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2015年09月30日

インクジェットプリンターの買取価格が安い理由

少し前に店舗でインクジェットプリンターを
買い取りました。




2〜3年前の最近のモデルで、
スキャナ付、Wi-Fi接続可能なタイプです。




ちゃんと動けば自分でも使いたいくらい綺麗な物でした。
正常動作が確認できれば査定5,000円は付けれる品なのですが、
結果600円とさせて頂きました。





お客様は「なんでっ」と言われましたが、
仕方がなかったのです。
インクが全て付いて無かったのですから・・・。





インク全色を純正で揃えると約6,000円の機種です。
動作確認の為だけには、ちょっと高い金額です。
査定時に「不具合は有りませんでしたか?」と
お伺いしましたが、「ありませんでしたよ」と一言。





頭の中では、互換インク仕入 ⇒ 動作チェック ⇒
ジャンク(互換インク付)で販売 という構図が浮かび
600円でした。




結果は、互換インク仕入 ⇒ 正常印刷出来ず ⇒
廃棄 (マイナス1600円) となりました。





買い取りでは意外とこんな事が多いのです。
だから高額で買い取りができないんです・・・。
そのお客様は初めて売りに来られましたが、
未だ二度目の来店はありません。





何度も足を運んで頂いているお客様であれば、
直前まで不具合が無い事を口頭で確認させて頂き、
もう少し査定額を上げさて頂いています。





高額な物や精密機器は、
できる限り取り引き経験のある店舗に売られる事をお勧め致します。



posted by エコ8 at 12:55| プリンタ関連

2015年09月25日

プリンターを購入してもUSBケーブルが入っていない理由

あるお客様からプリンターの初期設定を行って納品した際に
「ケーブルが入っていない」という問い合わせがありました。





一瞬、電源ケーブルを入れ忘れたか、
分かりにくい所に入れてしまったからかと思い、
焦りました。しかしどうやら、
USBケーブルの事をおっしゃっていたようです。

↓コレです

iBUFFALO USB2.0ケーブル2.0m ブラックスケルトン BSUAB220BS




確かに、現在売られているプリンタのほとんどに入っておらず、
「別途ご購入ください」の文字をよく見かけます。





私ながらに考えたのですが、
入っていても使わないかもしれないし、
買う羽目になるからだと思います。





どういった意味かと申しますと、
プリンタを買い替えてもUSBケーブルはそのまま使われる方がほとんどです。
また、1メートルのケーブルが入っていたとしても、
3メートルが必要な方。



30センチ程のもので良い方。
はたまた、無線で接続するので、
そもそも必要の無い方など千差万別なのです。





必要のないケーブルを付けて、
その分の代金を乗せられるのも理不尽です。





そのような理由がありますので、
店員さんに「なんで付いてないんだよー」なんて言うのは、
是非お控えくださいませ。
お願いします。


posted by エコ8 at 16:10| プリンタ関連

2015年09月22日

「最近の修理屋はすぐリカバリをしようとする」その理由

近年問い合わせの多い不具合は、
「正常に起動しない」というものです。




それも決まって月の中旬に電話がかかってきます。




理由はというと、ウィンドウズアップデートが
毎月第2水曜日にあるからです。




自動アップデートにしておくと、気づかない間に
ダウンロードして、終了時に自動的にインストールされます
。画面には「更新中です。シャットダウンしないでください。」
などと表示されていると思います。





ノートパソコンでアダプターをつないでいないと、
この更新中にシャットダウンしてしまうんです。
また、なかなかシャットダウンしないものだから、
電源を引っこ抜いたなんて方も多くいらっしゃいます。





この更新が起動に重要なファイルを
多く含んでいるものだから、起こるのです。





このような理由で起動しなくなった場合は、
リカバリなしで完全に直すには膨大な時間がかかってしまいます。
平均6時間程度で完全に直せる方法があれば、
そちらを選択するのは明白という訳です。





