第3話　胸裡 IM INNERSTEN

ユカが聞いた祭りのことをコウタはまったく覚えて
いない。

過去の祭りに何かあったのだろうか？　単なる
思い出話ではなさそうだが。

さて、7号がいよいよルーシー発見に使われる
ようだが、彼らの謎が少しだけ明らかにされる。

ディクロニウスという呼び方がつけられたようだ。
頭についた角から来たものだね。

彼女らは人類のミュータント。突然変異だが、
突然変異にしては、変異の度合いが強すぎる。

角があり、手が2本以上、ベクターと呼ばれている
らしいが、攻撃に利用されるとすこぶる危険だ。

厄介なのは生殖作用。通常とは異なるようで、
感染させれば生殖できるということか。

そこで、前回やられた坂東の命を救い義手など
をつける条件として去勢する、なんてことが言われる
のだね。

それもある意味ちょっとおかしい。なぜなら、ルーシー
を倒すのは坂東だけではない。SATなども関わる
はずだから、彼ら全員去勢する必要が出てくるはず。

第2話　掃討 VERNICHTUNG

貝殻を壊したために、コウタに怒られ家から飛び出した
少女、名前はルーシーというらしいが、彼女を探しに
コウタとユカは夜遅く出かける。

その前に、刑事がやってきて、ルーシーを捜索していた。

恐ろしい殺人鬼として手配中とのことだ。

一方でルーシーが逃げ出した研究所からはSATなる
危険な舞台がルーシーを探すのではなく、殺しにやって
きている。

そんななか、コウタはルーシーを見つけるが、同時に
SATにも見つかる。

そのSATはもっとも殺しが好きな坂東であったが、
ここで疑問がひとつ。

ルーシーの危険を知り、しかもマシンガンが無力で
あることを知りながら、SATが装備しているのは、
マシンガンだけとはどういうことでしょうか？

第1話では、あれだけいた人たちがあっとうまに
殺されたという事実を完全に無視したような展開
ですね。

やや無理な感じを受けました。

とはいえ、このルーシーですが、同じ種類の生物が
まだいるようです。

研究所はルーシーを捕獲または殺害するために、
7号というものを投入するらしい。

一体このルーシーとは何者なのでしょうか？

第1話　邂逅 BEGEGNUNG

何者か不明の少女。監禁状態だったはずだが、
突如暴走し始めたのか？

どうやら２ｍ以内の物ならなんでも破壊できるの
かもしれない。

テレキネシスのようなものもできるように見える。
床に落ちたボールペンを操って殺傷できるらしいし。

研究室らしきところから逃げ出した謎の少女は、
狙撃兵に後頭部を狙い撃ちされて、逃亡。

その後海岸に現れる。

海岸には新しく大学に入学したらしい、コウタとユカ
が偶然居合わせ、彼女をコウタの住む家に連れ帰る。

この時点ですでにありえない状況だ。

普通の大学生が、突然現れた全裸の女性を家に
連れて帰る？

すぐに警察に届け出るでしょう。