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2021年01月16日

PC用電源ユニット (電源BOX) の選び方 【修理屋の本気】

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パソコン用の電源ユニットを選ぶときに見るべき点を分かりやすくまとめました。
主に見るべきポイントは、以下の5つです。


電源ユニットの見るべき点
 
・電源容量 W (ワット数)
・変換効率 80+
・評価
・コネクター
・メーカー


上から重要度が高いとお考えください。
ちなみに、電源が対応しているか聞かれることがありますが、自作機やミドルタイプのパソコンはほぼ規格にそった電源ユニットが搭載されています。

ただし、メーカー製PCやスリムデスクトップPCは、特殊な電源ユニットを搭載していることがありますので、市販のものが対応していない場合があります。


電源容量 W (ワット数) の選び方

電源ユニットを選ぶ上で最も重要です。300W〜1500Wまでが容易に手に入れることができる幅ですが。修理でよく利用する容量は650W750Wです。もし、故障で交換するのならば、現在付いている電源の容量を見て、それ以上のものを選ぶので良いと思います。以下は組み立ての場合や、部品をいっしょに増設する場合などの目安をまとめてみました。


パソコンの部品の中で一番多く電力を必要とする部品は、「グラフィックボード」です。それだけで100W〜300W ほど必要になります。性能が高ければ高いほど必要電力が多くなります。次に「ハードディスク」です。1個あたり100W 前後必要となります。CPUが 60〜125W ほど、その他が100W ほどあると考えて、ハードディスク2〜3台付けても大丈夫な容量が650Wとなるからです。

もちろんギリギリよりも多少余裕があった方が電源の寿命も延びますが、余程の事がない限り、650Wで問題ありません。使う方の増設状況を予測して750W にすることもあります。それから、グラフィックが内蔵されているマザーボードがありますので、ボードを搭載する予定が無い場合は、500Wでも十分と言えます。

ちなみに1000W 以上の電源を利用している方は主に、「高性能グラフィックボード」を複数枚搭載しています。

電源容量を選ぶおおまかな目安


500Wグラフィックボード非搭載
650Wグラフィックボード搭載、ストレージ2個以内
750W高性能部品を多く使っている ストレージ3個以上等


変換効率での選び方

パソコンの電源ユニットには、「80PLUS」という指標があります。



80PLUSの種類
 
・80PLUS Standard
・80PLUS BRONZE
・80PLUS SILVER
・80PLUS GOLD
・80PLUS PLATINUM


下に行くに従って変換効率が良くなり、電気代も安くなります。といっても年中パソコンを立ち上げているような人が、変換効率の悪い電源を「80+」に変えて年間五千円程安くなるといったものです。

普通のユーザーであれば、このマークの付いている物をなるべく選ぶといった基準で良いです。修理でよく交換するグレードは「80PLUS BRONZE」、「80PLUS GOLD」が多いです。

最低限「80+マーク」のついているものから選ぶのが良いと思います。

電源の評価の見方・調べ方

最も参考になるのは、アマゾンの評価です。最近は、偽装評価も横行していますが、電源については少ないです。「メーカー」さえちゃんと選んでいれば、評価に偽りがあるとは考えなくてもよいと思います。

最低「☆4つ」あるものを選ぶようにしています。また、それよりも重要なのが、評価の数です。同じ「☆4つ」でも、なるべく総評価数の多いものの方が信用できることと、期間が経過しての評価が多く含まれる点にあります。

初期不良以外の故障は報告までに期間を要するので、発売されて間もない製品はなるべく選ばないようにしています。発売されて1年以上が経過したものを選ぶと良いと思います。


コネクターの数とタイプ

今の電源ユニットは、ほぼコネクタが対応するように作られています。ですので、あまり見る必要はないのですが、ストレージを多く取り付ける場合や、グラフィックボードを複数枚搭載したい場合は、その数を確認する必要があります。

しかしながら、足りなかったとしても、変換ケーブルを使えば事足りるケースが多く一応目をとおしておくといった項目です。

また、パソコン内部をスッキリさせたいと、取り外しのできる「プラグインケーブル」タイプを選ぶことがあります。必要なケーブルのみを取り付けることができます。不要なケーブルが多くあると、内部の空気流動性が悪くなり、パソコンの性能そのものに影響がでることがあります。パソコン修理屋としては、できる限り「プラグインケーブル」を使いたいところです。


電源ユニットのメーカーの選び方

電源ユニットのメーカーはよく見るもので8つ程ありますが、私が修理で利用するであれば以下の6つのメーカーです。

高信頼の電源ユニットメーカー
 
・玄人志向 (クロウトシコウ)
・オウルテック
・Cooler Master (クーラーマスター)
・ANTEC (アンテック)
・Corsair (コルセア)
・Thermaltake (サーマルテイク)


その時々で、相場で入手できる電源が違ってきます。在庫不足になれば仕入が割高になることもあるので、毎回違う電源を使うことになります。今まで納品したパソコンの電源ユニットは全て上記メーカーです。長年の信頼を元に選んでいます。

2021年1月現在、電源ユニットを選出してみました。



500Wから厳選2種 
玄人志向 KRPW-L5-500W/80+ANTEC NE550C

玄人志向 STANDARDシリーズ 80 PLUS 500W ATX電源 KRPW-L5-500W/80

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¥4,289から
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ANTEC アンテック 80PLUS BRONZE認証電源 ANTEC アンテック NeoECO Classicシリーズ 550Wモデル NE550C

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650Wから厳選2種 
Corsair  CP-9020211-JP PS912玄人志向 KRPW-BR650W/85+

Corsair CV650 PC電源ユニット 80PLUS BRONZE CP-9020211-JP PS912

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玄人志向 80Plus Bronze 650W ATX電源ユニット KRPW-BR650W/85

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750Wから厳選2種 
ANTEC NE750 GOLDCorsair CP-9020179-JP

80PLUS GOLD認証取得 高効率高耐久電源ユニット NE750 GOLD

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Corsair RM750x -2018-750W PC電源ユニット[80PLUS GOLD] PS794 CP-9020179-JP

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(2021/1/16 14:59時点)




電源ユニットは価格が高ければ良いというものではありません。信頼できるメーカーで、かつ故障しにくい型番を探す必要があります。上記の電源は、それらに加え、電気料金が安くなる「高変換率」、「コストパフォーマンス」を重視して厳選しています。

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