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2020年01月21日
授乳中に咳が!薬以外で治したい!!
「赤ちゃんに母乳をあげているけれど、薬を飲んでも大丈夫なのかな」
と気になりませんか?
あまりに咳が続くと赤ちゃんにも移ってしまう、
でも薬の影響が心配…というママのために、
薬を使わずにはちみつで対処する方法についてご説明します。
授乳中に咳が止まらないときは?
小さな赤ちゃんを育てるママは、人一倍体調に気をつかうもの。
しかし、育児疲れで体力が落ちると風邪をひきやすくなりますし、
いくら気をつけていても授乳中に風邪をひき、
咳が出てしまうこともありますよね。
自分の体調がすぐれないうえに、
赤ちゃんにうつったらどうしよう…と
ママは不安に思うかもしれませんが、
風邪をひいても基本的には授乳を続けることができます(※1)。
できるだけ体力を温存できるよう、添い乳にしたり、
ママの風邪が治るまではベッドを別にしてゆっくり睡眠をとったり、
体調や家庭の状況に合わせて対応しましょう。
授乳中に咳止めの薬を飲んでもいいの?
授乳中になかなか咳が止まらなくてつらいとき、
咳止め薬を飲んでも問題ないのでしょうか?
市販されている咳止め薬の「使用上の注意」を見てみると、
下記のとおり授乳中の女性の服用についての記載はまちまちなので、
飲んでもいいのかどうか迷ってしまうママも多いと思います。
● 「新コンタックせき止めダブル持続性」:特に記載なし(※2)
● 「プレコール持続性咳せき止めカプセル」:特に記載なし(※3)
● 「パブロンSせき止め」:授乳中は服用しないか、服用する場合は授乳を避ける(※4)
ほとんどすべての飲み薬が母乳中に分泌され、
その母乳を通じて赤ちゃんにも薬の成分が届くものの、
日本産科婦人科学会によるとその移行量はごくわずかで、
子供の体に影響を及ぼすほどではありません(※5)。
抗がん剤や甲状腺機能障害の治療薬など一部の薬を除いては、
授乳中に服用しても子供への悪影響はあまりないとされています(※1)。
それでも安易に薬を飲みすぎるのは良くありませんが、
母乳をあげることで赤ちゃんの免疫力がつくというメリットもあるので、
「咳止めの薬を飲むためにきっぱり授乳をやめなければいけない」
と考える必要はありません。
どうしても心配な場合は、咳止め薬を飲む前に医師や薬剤師に相談する、
又は病院を受診し、授乳中であることを伝えたうえで薬を処方してもらいましょう。
授乳中に咳止めの薬を飲みたくないときは?
ほとんどの薬は授乳中に飲んでも問題ないとはいえ、
なるべく薬を使わずに咳を止めたい、
というママもいますよね。
そんなときは、「はちみつ」を摂ってみてはいかがでしょうか。
気道に入ってきたウイルスによって喉が炎症を起こすと、
咳が出やすくなります。はちみつには、炎症を鎮める作用があるので、
咳止めに効果を発揮してくれます。
なお、空気が乾燥していたり汚れていたりすることも
咳の原因になるので、部屋の中をなるべく綺麗に掃除し
こまめな換気を心がけ冬は加湿器などで湿度を調節することも大切です。
授乳中の咳止めに効くはちみつの食べ方は?
授乳中のママにおすすめの食べ方でおすすめなのが、
「はちみつ大根」です。大根にも炎症を抑える消炎効果があり、
咳をやわらげるのに役立つ食材なので、
はちみつと合わせて食べるといいですね。
用意する材料
● 大根:1/4本
● はちみつ:約150cc
作り方
1.1cm角のさいの目に切った大根(もしくは大根おろし)を2〜3時間ほどはちみつに漬ける
2.大根の汁が出てきて、はちみつがさらさらしてきたらできあがり
完成したはちみつ大根はそのまま舐めてもいいですし、できあがったシロップを水やお湯で割って飲んでも美味しいですよ。
もう1つははちみつレモンです。
用意する材料
●レモン汁 10滴程
●はちみつ 大さじ1
●お湯 50cc
●おろししょうが 少々(お好みで)
作り方
全ての材料を混ぜるだけです。
好みに合わせて生姜無しやレモン汁の量を増やしたり減らしたりしましょう。
授乳中の咳止めではちみつを食べるときの注意は?
なるべく薬を飲まずに咳を止めたいというママにとって、
はちみつは強い味方。しかし、「1歳未満の赤ちゃんには、はちみつを与えない」
ということを絶対に守ってください。
はちみつにはボツリヌス菌という細菌がいることがあり、
これが1歳未満の赤ちゃんの体内に入ると、
「乳児ボツリヌス症」を発症させてしまう恐れがあります。
2017年3月には、日本国内ではじめて乳児ボツリヌス症
による死亡例が報告されました(※6)。
はちみつが入った瓶のフタはしっかり閉め、
赤ちゃんの手が届かないところに保管するなど、
赤ちゃんの口にはちみつが入らないように細心の注意を払いましょう。
なお、授乳中にママがはちみつを食べた場合、
母乳を通して赤ちゃんが乳児ボツリヌス症にかかったという報告はなく、
日本産科婦人科学会や日本小児科学会においても、
「授乳中にはちみつを食べてはいけない」という注意喚起はされていません。
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授乳中に咳が止まらないときは病院へ
授乳中はなかなかまとまった睡眠がとれず疲れがたまりがちなので、
ママが風邪をひいてしまうこともあるかもしれません。
咳が続くと赤ちゃんに病気をうつしてしまわないかと
心配になりますよね。
咳がなかなか治まらないときは無理して我慢せず病院へ行き、
医師に診てもらうようにしましょう。
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参考文献
2018年09月06日
乳腺炎を予防するには?母乳にいい飲み物はあるの?
母乳育児には、まず水分補給!どれくらい必要なの?
1日に何度も授乳するママは、水分補給がとても大切。なぜなら母乳の8割以上が水分でできているからです。
摂取量の目安は、1日1.5〜2リットルです。「たくさんとらなくては!」と思って水分をとりすぎてしまうと、母乳の分泌過多で乳腺炎になる恐れもあるので、適量を心がけてくださいね。
授乳中に控えたい飲み物とは?
授乳期には、妊娠期と同様控えたい飲み物があります。まずここでは、授乳中のママが飲んではいけない飲み物をご紹介します。
アルコール飲料
母乳中のアルコール濃度は、ママの血中アルコール濃度と比例しています。そのためママがアルコールを摂取すると、母乳のアルコール濃度も高くなります。
赤ちゃんの未発達な胃は、アルコールを処理するのに時間がかかるので、アルコール濃度の高い母乳を与えると、負担をかけてしまいます。
最近では妊娠中や授乳中の方に向けたノンアルコール飲料が人気を集めていますが、注意してほしいのはアルコール濃度です。0%なら問題ありませんが、なかにはわずか1%未満というものも。ほんの少しのアルコールであっても赤ちゃんに影響が出る可能性はあるので注意してくださいね。
カフェイン入りの飲み物
コーヒーや紅茶、緑茶にはカフェインが含まれています。またタンニンという成分も含まれており、赤ちゃんが摂取してしまうと、興奮して眠れなくなることがあります。
1日1〜2杯なら問題ないといわれていますが、できれば控えた方が良いでしょう。どうしても飲みたいというときはカフェインレスのコーヒーや紅茶にしましょう。
母乳にいい飲み物とは?
母乳育児に、水分補給が大切だといわれても、毎日水だけを大量に飲み続けるのはちょっと辛いですよね。でも、授乳中は食べ物や飲み物に注意が必要です。水以外で、赤ちゃんが取り込んでも安全な飲み物にはどんなものがあるのでしょうか?
麦茶
ノンカフェインで食物繊維やミネラルもたっぷり含まれている麦茶。麦茶は冷たい夏の飲み物というイメージがありますが、温かい麦茶も美味しいですよ。冬場は体を温めてくれるホット麦茶がおすすめです。
ローズヒップティー
ハーブティーの一種で、ビタミンCがレモンのおよそ20倍も含まれています。カルシウムや鉄分、ビタミンAも含まれているので免疫力アップや貧血予防にも効果が期待できます。
ホルモンバランスを整えてくれる効果もあるとか。ローズヒップティーもノンカフェインなので安心して飲めますね。
ルイボスティー
ルイボスとは南アフリカの現地の言葉で「赤い茂み」という意味。緑茶や紅茶とは異なり、松の葉のような針状の葉の部分を茶葉にします。
ルイボスティーには、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれており、お腹の悩み解消にも。授乳期だけでなく妊娠中にもおすすめのお茶です。
母乳の出を良くして、乳腺炎も予防してくれる飲み物なんてあるの?
