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2018年08月27日

妊娠中に咳止めは飲んでもいい?咳が止まらないときの対処法は?

妊娠中に咳が止まらなくなると、つらいですよね。「咳が続いているとお腹の赤ちゃんに影響があるのでは…」と心配になるママもいるかもしれません。また、市販の咳止め薬を使っても良いのかどうかも迷うところ。そこで、妊娠中の咳が止まらないとき、お腹の赤ちゃんに影響があるのかどうか、咳止め薬を使えるのか、それ以外の対処法はあるのかなどをご説明します。



妊娠中に咳が止まらない!原因は?
そもそも咳は、喉や気管の粘膜が刺激されて、その勢いで空気が飛び出したものです。息を吸ったときに入ってきたホコリや細菌、ウイルスなどの異物を体の外に出すための反射運動です。

また、外的な要因だけではなく、炎症やアレルギーなどで喉や気管の粘膜が弱っていると、ちょっとした刺激でも咳が出ることもあります。

妊娠中は免疫力が低下しているので、細菌やウイルスに感染しやすくなっています。風邪をこじらせて咳が続くこともありますし、あまりに咳がひどいときは気管支喘息や咳喘息、肺炎などが原因になっていることも考えられます。

少なくとも咳が3週間以上出続けるようなら、ただの風邪ではない可能性があります。発熱などがなくても、咳が長く続くようなら早めに内科や呼吸器科を受診しましょう。



妊娠中に咳が止まらないと胎児に悪影響?
咳が止まらないと、赤ちゃんに悪影響があるのではないかと心配になりますよね。激しく咳をすると腹圧がかかって「赤ちゃんに苦しい思いをさせるのでは…」と思うかもしれません。

咳をして腹圧が少しかかる程度であれば、赤ちゃんに直接的な影響を与えるということはあまり考えられません。

しかし、喘息などが原因で呼吸困難になるほど咳が激しい場合、ママが酸欠状態になってしまい、お腹の赤ちゃんに十分な酸素が届けられなくなる可能性はあります。その結果、胎児発育不全や早産のリスクが高まる恐れがあります(※1)。

もともと喘息ではなかった妊婦さんでも、妊娠をきっかけに喘息を発症するケースがあります。症状によっては薬による治療が必要になるので、内科や呼吸器科を受診し、治療薬を処方してもらいましょう。



妊娠中に咳止め薬を使ってもいいの?
妊娠中の咳が直接赤ちゃんに影響を及ぼさないとはいえ、咳が止まらないと日常生活に支障が出ることもありますよね。

ひどい咳には咳止め薬を使いたいところですが、市販されている咳止め薬を自己判断で使わないようにしましょう。医薬品に含まれる成分のなかには、妊娠中は注意したいものもあるからです。

たとえば、次に挙げる成分は中枢神経に働きかけ、咳が出るのを抑えてくれる効果があります。赤ちゃんへの影響は認めなかったとの報告がある一方で、赤ちゃんの口唇口蓋裂や先天性心疾患のリスクが高まるという報告もあり、注意が必要です(※2)。

妊娠中は注意したい成分
● コデインリン酸塩(咳を抑える)
● ジヒドロコデインリン酸塩(咳を抑える)


妊娠中は注意したい咳止め薬
● エスエスブロン錠(エスエス製薬)
● ドップェル錠せきどめ(全薬工業)


必要最小限の使用であれば大きな問題はないと考えられますが、妊娠中の人は使う前に医師や薬剤師に相談するようにしてください(※3,4)。



妊娠中でも使える咳止め薬は?
今のところ胎児への影響が報告されておらず、妊婦さんでも比較的安全とされる咳止めの成分もあります。

妊娠中でも比較的安全な成分
● デキストロメトルファン臭化水素酸塩(咳を抑える)
● カルボシステイン(痰を切る)

妊娠中でも比較的安全な咳止め薬
● ベンザブロックせき止め錠
● 新コンタックせき止めダブル持続性


ただし、どちらの製品も妊娠中の人は使う前にかかりつけ医や薬剤師に相談するよう、説明文書に記載があります(※5,6)。念のため、医師や薬剤師に確認してから飲むようにしましょう。



妊娠中に咳がひどいときの対処法は?
妊娠中はできるだけ薬を控えたいという人は、次にご紹介する方法を試してみてくださいね。

外出時はマスクをつける
喉や気管の粘膜が弱っていると、ホコリなどを吸いこんだ刺激でコンコンと咳が出てしまうこともあります。

家のなかは清潔に保ち、外出するときはマスクをつけて咳が悪化するのを防ぎましょう。外から帰ってきたら、手洗い・うがいも忘れずに。

玉ねぎスライスを食べる・枕元に置く
玉ねぎには「アリシン」という成分が含まれており、生で食べると疲労回復を助けてくれます。咳のしすぎで体力を消耗している人におすすめです。

また、玉ねぎを切ったときに出る刺激臭(香気成分)には催眠効果があり、神経を落ち着かせてくれるとされます(※7)。

咳が出て夜眠れない…という妊婦さんは、スライスまたはみじん切りした玉ねぎを容器に入れ、枕元に置いてみてくださいね。

パイナップルジュースを飲む
パイナップルには、喉の炎症や痛みを軽減させる効果がある「ブロメライン」という酵素が含まれているため、食べると咳が落ち着くと考えられています(※8)。

そのほか、ビタミンなどの栄養素も豊富なので、免疫力アップにも効果的。生で食べるか、フレッシュジュースにして飲むのがおすすめです。

はちみつ大根のお湯割りを飲む
「はちみつ大根」は、江戸時代から日本で親しまれてきた民間療法の一つです。はちみつにも大根にも、咳や喉の炎症を抑え、痰切りに効果的な酵素が含まれています。

はちみつに大根を漬けこんだシロップをお湯で割って飲みましょう。蒸気によって気管が広げられると呼吸が楽になるので、お湯割りがおすすめです。



妊娠中は咳止め薬を使う前に予防しよう
妊娠中に咳が止まらないときの対処法は、どれも対症療法です。咳が悪化しないように、風邪予防に努めることが一番大切です。

妊娠中、特に妊娠初期は薬の使用に注意したい時期なので、風邪をひかないように気をつけましょう。普段からしっかりと栄養を取り、十分な睡眠時間を確保し、適度な運動で汗を流して健康的な生活を心がけてくださいね。

また、部屋のなかの空気が乾燥しないように加湿器を使ったり、部屋にほこりが溜まらないようにこまめに掃除したりして、喉を守りましょう。



※1 株式会社メディックメディア『病気がみえるvol.10 産科 第3版』p.194
※2 南山堂『薬物治療コンサルテーション 妊娠と授乳』p.363
※3 エスエス製薬「エスエスブロン錠」使用上の注意
※4 全薬工業「ドップェル錠せきどめ」添付文書
※5 武田コンシューマーヘルスケア株式会社「ベンザブロックせき止め錠」Q&A
※6 グラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア・ジャパン株式会社「新コンタックレジスタードマークせき止めダブル持続性」
※7 新星出版社『図版オールカラー 栄養成分の事典』p.152
※8 Prasenjit Debnath et al. : A Survey on Pineapple and its medicinal value. p.28
posted by 新山 at 09:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 妊活・妊娠
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