保存されているデータの量や、
パソコンの性能等によりリカバリにかかる時間は変わりますが、
この6時間という時間。





ウイルスに感染しているパソコンや
原因不明な不具合であった場合、
簡単に上回ってしまう時間なんです。





どうしてもリカバリができない特殊な例を除き、
リカバリを早く決断する事で修理にかかる時間と
料金を最小限に済ませ、
完全に直せる最良の方法であると言えます。





過去にお客様の意向で、
リカバリをしないで30時間以上かけてシステムを修復した事があります。
修理後、チェックではエラーは確認されなかったのですが、
後になってインターネット接続時に不具合が出る報告を頂きました。





お客様にとっても、修理をした者にとっても
後味の悪い結果となってしまいました。





ちなみに一言「リカバリ」といっても、
データ退避に1時間程。リカバリ作業1時間。
残りがウィンドウズアップデート、各種ソフトの設定、
データ戻しとなります。笑えない話なのですが、
一番時間を取られるのはウィンドウズアップデートかもしれません。




posted by エコ8 at 13:55| 修理屋の本音

2015年09月20日

スマートフォンがあれば、ノートパソコンでインターネットに接続できるんです。

スマートフォンの意外と知られていない便利な機能。
それは「テザリング」。

teza_001.jpg

ノートパソコン、タブレット、携帯ゲーム機など無線を
内蔵している機器をスマートフォンを介して
インターネットに接続する機能です。




スマホにより搭載されていない機種もありますが、
最近のものは多くが搭載されています。
また、キャリアによってはオプションになっており、
月々の料金が発生するものもあるので、そこは注意が必要です。





旅先などでインターネット回線にノートパソコンを接続するのに、
Wi-Fiモバイルルーターを利用している方で、
フリースマホも持っている方は多くいるはずです。
月々の通信量が多く無ければ、そのような方は
Wi-Fiモバイルルータはもはや必要ないと言えます。





また、自宅のデスクトップパソコンでであっても
無線子機を取り付ければWi-Fiが使えるようになります。
メールの送受信・ニュース閲覧程度に利用しているような方は、
この方法で十分ではないでしょうか。





スマホ以外ではあまりインターネットを利用しない方、
自宅の回線使用料が高い方等は検討する価値があるのではないでしょうか。





フリースマホにしようかWi-Fiモバイルルータにしようか迷っている方向きです。




posted by エコ8 at 13:04| 便利な機能

2015年09月16日

高い純正インクを本当に使うべきか。それとも互換インクで良いのか。

一色あたり千円を下らない純正のプリンタインクでも、
互換インクであれば100円程度で売られている物もあります。




はたしてどちらが正しい判断なのでしょうか。





ずっと言われ続けているこの問題を解決するべく、
共同で研究・実験を繰り返してきました。
そしてひとまず出た結論がありますので、ご参考頂ければ幸いです。





判断するうえで以下の3つの事項に分けて考える必要があります。


@インクを使う上で故障への影響
Aプリントした写真の耐久性・発色
B人への安全性の考慮




結論から申しますと、上記の全てにおいて純正が勝っている結果になりました。




@においてはメーカーは、プリンタで最も多い目詰まりにおいて、
とても考慮されたインクが使われていました。
実験で互換インクと比較して、
乾燥した時の状態がまったく違うことが判明しました。
(※検証についてはこちらから確認できます。)




Aにおいては、直射日光・蛍光灯下での数か月に及ぶ検証結果から、
わずかに純正インクに軍配が上がりました。
(※検証についてはこちらから確認できます。)





Bについても、純正のメーカーは全て「安全データシート」を作成しており、
とても考慮されたものであることが分かりました。
一方、互換インクは製造されたメーカーが不明のものが多い状況でした。
これは、責任の所在が不明という事であり、
どんな薬品が使われているかも不明という事です。
(※検証についてはこちらから確認できます。)





