶漢
公開年:2016年
上映時間:1時間50分
※ネタバレは雑でぇす!!

以前にもレビューした艶漢のミュージカル版、というか歌謡版です。
艶漢をご存じない方へ簡単に説明しますと、
アングラなエログロで男同士の顔が近い漫画でございます。
BLではありません。
BLではありません。
↓こんな絵柄の漫画です。絵が綺麗で面白いです。
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以前の舞台版は完成度がとても高く、私はテンション上がりまくりでその興奮が冷めていないうちに今度は、
「歌って踊る艶漢やります!!」
との告知を受け、「ヒューーーー!!!!!」となっていました。
しかし、冷静になってみると
(え、歌って踊る…?つまりミュージカル…?)
(ミュージカルは舞台よりさらに耐性がないんやが…)
(『お前を〜愛して〜る〜♪♪』みたいなこと?違う??)
色々考えた末に出た結論は
「だいたいキャスト変えるんだろ?それはなぁ〜〜〜〜!!」
でした。
公式様:「キャストは全員続投です!!」
私:「チケット買います」
◎内容について
一つ不安だったのは、公式発表のビジュアルがみんなタキシードをきっちり着ているという点でした。
まさか、今回のは脱がないのかな…って不安になりました。
いや、別にイケメンの裸観に行ってるわけじゃないんでいいんですけどね(八割嘘)。
で、実際に観に行ったらですね…。
前の舞台より脱いでた。※主観
タキシードいつ着るのかと思ったら最後だけじゃないですかー!ヤダー!!
嫌じゃないです、ありがとうございます。
詩郎のマッパ…。
安里のおしり…。
イケメンの上半身…。
前回の舞台とは違って、完全に娯楽としての艶漢という感じです。
ストーリーはあってないようなもんで、艶漢のキャラクターたちが繰り広げるコメディと歌&ダンス!何も考えずに楽しめよ!!というのがひしひしと伝わってきました。
一言で表すと、
健全なストリップショーみたいだった。
衣装替えの幕が下りている間、日替わりキャストと詩郎&安里がファンサービス?のようなことをしてくれるのですが、その内容が『喘ぎ声大会』で、会場が「ヒューーー



さらに『僕のバナナを剥いてください』という、指名されたお客さんが詩郎から渡されるバナナを剥いて、詩郎と安里が食べてくれるという謎の羨ましすぎるイベントもあり、会場は「ヒューーー






日本の女性、元気です。
(すこーーし男性もいたけど)
一般的なミュージカルとは違って、ストーリー性のある歌ではなく、みんながそれぞれキャラソンを歌っていくような構成でした。
テニスの王子様で言うドリームライブのような感じですかね!(にわか)
あと同時開催で原画展やっておりまして、尚先生の美しい絵に魅了されてきました。
グッズも販売されていて見事に金欠になりました。
色合いがとても綺麗で透明感がすごいんですよ…。
画力ゼロなのに真似して描いて、黒歴史の権化のような絵が出来上がったことがありましたがいい思い出ですね(死)。
◎まとめ
前回の舞台は完成度がとても高く、原作世界に浸るにはもってこいな舞台で、今回の歌謡版は、ファンがとても気軽に楽しめるエンターテインメントとなっていて笑うために観る、という位置づけだと思いました。
クオリティに限れば舞台美術などは舞台版の圧勝ですが、歌謡版には何も考えずに楽しめる良き娯楽感がありましたね。
二つとも全く違う方向で良いものだったと思います。
◎総評
これからも下手にキャスト変えないでください、お願いします!お願いします!!

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◎追記
DVD発売されました!
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2016年08月12日
セトウツミ実写映画感想
じわじわ来る
題名:セトウツミ
公開年:2016年
上映時間:75分
関西の男子高校生二人が階段に座って喋り続けるシュールギャグ漫画の実写版。オリジナルストーリーを入れようとせず、無理に話を繋げて一本のストーリーにしようともしない、原作そのまんま映画化の姿勢には感服した。原作好きなら満足する映画になっている。
なかなかいい映画。
◎あらすじ
性格は正反対だがどこかウマの合う高校2年生の内海想(池松壮亮)と瀬戸小吉(菅田将暉)は、放課後にいつも河原で話をしながら暇つぶしをしている。
くだらない言葉遊びや、思いを寄せる女子へのメールの内容、時にはシリアスなことも語り合う。
そんな二人を見守る同級生の樫村一期(中条あやみ)に瀬戸は憧れているが、樫村は内海に好意を抱いており……。
シネマトゥデイより
監督は『まほろ駅前多田便利軒』の大森立嗣氏。
主演は池松壮亮さんと菅田将暉さんです。
私は原作漫画がとても好きで、映画化(しかも実写)が発表されたときは
「ちょっと〜!これはスベるよ〜駄目だよ〜!どうせなんかよくわからないイケメン俳優使うんだろぉ〜!?」
とわりと批判的でした。
セトウツミという漫画は関西の男子高校生が淡々と喋るだけのシュールなギャグ漫画で、銀魂のような激しいボケとツッコミがせめぎ合うものではありません。
「ちょwwwwwwこれwwwww無理www死ぬwwwwヒィwwww」
ではなく
「……っふww…んんっ!」
となる作品なのです。
それを実写映画にされても構図はほぼ動かないし特に大きなストーリー展開があるわけでもないし、深夜の10分アニメか15分ドラマが最適なんだYO!
だいたい映画の出来がよくてもわざわざ劇場で観ないだろ、DVDでいいだろってなるだろ?な?
舞台挨拶で主演もそう言ってたっていう記事を読んだYO!
でも菅田将暉さんだったんで観に行きました。
予告
原作漫画は絵柄が闇金ウシジマ君系統のリアル系なのに終始シュールギャグでとても面白いです。
一旦ツボに入ると笑いが止まらなくなります。
ハマらない友人に最初から最後まで真顔で読まれて泣きそうになった思い出があります。
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◎ネタバレしない程度の感想
あらすじを読むと結構恋愛が描かれるのかと思いますがほぼ描かれません。
原作ファンならうれしい、原作ほぼまんまの構成です。
無理に話をつなげようともせず、第〇話形式で進んでいきます。
本当に深夜の15分ドラマの総集編を観ているような感覚でした。
内海が漫画よりも笑顔が多くて、瀬戸のことほんまに気に入ってるんやで!というパッションを感じました。
主演二人の演技力に全てがかかっていると言っても過言ではない作品ですが、お二方とも淡々としているようで演技はしっかりするという演技してなさそうでがっつり演技している作品でした。
語彙が足らねぇ。
面白い映画でしたが一つ言いたいのは
せめて90分やってよ!!!75分て!!!!
原作好きなら気楽に観られて楽しいと思います。
原作知らない人はDVDを借りて何となく流してみると楽しいと思います。
◎総評
原作よりもじわじわ…と後から来る。

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