2015年11月29日
恋空感想
ガッキーは可愛いし春馬くんはイケメン
題名:恋空
公開年:2007年
上映時間:129分
※ネタバレあります!!
「私は」という表現を「ぅちは」と書きそうな頭がお花畑の女子中学生と女子高校生にとてもウケたケータイ小説の実写版。ストーリーに悲劇要素が盛り込まれまくっているのに悲壮感が全く感じられないのが逆にすごい。これにキャーキャーしてる人間の倫理観がわからない。ガッキーが可愛いことと春馬くんの乳首が物凄く綺麗だったことしか頭に残らない。
クソ映画。
◎あらすじ
平凡な女子高生の美嘉(新垣結衣)は同じ高校に通うヒロ(三浦春馬)と運命的に出会い、瞬く間に恋に落ちるが、ヒロの元カノからの嫌がらせや妊娠など想像を絶する悲劇に見舞われてしまう。
そのうえ、ヒロから一方的に別れを告げられた美嘉は心に大きな傷を負うが、ヒロと正反対の穏やかな優(小出恵介)と出会い、心癒されていく。
シネマトゥデイより
新垣結衣さんと三浦春馬さんで送るラブストーリーです。
監督は今井夏木氏。
女性の方です。
恋空は美嘉氏のケータイ小説で、書籍化、漫画家、映画化、ドラマ化と順調にヒットした作品です。
一番有名なケータイ小説なのではないでしょうか。
![]() | 価格:615円 |

もとになった小説読んだんですが、肌に合わなさが物凄かった。
ケータイ小説にも文学的に優れた作品があるのかも知れませんが、ライトノベルもほとんど読めない私には、恋空を読むのはかなり苦行でした。
以前に『王様ゲーム』というケータイ小説を精神力だけで読み切った記憶がフラッシュバックしましたね。
王様ゲーム読んでいるときは何でもアリすぎる展開に終始眉間に皺が寄っていました。
恋空を読んでいるときは文面から香るアホっぽさに終始口が開いていました。
Yahoo映画レビューでは☆2です。
デビルマンより良い評価ですね。
恋空はクソ映画鑑賞会でデビルマンの前菜として鑑賞しました。
簡単に感想を言うなら笑えないクソ映画です。
デビルマンはバカみたいな映画に仕上がっているので手放しで笑えるのですが、恋空は何とも言えない…。
扱っているテーマが高校生にしてレイプ、妊娠、流産、不治の病という一つだけでも十分な重さなのに、とっても軽く仕上がってる映画でした。
いくらメレンゲのような軽さの映画にしてもテーマは重いので笑えないんですよね。
デビルマンはデーモンに家族を殺されたとかデーモンにされたとか、実際にそういう被害に遭った人間は現実世界にいないので何が起きても笑えます。
でも恋空のテーマは実際にそういうことを経験されている人は多くいるので、観て不快な気分にはなっても笑えはしないです。
『クソ映画』と検索してヒットする本作ですが、原作が最初からクソなので原作ファンの方からすれば良い実写版かもしれません。
気になったのは、主人公は原作では頭の悪いギャルなので、股が緩くても「ふーん」と読み進めるのですが、(ギャルの方への偏見が入っていることをお詫びします)映画だとガッキーなんですよ!
無理やり不良と清純女子高生の恋愛に仕立てようとしているところに腹が立ちますね。

お花畑レイプのシーンも真昼間から何してんだというツッコミを入れてる隙に、トラウマも何もなく図書室でセックス始める主演カップル。
この高校の図書室の管理がどうなっているのか気になります。
で、まぁ純愛だの悲劇のラブストーリーだのと宣伝されていましたが、まず愛してるなら避妊しろ!!
これが一番言いたいことですね。
収入の無い学生が無責任なセックスをすることを『愛』の一言で片づけないでほしいですね。
高校にキチンと通うこともできず、避妊せずにセックスする男性とどうやったら純愛が成立するのか、教えていただきたい。
![]() | 価格:3,324円 |

三浦春馬さんは『14歳の母』で14歳を妊娠させる役の後にこの恋空で高校生を妊娠させる役を演じています。
三浦さんには何の罪もありませんが、演じて得だったとは言いにくいです。
◎恋空の良いところ
三浦さんはイケメンだし、ガッキーは可愛い。
あとカメラワークが良かったです。
所々、演出がホラー映画のようで、図書室に忘れた携帯を探すシーンは恐怖でドキドキします。
◎総評
原作好きなら見たほうが良いです。

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