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2016年02月24日
ライチ☆光クラブ(映画版)感想
ライチ☆ラライチ☆ララライチ
題名:ライチ☆光クラブ
公開年:2016年
上映時間:114分
※R15指定です。

アングラ好き御用達漫画の実写版。女子と関わり合いの無い童貞こじらせ中学生たちが、こじらせすぎて色々やらかし大変なことになっていく話。処女厨童貞中二病キングの主人公が気持ち悪い言動で笑わせてくる。たまに本当に観ていて恥ずかしい気持ちになったりする。キャストがどう見ても14歳には見えないがそこには目を瞑ろう。
まぁまぁな映画。
◎あらすじ
煙と油にまみれた蛍光町の廃工場。そこには大人になることを拒絶する9人の少年が結成した秘密基地、光クラブがあった。
醜い大人に抵抗すべく集まった彼らの世界は、最強の力と永遠の美を手にしたことをきっかけに狂いが生じ……。
シネマトゥデイより
なかなかのキャラ再現度だと思います。
舞台もミュージカルもビジュアル再現度が高く、そういった面では恵まれている作品ですね。
監督は内藤瑛亮氏、『先生を流産させる会』など。
主演は古川雄輝さん、『脳内ポイズンベリー』などご出演。
醜い大人になることを拒む14歳の少年たちの愛憎と裏切りを描いた、古屋兎丸氏の同名コミックを実写映画化したものです。
世間一般で有名な漫画とは言えませんが、アングラ界隈ではお馴染みの漫画ではないでしょうか。
世間一般の方よりはアングラ偏差値の高い私は『ライチ☆光クラブ』とその前日譚である『ぼくらの☆ひかりクラブ』上下巻、合わせて三冊を持っています。
![]() | 価格:1,382円 |

↑アングラだね!っていう絵柄です。万人受けはしませんが、コアなファンが多いです。
内容はグロ!エロ!中二病!そして何やかんや愛!を耽美で仕上げたお洒落な漫画ですね。
この漫画自体が、昔の舞台を元にしてるんですよね、確か。
古屋氏がその舞台の大ファンだったとかで、確か。
↓こちらが予告です。
◎ネタバレしない程度に(ちょっとネタバレしてる)
原作ファンからすると、なかなか良かったかなと思いました。
冒頭シーンでなんかよくわからない肉の塊みたいな化物が出てきて、
「こいつぁ…ヤベェや…」
と、その安っぽさと意味の分からない演出に口が開きましたが、それ以外はわりと良かったかなぁと思います。
どう見ても14歳には見えないキャストは仕方ないです。
声変わりとか気にする役の間宮さんはどう聞いても声変わり後の成人男性ヴォイスなのも、なんか、仕方ないです。
エロシーンもなんかR15とは思えないくらい薄めのエロでしたが、それも仕方ないです。
内臓やらなんやらボロボロ出るけど、それが安っぽいのも仕方ないです、グロさ緩和になってます。
エンディングの曲が世界観と合ってるのかどうか考える暇もないくらい激しいのも仕方ないです。
わりと原作通りに話は進み、原作における現実ではありえない設定はなんとなくありえそうな設定に変わっています。
冒頭の肉の塊のような蛇足シーンもありますが、「まぁ…いっか」といったところです。
以上は原作を読んでいる人間の感想です。原作を知らない人が観ても、大した評価はされない映画だと思います。
原作ファンなら観るといい映画、という感じでしょうか。
アングラ耐性の無い方が俳優目当てで観ることはおススメしません。
でも古川さんの演技は終盤にかけてほんとに気持ち悪くて良かったです。
◎総評
間宮さん見たいなら、ニーチェ先生を見たほうが平和でいいですね。

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◎追記
DVD発売されていました。
![]() | ライチ☆光クラブ スタンダード・エディション [ 野村周平 ] 価格:2,392円 |

映画とは全く関係の無い話ですが、初代の舞台でヒロインやってた人(ほのかりん)がゲスの極み川谷と熱愛した上に未成年飲酒で色々降板していて、ライチ史上最も有名になった感がありましたね。