母乳育児をしたくても、産後なかなか思うように母乳が出てくれず悩んでいる人も多いのではないしょうか。また、逆に出が良すぎて詰まりやすいというお悩みを持つ人もいます。
ただし、乳腺炎は主に母乳が乳房内に溜まることで引き起こされますが、食べ物によって母乳が乳房内に溜まりやすくなるのかどうかについての調査研究はまだはっきりしていません(※1,2)。食べ物と母乳の質・量との関係に、根拠がみつけられていないといえます。
一方で、母乳育児相談室や母乳外来でも食事の指導をすることはあり、脂肪分や糖分の高い食事は乳腺をつまらせたり、母乳の質を下げたりするため、できるだけ避けるようにと記載する書籍もあります(※3,4)。つまり、経験則として、食事は乳腺炎や母乳の質・量に関係があるのではないかと考えられているのが現状です。
母乳が出るようにするには、「赤ちゃんにたくさんおっぱいを吸ってもらう」「おっぱいマッサージをする」などの方法がありますが、できるだけ食事や水分にも気をつけましょう。
たんぽぽコーヒー(たんぽぽ茶)
たんぽぽコーヒーとは、たんぽぽの根から作られた飲み物。「たんぽぽ茶」とも呼ばれますが、コーヒーに風味が似ていることからこの名前で呼ばれているようです。ノンカフェインで、普通のコーヒーより苦味が少なく飲みやすいのが特徴。普通のコーヒーよりも苦味が少なく飲みやすいという人も。
たんぽぽコーヒーは、鉄分やミネラルが豊富で栄養たっぷり。血のめぐりを促進する効果があり、育児中にはうれしい疲労回復効果もあります。
ごぼう茶
ごぼうには血液の循環を良くする効果があります。食物繊維も豊富に含まれており、お腹をスッキリするのにも効果的だといわれています。
母乳ブレンドハーブティー
最近では母乳の流れを良くするハーブティーも販売されています。このような母乳に良いハーブがバランスよく配合された授乳中のママ専用のハーブティ―は、「効果があった」という声が多く、授乳中のママたちの間では定番になりつつあります。
美味しい飲み物で、短い授乳期間を乗り切って
妊娠中だけでなく、産後の授乳期も飲めないものや食べられないものがあり、ストレスを感じてしまいますよね。でも授乳期間は短く、あっという間に終わってしまいます。
授乳期はママと赤ちゃんにとって大切で濃密な期間です。楽しく過ごすためにも、美味しい飲み物を探して、お気に入りを見つけてくださいね。
水分を毎日たくさん摂ることは、母乳トラブルを減らすことにもつながります。また飲み物や食べ物以外にもリラックスできる方法を見つけて、ストレスを上手に解消しましょう。参考文献を表示する
2018年07月18日
ママの必須アイテム授乳クッション!授乳が楽になるオススメはこちら☆
授乳クッションの選び方と、おすすめ商品をご紹介します。
授乳クッションって何?
授乳クッションがあれば授乳しやすい
授乳クッションは、赤ちゃんにおっぱいをあげるときにサポートするクッションです。授乳クッションをママの体に沿うようにしてセットし、その上に赤ちゃんを乗せると授乳しやすい姿勢になりますよ。
なぜあると便利なの?
出産後すぐに授乳がスタートしますが、生まれたばかりの赤ちゃんは体が小さいうえに柔らかくて、抱っこしながらおっぱいを飲ませるのはママも赤ちゃんも大変です。成長するにつれて体重も増えるので、授乳中ずっと抱っこで支えるのもママの腕に負担がかかってしまいます。
授乳クッションを使うことで、抱っこするママの姿勢が安定し、赤ちゃんをしっかり支えることができます。特に初産で授乳に慣れていない場合は、用意しておくと重宝しますよ。
授乳クッションの種類は?
一般的な授乳クッションはU字型ですが、他にもC字型、三日月型といったさまざまな形があります。
U字型
価格:3,240円 |
授乳クッションで多く見られるのがこちらのタイプ。ママが座ってから腰に授乳クッションを巻いて授乳します。赤ちゃんがおすわりをはじめるようになる頃、補助クッションとして使うママもいますよ。
Cカーブ型
価格:11,664円 |
最近では赤ちゃんの背中のカーブに合わせたCカーブの授乳クッションも増えています。授乳中に赤ちゃんが寝てしまっても、そのまま寝かせられるのが良いですね。
三日月型・ロング型
マタニティ期から抱き枕として活用したい」という人におすすめなのが三日月型・ロング型の授乳クッション。伸ばせば抱き枕として、左右を留めればドーナツのような形の授乳クッションとして使えます。
長く使えるのがメリットですが、授乳中に赤ちゃんが寝てしまった場合、左右のボタンを外す際に形が崩れて赤ちゃんが起きてしまうこともあります。
授乳クッションは他の使い方もできるの?
授乳クッションは、授乳だけではなく、他の用途で使えるタイプもあります。長く使いたい場合は、汎用性が高いかどうかもチェックしておきましょう。
抱き枕として
先ほどご紹介したように、妊娠中の大きなお腹を支える抱き枕として使える授乳クッションがあります。
赤ちゃんのお座りサポートとして
赤ちゃんが成長したときには、お座りをサポートするクッションとして使えるタイプもあります。
ママ用クッションとして
赤ちゃんが卒業したあとは、ママの腰痛軽減クッションとして使えたり、そのままママの枕として、読書中の肘置きとして使ったりする人もいますよ。
授乳クッションの選び方
しっかりしているもの
赤ちゃんを乗せて1日に何度も使う授乳クッション。赤ちゃんの体重がかかってもへたらないように、ある程度厚みがあり、中綿やビーズがしっかり入った授乳クッションがおすすめです。
洗濯できるもの
授乳中に赤ちゃんが吐き戻してしまうこともあります。いつでも清潔に保てるように、カバーを外して洗えるものや、クッションごと丸洗いできるものがおすすめですよ。別売りのカバーを購入しても良いですね。
デザインが良いもの
授乳クッションは、リビングに出しっ放しにしておく機会が多いもの。また日に何度も使います。見た目や使い勝手にこだわって、授乳タイムが楽しくなるようなクッションを選びましょう。
授乳クッションを使った感想を教えて!
授乳クッションを使っているママに、使い心地を聞いてみました。
・姿勢を保つのが驚くほど楽になりました
子供が成長するにつれて腕だけで抱っこして授乳するのが大変になり、授乳クッションを購入しました。それまでの大変さが嘘のように、姿勢を保つのが楽ちんに。子供もクッションに包まれて、安心するのか、ぐずらずに授乳できています。
抱き枕タイプは妊娠中から使えます
抱き枕としても使えるものを購入しました。妊娠中の寝苦しさがかなり解消され、ふかふかの枕に抱きついて寝ると不思議と安心感もあって、出産後も授乳枕として使いつつそのまま抱き枕としても利用しています。買ってよかったアイテムの一つです。
寝かしつけにも使える!
