2020年06月02日

【ウィンドウズ10】OS入れ替え依頼を受ける前に確認すべき事

先日、ウィンドウズ7 のノートパソコンを ウィンドウズ10 にして欲しいという依頼を受けました。いつもの、よくある通常の依頼です。「ええ、いいですよ」といつものように返事をしてみると、意外な内容に落胆してしまいました。

「ジャイアントコーンだと思って買ったら、ピノ1個しか入って無かった」くらいの衝撃です。いや、もとい「これ読んで感想聞かせて」と渡されたのが聖書だった。くらいでしょうか…

普通はハードディスクを SSD に付け替えて ウィンドウズ10 を入れ、必要なソフトを数本インストール、アップデートするくらいです。もう少しあるとすれば、メールデータやエクセルデータなどの移行が少しあるくらいです。

それが今回は違いました。メールアカウントの数が20個。メールデータもその分の量があります。インストールすべきソフトの数も20本ほど、マイクロソフトオフィスのプロダクトキーも分からない状態で調べるのが大変でした。

細かいところを挙げると、移行すべきデータ大量、インストールすべきプリンタドライバー大量、弥生会計などもあるため、移行前に認証解除処理など面倒な作業が盛りだくさんでした。


極め付けがですよ。作業中にルーターが何度もハングアップしていて「おかしいな」と思っていたら、そのパソコン、どうやらアドウェア、スパイウェア満載だったんですよ。

そんなパソコンの作業をしていたら、こちらの会社の機器や回線に問題が出てしまいます。以前、別の従業員がウイルスに感染したパソコンを知らずに会社の回線につなげて長時間、作業をしていたことがありました。

少しであれば、問題はそれほどないのですが、長時間つなげていたため、プロバイダーから連絡が入りました。

「不正な通信が確認されました。早急に改善できなければ回線を遮断します。」と。

とにかく、色々と考えながら作業をしなければならず、普通だと3、4時間で終了する作業も、下準備だけで10時間以上かかりました。下準備中に判明したのが、内蔵されていたWebカメラが、ウィンドウズ10 に変更後は利用できないこと。インストールされているオフィスのプロダクトキーのマイクロソフトアカウントが見つからずインストールできないこと。

最終的に、「問題点を解決してから依頼してください」と、いう結論になりました。買い替えると高いので、OS入れ替えの選択をされたのですが、オフィスを買い直す。Webカメラも買う。作業料金も高くなることを考慮に入れると、新しく買ったものに少しづつ移行した方が作業効率が良いし、金額も安く抑えられる可能性があるくらいです。

今回、ウィンドウズ10 にする意図は、コロナ関連の影響でネット会議をしなければいけなくなったのが発端だそうです。とりあえず、安全に利用できれば、パソコンの性能はそれほど重視しなくても良い案件です。

Webカメラを搭載した中古のノートパソコンで、そこそこのスペックのものは1万円以下でもあります。

代金さえお支払い頂ければどんな作業でも頑張ります。ですが、コロナの影響で大変な時期である飲食業のお客さんなんです。そこは費用を抑えた提案をしたいと考えるわけです。

今回の経験で、どんな作業を依頼された場合でも、すぐに引き受けるのでは無く、作業内容はよく確認してから話を進めなければいけないなと感じました。

ということで、今回のケースを教訓に「ウィンドウズ10にOS入れ替え依頼を受ける前に確認する事」をまとめました。

OS入れ替え依頼を受ける前に確認すべき事

・オフィスのプロダクトキー及びマイクロソフトアカウントの有無
・移行したいソフト
・Webカメラ、カードリーダー等の必要性
・セキュリティソフトの有無
・メールアカウントの数、データ量
・移行したいデータの量
・プリンター、複合機のドライバー
・ネットワーク設定の有無
・無線LAN設定の有無

・その他 (上記以外で移行が必要なもの)


上から重要なものを挙げています。オフィスソフトの再インストールに必要なものを揃えれないケースが一番多いです。ウィンドウズ10に対応しておらず、移行できなソフトも沢山あります。これらが移行できない場合には、入れ替えを諦められる事もありますので、引き受ける前には必ず確認するようにしています。

Webカメラについては、今までは使えなくなっても問題なかったのですが、Web会議がスタンダードなものになってからは、重要な機能となってしまいました。

ウイルスバスターやノートンといったセキュリティソフトを再インストールする場合も、お客様番号やシリアルキーなどが必要になります。

メールアドレスなんて普通は2〜3個だろうと考えていましたが、今回は期待を裏切られました。20個もあれば、アカウントの移行だけで大変な作業量です。

ドライバーのインストールやネットワークの設定などは、パソコンだけ預かった状態だけでは出来ないものがあります。訪問しなければいけない作業は事前に聞いておく必要があります。

それから、最後の「その他」が意外と重要です。「その他、何か移行で大事なものはありますか?」と聞いておくのも重要なんです。「聞かれていないから、やってくれると思っていた」とトラブルになる事もあります。


普通の大手業者だと、ここまで移行作業ではやってくれません。キリがないのとやったからには、全てに責任が伴うからです。インターネットにつながりにくいと、設定をしたものに連絡が来ます。メールが突然、送受信できなくなっても来ます。ウィンドウズ10ではうまく動作しないソフトが見つかった場合でも連絡が来ます。

設定をしていなければ来ない連絡です。私がここまでする理由は、普段からお世話になっている顧客だからやっています。

そうそうトラブルになる事はありません。そういった作業をこなしながら、「この作業は常連のお客さん以外は、しない方がいいな」などと、考えながら引き受けれるラインを決めています。
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