※画像は舞台版初代主演の木村了さんとほのかりん。
ゲス川谷のサゲチンの威力が凄いですね。

2015年11月24日
神さまの言うとおり感想
最初は良かった
題名:神さまの言うとおり
公開年:2014年
上映時間:118分
※R15作品です。
とりあえず大量殺人をしたいんだなということだけは伝わってくる漫画の実写版。サイコパス神木以外に特に見所は無い。スタートダッシュは決められたけどその後の失速が物凄い映画。グロいの苦手な福士ファンは観ない方がいい。
ダメな映画。
◎あらすじ
何事もない日々に飽き飽きしていた高校生・高畑瞬(福士蒼汰)の通う学校に突如ダルマが出現し、命を懸けたゲームの始まりを告げる。
少しでも動いたら首が吹き飛ぶ第1のゲーム「ダルマさんが転んだ」をクリアした彼は、幼なじみの同級生・秋元いちか(山崎紘菜)と一緒に第2のゲームへと向かう。
一方世間では、ゲームから生還した生徒たちを、神の子とあがめており……。
シネマトゥデイより
同名漫画を実写映画化したのが本作です。
映画の内容としては三巻までで、原作自体は未完のようです。(読んでない)
突如命がけの不条理なゲームに巻き込まれた高校生たちが、生き残るために立ち向かうストーリー。
山田悠介氏の小説みたいな話ですね。(たぶん)
![]() | 価格:473円 |

主演はイケメン俳優で人気の福士蒼汰さん。
監督はなんでも撮る三池崇史氏。
映画の無料チケットが二枚あり、何か観に行きたいなぁと思っていたら友人のマツダさんが
「神さまの言うとおり観に行こう。グロそうだから」
と言ってきたので、観ました。
前提知識はほとんどなく、予告を観た程度です。
神木くんがサイコパス野郎を演じるということでそこは楽しみでした。
サイコパス神木フーッ!みたいな気持ちで映画館に行ったんです。
ポップコーンを貪り喰いながら、上映まで時間を潰していると、マツダさんが
「この神木くんがやるキャラ、誰か死にそうになると興奮して股間揉むらしいよ」
と言ってきて、
「こ、っこここここ股間んん?!!」
私が興奮しました。
いえ、興奮と言うと語弊がありますが、あの神木くんが股間を、と思うとテンションがおかしくなると言いますか、
まぁ、興奮したんですよね。
純白の神木、というか、汚れ仕事はしない神木、というか。
とりあえず、キスシーンも珍しいような俳優さんですからね、全然脱がないし。
脱ぐ仕事が汚れ仕事だと言いたいわけではないですが、下系のシーンがあるなんて!!と言いたい。
(賢者タイム)
福士蒼汰効果でか、女子高生が多かったですね。
◎ネタバレちょっとある
はい、第一に言いたいのはですね、
神木くん股間揉まねぇのかよ!!!
神木くんの防御力高い、わかる。
いや、そんな不純な気持ちで見た私がいけないのです。
良いんですよその設定カットでね、揉まなくても話進みますからね。

この作品レビュー、☆2.4くらいでした。
うーん、確かにそのくらいか…という感じの映画。
原作未読なので、原作ファンの方が「これでええねん」と仰るならこれでいいと思います。
しかし映画単体として見てどうなのか、というとイマイチでした。
命が軽過ぎる!という点は、不条理な殺しのゲームが題材の作品なんてそんなもんだと思うので、別に不快ではありません。
命が軽いグロ映画としては、最初のだるまさんが転んだゲームが一番面白かったです。
グロ緩和のためか血糊の代わりにビー玉がじゃらじゃら出てくるのも、そういう表現なんだなと受け入れられました。
でもその後に続くゲームは、だんだんと失速していくのが否めないですね。
だるまさん的なノリでバンバン行くのかと思ったらそうでもなく、グロ目当ての人間にとっては物足りず、そうではない人は最初から引いてる、という映画でした。(原作ファン除く)
福士さん目当てのJKが、しょっぱなのだるまゲームから小さく悲鳴を上げていて可哀想でしたが、対照的にマツダさんはだるま以外のゲームでは顔から笑みが消えていました。
終わり方も微妙で、あのキャラはなんで出てきたのかわけがわからず、続編が最初から決まっているなら良いものの、そうではないのでモヤモヤします。
グロ耐性が無いのなら、役者目当てで見るのはやめたほうが良いかと思います。
でも神木くんはキチキャラを仕上げてらっしゃるので、それは見る価値がありました。
![]() | 価格:3,488円 |

◎総評
続編出たら、股間を揉んでくださいお願いします。

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