2019年04月04日

セキュリティをしっかり考えた対処でもクレームになった事件

ある行政書士事務所のパソコン修理案件を扱ったときのことです。先方事務所で修理箇所を調べていたのですが、簡単には見つけることができない状況でした。

ハードディスク以外の何かが原因でパソコンが立ち上がらない、という対応だったと記憶しています。時間ばかりが過ぎてしまうことを考慮して、パソコンを預かる事を提案しました。デスクトップパソコンでしたが、スリムタイプで軽量でした。

中に大切なデータが入っている事を考えて、ハードディスクだけを外して、データが一切入っていない状態で預かることを提案して持ち帰りました。

話をした担当の方は、事務所の責任者ではありませんでした。しかしながら、それなりの権限はあったようで、提案を了承してもらったのです。幸いな事に出向いた行政書士事務所は、私のパソコン修理店から数百メートルという近さだったので、提案したのです。

事務所で不具合箇所を調べていると、電話がかかってきました。パソコンを預かった行政書士事務所の経営者兼、一番の責任者です。「なんで勝手にパソコンを持ち帰ったんだ?大切なデータが入っているんだぞ」という内容でした。

そういった事を言われないように、ハードディスクは外して、その事を説明して持ち帰りましたが、伝わっていなかったようです。もう一度、その内容を説明し、データは持ち帰っていない事を伝えました。

しかしです。その責任者は、「それでもデータが漏えいする可能性があるだろう」と、言われたのです。少しの間考えましたが、記憶装置が何も入っていないパソコンからどうやってもデータが漏えいすることが無いと確信して、それを伝えました。

それでも、納得してもらえず、持ち帰った事を謝り、直ぐにパソコンを返しに出向いたのです。事務所で原因を調べたところ、マザーボードの内蔵電池が消耗している事が原因で、パソコンが立ち上がらなくなっていたことが判明しまた。早速、電池交換をして届けることにしました。

パソコンが直って、さらにデータの漏えいリスクが無かった事を伝えて終了となった案件ですが、それ以来、依頼が来ることは一切ありませんでした。一番の責任者から了承を得る必要がある事を学んだ出来事です。

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