ちなみに純正インクでさえも、大量摂取すると人命にかかわる可能性のある、
「ジエチレングリコール」という薬品が少量使われている事も分かりました。





単純な意見ですが、いつ壊れてもおかしくないプリンタを利用し、
特に保存する書類でもなく、小さなお子さんがいなければ、
互換インクで問題ないと言えます。





保証期間中のプリンタは、互換インクを使用して故障した場合の補償は
対象外になっていますので、そのような場合や大切な写真をプリントする場合は、
純正をお勧め致します。





そこで、純正インクを購入するとした場合、
購入の仕方によって価格が大きく違うのをご存じでしょうか。





また、インクの価格は日々変動しています。
純正インクドットコムでタイプ・価格確認ができます。





例で挙げると、「8色全て単品」と「6色セット+2色単品」では
合計で約750円程違う機種などがあります。





純正インクを購入する場合においては、
組み合わせによって金額が大きく違ってくるのです。




posted by エコ8 at 19:16| プリンタ関連

2015年09月14日

修理預かりのパソコンを長期間経過して取りに来られた事案

当時、修理見積額を伝えて修理するかどうかの連絡もないまま
1ヶ月程を過ぎたので、再度連絡をした。




その時は「今度引取りに行きます」と言われたので
修理なしと理解し、待っていた。




そして月日は流れに流れて2年と8ヶ月が過ぎたある日、
何の連絡も無く「引き取りに来ました」と、一言。




「だいぶ前に預けたんですけどねぇ」と、預り証を提示された。





預かって2年ほどは店舗で保管していた。
データの復旧をする事も考えてハードディスクは別で保管していた。
しかし、2年が過ぎても連絡が無いため別の場所に移動していた。





そこへ「引き取りに来ました」と言われたので少し焦った。
とりあえずお客さんには「倉庫に保管しているので、
お返しできるようになって再度ご連絡を差し上げます」と伝え
その日はお帰り頂いた。






そのような出来事があった為、
このようなケースの対処について調べに調べて結論を出す事に決めた。





まずクリーニング屋さんに多い事例らしく、
クリーニング店では3ヶ月を過ぎたお預かりものは
処分させて頂きますと、店内に張り紙がされている事が多いのだとか。
ただ、過ぎたからすぐに処分するのではなく、
半年から1年は保管する店舗が多いもよう。




法律上、財産の所有権が消滅するには
20年を経過する必要がある。
なのに短期間で処分できるには理由があった。





それは保管料。
例えばクリーニングを長期間預かった場合、
保管料として月に数百円から千円程として計算する。
そうすると、いずれ預かった品物よりも高い金額になる事になる。





処分したとして損害を訴えられたとしても、
保管料があるため、相殺される事になる。
よって保管しなければならない期間は、
預かったものの大きさや保管時の手間で妥当な金額を計算し、
預かった物品の価値を確実に超えたと判断できる月日
と言える。


クリーニング店では預かっている衣類の価値は
さほど高くないと考えられるので、
1年も保管すれば義務を果たしたといえるのではないだろうか。
それよりも、そのような物品が増えるにつれ
業務に支障が出てくる事を考えると、
早めに処分をする必要がある業種であると言える。





ただし、このように判断する為には、
ちゃんと預り証を発行しており、
引き取り催促の連絡を入れている事が望ましい。



連絡をしていない場合や預り証を発行し忘れている場合は、
基準となる年月が曖昧になり判断しずらくなってしまう。





なので、高価な物を半年取りにこられないからと処分してしまうと、
損害賠償になった場合、損害金を払わなければならない事にもなり得る。





で、今回の事例ですが、パソコンは当時新品でも5、6万円のもの。
それも故障している。保管料を月約千円と換算して、
3万円ほどはお支払い頂きたい計算になる。




今回の2年8ヶ月という期間はおそらく、
「処分しました」でも問題の無い期間であろうと推測はできる。





しかし、色々考えた結果、今回は無償で返却することに決めた。
修理はしません。保管料も頂きません。
その代わり、そのお客様のご依頼は今後受けません。
直接は言いませんが・・・。





