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phoenix
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2008年09月18日
雪渡り
「堅雪かんこ、しみ雪しんこ。」
「しみ雪しんしん、堅雪かんかん。」

独特の韻を踏みつつ、宮沢賢治の世界が展開
されていく。

四郎とかん子は、きつねの幻燈会に招待される
のだが、先に書いた不思議な響きの韻を踏んだ
フレーズが繰り返されることで、きつねが幻燈
会を開催することにも読者は何の違和感も感じ
ない。

きつねはひとを化かすもの?
四郎とかん子もそう思っていたが、幻燈会で出
されたきびだんごを思い切って食べる。

それを見たきつねたちは、なみだを流して感動
するのです。

賢治の気持ちは、
「〜 そこでみなさんはこれからも、おとなに
なっても、うそをつかず人をそねまず、わたし
どもきつねのいままでの悪い評判をすっかりな
くしてしまうだろうと思います。」
という言葉に表れているのかもしれない。

ひとをそねまず、ってのがいいね。
きつねが言っているので、なんか不思議な調子
で聞こえる。

ところで、
「林の中には、月の光が青い棒を何本もななめに
投げこんだように、さしておりました。」

こういった表現も賢治独特なんでしょうか。
凄いとしか言えんね。



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Posted by phoenix at 09:10 | 読書 | この記事のURL
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