防野宗和の「のほとけの散歩道」居候のアイと…!

「菜の花や　月は東に　日は西に」と与謝蕪村は詠んでいる。

居候のアイは、東に西に、南に北に駆け巡り、元気いっぱい。

紀の川の堤を居候と歩いて(今日は西に)いると、黄色い菜の花が出迎えてくれ、

これから5月にかけて、川原は黄色い絨毯で覆い尽くされる。

その花言葉の「元気いっぱい」「快活」「活発」は、居候アイの事だ。

もう一つの花言葉に「小さな幸せ」とある。

昨年の台風で、甚大な被害にあわれた和歌山県新宮市に、3月11日の熊野の森と風の

演奏会に参加した折り、まだまだ残るその爪痕を目の当たりにした。

この熊野川の川原に、菜の花が今年もきっと咲くだろうと信じたい。

小さな幸せからでも、噛みしめられるようにと祈ります。

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先月末から急に仕事が忙しくなり、このブログも久しぶりの更新。

居候アイとの散歩は朝は同行するものの、夕方は家人に任せっぱなしだった。

一昨日の散歩も時折雪が舞い、寒い紀の川の堤をほつりほつり歩いていると、

ネコヤナギの芽吹きに気づく。

それまでの春らしいぬくもりから一転しての雪は、このネコヤナギの白い猫の尾と、

時折舞う雪がダブって愛しい。

ネコヤナギの花言葉は「自由」「思いのまま」

居候のアイ」にピッタリの花言葉。

他に「努力が報われる」「親切」とあるが、

この花言葉はどこからきたのだろう。

ネコヤナギの樹液は、カブトムシやカナブン、

クワガタムシ等の好物らしいが、居候のアイは

知らん顔。

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