決して人当たりは悪いお客様ではありません。
しかし、経験上、一度このような事があったお客様は、
経験則としてまた他で何か問題が起こる可能性が高い。





この保管期間の計算方法は修理業、
保管業務など幅広く当てはまるものではないだろうか。
自分が調べた折に参考になる記述がなかった為に、
少しでも参考になればとまとめる事にした。





今回の件を機に、預り証に無償保管期間とそれを過ぎた時の保管料、
廃棄についての記述を明記した紙を店内に貼るように考えている。





下記の文章の物品・期間を利用に応じて変更し、
タックシール印刷して預かり証に貼れば万全。




■保管について
修理や見積もり時にパソコンをお預かりした場合、3ヶ月間は責任をもってパソコンの保管をさせて頂きます。
お預かりして3ヶ月以上引き取りに来ていただけない場合は、1日あたり50円(税別)の保管料を計上させて頂きます。
また、お預かりして1年が経過した場合、こちらにて処分、又は保管料の請求をさせて頂く場合がございます。現在当店では、お預かりした物品を引き取りに来られないお客様が多くなり、倉庫が圧迫され、業務に支障が出ております。ご理解ご了承くださいますようお願いいたします。




posted by エコ8 at 10:34| サポート記録

2015年09月11日

私がノートパソコンの修理見積もり依頼を受けない理由

近年、ノートパソコンの持ち込み修理依頼が
非常に多くなっています。




しかしながら、持ち込まれても見積もりまでに
至るケースは少ないのです。




その理由は、液晶やマザーボードのハードウェアの故障が疑われる場合、
分解して細部まで調べる必要があり、
パソコンによっては外すネジの数が100個以上、
時間にして10時間以上かかる事もあるからです。





そういった作業をご存知でないお客様は、
「とりあえずどのくらいの金額がかかるのか修理見積もりを下さい」
とおっしゃいます。





決まって私は「中に大切なデータはありますか?」
「どうしてもこのパソコンでないと困る事が無ければ、
買い替えをされた方が良いと思います」

と伝えるようにしています。




修理しようと思って持ってきているのに、
見当違いな返答で気分を害される方も少なくありません。




それでも、最近まではどんな故障も無料で見積もりをしておりました。
ハードウェア故障の修理金額も15,000円〜20,000円程度に抑え、
どこよりも安く修理して来た自負があります。
しかしながら、今は修理を断られるのです。





口を揃えて
「それくらいかかるのだったら、やっぱり買い替えます」
とおっしゃるのです。




最新のノートパソコンが2万円台から買える事をよくご存じなのです。




メーカーでさえ販売価格5万円のパソコンの修理見積もりを
10万円で出してくる時代です。




「見積もりに料金設定をすればよいのでは」
と助言頂くことがよくあります。
しかし、不具合に対してある程度の時間をかけて調べなければ、
見積もりは出す事ができません。




仮に決まった金額を設定したとして、
部品の調達が出来ず修理できない結論に至った場合、
クレームになるのです。




また、年々部品調達が難しくなっています。
(液晶パネル購入によって受けた被害を綴った記録をご参照ください。)