授乳クッションとして使い、そのまま赤ちゃんの寝かしつけにも使えるタイプのものを買いました。お腹がいっぱいになった赤ちゃんをそのまま寝かしつけることができて、それまでは布団に寝かせようとすると泣き出してしまっていたのが嘘のようにすんなり眠ってくれます。もっと早く買えばよかったと後悔しました。手放せません。
スタンダードなC字型授乳クッション
モグ マタニティ ママ マルチウエスト 本体(カバー付) 授乳クッション
価格:5,184円 |
とろけるような独特の触り心地が気持ちいい、「モグ」の授乳クッションです。綿と比べて流動性のあるパウダービーズは、体の動きに合わせてフィットするから、余計な負担がかかりませんよ。
カバーを外して洗うことも可能。カバー単体でも販売しているので、いつでも清潔に使えるように予備のカバーを用意しておくのも良いですね。
はぐまむ 日本製 洗える 授乳クッション
価格:1,999円 |
赤ちゃんが小さなうちは、授乳後の吐き戻しが多いもの。こちらの授乳クッションは、カバーだけではなくクッション本体まで洗濯機に入れて丸洗いすることができます。
赤ちゃんのほっぺたに触れる部分は、綿100%で優しい肌触り。しっかりとボリュームがあるので、安定した姿勢で赤ちゃんを支えることができますよ。
ボボ コーラム ママ&ベビークッション 授乳クッション
価格:3,456円 |
たっぷりの綿が詰まった、ボリュームのあるつくりが自慢の授乳クッション。へたりにくいから、授乳を終えたあともお昼寝枕として使ったり、パソコンを使うときの肘置きに使ったりと、幅広い使い方ができますね。
カバーも本体も洗うことができ、綺麗に使い続けられるのはうれしいポイント。落ち着いたかわいらしさのあるデザインも人気ですよ。
ソレイアード ラ・プティット・ムーシュ ママ&ベビークッション
価格:3,240円 |
南仏プロヴァンスの歴史のあるテキスタイルブランド、「ソレイヤード」の素材で作られた授乳クッションです。シックな色合いと遠目にはドット風に見える小花がとてもおしゃれですね。
クッションのカバーには撥水加工を施しています。赤ちゃんが吐き戻しても、さっと拭き取れば汚れが中まで染み込まないので、長く愛用できそうですね。
ママ&ベビー カバー式洗える授乳クッション
**ママ&ベビー カバー式洗える授乳クッション【アニマル:くま】【楽ギフ_包装選択】 価格:2,160円 |
ふわふわの国産綿を贅沢に使った、くまの授乳クッションです。カバーもクッションも全て丸洗いできるので、吐き戻しをしても、清潔な状態で使い続けることができますよ。
かわいいくまの上でおっぱいを飲む赤ちゃんの姿を見ると、ママも幸せな気分になりそう。赤ちゃんの手の力がついてきたら、耳をにぎにぎして遊ばせてあげるのも良いですね。
うしろで留めるタイプの授乳クッション
青葉 授乳用クッション
【マラソン限定!2〜20倍P&ママ割 最大46倍】授乳クッション 無地 イエロー フラ正座器、あぐら用クッションと併用でさらにラクチン授乳!【楽ギフ_包装選択】 価格:5,940円 |
トコちゃんベルトで有名な、青葉製の授乳クッションです。ママのお腹に巻き、面ファスナーで留めて使用します。特筆すべきはこの厚み。ボリュームたっぷりのクッションが赤ちゃんをしっかりと支えるから、ママが猫背になりません。
「何よりも安定感がある。赤ちゃんも今までの授乳クッションよりも、固めで安定して飲めるよう」という口コミも。ママも赤ちゃんも授乳タイムが楽しくなりそうですね。
サポートクッション付きの授乳クッション
エールベベ 3WAYクッション マカロン 授乳クッション
【さらにポイント9倍】送料無料 エールベベ 3WAYクッション マカロン カーメイト CARMATE AILEBEBE マタニティ 授乳クッション 価格:4,080円 |
授乳クッションに、サポートクッションが付きました。フレンチパイル部分の好きな場所に取り付けられます。ママの腕をサポートすることで、授乳がラクになりますよ。
サポートクッションは、赤ちゃんのお座りクッションに使うときにも背もたれになるので、とても便利ですよ。
マーナ なかよしおやこクッション コッコ 授乳クッション
なかよしおやこクッション コッコ (MARNA マーナ クッション 枕 まくら 授乳クッション アニマル 出産御祝い 敬老の日 ギフト) 価格:5,184円 |
形がとってもキュートな、ニワトリさんの授乳クッション「コッコ」。授乳時に高さが足りないと思ったときは、卵型のサポートクッションで調節することができますよ。
中綿とカバーは、洗濯機で丸洗いOK。授乳以外にも赤ちゃんがお座りするための補助クッションとして、またママの読書タイムの腕置きとして、長く使えますね。
ちびちび枕付き 授乳クッション
授乳クッション(赤ちゃん枕付き) 抱き枕 クッション 新生児 出産祝い授乳枕 かわいい baby 昼寝【送料無料】 価格:4,980円 |
首すわり前でぐらぐらしがちな赤ちゃんの頭を支える、ちび枕付きの授乳クッションです。枕は好きな位置に簡単に付け替えることができますよ。
赤ちゃんがおっぱいを飲みやすくて、ママも猫背になりにくい高さを探してみてくださいね。北欧調のテキスタイルを思わせる、シンプルで個性的な柄も魅力です。
ロングタイプの授乳クッション
ハッシュクード 洗える授乳クッション
【エントリーでポイント10倍】抱き枕☆授乳クッション (ロングクッション)サーカス《-CIRCUS-》日本製 洗える 抱き枕 25×145cm 妊婦送料無料 価格:3,564円 |
丸洗いできる中綿入りで、いつでも清潔に長く愛用できる授乳クッションです。豊富なカラバリとポップな柄がキュートですね。
ボリュームがあるタイプなので、授乳時に使いやすいですね。授乳が終わって赤ちゃんを寝かしつけたら、ママの読書タイムやおやすみタイムにそのまま使えますよ。
グランドール 4wayリラックスクッション ランデブー 授乳クッション
【さらにポイント9倍】送料無料 4wayリラックスクッション ランデブー グランドール Grandoirマタニティグッズ マタニティクッション 授乳クッション 価格:5,580円 |
枕、授乳クッション、赤ちゃんのベッドやお座りサポートと、4通りの使い方ができる授乳クッションです。ロングタイプのクッションで、様々な形に変形させられるのが特徴ですよ。
ママのお腹に巻き付けて授乳クッションにするのはもちろん、半分に曲げて固定すれば簡易ベッドが完成。程よい傾斜がつくので、バウンサー変わりに座らせてあげるのもおすすめですよ。
こだわり安眠館 ベビママ 抱き枕 3way 授乳クッション
価格:3,780円 |
赤ちゃんの肌が触れても安心な、天然コットン100%のカバーが魅力の授乳クッションです。通気性にすぐれていて、体温が高めの赤ちゃんも蒸れにくく、快適に使うことができます。
中綿は、適度な弾力とやわらかさが特徴のポリエステルわたを使用。ぐるっと腰に巻いて面ファスナーで固定し、赤ちゃんを乗せて授乳してくださいね。
Cカーブで寝かせやすい授乳クッション
Cカーブ授乳ベッド おやすみたまご
価格:11,664円 |
授乳後、寝たと思ったのに布団に下ろすと泣き出してしまう。そんな経験はありませんか?「おやすみたまご」は、授乳をしてそのまま赤ちゃんを寝かしつけられるように考えた、独自の形がポイントです。
赤ちゃんはママのお腹の中にいたときと同じように、少し前かがみに丸まった姿勢の方が呼吸しやすく安心できます。その姿勢をキープできるから、ぐっすり眠れるんですね。
サンデシカ ハグフリー Cカーブ授乳クッション
【16時まであす楽対応】ハグフリー サンデシカ授乳クッション 洗える 日本製 価格:6,480円 |
ママの膝の上に置いて授乳用として使うのはもちろん、床に置いてお昼寝用としても使えるクッションです。赤ちゃんの姿勢に無理のないCカーブで、心地よく寝ることができますよ。
股ベルト付きなので、赤ちゃんをクッションの上で固定することができます。寝返りができるようになったときでも、落下を防ぐことができるのが安心ですね。
授乳クッションは早めの購入がおすすめ
毎日の授乳に使える授乳クッション。妊娠中の抱き枕として活躍するタイプもあるので、出産準備品として早めに購入しておくと長く使えますよ。
2018年06月22日
フォローアップミルクは必要?そもそもフォローアップミルクとは?
子育てをしていると、赤ちゃんの離乳食前後に「フォローアップミルク」という言葉を聞くママは多いのではないでしょうか?ミルク育児に限らず、母乳育児のママも気になっている人は多いようです。しかし、実際にいつから、どういうときに使うのかまで詳しく知っている人はあまりいないようです。そこで、フォローアップミルクとはどんなものなのか、いつからいつまで飲ませるのか、そもそも必要なのかなども含めご説明します。
フォローアップミルクとは?
フォローアップミルクとは、離乳食が3回になる段階で、離乳食などの食事では摂りきれない栄養を補う目的で飲ませる粉ミルクです。新生児期とは違い、コップやマグで飲ませることが多いようです。
各メーカーから様々な種類が販売されていて、どれも共通しているのは、乳幼児期に不足しがちな栄養を中心としていること。
そのなかでも、脳の働きを助けるDHAに特化したもの、鉄分を中心としたもの、カルシウムやビタミンをバランスよく配合したもの、歯や骨の発達に特化したものなど、少しずつ差があり、甘みがあるものや、さっぱりとした飲み口など、味も異なります。
フォローアップミルクは必要なの?母乳の場合は?
フォローアップミルクは、栄養を補うのが目的なので、すべての赤ちゃんに必要というわけではありません。母乳育児とミルク育児、どちらの場合でも、離乳食をしっかり食べてくれるようになっていればフォローアップミルクは飲ませる必要はないかもしれません。
しかし、離乳食と並行して母乳やミルクをあまり飲めていない場合や、離乳食の進みがゆっくりな場合は、栄養が補いきれていないこともあります。
以下の項目に当てはまる場合は、フォローアップミルクの利用を検討してみてくださいね。
フォローアップミルクを検討する目安
● 母乳育児中だが、母乳の量が減少してきて栄養不足が気になる
● 母乳育児をしてきて、離乳食が3回になってから母乳が出にくくなった
● 卒乳に向けてミルク以外のものを飲ませたいが1歳未満で牛乳を飲ませるのに抵抗がある
● 離乳食の好き嫌いが激しく、栄養が不足・偏りがち
フォローアップミルクはいつからいつまで?1歳以降も必要?
