2020年01月25日

マイクロソフトアカウントの悲劇

マイクロソフトアカウントが必要になる理由

最近の Microsoft Office は再インストール時にマイクロソフトアカウントを作成する必要があります。


量販店でパソコンを買って Microsoft Office を使う場合は、既にインストールされています。マイクロソフトアカウントを作成しなくても利用する事も可能です。

しかし、パソコンにリカバリ (初期状態に戻す事) を施せば、Microsoft Office は消えてしまいます。付属しているのはプロダクトキーだけでDVDは付属していません。

だからプログラムをダウンロードする必要があります。そのダウンロードにはプロダクトキーだけでは出来ず、マイクロソフトアカウントを作成する必要があるんです。

そこでです。最近は Windows 7 を Windows 10 に入れ替えられる方が多く、 Microsoft Office も再インストールする必要が生まれたわけです。

初回にマイクロソフトアカウントを作成していない場合は、新規に作成するだけで問題ありません。しかし、再インストールが2度目だと悲劇に発展する可能性があります。

それは、マイクロソフトアカウントを忘れてしまった場合です。パスワードは忘れてしまっても、再設定が可能です。マイクロソフトアカウントはメールアドレスです。これを忘れてしまうと手詰まりになってしまいます。

マイクロソフトアカウントが分からなくなった事例

実際にお客様で、このマイクロソフトアカウントが分からなくなってましった方がとても多くいらっしゃいます。個人では、思い出せたり、なんとか調べる事ができる事が多いのですが、法人になってくると難易度が上がります。

それは、登録した年によってアカウントが違い、登録を担当した社員が既に退社されている事もありました。そして何台もパソコンがあるので、どれにどのプロダクトキーでインストールしているのかも分からない状態なんです。

最初から、こうなる可能性が分かっていれば、マイクロソフトアカウントを登録するメールアドレスは1つに決め、どのパソコンにどのプロダクトキーでインストールしているのか、管理することが必要です。

ここ数か月の相談で、この問題で Microsoft Office を購入しなおしたり、諦めた方がたくさんいらっしゃいました。

Microsoft Office 2013 でマイクロソフトアカウントが分からなくなる理由

Microsoft Office のバージョンは 2013 で分からなくなっている方が一番多い傾向でした。それは、マイクロソフトアカウントというシステムが導入された最初のバージョンである事が理由だと考えられます。

また、登録したマイクロソフトアカウントを1年間利用しないでいると、自動でアカウント情報が削除されてしまうそうです。こういったシステムのせいで、マイクロソフトアカウントが判明しない原因も分かりづらくなっています。

Microsoft Office は高価なソフトです。同じパソコンの OS を替えるだけでは、規約上、買い替える必要の無いものです。なんとかマイクロソフトアカウントを思い出す事ができれば一番良いのですが、パソコンのサポートをしている者としては、簡単に解決できる問題ではありませんでした。
posted by エコ8 at 12:41| データ管理

2016年03月11日

作業前のバックアップの大切さ

久々に焦る事がありましたので
紹介させて頂きます。



お客様からお預かりしたファイルサーバーの
ハードディスク交換の依頼です。



RAID1(ミラー)構成で、2TBのハードディスクを
2基搭載していて、2つのパーティションに
分かれています。1つはOS、1つは共有領域です。



ハードディスクの片方にエラーがあり交換をする事になりました。
その際にSSDを新たに取り付け、そちらにOSを入れました。
ハードディスクは全て共有領域です。



中のデータの無事を確認したつもりで作業を進めていたところ、
途中である大変な事に気づきました。



C:領域であるOS部分は見えるのですが、
共有領域が認識されず「未割り当て」となってしまっていたのです。



2つのハードディスク共に同じ状態でした。
MBR(マスターブートレコード)が破損してしまっていたのです。



とても慎重なお客様なのでバックアップは
取られているだろうと思い、話してみたところ・・・
調子が悪くバックアップできなかったとの事です。



私は3つのミスを連続でしてしまいました。

1つ目は依頼者にバックアップを取られているかの確認。
2つ目は作業前にバックアップを取ろうとしなかった事。(出来るか出来ないかは別。)
3つ目は確認ミスのままRAID構成を解いてしまった事。



最終的に、MBRの修復を行って
なんとかデータはコピーできました。



作業前のバックアップを怠ってしまった事を
猛烈に反省しています。



データ量が120GB程あり、バックアップと戻しで
4時間はかかる作業を飛ばしてしまった報いです。



今回は修復が出来ましたが、
場合によっては出来ない事も十分考えられます。



今後の戒めにさせて頂きたいと思います。


posted by エコ8 at 13:53| データ管理

2015年11月21日

大切な家族写真データの安全な保管方法

大切な家族の写真データの入ったパソコンが故障してしまい、
データの復旧依頼で持ち込まれるお客様はとても多いです。




しかも、バックアップをしておらず、
子供の成長記録の全てが入っているという方が
何人もいらっしゃいました。




単純に起動しないだけならいいのですが、
ハードディスクの物理的な故障や
身代金ウイルスに感染した場合は大変な事になります。





ハードディスクが物理的に故障してしまった場合は、
数十万円もの復旧費用がかかる可能性が高いのです。





また、ウイルスによって暗号化などされてしまった場合は、
いくら払ってもデータは帰って来ない事がほとんどです





今までたくさんご相談頂きましたので、
その消失原因と最良の保管方法をご説明させて頂きます。


消失原因

1位 故障

2位 操作ミス

3位 ウイルス

4位 雷

5位 盗難

6位 洪水




1位と2位の原因であれば
2重に保存しておけば、概ね大丈夫です。




しかし、それ以外の順位の物は2重では防げません。
最良は2重に保存しつつ、定期的にDVDディスクや
ブルーレイディスクに保存する事です。




という事で、大切なデータ保存は3重が基本と言えます。




NAS(ナス)と言われる機器があります。
サーバーの知識が必要なく簡単に同じような使い方ができる機器です。



もし、中の1つが故障した時は警告音が鳴り、
交換の必要を知らせてくれます。





そういった機器への保存と合わせて
定期的にDVD・ブルーレイディスク等メディアへの保存です。





私はフォルダ名に「2015年1_6月」と付けて
半年分をDVDへ書き込み保管しています。
1枚に入る量で月数を決めると良いでしょう。





そして大事なのはDVDは必ず垂直に立てて保管する事です。
DVDも経年劣化で読めなくなる事がありますが、
保管方法で大きく変わってくるからです。





さらに確実にするために私は、
作成したDVDは別の住所で保管しています。





データはお金では買えないものがたくさんあります。
是非お試しを。




posted by エコ8 at 11:40| データ管理
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