メーカーは部品を全て揃えていますし、最悪の場合、
代替品を出す事ができます。
そういった地盤があってこそ、見積もりに料金が設定できるのです。





それなら、
「ノートパソコンの修理は最初から受け付けない方がいいのでは」と、
思われるでしょう。






それが違うのです。






いつもの
「どうしても必要なものがなければ買い替えをお勧めします」
というの決まった文句に対してあるお客様は、





「このパソコンでなければダメなんです。
中に大切な物は無いですが、愛着があるんです。」
「いくらかかってもいいので修理して下さい」




また、あるお客様は、




「見積もりは必要ありません。
修理できるかどうか分かったら、
連絡だけ下さい。」
と、おっしゃいました。





この言葉は、修理屋冥利に尽きます。
きっとこのような方々に出会うために修理屋を続けています。





決定的な違いとして、見積もりを出さずにGOサインを頂ければ、
非常に短い時間で修理ができる為、通常の修理代金よりも安くします。




それでも、もし高額になりそうな場合は
必ず伝えます。
また、直す時は値段で修理部品を選ぶのでは無く、
私が納得のいく物を使用します。





双方が納得のいく修理をする為の合言葉なんです。それは、

posted by エコ8 at 14:19| サポート記録

2015年09月10日

ランサムウェアCrypt0L0ckerへ感染したパソコンからデータが復旧できるのか

ある朝、電話で問い合わせが入りました。
「ウイルスに感染してデータが読めなくなったので復旧して欲しい」
との事です。




電話で復旧できるのか・料金は幾らくらいになるのか尋ねられましたが、
こればかりは診てみないと復旧可能かどうか分からないのと、
作業内容により金額が決まるので、
あまり納得のいく返答を返す事ができませんでした。





しかしながら、事務所へ持ち込みでの調査を依頼されましたので、
その後、詳しく調べる事ができましたので紹介させて頂きます。





調査結果の方から言いますと、ランサムウェア(身代金ウイルス)へ感染。
ウイルスの種類は、CryptoLockerの亜種であるCrypt0L0cker 。





パソコン内のほぼ全てのエクセルファイル・ワードファイル・jpgファイル等に
拡張子 *.encryptedが付けられ暗号化されています。





さらにバックアップである外付けハードディスクも接続してしまわれており、
そちらも全て暗号化済み。さらに、ウイルス自体は対策ソフトにて駆除済み。





このウイルスの暗号化はウィンドウズ標準搭載の暗号技術を使用しており、
複号にはパスワードがなければ、ほぼ不可能である状態でした。
次に空き領域に残ったファイルを復旧する事で、ある程度のデータが戻らないものかと
サルベージ作業を行いました。しかし、それは徒労に終わりました・・・。





何か方法がないものかと思案をめぐらせ、ネットで調べていると、
CryptoLockerオリジナルの製作者は既に逮捕されており、
サーバが押収されディスク内にパスワードが保管されていたようです。
現在は、感染ファイルを送ることで複号用のパスワードを入手できるシステムが存在しています。





この亜種ウイルスは確認され始めて半年程経過していますが、
まだ犯人どころかどこの国の人間かも分かっていません。
さらに、ちゃんと複号用のパスワードを保管しているとは限りません。





この依頼を受けたのが5月初旬。
それから頻繁にネットで犯人逮捕や進展の状況を確認していますが、
先日ランサムウェアウイルスを感染させた犯人逮捕のニュースを見ました。




期待して色々調べましたが、製作者ではなく、
ランサムウェアを購入して、代行詐欺を行う事で儲けを折半するシステムを
利用しただけの犯人のようです。




今回の手詰まり感から得た教訓です。




データはRAIDのサーバに保存していても安全じゃない! ⇒ 
定期的にバックアップも必要。
それから・・・色々なサイトを見て、はっきり書かれていないので、
あえて書きます。



このランサムウェア
「Crypt0L0cker」の被害を
パスワードなしで暗号化データを復号することは、
ほぼ不可能です。





「ほぼ」と付けているのはコンピューターを使って総当たりで実行すれば、
復号できる可能性があるという事です。
今の技術では何百年かかるかはか分かりませんが・・・。





検索をしていて見つけたのですが、
ウイルスによって暗号化されたデータを複号できるような事を
うたっているソフトが幾つも販売されていますが、
「詐欺」ですので決して購入しないようにしてください。