フォローアップミルクは、主に離乳食が3回になる生後9ヶ月を過ぎたあたりが使い始める基準になります。前述の「フォローアップミルクを検討する目安」に該当していれば、この時期を目安に赤ちゃんの様子をみながら少しずつ飲ませてみると良いかもしれません。
しかし、生後9ヶ月はあくまで目安であり、重要なのは離乳食の進み具合です。離乳食が3回食になった状態がベースであることを忘れないでおきましょう。
フォローアップミルクは、主に3歳くらいまでの飲用が各メーカーから推奨されています。しかし、1歳を過ぎてアレルギーがなければ、牛乳が飲めるようになるので、フォローアップミルクは必要なくなることがほとんどです。
3歳までの間でいつ頃飲ませるかは子供の栄養にもよりますが、普通の食事ができるようになるタイミングで、牛乳に移行させるママが多いようです。
フォローアップミルクの飲ませ方は?量はどれくらい?
フォローアップミルクの飲ませ方は、乳児用のミルクと同じように哺乳瓶で与えてもいいですが、コップの練習も兼ねてコップやストローのついたマグで飲ませるのがおすすめです。
フォローアップミルクの缶や箱に書かれている分量を目安に、おやつの時間や離乳食後に与えるようにしましょう。与えすぎも栄養過剰になってしまうので、離乳食や食事の量、バランスなども考えましょう。
量を決めるときは、体重には注意が必要です。赤ちゃんの体重には個人差があるので、一概に「生後10ヶ月だから量は●●」などと決めず、成長曲線と比べながら、適量を与えてあげてください。
基準は、生後9〜12ヶ月頃で1日約450〜600ml(3回食後150〜200mlずつ)、それ以降はおやつのタイミングなどに1日400ml(午前午後で200mlずつ)で、赤ちゃんの成長をみて調整するのがおすすめです。
フォローアップミルクは食事の補助として考えよう
フォローアップミルクは、あくまでも栄養を「補助」するものとして考えましょう。母乳や離乳食で十分に成長できていて、健康にも問題なければ飲ませる必要はありません。赤ちゃんに合わせて臨機応変に対応してあげてください。
近年は「使わない方が良い」という説もありますが、これは栄養がしっかり摂れている場合に、必要以上に使用する必要はないという意味も含まれています。
栄養面が不足しているかどうかわからないときは、乳児健診時や育児相談などで聞いてみるのも良いですね。赤ちゃんの体に合わせて、ママがしっかり理解したうえで判断してあげましょう。
2018年06月01日
哺乳瓶嫌い!赤ちゃんが飲まないときはどう対策する?
赤ちゃんに哺乳瓶で授乳しようとすると、プイっと横を向いたり、吐き出したりして、嫌がられたことはありませんか?昨日までは哺乳瓶で問題なく飲んでいたのに、急に拒否されると心配になりますよね。そこで、赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がる理由、哺乳瓶で飲んでくれないときの対策についてご紹介します。
哺乳瓶で飲まない赤ちゃんもいるの?
「母乳があまり出ない」「仕事復帰するから断乳した」といった理由で、「完全ミルク育児」をしているママは多くいます。また、母乳とミルクを両方与える「混合育児」をしているママも。そんなママたちは、ミルクを飲ませるために、毎日のように哺乳瓶を使います。
一方で、「完全母乳育児」をしていると、哺乳瓶を使う機会は、ほぼありません。ただし、ママの体調が優れない、赤ちゃんを預ける、といった理由で直接母乳を飲ませられないときに、哺乳瓶を使ってミルクや搾った母乳を与えることもあります。
このように、使う頻度や目的に違いはあるものの、ほとんどのママが授乳中に哺乳瓶を使います。
赤ちゃんは哺乳瓶を嫌がることがあるの?
昨日まで問題なく哺乳瓶でミルクを飲んでいた赤ちゃんが、突然、哺乳瓶を嫌がることがあります。また、ずっと母乳育児を続けていたものの、何かしらの事情で初めて哺乳瓶でミルクや搾った母乳を与えたときに哺乳瓶を嫌がる赤ちゃんもいます。
後者のケースでは、哺乳瓶そのものに慣れていない、おっぱいと哺乳瓶の乳首の感触が違う、といった理由で拒否していると考えられます。少しずつ慣らしていくことで、哺乳瓶でミルクや母乳を飲めるようになることがほとんどです。
前者の場合は、いくつかの理由が考えられます。次からは、赤ちゃんが急に哺乳瓶を嫌がったときの理由を具体的にご紹介していきます。
赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がる理由は?
それまで問題なく哺乳瓶で飲んでいた赤ちゃんが急に哺乳瓶を拒否するようになったときは、下記の理由が考えられます。
ミルクの味が嫌い
哺乳瓶を嫌がっているのではなく、ミルクの味が嫌で哺乳瓶を受けつけない赤ちゃんもいます。
ミルクを飲み慣れている赤ちゃんは、いつもの味より少しでも濃かったり薄かったりするだけで、哺乳瓶を拒否することも。母乳を中心に飲んでいる赤ちゃんの場合は、ミルクと母乳の味の違いに反応して、哺乳瓶を嫌がるケースもあります。
温度が熱い・冷たい
ママ以外の人が哺乳瓶でミルクや搾乳した母乳を与えようとしたときに起きがちな原因ですが、ミルクや母乳を温めすぎたり、温めが足りなかったりして適温でないときに、哺乳瓶で飲むのを嫌がることがあります。この場合も、哺乳瓶自体が嫌なのではなく、ミルクや母乳に原因があります。
乳首が合わない
哺乳瓶用の乳首が原因で哺乳瓶を拒否することもあります。穴の数が少ない低月齢用の乳首を使用している場合は、「たくさん吸っているのに思うように出てこない」と赤ちゃんが訴えていることも。
反対に、穴の数が多かったり、穴のサイズが大きかったりすると、たくさん出すぎて嫌がることも。乳首の硬さが合っていないことが原因のケースもあります。
抱っこの仕方が気に入らない
哺乳瓶で授乳するときの抱っこの体勢が嫌だと、哺乳瓶で飲むのを嫌がることがあります。
ミルクアレルギーがある
哺乳瓶でミルクを飲んで吐いてしまうことが続いたら、ミルクアレルギーの可能性も。ミルクアレルギーの場合、嘔吐や下血(肛門から血液が出ること)といった症状が現れます(※1)。早めに小児科を受診し、アレルギーについて調べてもらいましょう。
赤ちゃんが哺乳瓶で飲まないときの対策は?
前述のように、赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がる理由はいくつか考えられますが、赤ちゃんはまだ言葉を話せないため、原因を特定するのは難しいことです。哺乳瓶を嫌がったときは、いくつかの原因を疑いながら、以下の対策を試してみましょう。
哺乳瓶・乳首を変える
哺乳瓶や乳首を変えたら何事もなかったように飲むようになったというケースもあります。哺乳瓶の乳首に原因がありそうだと感じたら、本物のおっぱいに近い天然ゴムの乳首を使った哺乳瓶に変えてみましょう。
量の問題でありそうなら、穴の数や大きさを適齢期のものに変えてみてください。
乳首だけを交換できる哺乳瓶もあるので、数種類の乳首を買ってそれぞれ試して、一番飲んでくれるものを探してみるのもいいですね。
ミルクの味や温度を変える
粉ミルクはメーカーによって味や匂いが少しずつ違うため、ミルクの味を嫌がっているときは、他メーカーの粉ミルクに変えて試してみましょう。
ミルクの種類は変えずに、濃さや温度を調整するだけで飲んでくれることもありますよ。
哺乳瓶で飲ませる人を変える
ママが哺乳瓶であげると嫌がるのに、パパなら飲んでくれるというケースも。これは、赤ちゃんが「ママ=母乳をくれる人」と考えて、大好きな母乳じゃなくてミルクを与えられていることに反抗しているからだと考えられます。
哺乳瓶でミルクを飲んでくれなくて困ったときは、パパやおじいちゃん・おばあちゃんなどに代わってもらうのも一つの方法です。
体勢を変える
哺乳瓶でミルクや母乳を飲ませるときは、赤ちゃんを横抱きにして与えてしまいがちです。しかし、月齢の低い赤ちゃんは、まだ哺乳瓶で飲むのに慣れていないので、横抱きの状態で飲ませると気管にミルクや母乳が入ってむせてしまうことも。
姿勢を変えて、頭を少し起こしてあげて飲ませると安心して飲んでくれることもありますよ。
スプーンやカップを使う
どうやっても哺乳瓶では飲んでくれないときは、哺乳瓶以外のものを使いましょう。スプーンやスポイトなどを使って少しずつ与えれば飲んでくれることもあります。
また、カップ授乳といって、小さなカップを赤ちゃんの口にそっと当ててミルクや搾乳した母乳を飲ませる方法もあります。カップ授乳をする場合は赤ちゃんの口の中に一気にミルクや母乳が流れ込まないように注意してくださいね。
哺乳瓶を嫌がるときは根気強く対処しよう
赤ちゃんが哺乳瓶でミルクを飲んでくれないと、クタクタになってしまいますよね。ときにはイライラして怒ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がるのには、何かしらの理由があります。まずは、今回ご紹介した対策法を一つずつ試して、原因を探っていきましょう。それでも哺乳瓶を嫌がるときは、医師や助産師に相談してみてください。
哺乳瓶でミルクや母乳が飲めない状態が続くと、栄養不足や水分不足になってしまう可能性もあります。できるだけ早く対処して、赤ちゃんとママにあった方法で授乳を続けていけるといいですね。
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2018年05月31日
母乳育児なのに痩せない!産後に痩せない理由とは?