犯人が捕まって、複号用のパスワードが入手できた場合は、
お客さんへ連絡を入れるようにしておりますが、未だ絶望的な状況です。



posted by エコ8 at 19:55| ランサムウェア

2015年09月08日

会社で必要とされているパソコンの本当のスキル

法人顧客のパソコン修理・設定、サーバーの設置等を行っていると、
圧倒的に不足している会社のある分野のスキルが分かりました。




どういった会社でも、エクセル・ワード・CAD・フォトショップ等のソフトウェアにおいては、
プロフェッショナル級の方々に多くお目にかかります。




しかしながら、従業員が30名程いるような比較的大きな事務所であっても、
あるスキルを持った人がいないのです。





そのスキルとは、ネットワーク管理者、システム管理者です。
資格で言うとシスアド(ステムアドミニストレータ)になります。





職場でパソコンを複数台設置する上で、
ユーザー管理・セキュリティ管理・データ保全・復旧作業等が出来る担当がいないのです。





ある職場では、パスワード設定のされていない管理者権限で、
誰もが同じパソコンを利用されていました。
そこではある従業員が勝手にiTunes等のソフトをインストールして音楽を聴いていました。





また、あるデザイン事務所ではサーバーが存在せず、
顧客のデザインデータを個々のパソコン、もしくは安い外付けハードディスクへ
保存して作業をしていました。




バックアップを取っていないのです。
受注額は1件数千万円というレベルの案件を扱う事務所です。





会社がつぶれたり、ニュースになるのも時間の問題のような
管理をされているものばかりでした。





システム管理者は会社にとっては、常時必要なスキルではありません。
重要な設定を行う時と非常時だけです。





だからこそ、システム管理者は別のスキルを付属して
持っている必要のある職種でもあります。





転職や良い条件の就職をお考えの方へは、
是非シスアドのスキルをお勧め致します。





それは、現在どんな職種においても必要とされているからです。




posted by エコ8 at 19:39| 修理屋の本音

2015年09月07日

修理内容を記載した作業報告書を作成する重要性

いつからか、パソコン修理をした場合は、
その作業内容、作業順序、交換した部品、
その型番、お客様のやり取りを記録し、
あえて行わなかった作業なども記載した作業報告書を
作成し渡すようになりました。




もちろん、日付、預かった期間、
パソコンの型番、製造番号等の基本的な事も記載します。




10年以上前になりますが、
このような詳細な作業報告書を作成するきっかけとなった案件があります。





それは、パソコンの調子が悪い原因がハードディスクで、
ハードディスクの交換・リカバリ作業の必要な故障修理でした。





ハードディスクにはクラスタエラーがあり、
明らかに故障しておりましたので、交換は必須でした。




作業中に光学ドライブ(DVDドライブ)も調子が悪い事が分かりました。
その時は読み込みに時間がかかる程度でした。
CDの再生・読み込みはなんとかする事ができました。
しかし予防として光学ドライブも交換する見積もりを出しました。





修理見積もりの電話を入れ、
悪い箇所を全て交換・修理すると2万円程になる事を伝えました。




先方は「何とかもっと安く修理できないか」と言われ、
提案として調子が悪い光学ドライブを交換しなければ、
その分は安く修理できる事を伝えました。





当時の光学ドライブの値段は今よりも高く
「5,000円〜7,000円」程度。その分修理代金を下げる形で修理しました。







そして、事件は起こりました。





修理から1か月程経過したある日、
キレぎみなお客から一本の電話がかかって来ました。





「修理してもらったのに、また壊れた」という内容です。
そうして、慌てて再訪問する事となりました。




先方宅に着き、よくよく症状を聞いてみると、
「光学ドライブが読み込みできない」という内容でした。




たまたま、自分が担当していたお客様だったので、
修理内容の経緯を説明し、お客様に「修理代金を抑える為、
調子が悪いが光学ドライブは交換しないようお客様が選択されました。
光学ドライブの交換に料金がかかります」と伝えたところ、
さらに憤慨されることとなり、収拾がつかなくなりました。





「修理代が安くならないか相談はしたが、
交換修理をしなくていいとは言っていない」とおっしゃるのです。





結局、この案件では無料で光学ドライブも交換するようにさせて頂きましたが、
終わった後の会議で以後、作業報告書を詳細に作成する事が決まりました。





その時は無性に腹が立った記憶がありますが、
今思えば当然の結果だと言えます。





それからというもの、この作業報告書に救われた事は数えきれません。






そうした中で最も印象に残っているものを紹介させて頂きます。




それは「マンションでの故障したルーター交換」の依頼です。
通常はマンション全体へ引く回線用のルーターは業務用であり、
当時、機器のみで7〜8万円は下りませんでした。
当然、それに出張料・作業代金をプラスした見積額を送りました。





そうするとマンションのオーナーさんから電話があり、
「このマンションはあと3か月で取り壊す予定だから、
それだけ持てばいい。3か月だけにしては高すぎる」とおっしゃるのです。





「無理です」
「ほとんどが機器代なので、これ以上は下げる事ができません」

と伝えたのですが、何度も懇願され、紹介の案件だったので強くも言えず、
今思えば最悪の提案をしてしまいました。




「家庭向けルーターを使えば、7万円下がります・・・」と。



当時は年間、何百台もルーターの設置を行っており、
家庭用でも安定性の高いルーターは把握していました。
そのルーターは小さなオフィスで10台ぐらいのパソコンを運用している環境でも、
まず問題は起こっていませんでした。





その時は、事前の説明も詳細に伝えました。

「家庭向けルーターであり、業務用ではない事」
「長期間耐えうる仕様ではない事」
「不具合が起こっても補償は一切できない事」
「仕様上サポートは付属できない」

などなどです。




もちろん、その事を見積書・請求書・作業報告書に記述しました。







そうして5年程が過ぎたある日。その時はやって来ました。



忘れもしません。
当時、名刺に記載していた携帯の電話番号へ
直でかかって来ました。日曜日のデート中です(笑)。





「おたくで設置してもらった機器の調子が悪いようだから、みてくれないか」

とおっしゃるのです。




まったく見当がつかず、不具合の内容や設置内容、
作業を行った日付などを聞いたのですが、曖昧な答えしか返ってきませんでした。




マンションへ設置作業は分かったので、
現在はそのような案件は請け負ってない事を伝えました。
実際、2年程前から出張業務は停止しておりました。




ここで、オーナーさんがキレました。

「設置だけしておいて、後の事は知らないと言うのか。いい加減な仕事をするな」
「サポートも依頼しているはずだ」

と言うのです。




会社であれば、作業報告書の確認ができたので直ぐに説明をする事ができたのですが、
そこはショッピングモールの映画館前、開演30分前。





苦し紛れに

「当時、作業報告書を送らせて頂いているはずなのですが、
そこへサポートの内容や契約内容が書かれておりませんか。」

と伝えたところ。




オーナーさんの返答は

「それは手元にある。(読んでいると思われる間・・・)なんとか来てもらえないかね。」




「(えーーーーっ、急に態度が変わったよ。と思いながら、)

申し訳けございません。当時も今も誠実に仕事はさせて頂いておりますが、
出張業務が終了しておりますので」

といった内容の事を伝え何とか切る事ができた。




月曜日に会社でオーナーさん依頼案件の作業報告書を確認したところ、
「これでもかっ」、という程、

「3か月以降は補償をしない・サポートできない」

という念押しの記載があった



もしこの作業報告書が無ければ、家庭用ルータを使い、
有り得ない作業を行った事を責められる。
損失に対する補償、無償での業務用ルータへの交換などを
求められても仕方がない状況でした。





作業報告書はどんな些細な案件でも作成しておく事が大事です。
これは修理を行う者にとって良い仕事をする為にも必要な作業だと思います。





もう一つ感じたこと・・・

それは設置した家庭用ルータはBUFFALO BBR-4HGですが、
過酷な環境で5年も不具合が無かったなんておそるべし。
てゆうか、マンション取り壊しはどうなってん・・・。




posted by エコ8 at 19:17| サポート記録
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