妊娠中はどうしても太りやすいため、思っていた以上に体重が増えてしまうこともよくあります。産後に母乳育児をしたらきっと痩せるだろうと期待していたものの、いざ授乳を始めてもなかなか痩せなくて困っている人も多いのではないでしょうか。そこで、産後に痩せない理由や、母乳育児のダイエット効果についてご紹介します。
そもそも産後に痩せないといけないの?
産後ダイエットというと、美容のためというイメージが強いかもしれませんが、産後に体重を減らすことは、ママの健康のためにも大切なことです。
妊娠中は、お腹の中の赤ちゃんを育てたり体力を維持したりするために、体が皮下脂肪を蓄えやすくなります。また、出産時にはリラキシンというホルモンが分泌され、産道と骨盤が広がり、靱帯や関節がゆるみます(※1)。
出産後、リラキシンの分泌は減っていき、子宮は回復していきますが、骨盤は数ヶ月の間、不安定な状態です。この期間に骨盤をしっかりとケアをしないと、下半身太りをはじめ、腰痛や尿漏れ、恥骨痛などのトラブルを引き起こす原因となることがあります(※1)。
また出産直後は、赤ちゃん+羊水+胎盤の重さとして4〜5kgほど体重は減り、その後も母乳育児や体の回復によって自然と体重が減りやすい状態ですが、産後6ヶ月以降になると体重が落ちにくくなります。
そのため、産後に食事内容を見直したり適度に運動をしたりして、体重を気にかけることが必要になってくるのです。
しかし、体重を気にしすぎて過度に痩せてしまうと、ママの体に影響が出たり、母乳中の栄養が少なくなって赤ちゃんの発育に問題が生じたりすることもあるので注意が必要です。産後ダイエットに適切な時期と方法をしっかり知って、上手に体重を戻していくようにしましょう。
産後に痩せない原因は?
産後ダイエットをいくら頑張っても痩せないと、精神的にもつらいですよね。そういった場合は、下記を参考に瘦せない原因を探ってみましょう。
骨盤が歪んでいる
前述の通り、出産時は骨盤周辺の筋肉が緩み、大きく広がります。広がった骨盤はしばらく歪んだままの状態ですが、正しい位置に戻らないままでいると、下半身に脂肪がつきやすくなります。
筋肉量が落ちている
妊娠中は妊娠前に比べて安静にしていることが多く運動不足になりがちなので、産後に筋肉量が落ちていることもあります。筋肉量が低下すると、基礎代謝も下がってしまい、痩せにくい体になります。
食べすぎている
産後は、「赤ちゃんをしっかり育てられるかな」と不安になったり、十分な睡眠時間がとれなかったりして、ストレスが溜まりやすい時期です。ストレス解消のために、ついつい食べすぎてカロリーオーバーしてしまうことがあります。
産後の母乳育児で痩せることはできるの?
すべてのママが母乳育児で痩せるわけではありませんが、母乳で育てているママの多くは、産後、自然と体重が減っていきます。これには、母乳を作り出す仕組みが関係しています。
母乳は、ママの体に入ってきた栄養を元にして血液から作られているため、母乳を与えることは自分の栄養素を体外に出していることでもあるのです。
ミルクをあげずに母乳だけで赤ちゃんを育てる完全母乳育児のママは、授乳だけで約500kcalを消費しているともいわれます(※2)。これはプールで1時間平泳ぎした場合の消費カロリーとほぼ同じ。毎日プールで1時間泳ぐ生活を半年続ければ、痩せるのも納得ですよね。
産後の母乳育児でも痩せない原因は?
母乳育児をしていると自然と痩せる人が多いといわれているものの、なかには「母乳育児を続けているけど体重が全然減らない」という人もいます。そういったケースでは、消費カロリーよりも摂取カロリーが上回っていることが多いようです。
母乳をあげている間は、お腹が空きやすく、さらに栄養を摂るためにたくさん食べなければと考えて、ついつい食べ過ぎてしまうものですが、一度食事の内容を見直してみましょう。赤ちゃんが成長して母乳量が落ち着いてくると、授乳による消費カロリーも少なくなっていくので注意が必要です。
それほど食べていないというママは、母乳が思っているほど出ていない可能性もあります。母乳量が少ないと、赤ちゃんの体重が増えなかったり、栄養が不足したりすることもあります。小児科や母乳外来で相談して、赤ちゃんの体重がきちんと増えているか、ママは母乳がちゃんと出ているかどうかをチェックしてみてください。
また、いくら母乳がしっかり出てカロリーを消費していても、妊娠中の骨盤の歪みをそのままにしておくと、なかなか痩せない原因になることもあります。整体や整骨院で、骨盤の歪みの程度や矯正方法を相談してみるのもおすすめです。
産後に痩せないときのダイエット方法は?
産後のダイエット法には母乳育児だけでなく、次のような方法もあります。無理のない範囲で、できそうなものから始めて、自分の生活スタイルに合ったものを見つけてみてくださいね。
骨盤矯正をする
骨盤矯正は痩せやすい体を作る基本です。骨盤ベルトや産後ガードルは、着用するだけで手軽に継続できるので、おすすめです。また、骨盤矯正を目的にした体操やスクワットもあり、時間があるときにコツコツやると、無理に負担をかけずに骨盤を元の位置に戻していけますよ。
ヨガやピラティスも産後に人気の運動で、骨盤矯正だけではなく、リラックス効果も期待できます。産後の骨盤矯正を専門とした整体や整骨院に行って、歪んだ骨盤をプロに治してもらうのもいいですね。
食事内容を見直す
産後に痩せるためには、日々の食事内容を見直すことも大切です。和食は、高たんぱく・低カロリーのメニューが多いため、産後に痩せたいときはできるだけ和食のメニューを増やしてみてください。
産褥体操をする
産褥体操は、産後の体の回復を目的にした体操のことです。産褥体操をすることによって筋肉がつき、血栓予防、子宮収縮、悪露の排泄といった効果も見込めます。
無理のない範囲で運動量を増やしていき、体の回復を促しましょう。
産後に痩せないときでも健康を第一に
産後に痩せないからといって、無理なダイエットをするのは禁物です。ママの体ばかりでなく、母乳を通じて赤ちゃんにも悪影響を与えてしまいます。
大切なのはママ自身が健康的な暮らしをすることなので、バランスのとれた食事をして、産後しばらくしたら適度に運動をするようにしましょう。妊娠中に歪んだ骨盤を少しずつ元に戻していくことも、産後の健康な体作りにつながります。
ダイエットのことばかり気にするとストレスが溜まってしまうので、まずは赤ちゃんとの生活を楽しむことを心がけてくださいね。参考文献を表示する
2018年05月21日
授乳中の乳頭の白いものって何?原因・対処法は?
授乳をするようになって初めて、「白斑(はくはん)」という言葉を耳にしたママも多いのではないでしょうか。母乳育児をしていると、突然おっぱいの乳頭部分に白いにきびのようなものができて、痛い思いをする人がたくさんいます。そこで授乳中のこの白斑について、原因や予防法、治し方、病院へ行く目安などをまとめました。
授乳中に乳頭にできる白い点は、一体なに?
母乳育児中に突然おっぱいが痛み出し、見てみると乳頭部分に白いにきび状のものができていた、という経験があるママも多いのでしょうか。
この白いにきび状のものを「白斑」と呼び、乳腺の出口に母乳が詰まってしまっている状態です。赤ちゃんに触れられたり、吸われたりすると痛みがあり、水泡のように膨れることもあります。放っておくと乳腺炎の原因となるので早めに取り除く必要があります。
授乳中に白斑ができる原因と予防法は?
母乳育児中のおっぱいに白斑ができるのは、珍しいことではありませんが、全員がなるものでもありません。これは母乳のトラブルの一つであり、代表的な原因には以下のようなものがあるので、予防法とともにご紹介します。
間違った母乳のあげ方
乳頭に母乳が詰まる原因のひとつに、間違った授乳方法があります。
赤ちゃんがおっぱいを吸うときには、大きく口を開けてもらい、乳輪全体を含ませるのが理想的です。しかし、つぶし飲みや浅飲みになってしまったりと、うまくできない赤ちゃんもたくさんいますよね。
そんなときは、赤ちゃんがおっぱいをくわえやすいように乳頭マッサージをして乳首を柔らかくし、上手に飲めるように手助けしてあげましょう。また、乳腺は乳頭を中心に放射線状にあるので、横抱きやフットボール抱きなど抱き方を変えて、いろんな角度から飲ませてあげることも大事です(※1)。
食生活の偏り
実は、食事と母乳の質・量の関係性については、まだ調査報告が十分にされていません(※1)。WHOは「高塩分・高脂肪の食事は乳腺炎を引き起こすと考えられているが、はっきりとした根拠がない」としています(※2)。
それでは何を食べても良いのでしょうか?
母乳外来や医師の監修による書籍では、母乳の詰まりを予防するために食事の指導をしており(※3,4)、現場の実践感覚では食事と母乳の質・量に関係があるのではないかと考えられています。
根拠ははっきりしていませんが、「高塩分・高脂肪の食べ物は母乳の質・量に関係がない」という根拠もなく、経験則では食事の注意喚起がされているため、控えておく方が無難だといえます。
授乳期間中の食生活は、ケーキや揚げ物など、高塩分・高脂肪の食事をできるだけ控えましょう。また、乳製品はカルシウムを摂取できるというメリットもありますが、チーズに関しては塩分の取りすぎになる可能性があるので注意しましょう。牛乳やヨーグルトなどはカルシウム摂取のため、適量をとったほうがよいですが、脂肪分が高いのも事実です。摂りすぎには気をつけてください。
ストレスと疲れ
疲れや冷えなどの身体的ストレス、または精神的ストレスが原因で、母乳を押し出す作用のある「オキシトシン」の分泌が悪くなり、母乳が溜まりやすくなってしまいます(※1)。
慣れない育児、周りの意見との相違、パートナーが協力的でない場合など、産後の育児は疲れとストレスが溜まりがちです。溜め込まずパートナーや同じ境遇にあるママ友に話を聞いてもらうなどして、意識的に発散するようにしましょう。
乳首の白斑は取れないの?治し方は?
すでに今、乳頭に白斑ができてしまっているという人は、できるだけ早めに白斑を取り除く必要があります。自分に合った対処法を見つけて白斑を取り、乳腺炎につながるのを防ぎましょう。
赤ちゃんに母乳を飲ませる
ママには痛みが伴いますが、白斑は赤ちゃんへの害はないので、母乳を飲ませても大丈夫です。
授乳をし、乳頭の詰まりを取り除くことで、その後の乳腺の炎症を防ぐことができます。赤ちゃんの口の形や吸い方は、本来母乳を飲むのに適しているため、白斑を治す一番の近道といえます。
搾乳する
赤ちゃんが寝てしまった、もうお腹いっぱいで飲まない、飲んでもらっても白斑がなかなか取れない、というときは、手で搾乳して乳頭を開通させましょう。
搾乳は、お風呂場など汚れてもいい場所で行うのがおすすめです。さらに湯船に浸かりながら行うと、血行も良くなり搾乳しやすくなりますよ。
ただし、白班以外にも、乳房の一部が硬い・赤くなっているなど乳腺炎の症状があるときは、温めることで痛みが悪化する場合があるので控えましょう。
マッサージをするときは、まず乳房を触ってしこりがないかを確かめます。しこりがみつかったら、片方の手をグーにして、しこりができて硬くなっているところを圧迫します。もう一方の手で乳頭を自分側に押して前に引き出すと、母乳が出てきますよ。
ただし、強く押しすぎると乳房にあざが残ってしまうことがあるので、グーの手で乳房はしごかないようにしましょう。それが乳腺炎を引き起こすこともあります。力加減が分からない場合は、一度母乳外来で指導を受けてみてください。
針で潰すなどの方法を聞いたことがあるかもしれませんが、雑菌が繁殖するなどのリスクがあり、さらに症状を悪化させる恐れがあるので、やらないようにしてくださいね。
血行を良くする
血行を良くすることは、白斑を取り除く効果があります。育児中は、肩こりや腰痛に悩まされるママも多いですが、体にかかるストレスを逃してあげましょう。
整骨院を利用したり、パートナーにマッサージをしてもらったりして、こまめに肩こりを解消してくださいね。温かい飲み物を飲む、半身浴をする、体を動かす、といったことも効果的です。
また、精神的なストレスが溜まりすぎるのも悪影響です。たまには赤ちゃんを預けて、自分の趣味を楽しむ時間を作るなどして、ストレス発散を心がけましょう。
授乳中に痛みが我慢できない!白斑で病院へ行く目安は?
治し方を実践しても白斑が改善されず、授乳中に我慢できないほどの痛みがある、痛みが続くなどの場合は、病院を受診しましょう。
母乳外来がある婦人科に行くと、母乳マッサージをしてもらえますよ。プロのマッサージを受けると、白斑が驚くほどきれいに取り除かれます。
自分では気づかないうちに白斑が原因で乳腺炎になっている場合もあります。しっかり診てもらい、適切な処置を受けましょう。
授乳中に白斑が痛いときは、早めの対処を
乳頭に白斑ができてしまうと、痛みが強く出やすいので、赤ちゃんに授乳することが苦痛になってしまうこともあります。しかし、適切な対処をすれば白斑は治るものです。
白斑で痛みを感じる程度であれば、まだ間に合います。放っておいた結果、乳腺炎になって高熱で寝込むなんてことがないように、早急な対処をしてくださいね。
母乳育児には、さまざまなおっぱいトラブルが付き物です。おっぱいの管理は大変ですが、赤ちゃんはママのおっぱいが大好きです。幸福な授乳タイムを作って、たくさん愛情を伝えてあげてくださいね。参考文献を表示する
2018年05月20日
帝王切開だと出にくい?母乳が出ない原因は?
「完全母乳育児をしたいのに、母乳が出ない」「混合育児だけど、母乳が出にくい」など、母乳不足に悩むママは多くいます。特に生後1〜2ヶ月頃は母乳の出が悪いと感じることもよくあるので、適切に対処することが大切ですよ。そこで母乳が出ない原因と対策についてご紹介します。
母乳が出る仕組みは?
母乳が出ない原因を知るために、まずは母乳が出る仕組みを理解しましょう。
母乳のもと
母乳はママの血液から作られています。
母乳が作られる仕組み
母乳は、プロラクチンというホルモンによって、乳腺で作られます。その母乳を外に出すように指令を出すのがオキシトシンというホルモンです。オキシトシンが乳腺の周囲の筋肉を収縮させて母乳を乳管へと移動させ、その後乳頭へと運びます。
実は、赤ちゃんが吸う力だけで母乳が出てくるわけではなく、オキシトシンが母乳を押し出してくれているのです。
母乳が出ない原因は?
母乳が出ない原因は主に4つあります。
1. プロラクチンとオキシトシンの分泌量が少ない
プロラクチンとオキシトシンは授乳による乳首への刺激によって分泌されます。生まれたばかりの赤ちゃんはおっぱいを吸うことに慣れていないので、乳首への刺激が足りず、プロラクチンとオキシトシンがうまく分泌されないのです。
またママの乳首が陥没している場合や扁平な形をしている場合は赤ちゃんが吸いにくく、乳首からの刺激が薄いために母乳の出が悪くなることがあります。
2. 血液が不足している
血液は主に水が主成分ですが、赤血球を構成する鉄分も大切な成分です。これらが不足していると母乳を生成することができません。育児と家事が忙しく十分に食事が取れないことや、そもそも授乳中は必要な水分量が多いので水分不足になりやすい状態です。
授乳中は、1日1.5〜2Lほどの水分補給を心がけましょう。ただし、「たくさん摂取しなければ」と水分を摂りすぎると、母乳の分泌も多くなりすぎる場合があるので、過剰摂取には注意してくださいね。
また、出産で出血していることから、特に産後1ヶ月は鉄分不足になりやすいので注意しましょう。
3. 血行が悪い
体の冷え、肩や首の凝り、ストレスなどが血行を悪くして、母乳の出を妨げてしまいます。特に産後すぐは慣れない育児でストレスも溜まり、運動不足になりがちです。
4. 乳腺が詰まる
乳腺の中に古い母乳が残ったままだと、詰まってしまって母乳の出が悪くなってしまいます。母乳が乳腺に残ってしまうのは、「溜まり乳で常に母乳が溜まっている」「乳首が陥没・扁平で赤ちゃんが吸いづらい」「赤ちゃんが一方のおっぱいからしか飲んでくれない」など様々です。
古い母乳を外に出さないと細菌感染し、炎症を起こす「乳腺炎」を引き起こしてしまいます。乳腺炎になると、授乳をするだけで乳首が痛いので、うまく授乳できず、さらに母乳の出が悪くなってしまうという悪循環になることも。
母乳が出ないときの対策9
1. 授乳回数を増やす
赤ちゃんが乳首を吸う回数を増やし、刺激を与えましょう。授乳回数が増えるほどプロラクチンとオキシトシンが分泌されて母乳が作られ、乳管も開きます。
赤ちゃんの睡眠時間が長くて授乳できない場合や赤ちゃんがうまく母乳を飲めない場合は、搾乳をするのも一つの方法です。搾乳でも乳頭を刺激することはできます。母乳を出るようにするには、とにかく母乳を出してあげる必要があるのです。
2. 水分をたくさん取る
授乳中は水分が不足しやすいので、意識をしてこまめに取りましょう。体を冷やさないように、できれば常温の飲み物がおすすめです。ミネラルが豊富な麦茶、母乳の出がよくなるといわれるたんぽぽ茶などのハーブティも授乳中のママに人気です。
3. 湯船につかる
シャワーではなく湯船につかって体をあたためることで、血行不良が改善されます。お湯で体温が上がるうえ、湯圧を受けて血のめぐりがよくなることで、筋肉が柔らかくなり、肩や首の凝りも解消されますよ。
ストレス解消にもなるので、赤ちゃんを旦那さんに見てもらうなどして一人でゆっくりとお風呂につかる時間をつくりましょう。
湯船に浸かれない1ヶ月健診までの間は、足湯をするだけでも体が温まりますよ。
4. 運動をする
適度な運動で血行を良くしましょう。ただし、産後は体調も回復しきっておらず、家事や育児で忙しいので、家の中でできる運動がおすすめです。赤ちゃんが寝ている間の10分くらいで、軽くストレッチをすることから始めてみてください。
5. 締め付けの少ない服装にする
血のめぐりがよくなると母乳が出やすくなります。下着のサイズが合っていないと乳房付近の血行が悪くなって母乳が詰まりやすくなるので、授乳用下着を着けるのがおすすめです。
また、冷えも禁物です。靴下や腹巻など、冷えやすい体の末端やおなかをカバーするアイテムを活用しましょう。夏場もクーラーで体が冷えてしまうので、一年中薄手の腹巻をつけるのも効果的です。
6. 食生活を見直す
貧血を予防するのも対処法のひとつです。鉄分が多く含まれているほうれん草などの緑黄色野菜を積極的に食べましょう。肉で鉄分補給もできますが、脂肪分の摂り過ぎには注意してください。また、血液のめぐりを良くしてくれる食べ物を取るために、魚や豆腐、海藻類がおすすめです。
ただし、食べ物と母乳の質・量との関係には、まだ根拠がはっきりしていません(※1)。
一方で、母乳育児相談室や母乳外来でも食事の指導をすることはあり、脂肪分や糖分の高い食事は乳腺をつまらせたり、母乳の質を下げたりするため、できるだけ避けるようにと記載する書籍もあります(※2,3)。
つまり、医学的な根拠ははっきりしていないが、「食事は母乳の質・量や乳腺炎に関係があるのではないか」と、経験則として考えられてもいる、といえます。
7. ストレスを解消する
慣れない育児、特に夜中の授乳で慢性的な睡眠不足になっていると疲れがたまり、それがイライラや不安の元になって体のこりを招き、母乳が出ないという悪循環が起こることも。
赤ちゃんがお昼寝したら一緒に寝る、食事を抜かずに赤ちゃんのお世話の合間に食べる、天気のいい日は買い物がてら散歩に出かけるなど、疲れやストレスをためないようにしましょう。
ちなみに、ストレスと母乳の分泌に関しては、動物では関連が認められていますが、人間ではまだはっきりしていません(※1)。
ただし、ホルモンの分泌と母乳の分泌には関連があり、ストレスは自律神経に影響し、ひいてはホルモンの分泌にも影響するため、育児中にストレスを感じると母乳の分泌にも影響が出る可能性があるのではと考えられています。
8. 授乳時の抱っこを工夫する
赤ちゃんがおっぱいを吸いにくそうにしているときは、抱き方を工夫してみましょう。授乳のときに少しずつ抱っこの角度を変えてみて、赤ちゃんの吸いつきがいいポジションを見つけてあげます。
また、授乳クッションを使うとママの負担も軽くなります。赤ちゃんの吸い方がなかなかうまくならないときは、母乳外来へ相談してみてください。
9. 搾乳や乳房マッサージをする
搾乳は乳腺の詰まりを防ぐのにも役立ちます。おっぱいの張りは数時間放置しないように心がけてください。また、乳腺炎が原因で母乳の出が悪い場合は、乳房マッサージを行って母乳を出しましょう。
症状がひどい人は、母乳外来で乳房マッサージをしてもらうのも効果的です。母乳外来へ行くと、驚くほど母乳が出ることもありますよ。
帝王切開だと母乳が出ないって本当?
昔は「帝王切開で出産すると母乳が出にくい」といわれることもありました。
しかし実際にはそんなことはありません。出産を終え、胎盤が取れたその時からママの体内では「母乳を出そう」というスイッチがちゃんと入っていて、母乳を分泌するための「プロラクチン」というホルモンが分泌されています。
ただし、帝王切開後は体に創(キズ)がある状態なので、痛みによって起き上がることさえ難しく、歩くのに慣れるまでも時間がかかることがあります。そうなると赤ちゃんに乳首を吸わせること自体が大変なので、乳首への刺激が与えられず、母乳が出にくくなっているという可能性はあります。
乳首を刺激しないと母乳は増えないので、少しずつでも吸わせる時間を持つか、搾乳をしましょう。毎日短時間でも、定期的に母乳を出すことが大切です。ママの体力が回復し、赤ちゃんも吸うことに慣れてくれば、きっと授乳がスムーズに進んで母乳の量は増えていきますよ。
母乳が出ないときも焦らないで
母乳が出ないと不安になってしまうかもしれませんが、多くのママが経験することです。授乳中は食べ物にも気を使う日々が続きますが、自分に合った対処法を見つけて、乗り越えられるといいですね。深刻に考えすぎてストレスを溜めないよう、マイペースで取り組んでください。
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2018年05月12日
添い乳いつまでOK?どうやって辞める?
添い乳とは?メリットとデメリットは?
添い乳とは、ママが横になった状態で赤ちゃんにおっぱいをあげることを指します。
添い乳のメリットの一つは、ママが楽な姿勢で授乳できること。抱っこやおんぶ、おむつ替えや入浴、着替えなどのお世話が毎日続くので、抱っこでの授乳がつらいときもありますよね。
また、抱っこで寝かしつけてベッドに置いたらすぐ赤ちゃんが起きてしまい、また抱っこであやして…という繰り返しをする必要がなく、寝かしつけと授乳を一緒にできるのも、添い乳の良いところです。
一方、デメリットとして、赤ちゃんをすぐそばに寝かせておっぱいをあげるので、ママが先に眠ってしまったときに、赤ちゃんに覆いかぶさって窒息させる危険性があることが挙げられます。
また、添い乳はクセになりやすく、「添い乳でないと赤ちゃんが眠らない」など、のちのち悩みの種となってしまうこともあります。
そのほか、「添い乳だと赤ちゃんが中耳炎や虫歯になりやすい」という話を聞いたことがあるかもしれませんが、これは一概にはいえません。
添い乳が虫歯の直接的な原因になるわけではなく、添い乳してそのまま寝てしまうと、歯磨きをするタイミングを逃してしまいがちです。乳歯のケアを怠ってしまうと、虫歯になりやすくなります(※1)。
中耳炎についても、添い乳したからといって必ずなるわけではありません。しかし、横になりながら母乳を飲むと、母乳が耳に流れ込みやすくなります。
中耳炎になりやすい子や繰り返す子、風邪気味や体調不良のときなどは、横になった状態ではなく、少し頭を持ち上げた状態で母乳をあげましょう。
添い乳はいつまで続けていいの?
添い乳をしているママは、いつまで続けていいのか迷うかもしれませんが、「添い乳は絶対にこのときまでにやめなければいけない」という正解はありません。
虫歯を予防する観点から、乳歯が生えはじめる生後5〜8ヶ月頃に添い乳を終わらせた方がいいのでは、と考える人もいるかもしれません。
しかし、母乳に含まれる乳糖が虫歯の原因になることはなく、授乳や離乳食のあとの口腔ケアをきちんとすれば問題はありません(※1)。上の前歯が生えてきたら、母乳や食べ物のカスが歯の表面に残らないよう、しっかり歯磨きをしてあげましょう。
添い乳の辞め方は?
それでは、添い乳はどのようにして辞めればいいのでしょうか?「夜の授乳回数が多く、なかなか睡眠が取れなくて大変」というママにおすすめの方法の一つは、「夜間断乳」から始めることです。
ここでは、夜間断乳のポイントをいくつかご説明します。
夜はあげないという約束をする
「夜はもうおっぱいもねんねするんだよ。朝また飲もうね」などと言い聞かせましょう。日によってママの言うことが違うと子供は混乱してしまうので、毎日根気強く伝えることが大切です。
それでも聞かない最初のうちは寝る前に「おっぱいをのむのは、10数える間だけだよ」などと言い聞かせて、10秒たったらやめる、ということを根気よく繰り返しましょう。
入眠儀式を変える
今までおっぱいが入眠儀式になっていた赤ちゃんには、なにかそれに替わるものを提示してあげる必要があります。
寝る前に絵本を読む、家中のぬいぐるみや家具たちに「おやすみ」と言う「おやすみツアー」をする、お気に入りのタオルケットなどを渡す、子守歌を歌う、といったことを試してみてください。
お風呂あがりに白湯や麦茶を飲ませる
添い乳をする赤ちゃんは、お風呂あがりに喉が渇いた状態で母乳を飲み、そのまま眠るというパターンが多いので、卒乳すると決めたら、お風呂あがりは白湯や麦茶を飲ませるようにしましょう。喉の渇きが潤うと、おっぱいを飲まなくて満足して寝てくれることもあります。
昼寝を短く、日中を活動的に
昼寝を短く切り上げ、日中たくさん体を動かして遊ばせてあげましょう。夜ぐっすり眠ってくれるように睡眠サイクルを整えていくといいでしょう。
泣いても我慢して添い乳をしない
泣いてしまって寝てくれないときに添い乳をしてしまうと、「泣けばおっぱいをもらえる」と赤ちゃんも思ってしまいます。やめると決めたら、寝かしつけているときに泣いても、根負けしておっぱいをあげないようにしましょう。
ママにとっては、我慢するのが精神的にも身体的にもきついかもしれませんが、「3日がヤマ」という先輩ママも多いようなので、ぐっと我慢しましょう。
添い乳をやめるときに断乳して卒業するべき?
世界保健機関(WHO)は、子供が2歳を過ぎるまでは母乳を飲ませることを推奨しています(※2)。断乳のタイミングは人それぞれですし、添い乳をやめたとしても母乳をあげること自体には問題ありません。
ただし、ママが仕事に復帰するなどの理由で、どうしても断乳しなければならないときには、ミルクへ切り替えるなどして断乳を検討しましょう。
断乳するのであれば、離乳食などでしっかり栄養が摂れていて、ママのおっぱいにトラブルがないときに行うのが理想です。
環境が変わるときや季節の変わり目などは、体調を崩しやすいので断乳のタイミングとしてあまり望ましくありません。
また、梅雨の時期や台風が多い季節は、低気圧により副交感神経が優位になり、血行が悪くなると考えられています(※3)。その影響もあって、母乳が詰まりやすくなるママもいるようなので、断乳は避けましょう。
できれば、断乳の前に母乳外来や訪問助産師などの専門家に相談することをおすすめします。
添い乳をいつまで続けるかは人それぞれ
添い乳はもとより、母乳育児に対しては様々な考え方があり、医師や助産師によっても意見は異なります。「これが正解」というものがあるわけではないので、最後はママの判断です。
迷ったときは産婦人科や母乳外来で相談をしながら、赤ちゃんとママに合った方法を見つけられるといいですね。参考文献を表示する
2018年05月11日
添い乳は癖になる?中耳炎や虫歯との関係は?
添い乳は癖になるからダメなの?
産院や助産院では、産後のママに向けて授乳方法をレクチャーしてくれますが、その際に添い乳については触れないことがほとんどです。つまり積極的にはすすめられない授乳方法だということ。
しかし、日中のお世話や夜泣きなどでママの疲れは溜まるばかりです。「楽な姿勢で授乳したい」「抱っこするのがつらいので横になったまま授乳してそのまま寝てくれたら」「夜中に起き上がって抱っこしたくない」といった理由で添い乳をするママは少なくありません。
ただ、寝かしつけに添い乳をすると癖になりやすいので、止めた方が良いという意見もあります。特におっぱい以外ではなかなか寝付いてくれず、断乳・卒乳がうまく進まないという声がよく聞かれます。
まずは「今、楽な方がいいのか」「後で楽な方がいいのか」という選択ですね。
添い乳すると中耳炎や虫歯、窒息の危険性があるの?
添い乳は癖になりやすいとお伝えしましたが、他にもいろいろなデメリットがあります。そのデメリットについて詳しくご紹介していきます。
中耳炎
添い乳をするとき、赤ちゃんは横向きや仰向けの状態でおっぱいを飲むことになりますが、この体勢は耳管におっぱいが流れ込んで中耳炎を引き起こす恐れがあります。また赤ちゃんが口を離したすきにあふれたおっぱいが耳の中に入り込んでしまうということも。
虫歯
歯が生えはじめ、離乳食が始まると、口の中に食べ物のかすが残りやすくなるので、歯磨きでのケアが必要になります。
しかし、添い乳をしていると歯磨きをする前に眠ってしまうことがほとんどです。その状態でおっぱいを飲んでいると虫歯菌が繁殖しやすい環境になるため、結果として虫歯になるリスクが高くなります。
また、日中や夜など1日のうちで何度も添い乳をしていると、だらだらと授乳する習慣がつきやすくなります。その影響で食べるときは食べる、食べないときは食べないというメリハリがつきにくくなり、食事のリズムも整いにくくなります。この習慣は、虫歯になる確率も上げてしまうので注意が必要です。
窒息
添い乳をしている間に眠ってしまったママが赤ちゃんに覆いかぶさる姿勢になったり、押しつぶしたり、布団で顔を覆ってしまったりして窒息する危険性もあります。赤ちゃんの死因の中でも有名な乳幼児突然死症候(SIDS)には、添い乳(添い寝)時の窒息死も含まれています。
添い乳が癖になると乳腺炎の原因になることも…
添い乳をしていると、赤ちゃんが飲むおっぱいの角度が変わりづらく、いつも同じところばかりを吸われがちです。そうすると乳腺全体をまんべんなく刺激できないため、一部の乳腺が詰まって乳腺炎になりやすいのです。
さらに添い乳は、眠りが浅くなる要因にも。これは赤ちゃん・ママのどちらにも起きます。添い乳は寝転がっている状態なので、赤ちゃんにとっては、ママが座って授乳しているときよりも乳首が吸いづらく、浅い角度で吸われやすくなることがあります。
そのため少しずつしかおっぱいを飲めず、満腹になるのにも時間がかかってしまい、結果として眠りが浅くなります。乳首が口から離れた瞬間に泣いてママも起きてしまうという悪循環にも陥りやすくなります。
ママの睡眠不足や疲れは、乳腺炎の原因の一つでもありますよ。
添い乳をするときの注意点は?
さまざまな危険性やデメリットがある添い乳。24時間休みなしの育児で疲れきっているママにとっては、横になりながらおっぱいをあげられるというメリットは大きいものです。
危険性やデメリットがあることをきちんと理解したうえで行うのであればいいという意見もあるので、添い乳をする際はママもしっかり対策を取りましょう。
例えば、眠くなったら赤ちゃんに重ならないよう少し距離をとる、枕や布団が赤ちゃんの顔に当たらないように注意するといったことを徹底しましょう。おっぱいをよく吐いてしまう赤ちゃんであれば、添い乳の後もげっぷをさせてあげてください。
添い乳が癖になる可能性も考慮しながら、ママ自身で決めよう
なかには添い乳をすすめる医師や助産師もいれば、絶対に添い乳はだめ!という人もいます。実際に正解はないものなので、危険性やデメリットがあることを考慮してママ自身が判断しましょう。様々な知識を持ったうえで、赤ちゃんとママにとって、ベストな授乳方法を見つけてみてくださいね。